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第二章 迫り来る影

第三話 不気味な影

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「あれ? その子って、西山さんの子犬?」

 沙希のクラスメイトの女子生徒がく。

「そ、そうだよ……」

 そう答えると、周りが「えー、いいな!」、「うちの子にしたい~!」という声が上がる。

「この子、正門前にずっと座り込んでたんだけど、西山さんを待ってたんだね」

「飼い主の迎えに来るとか、忠犬●チ公みたいだな!」

 戸惑う沙希にお構いなしに、周りは次々と生徒の口から発せられる言葉で盛り上がっていく。

「じゃあ……もう帰るね」

 沙希は人当たりの笑みを浮かべて、早足で学校を去っていく。


  ✿ ✿ ✿


 しばらく帰路を歩いていると、見慣れた光景に辿り着く。

「けっぷ……あー、食べた食べた」

 風夜は丸くなった小さな腹をさする。

「もう、何で学校にいたの? 驚いて心臓止まるかと思ったよ……」

「腹減ったから」

「冷蔵庫にある物を食べてもよかったのに……狼だってバレたら大変なことになるよ」

「大丈夫だろ。現にお前だって、俺を犬と間違えただろ」

「っ……それとこれとは別!」

 沙希は落ち着かせようと軽く深呼吸をする。

「そういや、マンションに誰もいなかったけど、親は?」

 風夜は疑問に思っていたことを口にする。

「長野の実家にいるよ。元々はこの町に住んでいたんだけどね。小五の時に、お父さんの転勤で引っ越すことになったんだ」

「じゃあ、今年の春からこっちに戻って来たってわけなのか」

「うん。実家から東京の学校に通うのは遠すぎるから、一人暮らしをすることにしたんだ」

「へぇー、若いのに関心だな」

「若いって……風夜も私と歳変わらないじゃん」

「そう感じるのは見た目だけだ。言っとくけど、実際は俺の方が超絶年上だからな」

「マジ……」

 一体いくつなのかは気になったが、これ以上聞いたら驚きで卒倒すると思い、沙希は別のことを考えることにした。

「…………」

 沙希は枯れた花壇のことを思い出す。

(やっぱり気になる……)

 沙希は枯れた花壇のことが頭から離れなかった。

「沙希」

 不意に風夜の声が真剣を帯びた。

「何? 風夜」

「走れ」

「は?」

 いきなり何を言い出すんだと思いきや、風夜は小声で話し始める。

「次の角を曲がったら、マンションまで全速力で走れ」

「何で?」

「いいから……!」

 風夜は理由を教えず、疑問に問い掛ける沙希を叱咤しったする勢いで言う。

「マンションに入るまで、絶対に振り返るなよ」

 そう言って、風夜は沙希の肩に掛けている鞄にもぐり込む。

「…………」

 風夜の発言に、背後に何かがいることに沙希は理解する。
 一体何がいるのか気になるが、沙希は言われた通りに次の角を曲がると走行しようとする。

(っ!)

 一歩前進すると、沙希の影の隣で異様に長い影が並んだ。
 その影に腕や足がなく、大きさが三メートルくらいあり、棒状みたいに長かった。
 明らかに人の形ではない。

 同時に人とは異なる気配を感じ取る。
 まるで全身をわれたかのように、沙希の肌は粟立あわだち、嫌な汗がき出す。
 その気配を振り払おうと後ろを見ようとするが、沙希は風夜の言葉を思い出し、そのままマンションに向かって前走する。

「ハァ、ハァ、ハァ……」

 そんなに遠くないマンションまでの距離がやけに長く感じる。
 のどと肺が痛み出し、息が上がる。
 走るのも限界が近く、ひざが崩れ落ちそうになる。

 でも、沙希は走るのを止めない。
 もし止まってしまったら、あの背後にいる何かに引きずり込まれるような気がしたからだ。

「……!」

 前方に見慣れたマンションが見えた。
 沙希は疲労を押し殺し、更に足を加速させると、エントランスに飛び込んだ。

 自動で扉が閉まると、先ほど感じていた気配が薄くなっていた。
 沙希の背後にいた何かが扉の向こうで遮断しゃだんされたのだろう。

 沙希は階段を駆け上がり、住居している号室に辿り着く。
 鍵が掛かっているため、沙希は制服のポケットから鍵を取り出すと、錠に差し込もうとする。
 手が震えて、うまく狙いが定まらない。

(早く……早く!)

 沙希は何とか鍵を差し込み、扉が開くと素早く自室の中に入る。

「ハァ……ハァ……」

 沙希は背に扉を預けて、ズルズルと座り込む。
 まさか、朝に続いて、放課後も走ることになるとは思ってもみなかったのだ。
 普段から走り慣れていない沙希には、体力の限界だった。

「何か……一日中走りっぱなしな気がするな……」

 ようやく心音と呼吸が落ち着くと、沙希は自嘲じちょうに呟く。
 視線を右にやると、肩に掛けている鞄から黒い塊が飛び出し、瞬時で人型に姿を現す。

「風夜。さっき私たちの後ろにいたのは何だったの?」

 沙希は背後に何がいたのか気になり、人型になった風夜へ疑問を投げ掛ける。
 最初は背後に不審者がいるのかと思ったが、あの異様な影の形を見る限り、人間ではないことを悟った。

 そして、何よりあの気配――。

「……帰り道、例の鬼神が俺たちをつけていた」

「え!?」

 まさか背後にいたのが鬼神だとは思わず、沙希は驚愕きょうがくする。
 同時に、沙希の頭の中で学校の枯れた花壇が過る。

「て……まさか、花壇が枯れたのって、その鬼神のせい?」

 沙希は学校の花壇が枯れていたことを話すと、風夜は「マジかよ……」と言って、項垂うなだれる。

「花壇を枯らしたのは恐らく挑発のつもりだろうな。それどころか、奴はこのマンションの近くにいる。あの時の落とし前に俺を狙って、追って来たんだな」

「それって十分最悪じゃない!」

「多分だけど、あいつは俺と沙希が契約したことに気づいていないはずだ。でも、契約したと知ったら、お前も狙われる羽目になる。陰陽師の血肉は奈落した妖怪にとっては、最大の霊力源だからな」

「そんな……」

「こういう時こそ、沙希。陰陽師のお前の出番だ」

 風夜は沙希を指し示す。
 沙希はその言葉を理解した途端、驚いて声を上げる。

「む、無理無理! 人間の私が鬼神に勝てっこないよ!」

「このまま放置しておくと、後々面倒なことになるぞ。町中の植物が全て枯れてもいいのか?」

「……それは」

「じゃあ、答えは一つしかないだろ」

「…………」

 ドンドンッ!

 両者の間に板挟み状態で沙希は口を開けないでいた時だった。
 突然、ドアを叩く高圧的な音が玄関に響いた。

「っ⁉︎」

「しっ!」

 風夜は悲鳴を上げそうになる沙希の腕を引っ張り、足音を立てないようにリビングに飛び込んだ。
 そして、ソファの後ろにお互い身を隠す。

「絶対に声は出すな」

 沙希は風夜に言われるまま声を出さず、ソファから姿が見えないように身を縮こませる。
 二人はしばらく声を発さず、ソファの陰で身をひそめていると、けたたましく鳴り響いていたドアを叩く音が止んだ。

 先ほどの出来事がまるで嘘のように静まり返り、沙希はホッと安堵あんどする。
 しかし、安心できたのもつかだった。

 ずる……ずる……

 何かを引きる重い音がベランダから聞こえた。

「っ!」

 てつくような気配が全身に感じ、沙希は思わずぎゅっと両膝りょうひざを抱いた。
 それと同時にベランダの窓が揺れ、夕日を指す窓から異様に長い影が現れた。
 それが沙希の視界に入り、彼女は恐怖で荒くなりそうな呼吸を必死で押さえた。

 ずる……ずる……

 長い影がまるで二人を探すかのように、部屋の中を見回していた。
 ベランダから見えるソファは死角になっているため、二人の姿は見えないようだった。

 その様子を沙希は怯えながら眺めていると、こちらを振り向いた風夜と視線がぶつかる。
 風夜は「まだ声は出すな」と口パクで伝えると、沙希はこくこくと頷く。

(お願い……早くどこかに行って……)

 そう必死に祈りながら、沙希はベランダにいる影が消えるのを待つ。

「……?」

 にわかに窓を揺らす音が止み、ベランダを這っていた影が諦めたかのように通り過ぎていく。
 部屋中にまとっていた気配が離れると、沙希は伏せていた顔を上げた。

「やっと行ったか……」

 長い沈黙ちんもくを打ち破ったのは風夜だった。
 それを聞いた沙希は強張こわばっていた全身に力が抜ける。

「なあ、沙希……安心してるところ悪いけど……」

 風夜は落ち着きを取り戻した沙希を確認し、向かい合うように座る。

「もうこうなった以上、答えを待つ時間ねぇから、強硬手段でいくぞ」

「え、どういうこと?」

「正直気が引けるけど……悪いな」

 そう言って、風夜は沙希の手を取った。
 沙希は風夜の言っていることと行動の意図がわからぬまま目の前の光景がグニャリと歪み始めた。


  ✿ ✿ ✿


 景色が正常に戻ると、沙希は見知らぬ空間に立っていた。

「あれ? 風夜? どこよ……ここ?」

 周囲は真っ白な光景で、さっきまで一緒にいたはずの風夜がいつの間にかいなくなっていた。

「やあ、よく来たね。陰陽師の卵」

「え?」

 高い声音が聞こえ、沙希はハッと前を向く。
 視界に入ったのは、短い黒髪の上に小さな狼の耳、太くて黒い尻尾。

「え? 風夜……なの?」

 しかし、目の前にいるのは風夜とうり二つで、沙希の二回りほど幼い男の子がいた。
 年は七歳くらいで、黒い着物で身を包み、左の側頭部に白狐面びゃっこめんを掛けていた。

「ようこそ、西山沙希。俺は風夜の一部。見た目の通り〝クロ〟って呼んでいいよ」

 そう言ってクロは無邪気な笑みを浮かべ、両手を愛らしく後ろに組む。

「そして、ここは、風夜の空間だよ」

 ここがどういう場所なのか説明すると、クロは沙希の傍に駆け寄る。

「沙希、こっちこっち」

 クロは紅葉もみじのような小さい手で沙希の手を握り、前方へ歩いて行く。
 沙希は一瞬戸惑ったが、そのままクロに促されるまま引っ張られる。

「ちょっと待って! どこに行くの⁉︎」

「沙希は、ゲームは好き?」

「え? うん、好きだけど……」

「そう。これから行く場所は楽しいゲームのステージだよ。人間がするゲームとは違って、スタートすればもう戻れない。自身の判断力で攻略しなければならないから慎重にね」

 遠くを見渡す限り、白以外何もなかった。
 同じ景色ばかりで距離感も掴めず、沙希はクロがどこに向かっているのかただ見ているだけだった。

「着いたよ」

 目的の場所に辿り着いたのか、クロの足が止まった。
 沙希は顔を上げると、視界にふすまのようなものが飛び込んだ。

「!」

 白い空間にたたずむ両開きの白百合色しらゆりいろの古風な襖。
 その端には、大きな桜の木に花弁が舞っていた。

「ここからは、沙希に試練を受けてもらうよ」

「え?」

 沙希の手から、クロの手が離れる。

「試練?」

 唐突な題言に沙希は顔をクロの方に向ける。

「この襖の向こうには、試練の場がある。行く先には見えない選択肢が待ち構えていて、順調に進めば、パッピーエンドに繋がる。一歩間違えれば、バッドエンドにも繋がる。けど、その導きの答えを見つけるのは沙希自身だ」

 クロは楽しそうに説明しているが、一方の沙希は困惑で眉根まゆねを寄せる。
 まぶたを開ければ、地平線まで続く白い空間に来たかと思いきや、今度は唐突に題言通りに進めと言われれば当然のような反応になるだろう。

「わかった……」

 に落ちない気分のまま、沙希は襖の取手に手を掛ける。
 両方の襖を横にすべらせると、白い空間がスライドのように、別の光景に切り替わった。

「え、ここって……」

 突如、現れた光景に沙希は唖然あぜんとする。
 目の前にあるのは、沙希が通っている学校の廊下だ。

 そこまでは認識できた。
 周囲を見渡せば人の気配はなく、窓から藍色あいいろ宵闇よいやみが差し込んでいた。

「誰もいない……」

 そう呟くと、すぐ近くから声が聞こえた。

「試練の場へようこそ」

「クロ」

 声をした方に向くと、教室の扉からひょこっとクロが顔を出した。
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