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【小話2】突撃お宅訪問~クインシーの休日~
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クインシーは自然に目覚めると、大きな欠伸をしてベッドから降りた。カーテンをつけていない寝室の窓を見ると、外はすっかり夕陽で茜色に染まっている。
昨夜遅くに10日程かかりきりだった仕事が一段落つき、久しぶりに官舎に帰って自分のベッドで寝ることができた。
クインシーは寝る時は真冬でもパンツ1枚である。寒くても別に気にしない。それなりに筋肉がついているので、今更風邪を引いたりもしない。パンツ1枚の姿のまま、ぺたぺたと裸足で寝室から出て台所に向かう。台所には魔導冷蔵庫も魔導コンロも、その他料理をするのに必要な道具は一切ない。備え付けの棚に古びたマグカップが1つ置いてあるだけである。クインシーはマグカップを手にとって、水道の水を直接マグカップに注いで、冷たい水を一息で飲み干した。
クインシーにとっては、自炊は無駄金使いである。魔導冷蔵庫その他、自炊に必要なものを揃える為の初期投資が結構な額必要になるし、自炊をするとなると小まめに食材や調味料などを買い足さなくてはならない。仕事の関係上、毎日家には帰れないし、今回のように10日近く帰れない時もそれなりに多い。食材を買っていても傷ませて捨てることになるのが目に見えている。それだったら、普通の飲食店よりも安くて美味い軍詰所の食堂で3食食べた方が、安上がりだし無駄がない。基本的に食事に拘りはなく、食べられればいいので、外回りの時は安いだけの美味くもない店で食べている。
クインシーは倹約することが癖になっている。クインシーの母が亡くなるまでは実家に仕送りをしていたし、それとは別に1番下の弟を王都の高等学校に通わせてやりたくて、必要最低限の金以外は全部貯金していた。1番下の弟は同じ母親から産まれたとは思えないくらい頭がいい。王都の高等学校に無事入学し、優れた成績で卒業して、今は王宮で文官をしている。弟が高等学校に通っている間は、実家以外に弟にも仕送りをしていた。今はその必要がないので、今度は自分の結婚の為に貯金をしている。
クインシーの家は物が極端に少ない。家具は官舎に備え付けのベッドと衣装箪笥、食卓用のテーブルと4脚の椅子だけである。空調もない。魔導洗濯機はあるが、他には家庭用魔導製品といえば髭剃りと魔導アイロンくらいしか持っていない。私服も本当に必要最低限の枚数だけだ。お洒落に興味がない訳ではないが、無駄に金を使いたくないので、無難なデザインで丈夫なものだけを買っている。本は読まないし、趣味らしい趣味もない。休みの日は大抵1日中寝ているか、筋トレや剣の鍛練をしているか、遊び相手の所に行ったりしている。
クインシーはボリボリ頭を掻きながら、再び寝室に戻った。クインシーが住む単身者用の軍官舎は居間、台所、風呂、トイレ、寝室、それからもう1部屋ある。基本的に家には極々限られた者しか来ないので、寝室じゃない部屋はがらんどうの空き部屋のままだ。
クインシーは寝室の衣装箪笥から洗濯済みの軍服を取り出して、着替え始めた。ずっと寝ていて朝も昼も食事をとっていない。ものすごく空腹である。軍詰所の食堂に食べに行くつもりである。
ズボンを穿いて、シャツを羽織っていると、玄関の呼び鈴が鳴った。シャツのボタンを留めることなく、裸足のままぺたぺたと歩いて玄関に向かう。クインシーは玄関のドアの覗き穴を確認することなく、玄関のドアを開けた。
大荷物を抱えたナイル小隊長とディリオ副隊長がいた。
「クインシーくーん。あーそーぼー」
「……あーとーでー」
副隊長の笑顔に微妙に嫌な予感がして、クインシーはそっと玄関のドアを閉めようとした。が、クインシーがドアを閉めきる前に副隊長が軍用ブーツを履いた足をドアの隙間に突っ込んだので、ドアを閉めることができなくなった。
「よーし。邪魔するぞー」
「……うぃーっす」
クインシーは諦めて2人を家の中に入れた。
副隊長は居間に入ると、持っていた荷物の一部を4人用のテーブルの上に置いた。小隊長も同じように荷物の一部をテーブルの上に置き、大きな紙袋はクインシーに差し出した。
「やる。ちょっと前に世話をかけた礼だ。……まぁ、お陰で色々落ち着いた」
「……?あざーっす?」
「あれよー。ナイルもクインシーに相談してたんでしょ?お陰でまぁ落ち着くとこに落ち着いた感じでさー。その報告とお礼に旨いもん食わせてやろうと思ってさ」
「あぁ。なるほど。よかったっすね」
「あぁ」
「じゃあ遠慮なくいただきまーす。あ、これ酒っすか?」
「あぁ。昼間にサンガレアに行ってきてな。向こうの酒だ。お前が気に入ってたやつ」
「おぉー!あざーっす!」
「あともつ鍋の材料もサンガレアで仕入れてきたから作るわ。あ、材料は勿論、卓上魔導コンロとか食器とか必要な道具類も全部持参してっから。お前ん家、何もないし」
「あざーっす」
「台所の水道は普通に使えるだろ?ちょっと借りるぞー。下拵えしてくる」
「うぃーっす」
「あ、ナイル。卓上魔導コンロとか出しといて下さい」
「あぁ」
食材などが入っていると思われる大きな袋をいくつも持って副隊長が台所へと消えていった。
小隊長がごそごそテーブルの上の袋をあさって食器や卓上魔導コンロなどを取り出し始めたのでクインシーも手伝う。
「今日サンガレアに行ったんなら、お子さん達と一緒に飯食わなくてよかったんすか?」
「ん?あぁ。昼は一緒に食った。今回は天使達の顔を見がてら、お前への礼のもんを買いに行った感じだからな」
「わざわざ、あざーっす。お子さん達、元気でした?」
「あぁ。あ、写真見るか?」
「見まーす」
「ん」
小隊長が持っていたグラスをテーブルの上に置いて、コートの胸ポケットから小さな手帳のようなものを取り出した。パッと見、手帳のように見えるが、実際は小さなアルバムである。小隊長は常に子供達の写真を持ち歩いている程、子供達を溺愛している。
小隊長から小さなアルバムを受け取り、開いて見ると、副隊長そっくりな女の子と小隊長そっくりな男の子が笑顔で写っていた。以前写真を見せてもらった時よりも大きくなっているように思う。
「おー。なんか大きくなってるっすねー。今、何歳でしたっけ?」
「オフィーリアが今9歳で、ヴィリオが6歳だ」
「はぁー。早いもんすねぇ。この前産まれたばっかな気がすんのに」
「まぁな。オフィーリアは来年には初級魔術師の資格試験を受けるそうだ」
「え!早くないですか?そもそも学校で魔術の授業始まるのが10歳になる年からでしょ?」
「魔術理論自体はもう去年くらいから勉強始めてるしな」
「すっげー。俺、魔術理論の授業大っ嫌いでしたわー。マジで意味分かんねぇもん。浄化魔術は流石に使えるけど、そもそも俺、魔力人並みだし。魔術とかマジ無理ー」
「俺も魔力は人並みちょい上くらいだな。結界魔術は多少使えるが、ディリオ程の精度のものは無理だ」
「オフィーリアちゃんは将来魔術師になるんすか?」
「本人はそのつもりだな」
「はぁー。すっげ。可愛いだけじゃなくて頭もいいんすね」
「嫁にはやらんぞ」
「もらいませんよ。どんだけ可愛くていい子でも、職場の直属の上司が義理の親とか嫌過ぎるし。めちゃくちゃ面倒臭いじゃないっすか」
「俺は職場の同僚が義理の親で、上司が義理の伯父だぞ」
「マジどんまいっす。お姉ちゃんが魔術の勉強してるんなら、ヴィリオ君もやってんすか?」
「いや。ヴィリオは魔術には興味ないな。将来は狩人になりたいらしい」
「なんで狩人」
「ミーシャ様って覚えてるか?マーサ様の長女の」
「……あー……あの、すっげぇ背が高い、すっげぇ美女で、おまけにすっげぇ強い薬師さん?」
「そうそう。ヴィリオはもっと小さい頃からあの方にめちゃくちゃ懐いててな。ミーシャ様は狩りが趣味で、よく一緒に山に行ってるんだと」
「へぇー」
「まぁ、元気に育って、笑って生きてくれれば何をやってもいい。勿論、犯罪以外だがな」
「親心ってやつっすか」
「あぁ」
クインシーは小さなアルバムの写真を全て見ると、小隊長にアルバムを返した。正直、大事な家族がいる小隊長が少し羨ましい。クインシーは王都に住んでいる1番下の弟とはたまに会うが、弟は既に結婚しており子供もいる。クインシーには遊び相手はいるが、今のところ結婚したいと思える相手には巡り会っていない。クインシーも本気でそろそろ自分だけの家族が欲しいと思う。
小隊長達の子供の話を聞きながら、テーブルの上に食器を並べて、卓上魔導コンロを準備する。
子供達の話をする小隊長は、『掃き溜め部隊』で出会った頃と同一人物とは思えないくらい、穏やかな幸せそうな顔をしている。
正直羨ましいけど、それ以上に、よかったな、と思う。昔よりも今の小隊長の方が見ていて安心できる。ぶっきらぼうだが、部下思いなところは健在だし、クインシーとしては、付き合えるだけ、とことん小隊長達に付き合っていくつもりである。結婚をするなら、そこのところを理解してくれる相手じゃないとダメだ。
果たして、自分の結婚はいつになるのやら。
昨夜遅くに10日程かかりきりだった仕事が一段落つき、久しぶりに官舎に帰って自分のベッドで寝ることができた。
クインシーは寝る時は真冬でもパンツ1枚である。寒くても別に気にしない。それなりに筋肉がついているので、今更風邪を引いたりもしない。パンツ1枚の姿のまま、ぺたぺたと裸足で寝室から出て台所に向かう。台所には魔導冷蔵庫も魔導コンロも、その他料理をするのに必要な道具は一切ない。備え付けの棚に古びたマグカップが1つ置いてあるだけである。クインシーはマグカップを手にとって、水道の水を直接マグカップに注いで、冷たい水を一息で飲み干した。
クインシーにとっては、自炊は無駄金使いである。魔導冷蔵庫その他、自炊に必要なものを揃える為の初期投資が結構な額必要になるし、自炊をするとなると小まめに食材や調味料などを買い足さなくてはならない。仕事の関係上、毎日家には帰れないし、今回のように10日近く帰れない時もそれなりに多い。食材を買っていても傷ませて捨てることになるのが目に見えている。それだったら、普通の飲食店よりも安くて美味い軍詰所の食堂で3食食べた方が、安上がりだし無駄がない。基本的に食事に拘りはなく、食べられればいいので、外回りの時は安いだけの美味くもない店で食べている。
クインシーは倹約することが癖になっている。クインシーの母が亡くなるまでは実家に仕送りをしていたし、それとは別に1番下の弟を王都の高等学校に通わせてやりたくて、必要最低限の金以外は全部貯金していた。1番下の弟は同じ母親から産まれたとは思えないくらい頭がいい。王都の高等学校に無事入学し、優れた成績で卒業して、今は王宮で文官をしている。弟が高等学校に通っている間は、実家以外に弟にも仕送りをしていた。今はその必要がないので、今度は自分の結婚の為に貯金をしている。
クインシーの家は物が極端に少ない。家具は官舎に備え付けのベッドと衣装箪笥、食卓用のテーブルと4脚の椅子だけである。空調もない。魔導洗濯機はあるが、他には家庭用魔導製品といえば髭剃りと魔導アイロンくらいしか持っていない。私服も本当に必要最低限の枚数だけだ。お洒落に興味がない訳ではないが、無駄に金を使いたくないので、無難なデザインで丈夫なものだけを買っている。本は読まないし、趣味らしい趣味もない。休みの日は大抵1日中寝ているか、筋トレや剣の鍛練をしているか、遊び相手の所に行ったりしている。
クインシーはボリボリ頭を掻きながら、再び寝室に戻った。クインシーが住む単身者用の軍官舎は居間、台所、風呂、トイレ、寝室、それからもう1部屋ある。基本的に家には極々限られた者しか来ないので、寝室じゃない部屋はがらんどうの空き部屋のままだ。
クインシーは寝室の衣装箪笥から洗濯済みの軍服を取り出して、着替え始めた。ずっと寝ていて朝も昼も食事をとっていない。ものすごく空腹である。軍詰所の食堂に食べに行くつもりである。
ズボンを穿いて、シャツを羽織っていると、玄関の呼び鈴が鳴った。シャツのボタンを留めることなく、裸足のままぺたぺたと歩いて玄関に向かう。クインシーは玄関のドアの覗き穴を確認することなく、玄関のドアを開けた。
大荷物を抱えたナイル小隊長とディリオ副隊長がいた。
「クインシーくーん。あーそーぼー」
「……あーとーでー」
副隊長の笑顔に微妙に嫌な予感がして、クインシーはそっと玄関のドアを閉めようとした。が、クインシーがドアを閉めきる前に副隊長が軍用ブーツを履いた足をドアの隙間に突っ込んだので、ドアを閉めることができなくなった。
「よーし。邪魔するぞー」
「……うぃーっす」
クインシーは諦めて2人を家の中に入れた。
副隊長は居間に入ると、持っていた荷物の一部を4人用のテーブルの上に置いた。小隊長も同じように荷物の一部をテーブルの上に置き、大きな紙袋はクインシーに差し出した。
「やる。ちょっと前に世話をかけた礼だ。……まぁ、お陰で色々落ち着いた」
「……?あざーっす?」
「あれよー。ナイルもクインシーに相談してたんでしょ?お陰でまぁ落ち着くとこに落ち着いた感じでさー。その報告とお礼に旨いもん食わせてやろうと思ってさ」
「あぁ。なるほど。よかったっすね」
「あぁ」
「じゃあ遠慮なくいただきまーす。あ、これ酒っすか?」
「あぁ。昼間にサンガレアに行ってきてな。向こうの酒だ。お前が気に入ってたやつ」
「おぉー!あざーっす!」
「あともつ鍋の材料もサンガレアで仕入れてきたから作るわ。あ、材料は勿論、卓上魔導コンロとか食器とか必要な道具類も全部持参してっから。お前ん家、何もないし」
「あざーっす」
「台所の水道は普通に使えるだろ?ちょっと借りるぞー。下拵えしてくる」
「うぃーっす」
「あ、ナイル。卓上魔導コンロとか出しといて下さい」
「あぁ」
食材などが入っていると思われる大きな袋をいくつも持って副隊長が台所へと消えていった。
小隊長がごそごそテーブルの上の袋をあさって食器や卓上魔導コンロなどを取り出し始めたのでクインシーも手伝う。
「今日サンガレアに行ったんなら、お子さん達と一緒に飯食わなくてよかったんすか?」
「ん?あぁ。昼は一緒に食った。今回は天使達の顔を見がてら、お前への礼のもんを買いに行った感じだからな」
「わざわざ、あざーっす。お子さん達、元気でした?」
「あぁ。あ、写真見るか?」
「見まーす」
「ん」
小隊長が持っていたグラスをテーブルの上に置いて、コートの胸ポケットから小さな手帳のようなものを取り出した。パッと見、手帳のように見えるが、実際は小さなアルバムである。小隊長は常に子供達の写真を持ち歩いている程、子供達を溺愛している。
小隊長から小さなアルバムを受け取り、開いて見ると、副隊長そっくりな女の子と小隊長そっくりな男の子が笑顔で写っていた。以前写真を見せてもらった時よりも大きくなっているように思う。
「おー。なんか大きくなってるっすねー。今、何歳でしたっけ?」
「オフィーリアが今9歳で、ヴィリオが6歳だ」
「はぁー。早いもんすねぇ。この前産まれたばっかな気がすんのに」
「まぁな。オフィーリアは来年には初級魔術師の資格試験を受けるそうだ」
「え!早くないですか?そもそも学校で魔術の授業始まるのが10歳になる年からでしょ?」
「魔術理論自体はもう去年くらいから勉強始めてるしな」
「すっげー。俺、魔術理論の授業大っ嫌いでしたわー。マジで意味分かんねぇもん。浄化魔術は流石に使えるけど、そもそも俺、魔力人並みだし。魔術とかマジ無理ー」
「俺も魔力は人並みちょい上くらいだな。結界魔術は多少使えるが、ディリオ程の精度のものは無理だ」
「オフィーリアちゃんは将来魔術師になるんすか?」
「本人はそのつもりだな」
「はぁー。すっげ。可愛いだけじゃなくて頭もいいんすね」
「嫁にはやらんぞ」
「もらいませんよ。どんだけ可愛くていい子でも、職場の直属の上司が義理の親とか嫌過ぎるし。めちゃくちゃ面倒臭いじゃないっすか」
「俺は職場の同僚が義理の親で、上司が義理の伯父だぞ」
「マジどんまいっす。お姉ちゃんが魔術の勉強してるんなら、ヴィリオ君もやってんすか?」
「いや。ヴィリオは魔術には興味ないな。将来は狩人になりたいらしい」
「なんで狩人」
「ミーシャ様って覚えてるか?マーサ様の長女の」
「……あー……あの、すっげぇ背が高い、すっげぇ美女で、おまけにすっげぇ強い薬師さん?」
「そうそう。ヴィリオはもっと小さい頃からあの方にめちゃくちゃ懐いててな。ミーシャ様は狩りが趣味で、よく一緒に山に行ってるんだと」
「へぇー」
「まぁ、元気に育って、笑って生きてくれれば何をやってもいい。勿論、犯罪以外だがな」
「親心ってやつっすか」
「あぁ」
クインシーは小さなアルバムの写真を全て見ると、小隊長にアルバムを返した。正直、大事な家族がいる小隊長が少し羨ましい。クインシーは王都に住んでいる1番下の弟とはたまに会うが、弟は既に結婚しており子供もいる。クインシーには遊び相手はいるが、今のところ結婚したいと思える相手には巡り会っていない。クインシーも本気でそろそろ自分だけの家族が欲しいと思う。
小隊長達の子供の話を聞きながら、テーブルの上に食器を並べて、卓上魔導コンロを準備する。
子供達の話をする小隊長は、『掃き溜め部隊』で出会った頃と同一人物とは思えないくらい、穏やかな幸せそうな顔をしている。
正直羨ましいけど、それ以上に、よかったな、と思う。昔よりも今の小隊長の方が見ていて安心できる。ぶっきらぼうだが、部下思いなところは健在だし、クインシーとしては、付き合えるだけ、とことん小隊長達に付き合っていくつもりである。結婚をするなら、そこのところを理解してくれる相手じゃないとダメだ。
果たして、自分の結婚はいつになるのやら。
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