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10:バージルという男
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バージル・グラッドレイは、眉間に皺を寄せて、小さく溜め息を吐いた。
見下ろしているソファーの上で、アルフレッドが鼾をかきながら眠っている。
床には口の開いた酒瓶が置いてある。グラスが見当たらないので、おそらく酒瓶に直接口をつけて飲んでいたのだろう。ローテーブルの上には、食べかけのチーズがのった皿がある。
男物と思われる白いタンクトップはサイズが合っていなくて、乳房の上の方が思いっきり見えているし、乳首の存在が明らかに分かる。下は男物の縞柄のトランクスで、太くもなく細くもない太腿から下が丸見えになっている。灰色なのでそんなに目立たないが、普通に毛が生えている。右腕を上げ、中途半端に腹を出し、だらしなく両足を広げて寝ている姿は、おっさんそのものである。灰色のもじゃもじゃと生えている脇毛を見下ろしながら、いっそバージルが剃るかと一瞬思った。アルフレッドが嫌がって喚きそうな予感がするので、やめることにしたが。ズボラなアルフレッドが自分でムダ毛を処理するなんて、期待をするだけ無駄だ。
バージルは口を少し開けて涎を垂らしているアルフレッドの寝顔をじっと見た。普通である。ものすごくだらしない寝顔だが、顔立ちそのものは本当に普通である。人込みを歩いていたら、うっかり見落としそうな程ありふれた顔立ちだ。少し鷲鼻気味だが、特徴らしい特徴はそれくらいだ。男の時と殆ど顔立ちは変わっていない。ほんの少しだけ丸みを帯び、柔らかな印象になっただけだ。そこら辺にいるおっさんが、そこら辺にいるおばさんになっただけである。普通故に、特別良くもないが、特別悪くもない。普段抱いている娼婦に比べたら、年齢が上なだけあって肌のハリ艶は衰えているが、柔らかい女の身体だ。1度は抱けた。2度目も大丈夫だろう。そう思っていたが、だらしないおっさん丸出しの寝姿を見ていると、じわじわと自信が無くなってくる。バージルは、また小さく溜め息を吐いた。
バージルの実家は旧家で、代々騎士を輩出している。バージルは長男で、下に1人弟がいる。弟は窮屈な家を嫌って、16歳の成人と同時に家を飛び出した。生きているのか死んでいるのかも分からない。
バージルは幼い頃から騎士になる為に鍛錬をしていた。当時は現職の騎士であった厳しい父や、父が雇った剣の師匠、魔法の家庭教師によって、ひたすら鍛えられる日々を送っていた。王都国立学校の騎士科に入学するまで、遊んだ記憶というものがない。当然、友達もいなかった。全寮制の学校に入学して、バージルの世界は一気に広がった。友達ができ、恋をしたり、娼婦と遊んだりすることも覚えた。同じ道を志す良き同輩に恵まれ、切磋琢磨しながらも、時々遊んだりして、充実した青春を過ごした。
18歳の時に無事に白銀騎士団に入団し、2年後に当時の直属の上司の紹介で結婚をした。今にして思えば、結婚なんて早かったのだ。その時はまだ20歳で、年齢的に一番鍛えられるべき時期であったし、魔物と戦う騎士として、生き延びる為に様々なことを吸収しなければいけない時期でもあった。魔物との戦闘が専門の白銀騎士団に入団した以上、経験を積み、自身を鍛え上げることは必須だった。当然のように、バージルは結婚したばかりの妻よりも仕事を優先し、鍛錬に励む日々を送っていた。それでも、妻のことは大事にしていた。遠征が重ならない限り、月に1度はデートをしていたし、夜の夫婦生活も頻繁にしていた。妻が欲しいと言うものは可能な限り買い与えていたし、妻の負担が減るよう、家政婦も雇っていた。家だって、狭いが庭付きの2階建てのそこそこ大きなものをローンを組んで買った。妻が望むものは、できる限り与えていた。物も、思い出も。見合い結婚ではあるが、妻を愛して寄り添っていこうと、バージルなりに努力をしていた。だが、妻はバージルの遠征中に浮気をして、浮気相手の子供を身籠った。バージルは離婚をすることを選んだ。その当時は感じていた妻への愛情は無くなり、裏切られた失望だけになった。妻のことを一切信用できなくなったので、バージルは離婚を決意した。離婚に際し、妻との間では勿論、どちらの実家でも職場でも、かなり揉めて面倒なことになった。バージルは面倒極まりない様々なことに心底うんざりして、結婚なんて二度としないと心に誓った。恋人すらつくらない。女という生き物に深く関わるのが心底億劫になった。たまに娼婦を抱けば、それで十分だ。
バージルは二度と結婚をしないと決めたが、バージルの両親はそんなバージルを放っておいてはくれなかった。会う度に見合いの話をされ、早く結婚をして跡継ぎをつくれと催促してくる。バージルはのらりくらりと逃げていたが、少し前に騙し討ちのような形で見合いをさせられた。相手は成人しているとはいえ、まだ17歳の少女だった。バージルはその見合いをなんとか断ったが、両親がまた同じようなことをしてくるのは目に見えていた。面倒な両親への対応に頭を悩ませていた頃に、アルフレッドの種馬にならないかという話を持ち掛けられた。女体化魔法なんてふざけたものをかけられてしまったせいで、アルフレッドは女の身体になっている。魔法をとくには、出産するしかないらしい。正直、かなり気の毒だと思う。部下の監督不行き届きだったとはいえ、流石に同情してしまう。
アルフレッドとは女体化直後の仕事で一緒になったし、それ以前も何度か一緒に仕事をしていて、全く知らない人間という訳ではない。バージルはアルフレッドの種馬になることにした。バージルの子供がいれば、煩く面倒な両親や親戚連中も少しは大人しくなるだろうし、なによりアルフレッドは男だ。保護欲を刺激されるわけでもない自立した大人の男だ。口が悪く、ズボラな性格をしているが、意外な程部下の面倒見がよく、上司として慕われている。浄化の仕事は正確で速く、瘴気に引き寄せられた魔物が現れても落ち着いて対処し、同行している騎士に対しても気遣いを見せる。浄化をする場所までの移動中はともかく、いざ浄化をする時の鋭く光る瞳は、職務に対する強い信念を感じさせる。あまり性格が合う気はしないが、男として、人間として、信用できる男だと思う。故に、バージルはコーネリーから聞いた話に飛びついた。
バージルは無言で、鼾をかいているアルフレッドの鼻を摘まんで引っ張った。ふがっと間抜けな声を上げて、アルフレッドが眉間に皺を寄せて目を開けた。深い蒼の瞳がバージルを捉え、不快そうな色を浮かべた。
「何しやがる。クソ野郎。折角、気持ちよく寝てたのに」
「俺が来ると分かっていて寝るな。痴女野郎」
「『来るかもしれない』だろ。つーか、誰が痴女だ。むっつり嫌味野郎」
「だらしないにも程がある。なんだその格好は」
「うっせぇ。シャワーは?まだならさっさと行ってこい。俺は済ませている。ちゃんと種馬の仕事をしろよ」
「お前はとことん残念な男だな」
「喧嘩を売ってるんなら買うぞ」
「シャワーを借りるぞ」
「流すな。この野郎」
バージルは風呂場へ行き、脱衣所で服を脱ぎ始めた。シャツのボタンを外しながら何気なく洗濯籠を見れば、アルフレッドの服が中途半端に洗濯籠からはみ出していた。バージルは眉間に少し皺を寄せ、はみ出した服をきちんと籠の中に入れた。初日程荒れまくっているわけではないが、微妙に散らかっている脱衣所を見回し、風呂場を覗いて、バージルは小さく溜め息を吐いた。シャワーを使う前に、風呂掃除をした方が良さそうだ。どれだけズボラなのか。バージルはシャツと靴下を脱ぎ、ズボンの裾を捲り上げて、風呂掃除を始めた。
シャワーを浴び、服を着て、髪をしっかりと乾かしてから寝室に移動すると、アルフレッドがだらしなくベッドに寝転がったまま本を読んでいた。ベッド横のサイドテーブルに、何冊も本が積み重なっている。
無言でベッドに近寄り、静かにベッドに腰を下ろすと、本から視線を外さずに、アルフレッドが話しかけてきた。
「長かったな。ついでにうんこでもしてたのか?」
「するか。掃除をしていただけだ」
「あっそ。俺、本読んでるから勝手にやってくれ。続きが気になって仕方がねぇし」
「お前、本当にどうしようもないな」
「うっせぇ。細けぇことは気にすんな」
「……では、好きにさせてもらう」
「へいへーい」
どこまでもズボラでマイペースなアルフレッドに少しイラっとしながら、バージルは服を脱ぎ始めた。これからセックスをするというのに、アルフレッドは本当に本を読み続ける気のようである。『勝手にやれ』と言われたので、バージルの好きにしていい筈だ。絶対にアルフレッドをよがらせて、泣かせる。
バージルは昔から負けず嫌いな男である。
見下ろしているソファーの上で、アルフレッドが鼾をかきながら眠っている。
床には口の開いた酒瓶が置いてある。グラスが見当たらないので、おそらく酒瓶に直接口をつけて飲んでいたのだろう。ローテーブルの上には、食べかけのチーズがのった皿がある。
男物と思われる白いタンクトップはサイズが合っていなくて、乳房の上の方が思いっきり見えているし、乳首の存在が明らかに分かる。下は男物の縞柄のトランクスで、太くもなく細くもない太腿から下が丸見えになっている。灰色なのでそんなに目立たないが、普通に毛が生えている。右腕を上げ、中途半端に腹を出し、だらしなく両足を広げて寝ている姿は、おっさんそのものである。灰色のもじゃもじゃと生えている脇毛を見下ろしながら、いっそバージルが剃るかと一瞬思った。アルフレッドが嫌がって喚きそうな予感がするので、やめることにしたが。ズボラなアルフレッドが自分でムダ毛を処理するなんて、期待をするだけ無駄だ。
バージルは口を少し開けて涎を垂らしているアルフレッドの寝顔をじっと見た。普通である。ものすごくだらしない寝顔だが、顔立ちそのものは本当に普通である。人込みを歩いていたら、うっかり見落としそうな程ありふれた顔立ちだ。少し鷲鼻気味だが、特徴らしい特徴はそれくらいだ。男の時と殆ど顔立ちは変わっていない。ほんの少しだけ丸みを帯び、柔らかな印象になっただけだ。そこら辺にいるおっさんが、そこら辺にいるおばさんになっただけである。普通故に、特別良くもないが、特別悪くもない。普段抱いている娼婦に比べたら、年齢が上なだけあって肌のハリ艶は衰えているが、柔らかい女の身体だ。1度は抱けた。2度目も大丈夫だろう。そう思っていたが、だらしないおっさん丸出しの寝姿を見ていると、じわじわと自信が無くなってくる。バージルは、また小さく溜め息を吐いた。
バージルの実家は旧家で、代々騎士を輩出している。バージルは長男で、下に1人弟がいる。弟は窮屈な家を嫌って、16歳の成人と同時に家を飛び出した。生きているのか死んでいるのかも分からない。
バージルは幼い頃から騎士になる為に鍛錬をしていた。当時は現職の騎士であった厳しい父や、父が雇った剣の師匠、魔法の家庭教師によって、ひたすら鍛えられる日々を送っていた。王都国立学校の騎士科に入学するまで、遊んだ記憶というものがない。当然、友達もいなかった。全寮制の学校に入学して、バージルの世界は一気に広がった。友達ができ、恋をしたり、娼婦と遊んだりすることも覚えた。同じ道を志す良き同輩に恵まれ、切磋琢磨しながらも、時々遊んだりして、充実した青春を過ごした。
18歳の時に無事に白銀騎士団に入団し、2年後に当時の直属の上司の紹介で結婚をした。今にして思えば、結婚なんて早かったのだ。その時はまだ20歳で、年齢的に一番鍛えられるべき時期であったし、魔物と戦う騎士として、生き延びる為に様々なことを吸収しなければいけない時期でもあった。魔物との戦闘が専門の白銀騎士団に入団した以上、経験を積み、自身を鍛え上げることは必須だった。当然のように、バージルは結婚したばかりの妻よりも仕事を優先し、鍛錬に励む日々を送っていた。それでも、妻のことは大事にしていた。遠征が重ならない限り、月に1度はデートをしていたし、夜の夫婦生活も頻繁にしていた。妻が欲しいと言うものは可能な限り買い与えていたし、妻の負担が減るよう、家政婦も雇っていた。家だって、狭いが庭付きの2階建てのそこそこ大きなものをローンを組んで買った。妻が望むものは、できる限り与えていた。物も、思い出も。見合い結婚ではあるが、妻を愛して寄り添っていこうと、バージルなりに努力をしていた。だが、妻はバージルの遠征中に浮気をして、浮気相手の子供を身籠った。バージルは離婚をすることを選んだ。その当時は感じていた妻への愛情は無くなり、裏切られた失望だけになった。妻のことを一切信用できなくなったので、バージルは離婚を決意した。離婚に際し、妻との間では勿論、どちらの実家でも職場でも、かなり揉めて面倒なことになった。バージルは面倒極まりない様々なことに心底うんざりして、結婚なんて二度としないと心に誓った。恋人すらつくらない。女という生き物に深く関わるのが心底億劫になった。たまに娼婦を抱けば、それで十分だ。
バージルは二度と結婚をしないと決めたが、バージルの両親はそんなバージルを放っておいてはくれなかった。会う度に見合いの話をされ、早く結婚をして跡継ぎをつくれと催促してくる。バージルはのらりくらりと逃げていたが、少し前に騙し討ちのような形で見合いをさせられた。相手は成人しているとはいえ、まだ17歳の少女だった。バージルはその見合いをなんとか断ったが、両親がまた同じようなことをしてくるのは目に見えていた。面倒な両親への対応に頭を悩ませていた頃に、アルフレッドの種馬にならないかという話を持ち掛けられた。女体化魔法なんてふざけたものをかけられてしまったせいで、アルフレッドは女の身体になっている。魔法をとくには、出産するしかないらしい。正直、かなり気の毒だと思う。部下の監督不行き届きだったとはいえ、流石に同情してしまう。
アルフレッドとは女体化直後の仕事で一緒になったし、それ以前も何度か一緒に仕事をしていて、全く知らない人間という訳ではない。バージルはアルフレッドの種馬になることにした。バージルの子供がいれば、煩く面倒な両親や親戚連中も少しは大人しくなるだろうし、なによりアルフレッドは男だ。保護欲を刺激されるわけでもない自立した大人の男だ。口が悪く、ズボラな性格をしているが、意外な程部下の面倒見がよく、上司として慕われている。浄化の仕事は正確で速く、瘴気に引き寄せられた魔物が現れても落ち着いて対処し、同行している騎士に対しても気遣いを見せる。浄化をする場所までの移動中はともかく、いざ浄化をする時の鋭く光る瞳は、職務に対する強い信念を感じさせる。あまり性格が合う気はしないが、男として、人間として、信用できる男だと思う。故に、バージルはコーネリーから聞いた話に飛びついた。
バージルは無言で、鼾をかいているアルフレッドの鼻を摘まんで引っ張った。ふがっと間抜けな声を上げて、アルフレッドが眉間に皺を寄せて目を開けた。深い蒼の瞳がバージルを捉え、不快そうな色を浮かべた。
「何しやがる。クソ野郎。折角、気持ちよく寝てたのに」
「俺が来ると分かっていて寝るな。痴女野郎」
「『来るかもしれない』だろ。つーか、誰が痴女だ。むっつり嫌味野郎」
「だらしないにも程がある。なんだその格好は」
「うっせぇ。シャワーは?まだならさっさと行ってこい。俺は済ませている。ちゃんと種馬の仕事をしろよ」
「お前はとことん残念な男だな」
「喧嘩を売ってるんなら買うぞ」
「シャワーを借りるぞ」
「流すな。この野郎」
バージルは風呂場へ行き、脱衣所で服を脱ぎ始めた。シャツのボタンを外しながら何気なく洗濯籠を見れば、アルフレッドの服が中途半端に洗濯籠からはみ出していた。バージルは眉間に少し皺を寄せ、はみ出した服をきちんと籠の中に入れた。初日程荒れまくっているわけではないが、微妙に散らかっている脱衣所を見回し、風呂場を覗いて、バージルは小さく溜め息を吐いた。シャワーを使う前に、風呂掃除をした方が良さそうだ。どれだけズボラなのか。バージルはシャツと靴下を脱ぎ、ズボンの裾を捲り上げて、風呂掃除を始めた。
シャワーを浴び、服を着て、髪をしっかりと乾かしてから寝室に移動すると、アルフレッドがだらしなくベッドに寝転がったまま本を読んでいた。ベッド横のサイドテーブルに、何冊も本が積み重なっている。
無言でベッドに近寄り、静かにベッドに腰を下ろすと、本から視線を外さずに、アルフレッドが話しかけてきた。
「長かったな。ついでにうんこでもしてたのか?」
「するか。掃除をしていただけだ」
「あっそ。俺、本読んでるから勝手にやってくれ。続きが気になって仕方がねぇし」
「お前、本当にどうしようもないな」
「うっせぇ。細けぇことは気にすんな」
「……では、好きにさせてもらう」
「へいへーい」
どこまでもズボラでマイペースなアルフレッドに少しイラっとしながら、バージルは服を脱ぎ始めた。これからセックスをするというのに、アルフレッドは本当に本を読み続ける気のようである。『勝手にやれ』と言われたので、バージルの好きにしていい筈だ。絶対にアルフレッドをよがらせて、泣かせる。
バージルは昔から負けず嫌いな男である。
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