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  Secret Moon 3

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 一度家に立ち寄り、着物からいつもの黒いスーツを身につけ、化粧をし直して髪をまとめた。

 ……うん、想像以上にぶちゃいくな泣き腫らした顔が、幾らかまともになってよかった。これは酷かったよ。

 初めて朱羽をあたしの家の中に招いたら、朱羽は目をきらきらと輝かせて、モノトーンで面白みもないあたしの部屋に飾られているものを眺めていた。

「これはなに?」
「ねぇ、これもって来なよ」
「俺、あなたが着替えている間、荷物つめていてあげようか?」

 朱羽は着替え中、あたしがいる部屋には入ってこなかったが、同室にいるかのようにひっきりなしに声が聞こえて苦笑する。

 女部屋に興味津々のようだ。

「お待たせ。朱羽の家に行く用意はいらない。前の置いたままだし、あたしひとりだけおじゃまして、後で必要なの取りに戻るから」

「ん」

 朱羽は嬉しそうに微笑み、そしてすっと顔から笑いを消す。

「では、鹿沼主任。行きましょうか」

 それは会社モード。眼鏡を冷ややかに光らせて。

「はい。行きましょう、香月課長」

 あたし達は笑い合うと、手を握って会社に向かった。



 今日は外は快晴。

 平日だからか、いつも満員の電車も乗客が少ない。
 それでも集まる朱羽への視線を遮るようにあたしは頑張る。

 電車を降りて歩き、目的地に到着した。

「………」

 あたしは聳え立つビルを見上げる。

 懐かしのOSHIZUKIビル。
 今まで毎日通ってきた。

 昔と変わらず、陽光に反射して眩しいほどに、ピカピカに磨かれている近代的ビルディング。……誰もが憧れる素晴らしい環境。

 主任となって肩書きがつくようになって、今まで以上に仕事を頑張り、仲間達と守ってきた……あたしの大好きな会社がこの中にある。

 この中で働いた穏やかな二年より、朱羽が来てからの目まぐるしい出来事の方が記憶に焼き付いてはいるものの、変わらずあたしが愛情を注いだ会社、シークレットムーン。

 ムーン時代のあんなオンボロ会社が前身だったなんて、到底信じられない。大出世して大きなシークレットムーンとなり、結城が社長となった会社はさらなる飛躍を遂げるだろう。

 あたしも朱羽も、その新たな時代の担い手となる。

 そして――。
 朱羽と再会したあたし達の歴史は、途切れることなく続くんだ。
 

 朱羽が中に入ろうとするが、あたしはただビルを見上げていた。

「どうした?」

 振り返った朱羽が怪訝な顔をあたしに向けた。

「……この会社で働けてよかったなあって。現在進行形でね」

 朱羽はあたしの横に戻ってくると、静かに手を伸ばしてあたしの肩を引き寄せた。

「この会社にいなかったら、あたしは朱羽とこうして肩を並べていることは出来なかった。こうして……朱羽を、忍月から当主から、自由にさせることは出来なかった。あたしは……朱羽とすれ違ったままだった」

「……そして別の男と出会って、恋に堕ちて。結婚でもしていた?」

 向けられるその目は、棘ある言葉とは相反してとても優しく。

 木枯らしが朱羽の黒いコートの裾を翻す。

 あたしは静かに頭を振った。

「ううん。愛を知らないあたしは、ずっとひとりでいたと思う。シークレットムーンに入社してなかったら、こんなに仕事や仲間が好きだと思うこともなく、あたしは満月に苦しんだまま……孤独に生きていたと思うんだ」

「……あなたは既に結城さんと大学で知り合っている。きっと結城さんがなんとかしてあなたを同じ会社に入れたと思うよ?」

「今も結城のおかげでいれてもらったんだけれどね。結城がいなかったら、就職浪人していた。そしてまたバルガーでバイトでもしていたかも」

 それを聞いて、朱羽は口元を綻ばせた。

「そうしたら俺があなたを見つけにいく。バルガーからあなたが消えても、それでもどこかのバルガーにあなたがいると思っていただろうから。東京虱潰しに探して、それでもいなかったら全国探しに回っていた。バルガーの本社からアルバイト情報でも盗み出して調べていたかも」

「はは。よかった、朱羽にそんなことさせなくて」

「……あなたと俺が出会えそうにもない境遇であったのなら、きっと誰が手を差し伸べて引き合わせてくれたよ。あなたがどんな道を進んでいたって、あなたと俺が出会うのは、決定事項だったと思う」

「ふふ、運命ではなく決定事項なんだ?」

 なんて素敵な、他者に口を挟ませない……強制的に縛る理由。

「ああ。運命という単語は嫌いだし、変えられるだろう? だったら変えられない、決定事項こそ相応しい。あなたと俺の出会いは」
   
 苦しい過去を持つゆえに、運命という単語を使いたがらない朱羽。

 運命に頼らなくても、あたしと朱羽が出会えたのは必然。
 ……月代会長が作ったシークレットムーンが、引き合わせてくれた。

 隠された月の引力が、あたしと朱羽を――。




「よし、じゃ入ろうか」

 シークレットムーンの前――。

「うん……と言いたいところだけれど、改まったらなんだか緊張してきた。見慣れた場所なのに、初めてきたような感じ」

「なんでだよ? あなたは俺より、長くここで働いていたんだろう?」

 朱羽は苦笑する。

「そうなんだけど、心境の変化かな。こうやって仕事着で、穏やかな気分で会社に出るのが久しぶりすぎて。会長が倒れてから、会社に行かないと理由がない限り病室にいたしね。……営業やらせて貰えなかったし」

「営業は駄目! あなたを営業させないように、結城さんとタッグ組んでるから」

「だけど、新人も頑張っているのに、主任ごときがふんぞり返って内勤というのも……」

「自業自得だ。あなたは内勤、もしくは俺が一緒!」

 朱羽の目がくわっとつり上がる。

「はは……」

 笑いながらも、少し指先が震撼して、あたしはきゅっと手を丸めた。
 気づかれないようにしたつもりだったが、その手を覆うように朱羽が大きな手をかぶせてくる。

「俺がいるだろう?」

 最初に見た……ひとを弾く分厚い氷が融解した、温かな茶色い瞳。

「いつでも俺は、あなたの隣にいる。俺はあなたの恋人でありながら、あなたの上司であり仲間だ」

「……うん」

「いつでも傍にいる。だから不安になることはない。俺が守ってあげる。胸を張っていつものあなたでいて。皆が慕う、WEB部の主任に」

「うん!」

 朱羽に背中を押されながら、深呼吸をして数秒息を止める。

 よし!

 そしてあたしは足を踏み出し、半透明ガラスの自動ドアを開けた。

「皆! 久し……」

 ぶり、と続けようとしたその瞬間――。


 パーン。
 パーン。
 パーン。


 クラッカーの音があちこちから鳴った。
 

「な、なに!? なにごと!?」

 クラッカーの中の細長い紙を頭に乗せながら、驚いたあたしはきょろきょろとあたりを見渡す。

「お疲れ様っす、鹿沼主任!」

 きらきら金色に光るモールがぐるりと縁についた、紙製とはいえ、メタリック調のドピンクに、銀色の星が散っている……派手な三角帽子を頭の上に乗せた、木島くん。

「お帰りは、今か今かと待ち構えていたっす!」

 クリスマスにはまだ早すぎる。
 忘年会にも早すぎる。

 ……なんでスーツ姿でそんな変な帽子被って、会社にいるんだよ。
 お客さんびっくりして帰っちゃうじゃないか。

 しかし、この、常識から外れたところを真顔でやってしまうのが、さすが木島くんだ。

 呆然唖然としながらもほっとしているあたしの心は、そこまで疲れていたのだろうか。

「し、仕事は!?」

 わらわらと社員が集まってくる。

 完全に仕事着姿で、へんなのを頭に乗せているのは木島くんだけだ。

 杏奈がにこやかに言った。

「お帰り、鹿沼ちゃん、香月ちゃん!」

 杏奈もスーツ姿で髪をまとめていると、肉感的な美人秘書だ。
 上着の胸元がはちきれそうなのに、ウェストはゆるゆるで羨ましい。

「課長!」
「主任!」

 たくさん社員が出てきて、あたしと朱羽を取り囲む。

 皆手にクラッカーの残骸。
 全員があたしと朱羽の帰還を祝ってくれたようだ。

「木島くん、それどうしたんですか? お似合いですが」

 ……朱羽も木島くんの帽子が気になったようで、お似合いもなにもミスマッチ過ぎる木島くんにおべっかを使って尋ねる。

「そうっすか!? 俺も妙に似合うなって思ったっすよ。これはクラッカー30個入りを買ったら、無料でおじさんがつけてくれてくれたっす。俺に似合うから、特別におまけらしいっす。うわーい、香月課長からも褒められたっす! 三上さん、俺どうっすか?」

「うーん、杏奈は趣味じゃない」

「がーん!」

 木島くんはショックの言葉を口にして、慌てて帽子を外した。

 強いぞ、杏奈! 
 
 いつもの会社なのに、いつも以上に賑やかでそして仲が良く思えるのは、あたしが会長の病室に居た間に、皆が団結してまとまったからだろう。

 あたしが抜けていたというのに、こうして熱烈に声をかけて迎えてくれるのが嬉しくてたまらない。

 全員が朱羽奪還に帝王ホテルに来てくれたんだ。

 沢山の"お帰り"と沢山の"お疲れ様"。
 あたしも朱羽も、シークレットムーンの一員でよかったと再認識する。

 ひとりの若い女性社員が泣き始めた。

「我慢していたのに、なんで泣くんだよ」

「だって……全員揃ったから。ようやく戻ったって感じがするから。会長は入院しているけど、最強のメンバーが揃ったから、今までの苦労が報われたと思ったら、涙が止まらない」

「やめろって、しんみりするなって結城社長が言ってただろう?」

「そういうお前も泣いてるじゃないか。うわ、俺もだ」

「私も」

「ぐすっ」

「……って、主任まで泣かないで下さいよ」

「そんなこと言ったって」

 周りも泣くなら、あたしもつられちゃうよ。

 あたしだって我慢していたんだから。

 朱羽と目があったら、朱羽まで目をうるうるとさせている。
 朱羽が優しく頭を撫でてくれるから、またあたしは泣いてしまった。

 くそっ、反則だよ!
 せっかく化けてきたのに、逆戻りじゃないか!

 朱羽が皆に感謝の言葉を述べる。

 そしてこれからもシークレットムーンに勤められること、これからも仲間として頼むと頭を下げたら、拍手が湧いた。

 ……衣里はわかるけど、結城がいない。

「結城は?」

「結城さんは……」

 社員が躊躇うようにして顔を見合わせた。

 なに、なにが起きたの!?
 
「結城になにかあったの!?」

 あたしと朱羽が強張った顔を見合わせた時、

「ようっ! よく戻って来たな!」

 それは結城の声。

 あわてて振り返れば、結城が資料室から出てきた。

 両手に持っているのは、生クリームがたっぷりつてイチゴがたくさん乗っているホールケーキ。とにかくでかい。半端なくでかい。

 なんでホールケーキ!?

 しかも結城がにこやかに近づいてくるにつれ、ホールケーキの上に乗っているチョコプレートの文字が見える。

 『おたんじょうびおめでとう!』

 そしてその周りにはたくさんの細いロウソクに火が灯っている。

 木島くんもおかしいと思ったけど、結城もおかしい。

「誰かの誕生日会だったの?」

「いいや。お前達が先に知らせてくれなかったから、慌ててケーキ屋飛び込んで、あった大きいホールケーキが誕生日用しかなかったんだわ。どっきり目論んで資料室でロウソクに火をつけてきた。驚いたろう?」

 ……資料室は火気厳禁ですよ、結城さん。

「皆、どうせだから、鹿沼と香月の帰還祝いと一緒に、誕生会やるぞ~! 近い誕生日は誰だ!? 祝ってやるぞ~!」

 誕生日を口にしてざわめく中、結城がさらっと言ったのは『帰還祝い』。

 皆がクラッカーで待ち構えていたことといい、なんであたしと朱羽が戻ることを知っていたんだろう……。

「ただいま!」

 その時ドアが開いた。

 そこに居たのは、両手にレジ袋をぶら下げている――、

「ジュース隊、戻りました! って、なんで私が重い荷物を……」

「衣里!!」

 それは、別れたばかりのパンツルック姿の衣里だった。

「はぁい、陽菜。手伝ってよ。この筋肉馬鹿がさ、私がちょっと後で陽菜と香月が来るかもよ、と言ったらお祝いしようとか言い出して。開店休業よ、シークレットムーン」

 衣里は困ったように笑った。

「そしたらこの馬鹿、私を特別扱いしないでいつも通りに扱うからって、パシリにさせるのよ!? なんでパシリだと思う!? その筋肉なにに使うっていうのよ!! ケーキ屋に筋肉いらないでしょう!?」

「ははははは」

「ちょっと!! なによその『おたんじょうびおめでとう』って! ばっかじゃないの!? なんで誕生会にしてるのよ!?」

 いつも以上に、社長相手にクールビューティはクールを返上して辛辣だ。

 ……だけどあたしはわかる。

 衣里もシークレットムーンに戻って来れて、そして欠けた社員がいないのが嬉しくてたまらないのだ。

 結城のおかげで、衣里も居れる。

 その感謝を隠して、必要以上にツンツンしているだけだ。それがわかるから、見ている者達は誰も止めない。ただのじゃれあいだから。

「これしかなかったんだよ。別にいいだろう? 祝う気持ちは同じなんだし」 

「ケーキ屋なのにプレートの文字、それ以外作って貰えなかったの!?」

「作って貰えるのか? 知らなかった……」
 
「私に相談してみればいいでしょう!? 菓子の材料売っているところが近くにあったんだから! そしたらプレートを作る材料買ってきたのに!」

「そんなのあるのか!?」

「なかったら、誰がこのケーキのプレートを作るのよ!? しっかもなに本当にロウソクに火をつけているのよ! この馬鹿っ!」

「馬鹿馬鹿言うなよ、社長様だぞ!?」

 結城はぶーたれながらも、怒る衣里を優しく見つめている。

 彼に心境の変化があるのだろうか。

 いつもしょげているか苦笑しているかだった結城だったけれど、今……微妙な変化は確かにあるような気がするのだ。

 結城が自覚しているのかいないのかよくわからないほど、些細なものだけれど。信頼が増したからと言われたら、納得してしまうレベルでのものだけれど。

 相手が衣里なら、あたしは喜んで応援したい。
 
 いつの間にか、結城の隣に立つようになった衣里なら。

 もしも叶うのなら。
 あたしに縛られた結城と、会長に思い悩む衣里の時間も、動き出して欲しい――。





「……ということで、真下を含めた帰還祝いと誕生会を始める」

 一番近い誕生日は朱羽で、あたしが次点だった。  

「主役かよ、つまんねー」

 結城が笑う。この笑い顔を見ると、会社に帰ってきたと実感する。

「よし、じゃあ香月。"ふー"しろ」

「ふー?」

「ふーだよ、火を消すんだよ。よく子供がやってるだろ?」

 結城の余計なひと言は、なにやら朱羽の琴線にひっかかってしまったらしく、朱羽の片方の柳眉が途端に跳ね上がった。

「嫌です」

「なんでだよ、主役はふーするのがお約束だろ!? お前の代わりに、鹿沼にやらせるのか? お前男なら、鹿沼にやらせるなよ!?」

 少しばかりずれているような気がしないでもないが、またぴーん朱羽のと眉が跳ね上がる。思うところがあったのだろう。

「男なら、"ふー"をするものなんですか?」

「おー勿論。……お前誕生日にホールケーキ食ったことねぇのか?」

「ありません」

「カットケーキは?」

「ありませんが。陽菜が祝ってくれた今年の誕生日以外、いい思い出がありませんので」

 眼鏡のレンズがキラーンと光る。


 当然ながらあたしに視線が集まった。

 ……朱羽、余計なこと言わなくていいから。


 自慢しているような様子だが、確かに沙紀さんも朱羽は誕生日にいい思い出がないようなことを言っていたから、公言していたのだろう。

 あたしが用意したケーキを、あんなに嬉しそうに食べていた朱羽を思い出す。
 彼は、子供なら当然辿っている道を歩いてこなかったのだ。

 あたしですら、誕生日にはケーキが定番だったのに。
 
 朱羽の事情を察して結城は気まずそうな顔をして頭を掻いたが、ばんと大きな手で朱羽の背中を叩いていう。

「だったら今から覚えておけ。俺も一緒にやってやるから。お前右な、俺が左」

「なんで俺が右なんですか?」

 ……ちなみに、左側にあたしがいるから、きっと邪推しているはずだ。

 それを結城は、豪快に笑いながら言う。

「そりゃあ、お前は俺の右腕だからだよ。文句あっか?」

「……。いえ……」

 朱羽はすましているが、嬉しそうだ。

 結城がカウントダウンをして、男二人仲良く同時に火を消した。

 誕生日ではないのに用意された誕生日ケーキ。
 だけど、あたし達の帰還祝いということで用意されたケーキ。

 パチパチパチと皆が笑顔で拍手をしてくれたから、朱羽ははにかんだように笑った。
 
 そして結城がこほんと咳払いをして、あたしと朱羽を見る。

 社長としてなにか言うのかと思ったら、結城はにっといつものように人なつっこい笑みを見せて言った。


「おかえり」


 そして両手を少しあげて、手のひらをあたし達に見せる。


「「ただいま!」」


 あたし達は、パーンと小気味のいい音をたてながら、その手を叩いた。


 ……戻って来た、あたしの家族のもとに。

 戻って来た、あたしの日常――。


 ……鹿沼陽菜、ただいま戻りました!

 
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