『刻の輪廻で君を守る』

ぜのん

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01章 『始まりはフラジャイルな金糸雀』

01章-25

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***01-25-19

 ミリーは直ぐにリビングを出て2階に上がって行った。

 それからしばらくして、

『な、なにコイツ! ダメ!』

『ニャーギャニャニャー!』

『あ、鍵が開いてた! 危なかったよー!』

 そんな声が上の方でドタバタと聞こえてきて……

 まぁ……これは……間に合ったのかな。

 と、ふと時計塔を見ると12:00を示しており、


 リーンゴーンリーンゴーン


 昼の鐘の音が町中に鳴り響く中。




 またしても世界が灰色のモノクロームに染まって……再び、反転していく。


 世界が反転していく。


 世界が反転。


 …………



⭐︎⭐︎⭐︎
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