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41:こんにちは新世界

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少し休憩して荒い息が整ったら、今度はディルムッドが抱かれる番である。イーグルがめちゃくちゃ気持ち良さそうだったから、期待しかない。どのくらい気持ちがいいのか、かなりワクワクする。
汗まみれでディルムッドにくっついてベッドに横になっていたイーグルが身体を起こした。いよいよである。ふふっと笑って、ディルムッドはイーグルに両手を伸ばした。


「可愛がってー」

「おーう。泣かす」

「あはっ」


微妙に目を据わらせて宣言するイーグルが面白い。ディルムッドは覆い被さってきたイーグルの首に両腕を絡めて、キスをしてくるイーグルに積極的に応えた。唇を吸いあって、舌を絡めて、互いの口内を舐めあう。キスだけで既に気持ちがいい。触れているイーグルの肌の感触も気持ちがいい。キスをしながら、イーグルの手がディルムッドの身体をなぞるように優しく触れてきた。少し擽ったいが、なんだかゾクゾクして気持ちがいい。ディルムッドは上機嫌に小さく笑って、イーグルの手と舌を受け入れた。

結論。舐められるのヤッバイ。耳も首も乳首も臍もぺニスもアナルも舐められると本当にヤバいくらい気持ちがいい。ディルムッドはイーグルにしつこいくらい、あちこち舐め回されて、ぐずぐずになった。今も正常位の体勢でアナルを指で弄られながら、足の指を舐められている。ぬるりと指の股を舐められると、ゾクゾクして、自然とイーグルの指をアナルで締めつけてしまう。時間をそれなりにかけて漸く見つけてもらえた前立腺も、よすぎてキツいくらい堪らなく気持ちがいい。何これ本当ヤバい。ディルムッドは気持ちよすぎて、泣きながら喘いでいた。


「あっ!あっ!あ、あぁ!も、も、むり、むり、あっ」

「ヤバいだろ」

「や、やばい、あぁぁぁぁ!ぐりぐりやだぁぁ」


前立腺を優しく指でぐりぐりされると脳ミソが真っ白になるくらいのあり得ない快感が襲ってくる。ぺニスを舐められて、我慢できずに1度イーグルの口内に射精してからぺニスを弄られていない。射精してしまいそうなのに、射精できない。気持ちよさだけがぐるぐる身体の中を駆け巡っていて、出口がない蓄積され続ける快感がしんどい。イキたくて仕方がない。イーグルの宣言通り、本当に気持ちよすぎて泣いちゃったし、そろそろ解放してくれてもいい気がする。ディルムッドは喘ぎながらおねだりした。


「あっ、あっ、イーグルぅ……」

「んー?」

「も、いれて、いれてっ」

「ん。俺も限界」


涙で滲む視界にイーグルの興奮しきった三白眼が映る。興奮してて目付きがヤバい。でも、なんだかイーグルの熱い視線にゾクゾクする。ディルムッドは無意識のうちに微笑んで、イーグルに片手を伸ばした。


「は、あ、にぎって」

「うん」


イーグルがディルムッドのアナルから漸く指を抜いて、ローションで濡れている指を差し出したディルムッドの指と絡めた。きゅっと握りしめられると、なんだか安心する。ディルムッドは自分から脚を大きく拡げて腰を少し浮かせた。イーグルが自分のぺニスにローションをかけて、手で塗り広げてからディルムッドのひくひくしているアナルにぺニスの先っぽを押しつけた。いよいよである。指であれだけ気持ちよかったのだから、ぺニスはもっと気持ち良さそうだ。期待と少しだけの怖さに、ディルムッドはイーグルと繋いた手に力を入れた。


「挿れるぞ」

「うん……う、あ……」


狭いディルムッドのアナルを押し拡げるようにして、イーグルのぺニスが入ってきた。指が3本入るくらい解されていたのに結構痛い。でも、イーグルのぺニスの熱さと固さになんだかゾクゾクする。尻にイーグルの下腹部が当たる感触がする。どうやら全部入ったらしい。圧迫感と異物感?みたいなものがある。荒い息を吐くイーグルが少し萎えたディルムッドのぺニスを指でつーっとなぞった。あ、それ気持ちいい。


「痛い?」

「地味にいたい」

「だよな」

「でもなんかゾクゾクする」

「ははっ。あー……ディルの中マジでヤバい。出そう」

「出してもいいよ」

「絶対やだ。泣かしてから出す」

「もう泣いてるんですけど」

「もっと泣かす」

「マジかー」


かなり本気っぽいイーグルが腰をゆっくり動かし始めた。太いカリの部分が前立腺を擦る度に脳ミソが痺れるような強い快感に襲われる。内壁をぺニスで擦られるのもなんだか気持ちがいい。ディルムッドは堪らず喘いだ。


「あっ、きもちいい、きもちいい、もっと、もっと……」

「はっ、すげ……」

「あっあっあっあっあっ!」


イーグルの動きが激しくなった。速く強くアナルをぺニスで突き上げられる。俺こっちも才能ありすぎじゃね?と、頭の片隅でぼんやり思う程、訳が分からなくなるくらい気持ちがいい。
イーグルが腰を激しく振りながら、すっかりまたガチガチになっているディルムッドのぺニスを握って激しく擦り始めた。馬鹿になる。気持ちよすぎて馬鹿になる。ディルムッドは大きく喘ぎながら、身体を震わせて、イーグルから与えられる快感を素直に受け止めた。


「あぁぁぁっ!イクッ!イクッ!」

「は、は、は、あ、おれ、もっ」

「あぁぁぁぁっ!!」

「う、あっ、あ、あ……」


一際強く奥を突き上げられて、尚且つ敏感なぺニスの先っぽを指の腹で強めに擦られて、ディルムッドは大きく悲鳴のような喘ぎ声を上げながら勢いよく射精した。身体中に溜まってぐるぐるしていた蓄積された快感が一気に解放された感じがして、気が遠くなる程気持ちがいい。ディルムッドの中でイーグルのぺニスがビクビク小さく震えている気がする。射精しているのだろう。それすら気持ちがいい。イーグルが全部出しきるようにゆるゆる腰を動かすと、ゾクゾクして堪らない。もっと。もっと欲しい。
ディルムッドは繋いでいた手を離して、イーグルに両手を伸ばした。はぁはぁと荒い息を吐いている近づいてきたイーグルの首に両腕を絡めてぐっと引き寄せ、繋がったままイーグルの唇を舐めて、欲望のままにイーグルの口内を舐め回して舌を絡めた。


「もっかいして」

「このまま?」

「うん」

「いいけど、その次は交代だからな」

「どんとこーい!」


鼻を擦り合わせながら小さく囁きあって、クスクス2人で笑って、またキスをして、ディルムッドはイーグルから与えられる快感に再びどっぷり浸った。アナルも前立腺もヤバい。これは完全にハマってしまった。
ディルムッドは喘ぎながら、気持ち良さそうな顔で腰を振るイーグルを見上げた。なんかイーグルが可愛い。はぁはぁ荒い息を吐きながら一生懸命腰を振っているイーグルになんだか胸がキュンキュンする。イーグル可愛い。

ディルムッドとイーグルはその後、結局合わせて4回も、挿れたり、挿れられたりと夢中でセックスをして、疲れ過ぎてぐったりになった。それでも興奮がおさまらずに、互いのぺニスを舐めあって互いの口内に射精しあった。本当にやってみたら意外と平気だった。
完全に興奮がおさまる頃には、すっかり朝になっていた。
ディルムッドはぐったりとベッドに寝転がっていた。


「……つかれた……腰とケツいたい……」

「……ねむい……」

「一晩中セックスしてた俺達すげぇ」

「……眠すぎてやべぇ」

「ねーるなー。イーグル。双子の朝ご飯ー」

「……おーう」

「学校、もう今日はサボろう。腰とケツ痛過ぎだし、眠すぎて本当無理。朝ご飯食べたら寝る」

「……そうするかー」


ディルムッドはのろのろと手を伸ばして、ベッドに寝転がったままベッドのヘッドボードの上に置いていた端末を手に取った。フィルの端末にさくっと文章を送る。『今日、俺達サボる。察してね』とだけ書いていれば、多分フィルだから色々察してくれる筈。眠い。でもイーグルと双子の為に美味しい朝食を作らねば。ディルムッドは気合いだけで、のろのろと起き上がった。イーグルも身体を起こした。


「シーツやべぇな」

「とりあえず外して、寝てから洗う?」

「うん」

「イーグル。シャワー、一緒に浴びよー」

「ちんこ勃つから別で」

「まだ勃つの!?」

「舐めんな。余裕で勃つわ」

「すっげぇ!ヒューヒュー!かーっこいいー!」

「どやぁ」

「あははっ!すげぇドヤ顔!」


イーグルがすりっとディルムッドに身体を寄せた。


「ディル」

「ん?」

「好き」

「あはっ。俺もー」


ディルムッドは鼻をイーグルの鼻に擦りつけて、ちゅっとイーグルの唇にキスをした。『イーグルを愛せるか試す為にとりあえずセックスをしてみよう大作戦』は大成功な気がする。なんだか、照れたように笑うイーグルがめちゃくちゃ可愛く見える。セックスは想像以上に気持ちよくて楽しかった。イーグルもすごく可愛かったし、かなり興奮した。
ディルムッドはもう1度イーグルにキスをしてから、よいしょっと立ち上がった。腰もアナルも痛いし、かなり疲れていて身体が重い。それでも意地でもイーグル達の朝食を作りたい。イーグル達が美味しそうにディルムッドが作った料理を食べるところを見るのが大好きだ。家族の健康は毎日の食事が基本である。ディルムッドは気合いを入れて、のろのろとした動きでパンツだけを穿いて、着替えを片手にシャワーを浴びる為に風呂場へと移動した。廊下を歩いている途中に中からイーグルの精液が垂れてくる感じがした。ヤバい。まだ浄化魔術をかけていなかった。脱衣場でパンツを脱いで見てみると、アナルの辺りが白い精液やローションで濡れていた。とりあえずシャワーを浴びながら手洗いしよう。ディルムッドは熱めのシャワーを浴びながら、熱を持っている気がする自分のアナルに触れた。ちょっと自分の指をアナルに入れて中から掻き出すように指を動かし、アナルから抜いた指を目の前に持ってきてみると、指に白いねっとりとしたイーグルの精液がついている。ねちょねちょと指でイーグルの精液を弄って少し遊ぶ。本当にセックスしちゃったんだなぁ、と、なにやら今更感慨深い。ディルムッドの指についたイーグルの精液はすぐにシャワーで流れ落ちていった。

さようなら、イーグルの子種。君達が新たな命になることはないよ。俺が全部受け止めるから。

ディルムッドは自分の腰に手を当てて直腸に浄化魔術をかけてから、全身をしっかり洗った。シャワーを止めて、何気なく自分の身体を見下ろすと、あちこちに鬱血痕がある。所謂キスマークだ。ディルムッドは筋肉で少しだけ盛り上がっている自分の胸元のキスマークを撫でた。多分これはイーグルの独占欲の証だろう。愛い奴め。これじゃ肌が見える服は着られないし、街の公衆浴場にも行けないではないか。愛い奴め。
なんだかすごく気分がいい。ディルムッドはにへっとだらしなく笑って、ご機嫌に身体をタオルで拭いて服を着て、脱衣場から出た。
部屋にいるイーグルに声をかけたら、すぐに朝食を作り始めよう。双子達が学校に出かけたらイーグルと一緒に寝て、起きたら洗濯をしなければ。昼間にもう1回セックスができたら嬉しい。できなくても、イーグルとくっついてイチャイチャしたい。基本的に毎日朝が早いので、夜にゆっくりセックスができる日はかなり少ない。できる時にはヤりたいし、イーグルとイチャイチャしたい。
ディルムッドはすっかり頭の中がお花畑になっていた。
ディルムッドはご機嫌に鼻歌を歌いながらイーグルの部屋に行き、パンツ1枚の姿でベッドからシーツを剥がしていたイーグルの唇にキスをしてから、台所へと移動した。
大事な家族の為の朝食作り開始である。


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