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閑話 アルフリード・ヴァン・ファラキア
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色々な事件があった割には日々は穏やかだった。
けれど、平和と言っていい日々が続くかと思えば、噴水が壊される事件があったり――かと思えば、皇太子がおかしくなって宗教の勧誘のように巫子様をプッシュされたり――無茶苦茶疲れて殺意も湧いたけれど、それでも――まだそれは幸せだったのだと思わされる事になるだなんて誰が想像しただろう……。
ティアと二人皇太子から逃げ回って研究室に行った時だった。
先客がいたのだ。
ベルク先生とウォルフ先輩――どうやら俺達を待っていたらしい。話の始まりは皇太子の件。どうやら、学園長が裏で色々と動いてくれていたらしいが、皇太子がまったく学園長の言葉の意味を理解しなかったのだと言う……。
やっぱりおかしい――……皇太子はどちらかと言えば愚者だったけれど、父の名を出されればマズイ状況だと言う事位は理解出来たはずだった。それなのに、父の名前を出しても顔色も変わらずに『公務だから』を繰り返していたらしい。話にならない……。
更には、皇太子の異常行動に関係あるかは分からないけれど、ウォルフ先輩曰く、精霊達が皇太子達、留学生組を嫌がっているのだと言う。
嫌な気配がするのだと――。
それが、全員なのか、『誰か』だけなのかも分からない。曖昧な状況ではあるけれど、何故かゾワリと背が粟立った。
更にウォルフ先輩のの話から、先代の理事長の死と今回の噴水破壊事件が状況証拠とは言え繋がる事が分かった。
そうなって来ると、気になるのはヒロインの件だ。
その名を出した時、ティアの顔が強張る――ティアもその事を考えていたのだと理解した。どの件でも消えて辿れない犯人達の足取り――……。それを思えば、関係が無いと思う方が無理がある。
ウォルフ先輩やベルク先生も、そう思っていたのだろう。反論も無く同意された。
そして更にウォルフ先輩から言われた言葉――『噴水の事件の犯人』――黒づくめのその者達からも嫌な気配がしたと言うのだ。
まさか――と言う思いがあった。そこに繋がるのか?と……。彼等は厄介ではあるけれど、先代理事長を害したり噴水を破壊するような後ろ暗い雰囲気は無い。
なら、その者達と直接的では無くても関係があると言う事だろうか……?
そんな事を考えた所で答えなど出る筈も無いけれど……モヤモヤとした気持が残った。
漠然とした不安感――ピースが嵌らないパズルみたいな違和感や苛立ち……。それが落ち着かなくて放課後、ティアとウォルフ先輩と破壊された噴水を見に来た。
『まぁ、何も無いですよね……』
ティアのその言葉に、まぁ――そうだよなぁと……。
セラクだって馬鹿じゃ無いし、証拠になる物や重要な物が落ちていれば気が付いて連絡をくれるだろう。それが無いと言う事は、犯人に繋がる証拠は出ていないのだ……。
その後は、暫くウォルフ先輩と下位精霊達の微笑ましいやり取りが続いた。
ほぼほぼ、ウォルフ先輩が下位精霊達の気持を逆撫でして怒らせて攻撃されてたのだけれど、何と言うか、小さな子が父親とかに『バカバカ!』と言いながらお腹の辺りをポカポカ叩いているようにしか見え無くて、可愛らしかったのだ。
当の本人は、鳩尾に中々の強さの攻撃を貰って悶絶しているので、可愛いとは思っていないだろうけれど……。
下位精霊達は、ウォルフ先輩がこんな風に痛そうな状態になるとは思っていなかったらしくてオロオロしていた。多分顕現して実体化出来るのなら、涙目だろうな、と思う。
そんな様子を見てティアと顔を合わせて苦笑した。
二人でウォルフ先輩が立てるように起せば『酷い目に遭った気がする』と言うので、下位精霊達の味方をしておく。彼等がウォルフ先輩に協力してくれる理由の一番は好意からと言う事が見ていて伺えたからだ。
ウォルフ先輩も、その辺は分かっているのだろう。素直に『手伝ってくれたのに、ごめんね?』と謝っていた。
『大好き!』
そう言わんばかりに下位精霊達に集られるウォルフ先輩を見る――。
さっきまでの攻撃は何だったのかと言いたい位、彼等の好意は明け透けだ。それが精霊と言うものかもしれない。最早、顔が分からないレベルで光球に集られていて、燦然と光るジャックオーランタンが頭の代わりに据えられているみたいだった。微笑ましい事である……。
そして、少しだけ羨ましかった。『ぱぁぱ』――そう俺を呼ぶ雪の声を最近聞いていなかったし……。異常は無いと言われたけれど、最近の雪は寝ている事が多い。
異常が無いのだとしても、雪が、この下位精霊達のように元気に遊べれば良いのに……とそんな風に思ってしまう。今も、ティアの髪に包まれて寝ているであろう雪を思った。そんな事を考えていた時だった――聞きたくも無い声が聞こえたのだ。
『何だこれは!』
その声に、帰って無かったのかと心の中で悪態を吐く――それはメルジェド帝国の皇太子で、案の定、そのまま俺達に話しかけて来た。多分、避けられているのが分かって放課後も帰らず俺達を探しまわったんだろう。
どれだけ俺達に留学して欲しいんだ?メルジェド帝国は――。
けれど、皇太子の口から出るのは巫子への賛辞ばかり。かろうじて『是非、わが国にも来ると良い!』と直接的に留学して欲しい旨を伝えられたけれど、何故だろう――その裏に『巫子に会わせたい』――そういった意図がやっぱり透けて見える……。どう言う事だ??
留学よりも巫子が重要なのだろうか……?
残念な事に巫子の情報はあまり無い。いっそ俺だけでも会いに行って正体を探るべきか――??けれど、現状だと父達が許可しそうも無いんだよな……。メルジェド帝国の現在の状況は不明瞭な事も多いし……。
今も枝葉が頑張って情報収集してくれているのだから、もう少し様子を見るべきだろう。
そう考えて、俺は『随分と巫子様を信頼してらっしゃるのですね――?』と問いかけた。何気なく言った一言だった――……それがあんな事を引き起こすとは思わずに――……
____________________________________________________
閑話長めの一話で終わらせるつもりだったのですが、明日必要なものを修理に持って行って欲しいと頼まれ外出していました……短めですが、タイムアウトな為、本日はここで公開しますm(_ _)m
と言うか、お店に電話で型番言って状況を確認し――修理できる、大丈夫だと言われたから持って行ったのに、持って言ったら特殊な工具が無いとやっぱり駄目ってどう言う事かと――(泣)往復でかなり時間が掛かってるんですが……お陰で予定が完全に狂ってます……(T-T)
また、仕事や、生活の形態が変化する事になりましてポチポチする時間が減りそうです……。なるべく更新を頑張りたいのですが、予告無く更新が不定期になるかと思われます。
大変申し訳ありませんが、ご了承くださいm(_ _)m
けれど、平和と言っていい日々が続くかと思えば、噴水が壊される事件があったり――かと思えば、皇太子がおかしくなって宗教の勧誘のように巫子様をプッシュされたり――無茶苦茶疲れて殺意も湧いたけれど、それでも――まだそれは幸せだったのだと思わされる事になるだなんて誰が想像しただろう……。
ティアと二人皇太子から逃げ回って研究室に行った時だった。
先客がいたのだ。
ベルク先生とウォルフ先輩――どうやら俺達を待っていたらしい。話の始まりは皇太子の件。どうやら、学園長が裏で色々と動いてくれていたらしいが、皇太子がまったく学園長の言葉の意味を理解しなかったのだと言う……。
やっぱりおかしい――……皇太子はどちらかと言えば愚者だったけれど、父の名を出されればマズイ状況だと言う事位は理解出来たはずだった。それなのに、父の名前を出しても顔色も変わらずに『公務だから』を繰り返していたらしい。話にならない……。
更には、皇太子の異常行動に関係あるかは分からないけれど、ウォルフ先輩曰く、精霊達が皇太子達、留学生組を嫌がっているのだと言う。
嫌な気配がするのだと――。
それが、全員なのか、『誰か』だけなのかも分からない。曖昧な状況ではあるけれど、何故かゾワリと背が粟立った。
更にウォルフ先輩のの話から、先代の理事長の死と今回の噴水破壊事件が状況証拠とは言え繋がる事が分かった。
そうなって来ると、気になるのはヒロインの件だ。
その名を出した時、ティアの顔が強張る――ティアもその事を考えていたのだと理解した。どの件でも消えて辿れない犯人達の足取り――……。それを思えば、関係が無いと思う方が無理がある。
ウォルフ先輩やベルク先生も、そう思っていたのだろう。反論も無く同意された。
そして更にウォルフ先輩から言われた言葉――『噴水の事件の犯人』――黒づくめのその者達からも嫌な気配がしたと言うのだ。
まさか――と言う思いがあった。そこに繋がるのか?と……。彼等は厄介ではあるけれど、先代理事長を害したり噴水を破壊するような後ろ暗い雰囲気は無い。
なら、その者達と直接的では無くても関係があると言う事だろうか……?
そんな事を考えた所で答えなど出る筈も無いけれど……モヤモヤとした気持が残った。
漠然とした不安感――ピースが嵌らないパズルみたいな違和感や苛立ち……。それが落ち着かなくて放課後、ティアとウォルフ先輩と破壊された噴水を見に来た。
『まぁ、何も無いですよね……』
ティアのその言葉に、まぁ――そうだよなぁと……。
セラクだって馬鹿じゃ無いし、証拠になる物や重要な物が落ちていれば気が付いて連絡をくれるだろう。それが無いと言う事は、犯人に繋がる証拠は出ていないのだ……。
その後は、暫くウォルフ先輩と下位精霊達の微笑ましいやり取りが続いた。
ほぼほぼ、ウォルフ先輩が下位精霊達の気持を逆撫でして怒らせて攻撃されてたのだけれど、何と言うか、小さな子が父親とかに『バカバカ!』と言いながらお腹の辺りをポカポカ叩いているようにしか見え無くて、可愛らしかったのだ。
当の本人は、鳩尾に中々の強さの攻撃を貰って悶絶しているので、可愛いとは思っていないだろうけれど……。
下位精霊達は、ウォルフ先輩がこんな風に痛そうな状態になるとは思っていなかったらしくてオロオロしていた。多分顕現して実体化出来るのなら、涙目だろうな、と思う。
そんな様子を見てティアと顔を合わせて苦笑した。
二人でウォルフ先輩が立てるように起せば『酷い目に遭った気がする』と言うので、下位精霊達の味方をしておく。彼等がウォルフ先輩に協力してくれる理由の一番は好意からと言う事が見ていて伺えたからだ。
ウォルフ先輩も、その辺は分かっているのだろう。素直に『手伝ってくれたのに、ごめんね?』と謝っていた。
『大好き!』
そう言わんばかりに下位精霊達に集られるウォルフ先輩を見る――。
さっきまでの攻撃は何だったのかと言いたい位、彼等の好意は明け透けだ。それが精霊と言うものかもしれない。最早、顔が分からないレベルで光球に集られていて、燦然と光るジャックオーランタンが頭の代わりに据えられているみたいだった。微笑ましい事である……。
そして、少しだけ羨ましかった。『ぱぁぱ』――そう俺を呼ぶ雪の声を最近聞いていなかったし……。異常は無いと言われたけれど、最近の雪は寝ている事が多い。
異常が無いのだとしても、雪が、この下位精霊達のように元気に遊べれば良いのに……とそんな風に思ってしまう。今も、ティアの髪に包まれて寝ているであろう雪を思った。そんな事を考えていた時だった――聞きたくも無い声が聞こえたのだ。
『何だこれは!』
その声に、帰って無かったのかと心の中で悪態を吐く――それはメルジェド帝国の皇太子で、案の定、そのまま俺達に話しかけて来た。多分、避けられているのが分かって放課後も帰らず俺達を探しまわったんだろう。
どれだけ俺達に留学して欲しいんだ?メルジェド帝国は――。
けれど、皇太子の口から出るのは巫子への賛辞ばかり。かろうじて『是非、わが国にも来ると良い!』と直接的に留学して欲しい旨を伝えられたけれど、何故だろう――その裏に『巫子に会わせたい』――そういった意図がやっぱり透けて見える……。どう言う事だ??
留学よりも巫子が重要なのだろうか……?
残念な事に巫子の情報はあまり無い。いっそ俺だけでも会いに行って正体を探るべきか――??けれど、現状だと父達が許可しそうも無いんだよな……。メルジェド帝国の現在の状況は不明瞭な事も多いし……。
今も枝葉が頑張って情報収集してくれているのだから、もう少し様子を見るべきだろう。
そう考えて、俺は『随分と巫子様を信頼してらっしゃるのですね――?』と問いかけた。何気なく言った一言だった――……それがあんな事を引き起こすとは思わずに――……
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閑話長めの一話で終わらせるつもりだったのですが、明日必要なものを修理に持って行って欲しいと頼まれ外出していました……短めですが、タイムアウトな為、本日はここで公開しますm(_ _)m
と言うか、お店に電話で型番言って状況を確認し――修理できる、大丈夫だと言われたから持って行ったのに、持って言ったら特殊な工具が無いとやっぱり駄目ってどう言う事かと――(泣)往復でかなり時間が掛かってるんですが……お陰で予定が完全に狂ってます……(T-T)
また、仕事や、生活の形態が変化する事になりましてポチポチする時間が減りそうです……。なるべく更新を頑張りたいのですが、予告無く更新が不定期になるかと思われます。
大変申し訳ありませんが、ご了承くださいm(_ _)m
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