122 / 273
122.昔、すれ違い系コントってあったよね
しおりを挟む
「ああ~っ、ダメだぁ~!」
夜。
ヨガのポーズをキープしきれず、マットの上に倒れ込む唯。
「はぁ、はぁ……うう~。やっぱり体力も筋力も前以上に落ちてる……せっかく、運動会の特訓で少しはマシになった所だったのに……」
「大丈夫か? 病み上がりなんだし、無理するなよ」
悔しそうな顔を浮かべる唯を見て、リモコンの一時停止ボタンを押す。ヨガ講師が目を閉じ、絶妙な変顔になった所で、動画は止まった。
「あ、私に構わず、仁ちゃんは続けてね」
「いや……奥さんがはぁはぁ言いながら倒れてる横で、英雄のポーズとか出来ねえから」
「ごめん~。これからもコツコツ続けて、せめて仁ちゃんの足でまといにならないようにするね」
「気にしなくていいって……」
なんて……言いながら。仰向けのままの唯を、視線でなぞってしまう。
紅潮した頬。荒い息づかい。それに合わせて上下する胸部。
ああいかん。いかがわしい妄想をしてしまう。
玄関ハグを習慣にして、以前よりもスキンシップが増えたせいだろうか。
つい、ギューの先を……想像してしまって。
がしかし。俺がそんな事を考えていると、唯に察せられるわけにはいかない。
さすがの唯も、恐怖のあまり即家出をしてしまうだろう。
「はぁ、お水……飲もうかな。仁ちゃんもいる?」
「え、あ、いいよ俺がやる」
呼吸が整うのを待たずに立ち上がろうとする唯を止め、リビングの隅にあるウオーターサーバーへと歩を進める。
「ごめんね、ありがと……はぁ、頂きます」
差し出したコップを丁寧に両手で受け取り、唯はグイッと口に運んだ。
「ぷは……っ。仁ちゃんは、本当に優しいなあ……旦那さんが仁ちゃんみたいな人だったら、たとえ愛のない結婚でも、幸せを感じる事、沢山あると思うんだよね」
「うん?」
「でも……確かに好きな人とじゃないと出来ない事も、沢山あるし……」
なんだなんだ? 俺に話しかけているようでいて、独り言のようにぼそぼそと話す、唯。
「あ、ごめんね、ちょっと考え事……。そういえば……仁ちゃんにちょっと、相談があるんだけど。今いい?」
「おう。何かあった?」
「あの……実は今日、斎藤さんがうちに来てね」
「は!?」
思いもよらぬ報告。大声量で反応してしまう。
「今日ってどういう……ああ! それであいつ午後出社だったのか! それで!? 大丈夫だったか!? また変な事を言われたんじゃ……」
「ううん、改めてお詫びをしに来てくれたみたい。政略結婚とは知らず、私に色々言っちゃって、申し訳ありませんでしたって。そんなの、よかったのに……」
「ああ、そういう……」
らしいっちゃらしいが。安心した。
あいつが俺に隠れて唯に会ってる時は、大抵ろくな話をしていないから。
「ん、じゃあ相談てのは?」
「うん、それでね……ええと、私達が政略結婚だっていう嘘あるじゃない? その細かな設定を決めておいた方が、今後バレにくいかなと思ってて」
マジか。まさかのシンクロニシティ。
俺は唯の隣に座った。
「俺もちょうど、唯と話し合いたいと思ってたんだ。今日斎藤に聞かれてさ」
「え! 斎藤さん、結局仁ちゃんにも聞いたんだ!」
「ん? ああ。唯も聞かれてたか」
「うん。でも、また勝手に適当な嘘をついて、話しがちぐはぐになっちゃったら困るから。適当に濁したんだけど」
さすが唯。ナイス対応だ。
「その設定については、もし嫌じゃ無ければ、俺に任せて貰っていいか?」
人の生い立ちを完全に偽装する事は難しい。
適当な経歴を並べたてても、本気で調べればあっという間に嘘だとばれてしまう。
だが斎藤は、家庭の事情に土足で踏み込む事を躊躇する程度の良識はある。
だから唯については『さる大企業の重役が愛人に産ませた子供で、恩を売る為に飛鳥御曹司である自分が見受けした』とでも言えば……唯を不憫に思って、深く詮索したりはしないだろう。
「ま、任せる? っていうと?」
「全てが嘘だとほころびが目立ちやすいと思うんだ。だから部分的に本当の事を混ぜて、さ」
唯が一族の誰か、の不義の子供である事は、事実なわけだし。
「本当の事……本当に、している事にするって意味? それとも……本当にする、って意味?」
ん、ん?
本当にしている? 本当にする? ちょっと意味がわからない。
「あ、ごめん、先に具体案を説明した方が分かりやすかったな。俺が考えてるのは唯が大」
「だ、大丈夫! 具体的にどうするかとか事前に説明されたら恥ずかしくて死んじゃう!」
首と、顔の前に掲げた両掌を左右にブンブン振りながら、真っ赤な顔をする唯。
なんだ? このリアクションは?
「でも、説明しといた方がいいだろ?」
俺が斎藤に伝えた後に、『こういう設定にしといたから』という事後報告スタイルよりは、安心だと思うけど。
どうしてそれを拒否するんだろう?
「だい、大丈夫……その……いつ、するつもりなのかだけ、教えて置いて貰えれば……」
いつ? 斎藤に話すのがいつって事か?
「別にいつでも……俺は明日にでもと思ってるけど。早い方が良ければ、今日この後電話で」
「きょ、今日!? それは流石に急すぎて……!」
「ごめん唯、さっきからなんか話がかみ合ってない気が」
「あっ、で、でもせっかく仁ちゃんがそこまでしてくれようとしてるのに、急だとか言ってる場合じゃないよね! 私、あの、もう一回お風呂入って、その後コンビニで買ってくる……あ、あ、逆か! 汗かいちゃったら申し訳無いし!」
「ちょ、待って待って唯、一旦落ち着いて話を……」
一層意味不明な事を口にし、突然立ち上がろうとする唯。その腕を掴んで、引き留める。
すると、俺の力が強かったのか、インフル罹患後で唯の筋力が本当に落ちていたのか……唯は俺の膝の上に、倒れ込んでしまって。
「っと! ごめんっ、大丈夫か!?」
「え……もしかして……今? ここで? ま、まさか電気もつけたままで!?」
ほっぺを真っ赤にして、涙目になっている唯を、真上から見下ろす。
「……マジで待って唯。今なんの話、してる?」
「………………へ?」
その後、一気に冷静さを取り戻した唯。
きちんと話し合って、誤解は解けた。
が……かつてない程、気まずい空気が流れて……。
俺達はソファーに座り、変顔のヨガ講師に見守られながら……暫くの間、沈黙するしかなかったのだ。
夜。
ヨガのポーズをキープしきれず、マットの上に倒れ込む唯。
「はぁ、はぁ……うう~。やっぱり体力も筋力も前以上に落ちてる……せっかく、運動会の特訓で少しはマシになった所だったのに……」
「大丈夫か? 病み上がりなんだし、無理するなよ」
悔しそうな顔を浮かべる唯を見て、リモコンの一時停止ボタンを押す。ヨガ講師が目を閉じ、絶妙な変顔になった所で、動画は止まった。
「あ、私に構わず、仁ちゃんは続けてね」
「いや……奥さんがはぁはぁ言いながら倒れてる横で、英雄のポーズとか出来ねえから」
「ごめん~。これからもコツコツ続けて、せめて仁ちゃんの足でまといにならないようにするね」
「気にしなくていいって……」
なんて……言いながら。仰向けのままの唯を、視線でなぞってしまう。
紅潮した頬。荒い息づかい。それに合わせて上下する胸部。
ああいかん。いかがわしい妄想をしてしまう。
玄関ハグを習慣にして、以前よりもスキンシップが増えたせいだろうか。
つい、ギューの先を……想像してしまって。
がしかし。俺がそんな事を考えていると、唯に察せられるわけにはいかない。
さすがの唯も、恐怖のあまり即家出をしてしまうだろう。
「はぁ、お水……飲もうかな。仁ちゃんもいる?」
「え、あ、いいよ俺がやる」
呼吸が整うのを待たずに立ち上がろうとする唯を止め、リビングの隅にあるウオーターサーバーへと歩を進める。
「ごめんね、ありがと……はぁ、頂きます」
差し出したコップを丁寧に両手で受け取り、唯はグイッと口に運んだ。
「ぷは……っ。仁ちゃんは、本当に優しいなあ……旦那さんが仁ちゃんみたいな人だったら、たとえ愛のない結婚でも、幸せを感じる事、沢山あると思うんだよね」
「うん?」
「でも……確かに好きな人とじゃないと出来ない事も、沢山あるし……」
なんだなんだ? 俺に話しかけているようでいて、独り言のようにぼそぼそと話す、唯。
「あ、ごめんね、ちょっと考え事……。そういえば……仁ちゃんにちょっと、相談があるんだけど。今いい?」
「おう。何かあった?」
「あの……実は今日、斎藤さんがうちに来てね」
「は!?」
思いもよらぬ報告。大声量で反応してしまう。
「今日ってどういう……ああ! それであいつ午後出社だったのか! それで!? 大丈夫だったか!? また変な事を言われたんじゃ……」
「ううん、改めてお詫びをしに来てくれたみたい。政略結婚とは知らず、私に色々言っちゃって、申し訳ありませんでしたって。そんなの、よかったのに……」
「ああ、そういう……」
らしいっちゃらしいが。安心した。
あいつが俺に隠れて唯に会ってる時は、大抵ろくな話をしていないから。
「ん、じゃあ相談てのは?」
「うん、それでね……ええと、私達が政略結婚だっていう嘘あるじゃない? その細かな設定を決めておいた方が、今後バレにくいかなと思ってて」
マジか。まさかのシンクロニシティ。
俺は唯の隣に座った。
「俺もちょうど、唯と話し合いたいと思ってたんだ。今日斎藤に聞かれてさ」
「え! 斎藤さん、結局仁ちゃんにも聞いたんだ!」
「ん? ああ。唯も聞かれてたか」
「うん。でも、また勝手に適当な嘘をついて、話しがちぐはぐになっちゃったら困るから。適当に濁したんだけど」
さすが唯。ナイス対応だ。
「その設定については、もし嫌じゃ無ければ、俺に任せて貰っていいか?」
人の生い立ちを完全に偽装する事は難しい。
適当な経歴を並べたてても、本気で調べればあっという間に嘘だとばれてしまう。
だが斎藤は、家庭の事情に土足で踏み込む事を躊躇する程度の良識はある。
だから唯については『さる大企業の重役が愛人に産ませた子供で、恩を売る為に飛鳥御曹司である自分が見受けした』とでも言えば……唯を不憫に思って、深く詮索したりはしないだろう。
「ま、任せる? っていうと?」
「全てが嘘だとほころびが目立ちやすいと思うんだ。だから部分的に本当の事を混ぜて、さ」
唯が一族の誰か、の不義の子供である事は、事実なわけだし。
「本当の事……本当に、している事にするって意味? それとも……本当にする、って意味?」
ん、ん?
本当にしている? 本当にする? ちょっと意味がわからない。
「あ、ごめん、先に具体案を説明した方が分かりやすかったな。俺が考えてるのは唯が大」
「だ、大丈夫! 具体的にどうするかとか事前に説明されたら恥ずかしくて死んじゃう!」
首と、顔の前に掲げた両掌を左右にブンブン振りながら、真っ赤な顔をする唯。
なんだ? このリアクションは?
「でも、説明しといた方がいいだろ?」
俺が斎藤に伝えた後に、『こういう設定にしといたから』という事後報告スタイルよりは、安心だと思うけど。
どうしてそれを拒否するんだろう?
「だい、大丈夫……その……いつ、するつもりなのかだけ、教えて置いて貰えれば……」
いつ? 斎藤に話すのがいつって事か?
「別にいつでも……俺は明日にでもと思ってるけど。早い方が良ければ、今日この後電話で」
「きょ、今日!? それは流石に急すぎて……!」
「ごめん唯、さっきからなんか話がかみ合ってない気が」
「あっ、で、でもせっかく仁ちゃんがそこまでしてくれようとしてるのに、急だとか言ってる場合じゃないよね! 私、あの、もう一回お風呂入って、その後コンビニで買ってくる……あ、あ、逆か! 汗かいちゃったら申し訳無いし!」
「ちょ、待って待って唯、一旦落ち着いて話を……」
一層意味不明な事を口にし、突然立ち上がろうとする唯。その腕を掴んで、引き留める。
すると、俺の力が強かったのか、インフル罹患後で唯の筋力が本当に落ちていたのか……唯は俺の膝の上に、倒れ込んでしまって。
「っと! ごめんっ、大丈夫か!?」
「え……もしかして……今? ここで? ま、まさか電気もつけたままで!?」
ほっぺを真っ赤にして、涙目になっている唯を、真上から見下ろす。
「……マジで待って唯。今なんの話、してる?」
「………………へ?」
その後、一気に冷静さを取り戻した唯。
きちんと話し合って、誤解は解けた。
が……かつてない程、気まずい空気が流れて……。
俺達はソファーに座り、変顔のヨガ講師に見守られながら……暫くの間、沈黙するしかなかったのだ。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
【完結】聖女の手を取り婚約者が消えて二年。私は別の人の妻になっていた。
文月ゆうり
恋愛
レティシアナは姫だ。
父王に一番愛される姫。
ゆえに妬まれることが多く、それを憂いた父王により早くに婚約を結ぶことになった。
優しく、頼れる婚約者はレティシアナの英雄だ。
しかし、彼は居なくなった。
聖女と呼ばれる少女と一緒に、行方を眩ませたのだ。
そして、二年後。
レティシアナは、大国の王の妻となっていた。
※主人公は、戦えるような存在ではありません。戦えて、強い主人公が好きな方には合わない可能性があります。
小説家になろうにも投稿しています。
エールありがとうございます!
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
もう彼女でいいじゃないですか
キムラましゅろう
恋愛
ある日わたしは婚約者に婚約解消を申し出た。
常にわたし以外の女を腕に絡ませている事に耐えられなくなったからだ。
幼い頃からわたしを溺愛する婚約者は婚約解消を絶対に認めないが、わたしの心は限界だった。
だからわたしは行動する。
わたしから婚約者を自由にするために。
わたしが自由を手にするために。
残酷な表現はありませんが、
性的なワードが幾つが出てきます。
苦手な方は回れ右をお願いします。
小説家になろうさんの方では
ifストーリーを投稿しております。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
前略、旦那様……幼馴染と幸せにお過ごし下さい【完結】
迷い人
恋愛
私、シア・エムリスは英知の塔で知識を蓄えた、賢者。
ある日、賢者の天敵に襲われたところを、人獣族のランディに救われ一目惚れ。
自らの有能さを盾に婚姻をしたのだけど……夫であるはずのランディは、私よりも幼馴染が大切らしい。
「だから、王様!! この婚姻無効にしてください!!」
「My天使の願いなら仕方ないなぁ~(*´ω`*)」
※表現には実際と違う場合があります。
そうして、私は婚姻が完全に成立する前に、離婚を成立させたのだったのだけど……。
私を可愛がる国王夫婦は、私を妻に迎えた者に国を譲ると言い出すのだった。
※AIイラスト、キャラ紹介、裏設定を『作品のオマケ』で掲載しています。
※私の我儘で、イチャイチャどまりのR18→R15への変更になりました。 ごめんなさい。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる