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21:気づけば、あと半年
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季節はすっかり秋になった。実り豊かな季節で、食べ物が美味しいのが嬉しい。レックスは空腹を訴える腹を擦りながら、マクシミリアンと共に、聞き込み調査から軍の建物へと戻った。
自分達の班の部屋に向かっていると、廊下の向こうから、ライアンが書類を片手に歩いてきた。すれ違う時に、ライアンがぼそっと呟いた。
「肉。魚」
「魚」
レックスもぼそっと答えると、班の部屋に歩いていった。班の部屋に入ると、マクシミリアンが不思議そうな顔で話しかけてきた。
「さっきの何だ?」
「何が?」
「ライアンとの会話だよ。いや、あれ、会話?」
「あぁ。俺は今日の晩飯は魚が食いたい気分だ」
「晩飯の話かよ。いや、会話になってなかったけど。熟年夫婦か。お前達」
「ちげぇわ。たまに聞いてきやがるから、答えてるだけだっつーの」
「仲良くなってきてんじゃん。少なくとも、殴り合いは減ってるんじゃないか?」
「まぁ。体力の無駄だし」
「いいことだな。この調子で残り半年頑張れよ」
「おー。やっと折り返し地点に来たんだ。残り半年も乗り切ってやんよー」
レックスはゆるく喋りながら、帰り支度を始めた。聞き込み調査の結果は、マクシミリアンが報告をしてくれるので、さっさと帰って、炊事以外の家のことをしなければ。聞き込み調査が少し長引いて、今は昼過ぎである。じわぁっと魔力欠乏症の症状が出始めてきている。急いで帰って、家のことを済ませつつ、昼食を食べ、セックスをしないと、身体がキツくなる。
レックスは、隊長に報告をしに行くマクシミリアンに軽く手を振ってから、足早に班の部屋を出た。
食べ物が美味しい季節になったが、日に日に気温が下がりつつあり、洗濯物が昼頃までには乾かなくなってきている。仕方がないので、居間にロープを張って、乾いていない洗濯物を干し直すようにしている。セックスが終わった後に取り込んだら、夜露でしっとりしちゃうので、苦肉の策である。先に居間に干していた洗濯物を取り込んでから、ベランダに干していた洗濯物を居間に干していく。
洗濯物を畳み、シャツにアイロンをかけていると、ライアンが帰ってきた気配がした。台所から微かに音が聞こえてくるので、台所に直行したのだろう。レックスは、じわじわと身体が怠くなってくるのを感じながら、アイロンを終えると、掃除を始めた。
掃除を終え、居間に戻ると、ライアンがテーブルの上に皿を並べていた。ふわふわといい匂いがする。レックスはいそいそとテーブルに向かい、椅子に座った。今日の昼食は、豚肉の香草焼きがメインである。食欲をそそる香りに、じわぁっと口内に唾液が溜まってくる。レックスは早口で食前の祈りを口にしてから、早速食べ始めた。豚肉の香草焼きを口に含めば、ふわっと鼻に香草のいい香りが抜け、噛めば、じゅわぁっと甘い脂と肉の旨味が口の中に広がる。素直に美味い。湯がいた鶏肉がのっている野菜サラダも、ドレッシングが絶妙に美味くて、いくらでも食えそうな気がする。南瓜が入ったクリームスープも優しい味わいで美味い。スープに胡桃パンを浸して食べたら、尚、美味い。レックスは、ガツガツと美味しい料理を食べきり、無言でライアンに空になったスープ皿を差し出して、お代わりをねだった。
腹が膨れて少しだけ食休みをしたら、シャワーを浴びに行く。昼間はそうでもないが、朝晩は少しずつ冷えるようになってきた。しっかりと鍛えて、身体に筋肉がついているから、全裸で寝ても風邪など引かないが、一応、秋冬ものの布団を出してある。
レックスは熱めのシャワーを浴びると、脱衣場で大雑把に身体を拭いてから、ライアンの部屋に移動した。もぞもぞとすっかり慣れきった悪趣味なピンク色の布団に潜り込んで、ライアンが来るまで、少しの間、目を閉じて、怠くなっている身体を休める。セックスをすれば魔力欠乏症の症状はよくなるが、動いた分だけの疲労は残る。レックスは息苦しさを感じながら、ライアンが来るのを大人しく待った。
全裸のライアンが部屋に入ってきたので、レックスは布団をベッドから蹴り落とした。ライアンがベッドに上がってきて、仰向けに寝転がっているレックスに覆いかぶさり、キスをしてきた。キスをするのが当たり前になって、割と経つ。ライアン相手でも、キスをすると楽しいし、気持ちがいい。レックスはライアンの首に腕を絡めて、ねっちょりとしたキスを楽しんだ。レックスが仕込んだので、ライアンはレックス好みのキスをする。エロ本を読んだりしなくても、キスをすれば、普通に勃起する。レックスは、気が済むまでキスを楽しむと、乳首に舌を這わせ始めたライアンの短い髪をくしゃっとかき混ぜた。
気がつけば、なんだか普通に普通のセックスをするようになっている。いつからかは正確に覚えていないが、ライアンはアナルを解すだけでなく、レックスの乳首を弄ったり、普通の愛撫をするようになった。レックスとしては、そっちの方が気持ちがいいし、割と楽しいので、悪い気はしない。ライアンは、乳首の弄り方も上達してきた。絶妙な力加減で乳首を吸われると、思わず腰をくねらせてしまうくらい気持ちがいい。
レックスは、両方の乳首を弄られていい感じに興奮すると、ライアンに声をかけた。ライアンが無言で伏せていた身体を起こし、ベッドの上に立ち上がったので、起き上がって、ライアンの前で膝立ちになる。ライアンのペニスはゆるく勃起していた。ライアンのペニスの竿をやんわりと握って、陰嚢と竿の境目から、ねろーっとペニスの裏筋を舐め上げる。ペニス全体をペロペロと舐め回せば、ライアンのペニスが元気いっぱいな角度になった。陰嚢を丁寧に舐め回してから、大きめの亀頭をパクンと咥える。ふわっと鼻に抜ける先走りの匂いが、じわっと興奮を煽る。ライアン相手に興奮する日が来るとは、最初の頃には想像すらしなかった。ライアンとセックスをすることに慣れきったからかもしれない。ライアンの太くて長く硬いペニスで、早く腹の中を満たして欲しくて、アナルが勝手にひくひくし始める。レックスは、頭を前後に動かして、ライアンのペニスに舌を這わせつつ、唇でライアンのペニスを扱いた。
ライアンのゴツいデカい手がレックスの頭に触れたので、レックスは、ぷはぁっと咥えていたペニスから口を離した。ライアンに尻を向けて四つん這いになれば、すぐに、ひくひくしているレックスのアナルに、濡れたゴツいライアンの指が触れ、ゆっくりと二本の指がアナルの中に入ってきた。腸壁を優しく指の腹で擦られる感覚に、レックスは熱い息を吐いた。
レックスのアナルは、毎日毎日ヤリまくっているからか、縦割れになって久しい。それでも、締まりはいいままだ。遊びまくっているバリネコの男から数年前にちょろっと聞いたアナルの締まりをよくする運動の話を思い出したので、ここ二ヶ月程、毎日やっている。そのお陰で、アナルが縦割れにはなったが、ガバガバにはなっていない。レックスの努力に、ライアンは感謝すべきだと思う。
ライアンの指が三本アナルに入り、スムーズに動くようになると、ライアンの指がずるぅっとアナルから抜け出ていった。早く欲しくてひくひくしているアナルに、熱くて硬いものが触れる。ゆっくりと入ってくるライアンのペニスの感触に、レックスは喘ぎ混じりの溜め息を吐いた。
今日はセックスを始めるのが少し遅かったので、六発ヤッた。レックスは、自分の魔力が完全に戻ったのを感じると、ライアンの上に跨がってライアンのペニスをアナルに咥え込んだまま、勃起している自分のペニスを手で擦り、ぴゅるっと少量の精液を吐き出した。レックスも四発射精しているのでそれなりに疲れているが、腹が減っているので、早く夕食が食べたい。レックスは、ゆっくりと腰を上げ、萎えたライアンのペニスを引き抜いた。なんとなく、身体を伏せて、ライアンの唇に軽いキスをしてから、レックスはのろのろと動いて、ベッドから下りた。腰に手を当てて、中出しされまくった直腸に浄化魔法をかける。ぺたぺたと全裸のまま、風呂場へと向かう。浴槽にお湯を溜めている間に、汗だくの身体がじんわりと冷え始めた。レックスは、そろそろ風呂上がりには服を着た方がいいかも、と思いながら、お湯が溜まった浴槽に、疲労回復に効く入浴剤を入れた。
レックスは風呂でしっかりと温まってから、自分の部屋に行き、秋物のシャツを着て、パンツを穿いてから、居間へと向かった。居間に行けば、今日も美味しそうな匂いが漂っている。柔らかい丸型クッションを置いている椅子に座り、テーブルの上を見れば、今日の夕食は、揚げた魚に野菜たっぷりのあんをかけたものがメインだった。ライアンが作るものは何でも美味いので、見ているだけで口内に唾液が溜まってくる。
レックスは、食前の祈りを口にしてから、ガツガツと食べ始めた。向かい側で全裸のまま食べているライアンが、ぼそっと呟いた。
「鶏。豚」
「鶏」
明日の夕食のメインは、鶏肉になる。レックスは、お代わりをして腹いっぱい食べると、欠伸を連発しながら、自分の部屋に向かった。少しだけ食休みをしてから、アナルの締まりがよくなる運動をして、ベッドに上がり、布団に潜り込む。レックスがうとうとしていると、ライアンが部屋に入ってくる気配がした。無言で布団の中に入ってきた全裸のライアンに、なんとなくくっついて、暖をとる。疲れて、程よく満腹だから、すぐに本格的に眠くなる。
なんとか半年を乗り切った。あと半年頑張れば、今の生活から解放される。ライアンの料理が食えなくなるのはちょっとだけ嫌だな、と頭の片隅で思いながら、レックスは穏やかな眠りに落ちた。
自分達の班の部屋に向かっていると、廊下の向こうから、ライアンが書類を片手に歩いてきた。すれ違う時に、ライアンがぼそっと呟いた。
「肉。魚」
「魚」
レックスもぼそっと答えると、班の部屋に歩いていった。班の部屋に入ると、マクシミリアンが不思議そうな顔で話しかけてきた。
「さっきの何だ?」
「何が?」
「ライアンとの会話だよ。いや、あれ、会話?」
「あぁ。俺は今日の晩飯は魚が食いたい気分だ」
「晩飯の話かよ。いや、会話になってなかったけど。熟年夫婦か。お前達」
「ちげぇわ。たまに聞いてきやがるから、答えてるだけだっつーの」
「仲良くなってきてんじゃん。少なくとも、殴り合いは減ってるんじゃないか?」
「まぁ。体力の無駄だし」
「いいことだな。この調子で残り半年頑張れよ」
「おー。やっと折り返し地点に来たんだ。残り半年も乗り切ってやんよー」
レックスはゆるく喋りながら、帰り支度を始めた。聞き込み調査の結果は、マクシミリアンが報告をしてくれるので、さっさと帰って、炊事以外の家のことをしなければ。聞き込み調査が少し長引いて、今は昼過ぎである。じわぁっと魔力欠乏症の症状が出始めてきている。急いで帰って、家のことを済ませつつ、昼食を食べ、セックスをしないと、身体がキツくなる。
レックスは、隊長に報告をしに行くマクシミリアンに軽く手を振ってから、足早に班の部屋を出た。
食べ物が美味しい季節になったが、日に日に気温が下がりつつあり、洗濯物が昼頃までには乾かなくなってきている。仕方がないので、居間にロープを張って、乾いていない洗濯物を干し直すようにしている。セックスが終わった後に取り込んだら、夜露でしっとりしちゃうので、苦肉の策である。先に居間に干していた洗濯物を取り込んでから、ベランダに干していた洗濯物を居間に干していく。
洗濯物を畳み、シャツにアイロンをかけていると、ライアンが帰ってきた気配がした。台所から微かに音が聞こえてくるので、台所に直行したのだろう。レックスは、じわじわと身体が怠くなってくるのを感じながら、アイロンを終えると、掃除を始めた。
掃除を終え、居間に戻ると、ライアンがテーブルの上に皿を並べていた。ふわふわといい匂いがする。レックスはいそいそとテーブルに向かい、椅子に座った。今日の昼食は、豚肉の香草焼きがメインである。食欲をそそる香りに、じわぁっと口内に唾液が溜まってくる。レックスは早口で食前の祈りを口にしてから、早速食べ始めた。豚肉の香草焼きを口に含めば、ふわっと鼻に香草のいい香りが抜け、噛めば、じゅわぁっと甘い脂と肉の旨味が口の中に広がる。素直に美味い。湯がいた鶏肉がのっている野菜サラダも、ドレッシングが絶妙に美味くて、いくらでも食えそうな気がする。南瓜が入ったクリームスープも優しい味わいで美味い。スープに胡桃パンを浸して食べたら、尚、美味い。レックスは、ガツガツと美味しい料理を食べきり、無言でライアンに空になったスープ皿を差し出して、お代わりをねだった。
腹が膨れて少しだけ食休みをしたら、シャワーを浴びに行く。昼間はそうでもないが、朝晩は少しずつ冷えるようになってきた。しっかりと鍛えて、身体に筋肉がついているから、全裸で寝ても風邪など引かないが、一応、秋冬ものの布団を出してある。
レックスは熱めのシャワーを浴びると、脱衣場で大雑把に身体を拭いてから、ライアンの部屋に移動した。もぞもぞとすっかり慣れきった悪趣味なピンク色の布団に潜り込んで、ライアンが来るまで、少しの間、目を閉じて、怠くなっている身体を休める。セックスをすれば魔力欠乏症の症状はよくなるが、動いた分だけの疲労は残る。レックスは息苦しさを感じながら、ライアンが来るのを大人しく待った。
全裸のライアンが部屋に入ってきたので、レックスは布団をベッドから蹴り落とした。ライアンがベッドに上がってきて、仰向けに寝転がっているレックスに覆いかぶさり、キスをしてきた。キスをするのが当たり前になって、割と経つ。ライアン相手でも、キスをすると楽しいし、気持ちがいい。レックスはライアンの首に腕を絡めて、ねっちょりとしたキスを楽しんだ。レックスが仕込んだので、ライアンはレックス好みのキスをする。エロ本を読んだりしなくても、キスをすれば、普通に勃起する。レックスは、気が済むまでキスを楽しむと、乳首に舌を這わせ始めたライアンの短い髪をくしゃっとかき混ぜた。
気がつけば、なんだか普通に普通のセックスをするようになっている。いつからかは正確に覚えていないが、ライアンはアナルを解すだけでなく、レックスの乳首を弄ったり、普通の愛撫をするようになった。レックスとしては、そっちの方が気持ちがいいし、割と楽しいので、悪い気はしない。ライアンは、乳首の弄り方も上達してきた。絶妙な力加減で乳首を吸われると、思わず腰をくねらせてしまうくらい気持ちがいい。
レックスは、両方の乳首を弄られていい感じに興奮すると、ライアンに声をかけた。ライアンが無言で伏せていた身体を起こし、ベッドの上に立ち上がったので、起き上がって、ライアンの前で膝立ちになる。ライアンのペニスはゆるく勃起していた。ライアンのペニスの竿をやんわりと握って、陰嚢と竿の境目から、ねろーっとペニスの裏筋を舐め上げる。ペニス全体をペロペロと舐め回せば、ライアンのペニスが元気いっぱいな角度になった。陰嚢を丁寧に舐め回してから、大きめの亀頭をパクンと咥える。ふわっと鼻に抜ける先走りの匂いが、じわっと興奮を煽る。ライアン相手に興奮する日が来るとは、最初の頃には想像すらしなかった。ライアンとセックスをすることに慣れきったからかもしれない。ライアンの太くて長く硬いペニスで、早く腹の中を満たして欲しくて、アナルが勝手にひくひくし始める。レックスは、頭を前後に動かして、ライアンのペニスに舌を這わせつつ、唇でライアンのペニスを扱いた。
ライアンのゴツいデカい手がレックスの頭に触れたので、レックスは、ぷはぁっと咥えていたペニスから口を離した。ライアンに尻を向けて四つん這いになれば、すぐに、ひくひくしているレックスのアナルに、濡れたゴツいライアンの指が触れ、ゆっくりと二本の指がアナルの中に入ってきた。腸壁を優しく指の腹で擦られる感覚に、レックスは熱い息を吐いた。
レックスのアナルは、毎日毎日ヤリまくっているからか、縦割れになって久しい。それでも、締まりはいいままだ。遊びまくっているバリネコの男から数年前にちょろっと聞いたアナルの締まりをよくする運動の話を思い出したので、ここ二ヶ月程、毎日やっている。そのお陰で、アナルが縦割れにはなったが、ガバガバにはなっていない。レックスの努力に、ライアンは感謝すべきだと思う。
ライアンの指が三本アナルに入り、スムーズに動くようになると、ライアンの指がずるぅっとアナルから抜け出ていった。早く欲しくてひくひくしているアナルに、熱くて硬いものが触れる。ゆっくりと入ってくるライアンのペニスの感触に、レックスは喘ぎ混じりの溜め息を吐いた。
今日はセックスを始めるのが少し遅かったので、六発ヤッた。レックスは、自分の魔力が完全に戻ったのを感じると、ライアンの上に跨がってライアンのペニスをアナルに咥え込んだまま、勃起している自分のペニスを手で擦り、ぴゅるっと少量の精液を吐き出した。レックスも四発射精しているのでそれなりに疲れているが、腹が減っているので、早く夕食が食べたい。レックスは、ゆっくりと腰を上げ、萎えたライアンのペニスを引き抜いた。なんとなく、身体を伏せて、ライアンの唇に軽いキスをしてから、レックスはのろのろと動いて、ベッドから下りた。腰に手を当てて、中出しされまくった直腸に浄化魔法をかける。ぺたぺたと全裸のまま、風呂場へと向かう。浴槽にお湯を溜めている間に、汗だくの身体がじんわりと冷え始めた。レックスは、そろそろ風呂上がりには服を着た方がいいかも、と思いながら、お湯が溜まった浴槽に、疲労回復に効く入浴剤を入れた。
レックスは風呂でしっかりと温まってから、自分の部屋に行き、秋物のシャツを着て、パンツを穿いてから、居間へと向かった。居間に行けば、今日も美味しそうな匂いが漂っている。柔らかい丸型クッションを置いている椅子に座り、テーブルの上を見れば、今日の夕食は、揚げた魚に野菜たっぷりのあんをかけたものがメインだった。ライアンが作るものは何でも美味いので、見ているだけで口内に唾液が溜まってくる。
レックスは、食前の祈りを口にしてから、ガツガツと食べ始めた。向かい側で全裸のまま食べているライアンが、ぼそっと呟いた。
「鶏。豚」
「鶏」
明日の夕食のメインは、鶏肉になる。レックスは、お代わりをして腹いっぱい食べると、欠伸を連発しながら、自分の部屋に向かった。少しだけ食休みをしてから、アナルの締まりがよくなる運動をして、ベッドに上がり、布団に潜り込む。レックスがうとうとしていると、ライアンが部屋に入ってくる気配がした。無言で布団の中に入ってきた全裸のライアンに、なんとなくくっついて、暖をとる。疲れて、程よく満腹だから、すぐに本格的に眠くなる。
なんとか半年を乗り切った。あと半年頑張れば、今の生活から解放される。ライアンの料理が食えなくなるのはちょっとだけ嫌だな、と頭の片隅で思いながら、レックスは穏やかな眠りに落ちた。
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