寝てたら若返ってました

いいかげん死にたくて手抜きしてました

陛下は鬼だ俺はもう生きてるのが疲れたのに
生き続けれと言わう
俺たちの産まれた時代は魔力も豊富で
とんでもない魔物や人としてダメなやつらが世界の頂点だった

その中でも特に魔力が高い
俺は生まれてすぐに
魔力兵器として育てられて
世界の破壊と言われる戦争の兵器として投入されてた
自我が埋まれる前にやらされた

そして
言われるままに
力を使ってたら
ある時
突然
自国が滅んでた
つぎの日目が覚めたらなくなってたんだぜ

怖かった　泣いて震えてたら

男が来た

「よう！今度から君は俺の下僕だからね～　人を殺すのは最小限にして　人としての生活を覚えようなぁ～」
なんて言いながら
頭をグリグリ撫でられた

あの頃の陛下はまだ若かったから
性格もしゃべり方も軽かったなぁ～


俺はよくわからなくて
でも
怖くて

涙目でこくこく頷いたよ

そのまま
転移で

お城に連れてかれて
いろんな人に出会って
仲間ができた

男はそこの国の王様だったらしく
陛下と呼ばれてた

アスターという奴が取りあえずの俺の教育係になった
「陛下ぁ、こりゃまた可愛いお子様をさらってきましたねぇ」
名前を聞かれたけどこおいバケモンとかしか言われたことがない

正直に言うと
「じぁ～このアスターが名づけ親に・・」
「サイだサイにする　才能があるからな」陛下が名付けてくれた

「陛下ぁ～　かわいい名前を付けてあげようと思ったのに俺の楽しみを・・くそう　、しかも名前の理由がそんな安易なものなんて」アスターががっくりしてる

そっか
俺の名前はサイか～
へへへ
「おお～　笑った　かわいいなぁ～」

アスターは俺をかわいいかわいい
言いながら
常識を教えてくれたり
文字を教えてくれたり

俺は災害討伐部隊宮廷魔導士になったらしい

災害級のモンスターが出ると出ていって
それを討伐する

人々に感謝された

今までは恐怖の対象だった俺がだよ
アスターは俺が13くらいの時に
陛下の命令で仕事で出て行った

「うう～やっと育って来て　そろそろって時にぃ～　
サイ～!別れたくない～　一緒に行こう！」へばりつくアスターがうざかった
グスグス言って出ていったアスターは

忙しいみたいでずっと帰ってこない

俺は気が付くと40代になっていて
そこで年齢が止まった

若い見た目の時は「可愛い！」なんて言われて
舐められることも多くて
気に食わなかったが
40歳になるとそこそこにおっさん臭さも出て満足してたら
アスターがひょっこり戻ってきた
「お?新人か?」と言ってきて
俺がサイだと知った瞬間

崩れるように跪いて、床を殴りつけてるよ

「そんな！！！！あんなに可愛いかったのに、
ちょっとした仕事に行ってただけたのに！！！
なんでおっさんになってるの？
なんでおっさんで時を止めたの？？？」
知るかよ！！


「陛下ひどいです！！あんな任務をわたすなんて！」陛下に文句を言いまくってるよ
不敬だからね

ドラゴン出たから討伐に行ったらしいが
あいつら飛んだり魔法使ったり知恵があるから
逃げ回られて
帰ってくるのに時間がかかって
なんと
100年くらいかかってしまったらしい

ほう
100ねんもたってたのか
ふと気がついて
「陛下？なんで俺たちだけ年取らねーの？」
そう聞いたら


災害討伐部隊のみんなが
ポカンとした
副隊長のシオンが
「お前　魔術行使にしか興味ないの知ってたけど　40才になって　今更それ聞く?」

「誰だ！こいつを教育したのは?」陛下が顔に手を当ててる
全員がアスターを指さしてた
「はぁ?　俺ですか?俺が悪いの?13歳の時にわかれたきりだったんですけど?やっと会えたんですけど」

どうやら
魔力がある一定以上の人間は齢を取らなくなるらしい
討伐部隊の30名全員がそうなってて

そのうち20人は地下の泉で惰眠をむさぼってるとか

あんま　他人のことも興味なかったし
命令されて　魔物倒して　帰ってきて　うまいもん食べて
テキトーに女と寝てただけだからな

「一般常識を勉強しろ！」陛下に命令された
「・・・めんどくさい」