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4:お引っ越し
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不動産屋に行った翌週の休日。
アベルは、マチューに手伝ってもらって、新居となる一軒家への引っ越し作業をしていた。一軒家は、無事に持ち主から買い取ることができた。貯金がかなり減ったが、また貯めればいいだけの話である。教授としての給料以外にも、著書や研究成果の利潤があるので、減った貯金もすぐに戻るだろう。防犯用の結界等は、自分でもできるので、そこは節約できる。
アベルは、マチューと一緒に、借りた荷車で家財等を新居に運び込むと、早速、防犯用の結界を家に張った。
アベルが防犯用の結界を張るところを見ていたマチューが、好奇心旺盛な様子で目を輝かせて、アベルに話しかけてきた。
「教授。今の術式、既存のじゃ無かったですよね?」
「そ。僕が考案したやつ。まだ魔術協会に承認されてないけど、まぁ、近いうちに承認されるんじゃないかな。以前の防犯結界より、少ない魔力で張れて、結界の要になる魔石も小さくて済むようにしてあるの。勿論、効果は落とさずにね。魔術回路をとことん効率化してみたのよー」
「そこのところ、詳しく!」
「いいよー。家の中で色々片付けながら、簡単な講義をしようか」
「是非! お願いします!」
「はいはーい」
アベルは、子供みたいに目をキラキラと輝かせているマチューを見て、微笑ましくて、小さく笑った。
家の中の片付けをしながら、マチューに詳しい話をしてやると、マチューは手を動かしながら、とても真剣に話を聞いてくれた。面白い質問もしてくれて、アベルとしても楽しい。こういうところが、マチューが助手としていいところなのである。とにかく好奇心旺盛で、頭の回転が速く、思いもよらぬ質問をしてくれたりする。そこから、新たな発見や次の研究に繋がったりもするので、本当にマチューは得難い優れた助手なのだ。
魔術の話が終わる頃には、なんとか家の中が住めるように片付いた。料理をするのは明日からだが、風呂には今日から入れるし、寝室もちゃんと整えてある。
アベルは、まだ色々と聞きたそうな顔をしているマチューを見て、にへっと笑った。
「今夜は引っ越し祝いって事で、何か買ってきて、此処で一緒に食べない? 勿論、僕の奢り。いっぱい手伝ってもらったからね」
「あ、ありがとうございます。じゃあ、少し早いですけど、晩ご飯を買いに行きますか」
「うん。肉がいいな。肉。ワインに合うやつ」
「あ、それなら、美味しい鹿肉の煮込みを作ってる店を知ってますよ。持ち帰りも、確かできた筈です」
「いいねぇ! 折角の引っ越し祝いだから、お高いワインを買っちゃおーっと。マチュー君は蒸留酒の方が好きでしょ。好きな銘柄買っていいよ。値段は気にしない。遠慮もなし。君には、本当にお世話になったからね」
「ありがとうございます。では、遠慮なくご馳走になります」
「うん。じゃあ、ご飯と酒を買いに行こうか」
「はい」
アベルはご機嫌に、財布と家の鍵だけを持って、マチューと共に家を出た。
ーーーーーーー
夜も更けた頃。
アベルは、ぐいーっとグラスのワインを飲み干し、ぶっはぁと酒臭い息を吐いた。
「セックスが! したい!」
「うわ、また始まった」
「うえーん。マチューくーん。セックスしたいよー。それもズッコンバッコン激しいやつー。もう一ヶ月近くセックスしてないよー。ケツが寂しいよー」
「はいはい。ちょっと飲み過ぎですよ。教授」
「ちんこが! 欲しい! それもデッカいやつ!!」
「卑猥な言葉を叫ばない! ご近所さんに迷惑でしょうが!」
「防犯結界と一緒に防音結界も張ってますー」
「えっ。いつの間に!?」
「その気になれば、ちょちょいのちょいだもん」
「教授って、本当にできる男なんですよねー」
「あーー! セックス! セックス! ケツにちんこぶち込まれてたーーい!!」
「これが無ければなぁ……なんて残念な人……」
「うぅ……君にこの苦しみが分かるかい? 目の前にデカちんがいるのに食えない苦しみが」
「分かりません」
「君を食ったら、君、助手を辞めるだろー!? 突っ込んでくれるちんこデカい男を探すより、君程の助手を探す方が大変なんだからなーー!!」
「ありがとうございます?」
「うっ、うっ、歳はとりたくないよぉ。年々、男を探すのが大変になってきてるしぃ。バーに行っても、近寄ってくるのは、僕に抱かれたい男ばっかりだしぃ」
「へぇー」
「僕は! ちんこを! 突っ込まれたいの!! 腹の奥までズッコンバッコン突きまくられて、イキまくりたいの!!」
「業が深い……」
「ちんこー。ちんこをくれー。イキがいいピチピチのちんこー。目の前にあるけど、これは食えないちんこー。頑張れ僕の自制心」
「ちょー頑張ってください」
「ちょーがんばるぅ……はぁー。苦労して捕まえた彼氏にもフラれたしぃ。一昨日、行ったバーでも、いいちんこ見つからなかったしぃ。うぅ……ちんこ……僕にちんこをおくれ」
「本当に残念な人だな。ほら。教授。ワインをどうぞ。さっさと潰れて寝てください」
「うえーん。ワイン美味しーい。もー。花街の男娼買っちゃおうかなぁ。でも、玄人より素人の方が好きだしなぁ。僕」
「はいはい。飲んで飲んで。さっさと潰れろ」
「うんうん。ワイン美味しい。お高いの買って正解!!」
「美味しいですねー。そのまま酔い潰れて寝てくださーい」
「うぇーい」
アベルは、マチューに勧められるがままに、ぐいぐいワインを飲んだ。アベルは、そんなに酒に強い方じゃない。自分でも酔ってるなーと思うが、男を食えないなら、せめて美味しいワインをしこたま飲みたい。
アベルは酔い潰れて寝落ちるまで、『ちんこ欲しい!』と何度も叫びながら、ひたすらワインを飲んだ。
翌朝。
アベルは、新たに購入した自分のベッドで目が覚めた。二日酔いで頭がガンガン痛む。
低く唸りながら、なんとか起き上がり、階段を下りて一階の居間に行けば、居間はキレイに片付いていた。テーブルの上には、メモ書きと、二日酔いの度にお世話になる薬の瓶が置いてあった。メモ書きには、マチューの几帳面な字で、『家の鍵は玄関の新聞入れから入れておきます。二日酔いでしょうから、ゆっくり休んでください』と書かれてあった。多分、アベルが二日酔いになる事を見越して、二日酔いの薬を用意してくれていたのだろう。本当にできた助手である。
アベルは、苦くて不味い二日酔いの薬を一息で飲み干すと、はぁと大きな溜め息を吐いた。マチューには、今回、本当に世話になった。何か、改めてお礼をせねばなるまい。
男を紹介してやりたいが、紹介して欲しいのは、むしろアベルの方なので、これは却下。無難に、お高いけど美味しいお菓子と、マチューが好きな蒸留酒でいいだろう。
アベルは、のろのろと階段を上がり、寝室に戻った。昨夜、アベルを寝室に運んでくれたのは、間違いなくマチューだ。本当に優れた助手じゃなかったら、手を出すのだが。デカちんだし。が、マチュー程、気が利いて、研究熱心な助手を探す方が大変なので、マチューには手を出さない。暫くペニスを咥えこんでいないアナルがうずうずするが、マチューは駄目だ。
寝て起きたら、また男専門の男が集まるバーに行こうと決めて、アベルは二度寝をした。
ーーーーーーー
アベルは、暗い道を歩きながら、大きな溜め息を吐いた。今夜も全滅だった。いいな、と思って声をかけた相手にはフラれるし、声をかけてきた相手は、抱かれたい派の男ばかりであった。本当に歳はとりたくないものである。昔ならば、入れ食い状態だったのに、今や、一晩の相手を探すのも一苦労である。
折角、苦労してできた恋人とも別れたし、一晩の相手も見つからないし、ケツが寂しくて仕方がない。今、玩具で遊んでも、多分、虚しさがつのるだけなので、玩具で遊ぶのも気が引ける。
アベルは、溜め息を連発しながら、がっくりと肩を落として、とぼとぼと新たな我が家へ帰った。
アベルは、マチューに手伝ってもらって、新居となる一軒家への引っ越し作業をしていた。一軒家は、無事に持ち主から買い取ることができた。貯金がかなり減ったが、また貯めればいいだけの話である。教授としての給料以外にも、著書や研究成果の利潤があるので、減った貯金もすぐに戻るだろう。防犯用の結界等は、自分でもできるので、そこは節約できる。
アベルは、マチューと一緒に、借りた荷車で家財等を新居に運び込むと、早速、防犯用の結界を家に張った。
アベルが防犯用の結界を張るところを見ていたマチューが、好奇心旺盛な様子で目を輝かせて、アベルに話しかけてきた。
「教授。今の術式、既存のじゃ無かったですよね?」
「そ。僕が考案したやつ。まだ魔術協会に承認されてないけど、まぁ、近いうちに承認されるんじゃないかな。以前の防犯結界より、少ない魔力で張れて、結界の要になる魔石も小さくて済むようにしてあるの。勿論、効果は落とさずにね。魔術回路をとことん効率化してみたのよー」
「そこのところ、詳しく!」
「いいよー。家の中で色々片付けながら、簡単な講義をしようか」
「是非! お願いします!」
「はいはーい」
アベルは、子供みたいに目をキラキラと輝かせているマチューを見て、微笑ましくて、小さく笑った。
家の中の片付けをしながら、マチューに詳しい話をしてやると、マチューは手を動かしながら、とても真剣に話を聞いてくれた。面白い質問もしてくれて、アベルとしても楽しい。こういうところが、マチューが助手としていいところなのである。とにかく好奇心旺盛で、頭の回転が速く、思いもよらぬ質問をしてくれたりする。そこから、新たな発見や次の研究に繋がったりもするので、本当にマチューは得難い優れた助手なのだ。
魔術の話が終わる頃には、なんとか家の中が住めるように片付いた。料理をするのは明日からだが、風呂には今日から入れるし、寝室もちゃんと整えてある。
アベルは、まだ色々と聞きたそうな顔をしているマチューを見て、にへっと笑った。
「今夜は引っ越し祝いって事で、何か買ってきて、此処で一緒に食べない? 勿論、僕の奢り。いっぱい手伝ってもらったからね」
「あ、ありがとうございます。じゃあ、少し早いですけど、晩ご飯を買いに行きますか」
「うん。肉がいいな。肉。ワインに合うやつ」
「あ、それなら、美味しい鹿肉の煮込みを作ってる店を知ってますよ。持ち帰りも、確かできた筈です」
「いいねぇ! 折角の引っ越し祝いだから、お高いワインを買っちゃおーっと。マチュー君は蒸留酒の方が好きでしょ。好きな銘柄買っていいよ。値段は気にしない。遠慮もなし。君には、本当にお世話になったからね」
「ありがとうございます。では、遠慮なくご馳走になります」
「うん。じゃあ、ご飯と酒を買いに行こうか」
「はい」
アベルはご機嫌に、財布と家の鍵だけを持って、マチューと共に家を出た。
ーーーーーーー
夜も更けた頃。
アベルは、ぐいーっとグラスのワインを飲み干し、ぶっはぁと酒臭い息を吐いた。
「セックスが! したい!」
「うわ、また始まった」
「うえーん。マチューくーん。セックスしたいよー。それもズッコンバッコン激しいやつー。もう一ヶ月近くセックスしてないよー。ケツが寂しいよー」
「はいはい。ちょっと飲み過ぎですよ。教授」
「ちんこが! 欲しい! それもデッカいやつ!!」
「卑猥な言葉を叫ばない! ご近所さんに迷惑でしょうが!」
「防犯結界と一緒に防音結界も張ってますー」
「えっ。いつの間に!?」
「その気になれば、ちょちょいのちょいだもん」
「教授って、本当にできる男なんですよねー」
「あーー! セックス! セックス! ケツにちんこぶち込まれてたーーい!!」
「これが無ければなぁ……なんて残念な人……」
「うぅ……君にこの苦しみが分かるかい? 目の前にデカちんがいるのに食えない苦しみが」
「分かりません」
「君を食ったら、君、助手を辞めるだろー!? 突っ込んでくれるちんこデカい男を探すより、君程の助手を探す方が大変なんだからなーー!!」
「ありがとうございます?」
「うっ、うっ、歳はとりたくないよぉ。年々、男を探すのが大変になってきてるしぃ。バーに行っても、近寄ってくるのは、僕に抱かれたい男ばっかりだしぃ」
「へぇー」
「僕は! ちんこを! 突っ込まれたいの!! 腹の奥までズッコンバッコン突きまくられて、イキまくりたいの!!」
「業が深い……」
「ちんこー。ちんこをくれー。イキがいいピチピチのちんこー。目の前にあるけど、これは食えないちんこー。頑張れ僕の自制心」
「ちょー頑張ってください」
「ちょーがんばるぅ……はぁー。苦労して捕まえた彼氏にもフラれたしぃ。一昨日、行ったバーでも、いいちんこ見つからなかったしぃ。うぅ……ちんこ……僕にちんこをおくれ」
「本当に残念な人だな。ほら。教授。ワインをどうぞ。さっさと潰れて寝てください」
「うえーん。ワイン美味しーい。もー。花街の男娼買っちゃおうかなぁ。でも、玄人より素人の方が好きだしなぁ。僕」
「はいはい。飲んで飲んで。さっさと潰れろ」
「うんうん。ワイン美味しい。お高いの買って正解!!」
「美味しいですねー。そのまま酔い潰れて寝てくださーい」
「うぇーい」
アベルは、マチューに勧められるがままに、ぐいぐいワインを飲んだ。アベルは、そんなに酒に強い方じゃない。自分でも酔ってるなーと思うが、男を食えないなら、せめて美味しいワインをしこたま飲みたい。
アベルは酔い潰れて寝落ちるまで、『ちんこ欲しい!』と何度も叫びながら、ひたすらワインを飲んだ。
翌朝。
アベルは、新たに購入した自分のベッドで目が覚めた。二日酔いで頭がガンガン痛む。
低く唸りながら、なんとか起き上がり、階段を下りて一階の居間に行けば、居間はキレイに片付いていた。テーブルの上には、メモ書きと、二日酔いの度にお世話になる薬の瓶が置いてあった。メモ書きには、マチューの几帳面な字で、『家の鍵は玄関の新聞入れから入れておきます。二日酔いでしょうから、ゆっくり休んでください』と書かれてあった。多分、アベルが二日酔いになる事を見越して、二日酔いの薬を用意してくれていたのだろう。本当にできた助手である。
アベルは、苦くて不味い二日酔いの薬を一息で飲み干すと、はぁと大きな溜め息を吐いた。マチューには、今回、本当に世話になった。何か、改めてお礼をせねばなるまい。
男を紹介してやりたいが、紹介して欲しいのは、むしろアベルの方なので、これは却下。無難に、お高いけど美味しいお菓子と、マチューが好きな蒸留酒でいいだろう。
アベルは、のろのろと階段を上がり、寝室に戻った。昨夜、アベルを寝室に運んでくれたのは、間違いなくマチューだ。本当に優れた助手じゃなかったら、手を出すのだが。デカちんだし。が、マチュー程、気が利いて、研究熱心な助手を探す方が大変なので、マチューには手を出さない。暫くペニスを咥えこんでいないアナルがうずうずするが、マチューは駄目だ。
寝て起きたら、また男専門の男が集まるバーに行こうと決めて、アベルは二度寝をした。
ーーーーーーー
アベルは、暗い道を歩きながら、大きな溜め息を吐いた。今夜も全滅だった。いいな、と思って声をかけた相手にはフラれるし、声をかけてきた相手は、抱かれたい派の男ばかりであった。本当に歳はとりたくないものである。昔ならば、入れ食い状態だったのに、今や、一晩の相手を探すのも一苦労である。
折角、苦労してできた恋人とも別れたし、一晩の相手も見つからないし、ケツが寂しくて仕方がない。今、玩具で遊んでも、多分、虚しさがつのるだけなので、玩具で遊ぶのも気が引ける。
アベルは、溜め息を連発しながら、がっくりと肩を落として、とぼとぼと新たな我が家へ帰った。
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