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ナイルは風呂上がりのディリオから渡された新作オナホと張り型をベッドの上に並べて悩んでいた。
オナニーをやるか。やらないか。
サンガレアから帰ってから、実は1度もアナニーどころか普通に抜くこともしていない。そんな余裕がまるでなかった。思い出したら、したくなるものである。ストレスも性欲もかなり溜まっている。フリージアに来てからは休日が一応あるが、食料品などの買い出しに出かける以外は、ひたすら鍛練と勉強をしている。毎晩疲れきってベッドに入った途端に寝落ちるという生活が続いていた。実際、今も眠くて仕方がない。しかし思いっきりアナニーしたい気もする。まだアナニー初心者を(多分)脱していないナイルは所謂『中イキ』というものを体験できていない。普通に射精するよりもかなり気持ちがいいらしい。むくむくと自分の中でアナニーへの欲求が高まると同時に股間も盛り上がってきてしまう。
ナイルはテント状態になってしまった自分の股間を見下ろして、もうこれやるしかないんじゃないか?と思った。
やるにしてもだ。悩ましい点は他にもある。
新作張り型を使うか、サンガレアでマーサ様に貰って気に入ってしまい何度も使っている、ナイルが密かに『いぼいぼ君』と呼んでいる慣れたお気に入りの張り型を使うか。正直新作張り型もかなり気になる。ナイルが既に持っているものよりも、なんだかよりぺニスに近い形をしていて大きい。太くなっているカリの部分で前立腺のあたりをゴリゴリしたら確実に気持ちがいいだろう。あと魔石内臓だからぐるんぐるん円を描くように動く。中を掻き回されながら抜き差ししたら絶対いい。しかしだ。明日も1日ひたすら仕事と訓練がある。慣れた張り型で手っ取り早く気持ちよくなった方がいい気もする。『いぼいぼ君』はその名の通り、全体にいぼいぼがついている見た目はかなりエグい代物だ。だがこのいぼいぼが抜き差しする度に中をいい感じに刺激してきて、めちゃくちゃ気持ちがいい。おまけにこれも魔石内蔵で動く。『いぼいぼ君』とオナホの組み合わせは、今のところナイルの中では最高の一言である。お互い部屋に引き上げる前にディリオから見せてもらったマーサ様の手紙に載っていた布団にオナホを仕込んで腰を振るというやり方もかなり気になる。
ナイルは悩んだ。低く唸りながら悩んで、そして決断した。
いっそ両方使えばいいじゃないか。
ナイルはそう決めると、今回は使わない予定のオナホと張り型、ローションを入っていた紙袋に戻した。ローターも入っていたが、また今度にする。ベッドから1度降りて、部屋に備え付けのクローゼットに入れておいた箱の蓋を開ける。中には今まで貰って試したオナホと張り型が結構な量入っている。新作達を分かりやすいように紙袋ごと箱に入れ、『いぼいぼ君』を取り出した。薄紫色のエグい見た目だが、絶妙に気持ちよくしてくれる可愛いお友達である。
クローゼットの隣にある備え付けのチェストの1番下の段に入れている大判のバスタオルも取り出した。
ベッドのシーツの上にバスタオルを敷き、寝間着のズボンと下着をまとめて脱ぐ。汚れる可能性がゼロではないので、一応上も全部脱いで、ナイルはベッドの上に全裸になった。
ローションよし。オナホよし。新作張り型よし。『いぼいぼ君』よし。ぺニスはさっきからずっと勃ちっぱなし。
よし、やろう。
ーーーーーー
感想。最高。
ナイルは荒い息を吐きながら、ものすごく満足していた。新作張り型も『いぼいぼ君』もめちゃくちゃよかった。新しいオナホもかなりいい具合で、久しぶりの快感と射精の解放感が堪らなかった。念のため部屋に防音結界を張っておいてよかった。よすぎて、めちゃくちゃ喘いでしまった。とりあえずアナルを慣らす意味もあって、慣れている『いぼいぼ君』を使い、その後新作張り型を使い、最後にもう1度『いぼいぼ君』を使った。合わせて3回も続けてオナホの中に射精して、満足感が半端ない。
今夜も『中イキ』とやらは体験できなかったが、実に満足で有意義な時間だった。色んな意味でスッキリした。この余韻を感じているうちにと、全裸のまま、ベッド横のサイドテーブルに置いていた新作のオナホや張り型の使用感想を書く紙に文字を書き連ねていく。全ての紙にみっちり感想を書き終えると、ナイルはふぅと息を吐いた。久しぶりの快感で高揚していた気分が漸く落ち着いた。ナイルは感想でびっちりの紙を丁寧に折り曲げ、感想送付専用の封筒に入れた。宛先や自分の名前など書かなくても、これをポストに入れたらキチンと送り先に届くらしい。匿名万歳。マーサ様にはバレてたけど。
ナイルは封筒をそっと静かにサイドテーブルの上に置いて、とりあえずローションと精液で汚れた下半身を敷いていたローションと精液まみれのバスタオルの端っこでざっと拭いて、下着をつけた。
使ったオナホと張り型は風呂場で洗うしかない。ついでに尻も洗わねば。とりあえず寝間着のシャツだけ着て、下は下着だけの姿でバスタオルを丸めて片手に持った。バスタオルの上に使用済みのオナホをのせ、反対側の手に使用済みの張り型を2本掴んでナイルは静かに部屋から出た。もうとっくに日付は変わっている。ディリオも疲れているのだし寝ているだろうから、会うこともないだろう。
……と思っていたのだが。
「あ、小隊長」
ディリオと風呂場の真ん前で鉢合わせした。ディリオの手には3つのオナホが握られていた。……お前、早速したのかよ……。
人のことは言えないナイルだが、思わず呆れて半眼になった。
「小隊長もお楽しみですかー?結構エグいの使ってますね」
「お前デリカシーって言葉知ってる?」
ディリオがナイルの張り型を持った片手をチラッと見て笑った。
「聞かなくても分かるが。何してんだ、お前」
「使い終わったオナホ洗おうと思って」
「きたねぇもん持ち歩いてんじゃねぇぞ」
「ケツに入れてたもん持ち歩いてる人に言われたくないですよ」
「デリカシー」
「はははっ。大丈夫ですよ。精液はちゃんとティッシュにくるんで捨てましたし」
「……あっそ」
「小隊長、ケツも洗うんでしょ?風呂場どうぞ。俺、洗面台で洗うんで」
「……お前がオナホ洗ってる横で風呂に入れと?」
「もう日付変わってるし、明日っていうか今日も仕事でしょ。さっさと済ませて寝ましょうよ。あ、流石に張り型とか風呂場に干さないでくださいよ。ちゃんと部屋で干してくださいね」
「…………分かった」
何を言っても無駄な気がする。さっさと済ませて寝ないと昼間がキツい。ナイルは溜め息を吐きつつ、風呂場に入った。風呂場と洗面台がある脱衣場の間の扉を閉めて、床にオナホと張り型を置き、シャツの袖を捲ってから、温めのシャワーで丁寧に精液やローションを落としていく。丸めていたバスタオルもざっと洗って絞った。下着も脱いで尻回りをしっかりシャワーで洗い、ふと気づく。……新しい替えの下着を持ってくるの忘れた。馬鹿である。抜けているにも程がある。独り暮らしなら躊躇なく全裸で風呂場から普通に出ていくが、今はディリオと2人暮らしだし、ていうか今も脱衣場にディリオがいる。水音がしてるから普通にまだ使用済みのオナホを洗っている。詰んだ。
ナイルは低く唸りながら悩み、結局、絞ったバスタオルでざっと身体の水気を拭き取ると、下着をつけずにシャツだけの姿で風呂場を出た。シャツは少し裾が長めで、太腿の上3分の1くらいまで覆っているから多分ぺニスも尻も見えない。見えない筈である。ちなみに尻を洗った時は裾を顎で押さえて捲り上げていた。なので濡れていない。
風呂場の扉を開けると、まだディリオが洗面台の前に立っていた。淡い赤色のオナホを洗いながら、ディリオがナイルを見た。
「あ、早かったですね。小隊長が使ったその黄色のやつ、新作でしょ?俺にも同じのが届いてるんですけど、まだ使ってないんですよね。どうでした?」
……なんでこいつはこうも恥ずかし気もなく聞いてくるんだ?
ナイルは思わず顔がひきつった。誤魔化すようにやけに洗う時間が長いディリオの手元を見た。
「……お前、まだ洗ってたのかよ」
「んー。中の襞っつーか溝みたいなところに入った精液もきっちり洗い流さないと気持ち悪くないですか?」
「……あっそ」
「この赤いやつ、小隊長のにも入ってたんでしょ?今日は使わなかった感じですか?これ、めちゃくちゃよかったですよ。かなりオススメ」
「……あ、そう」
「ローターも試してみたんですけど、割といいですよ。ちんこの先っぽに押しつけたら中々のもんでした」
「……へぇー」
「桃色のボトルのローション使いました?」
「……使ったけど」
「あれ、匂いがかなりキツくないですか?匂い自体は悪くないんですけど」
「あー、まぁ、少しな」
「俺、匂いがキツすぎて微妙に萎えちゃったんで、ほぼ使ってないんですよ。小隊長、平気なら使います?」
「あー、うん。もらう」
「りょーかいでーす。明日にでも渡しますね」
「……あぁ」
「よし。おわりー。じゃあ、おやすみなさい」
「……おやすみ」
洗い終わったオナホをタオルで拭いたディリオが普通に脱衣場から出ていった。
ナイルも脱衣場に置いてあるタオルで下半身を拭き直し、オナホと張り型も拭いて、脱衣場から部屋に戻った。
箱に片付ける前に完全に乾かす為、サイドテーブルにオナホと張り型を置いた。朝に箱に片付ければいい。
ナイルは新しい下着をのろのろと穿き、寝間着のズボンも穿いて、ベッドに上がって、もぞもぞと布団に潜り込んだ。
何かもう気にしたら負けだ。寝よう。
ナイルは目を閉じて、いつもより短い眠りについた。
オナニーをやるか。やらないか。
サンガレアから帰ってから、実は1度もアナニーどころか普通に抜くこともしていない。そんな余裕がまるでなかった。思い出したら、したくなるものである。ストレスも性欲もかなり溜まっている。フリージアに来てからは休日が一応あるが、食料品などの買い出しに出かける以外は、ひたすら鍛練と勉強をしている。毎晩疲れきってベッドに入った途端に寝落ちるという生活が続いていた。実際、今も眠くて仕方がない。しかし思いっきりアナニーしたい気もする。まだアナニー初心者を(多分)脱していないナイルは所謂『中イキ』というものを体験できていない。普通に射精するよりもかなり気持ちがいいらしい。むくむくと自分の中でアナニーへの欲求が高まると同時に股間も盛り上がってきてしまう。
ナイルはテント状態になってしまった自分の股間を見下ろして、もうこれやるしかないんじゃないか?と思った。
やるにしてもだ。悩ましい点は他にもある。
新作張り型を使うか、サンガレアでマーサ様に貰って気に入ってしまい何度も使っている、ナイルが密かに『いぼいぼ君』と呼んでいる慣れたお気に入りの張り型を使うか。正直新作張り型もかなり気になる。ナイルが既に持っているものよりも、なんだかよりぺニスに近い形をしていて大きい。太くなっているカリの部分で前立腺のあたりをゴリゴリしたら確実に気持ちがいいだろう。あと魔石内臓だからぐるんぐるん円を描くように動く。中を掻き回されながら抜き差ししたら絶対いい。しかしだ。明日も1日ひたすら仕事と訓練がある。慣れた張り型で手っ取り早く気持ちよくなった方がいい気もする。『いぼいぼ君』はその名の通り、全体にいぼいぼがついている見た目はかなりエグい代物だ。だがこのいぼいぼが抜き差しする度に中をいい感じに刺激してきて、めちゃくちゃ気持ちがいい。おまけにこれも魔石内蔵で動く。『いぼいぼ君』とオナホの組み合わせは、今のところナイルの中では最高の一言である。お互い部屋に引き上げる前にディリオから見せてもらったマーサ様の手紙に載っていた布団にオナホを仕込んで腰を振るというやり方もかなり気になる。
ナイルは悩んだ。低く唸りながら悩んで、そして決断した。
いっそ両方使えばいいじゃないか。
ナイルはそう決めると、今回は使わない予定のオナホと張り型、ローションを入っていた紙袋に戻した。ローターも入っていたが、また今度にする。ベッドから1度降りて、部屋に備え付けのクローゼットに入れておいた箱の蓋を開ける。中には今まで貰って試したオナホと張り型が結構な量入っている。新作達を分かりやすいように紙袋ごと箱に入れ、『いぼいぼ君』を取り出した。薄紫色のエグい見た目だが、絶妙に気持ちよくしてくれる可愛いお友達である。
クローゼットの隣にある備え付けのチェストの1番下の段に入れている大判のバスタオルも取り出した。
ベッドのシーツの上にバスタオルを敷き、寝間着のズボンと下着をまとめて脱ぐ。汚れる可能性がゼロではないので、一応上も全部脱いで、ナイルはベッドの上に全裸になった。
ローションよし。オナホよし。新作張り型よし。『いぼいぼ君』よし。ぺニスはさっきからずっと勃ちっぱなし。
よし、やろう。
ーーーーーー
感想。最高。
ナイルは荒い息を吐きながら、ものすごく満足していた。新作張り型も『いぼいぼ君』もめちゃくちゃよかった。新しいオナホもかなりいい具合で、久しぶりの快感と射精の解放感が堪らなかった。念のため部屋に防音結界を張っておいてよかった。よすぎて、めちゃくちゃ喘いでしまった。とりあえずアナルを慣らす意味もあって、慣れている『いぼいぼ君』を使い、その後新作張り型を使い、最後にもう1度『いぼいぼ君』を使った。合わせて3回も続けてオナホの中に射精して、満足感が半端ない。
今夜も『中イキ』とやらは体験できなかったが、実に満足で有意義な時間だった。色んな意味でスッキリした。この余韻を感じているうちにと、全裸のまま、ベッド横のサイドテーブルに置いていた新作のオナホや張り型の使用感想を書く紙に文字を書き連ねていく。全ての紙にみっちり感想を書き終えると、ナイルはふぅと息を吐いた。久しぶりの快感で高揚していた気分が漸く落ち着いた。ナイルは感想でびっちりの紙を丁寧に折り曲げ、感想送付専用の封筒に入れた。宛先や自分の名前など書かなくても、これをポストに入れたらキチンと送り先に届くらしい。匿名万歳。マーサ様にはバレてたけど。
ナイルは封筒をそっと静かにサイドテーブルの上に置いて、とりあえずローションと精液で汚れた下半身を敷いていたローションと精液まみれのバスタオルの端っこでざっと拭いて、下着をつけた。
使ったオナホと張り型は風呂場で洗うしかない。ついでに尻も洗わねば。とりあえず寝間着のシャツだけ着て、下は下着だけの姿でバスタオルを丸めて片手に持った。バスタオルの上に使用済みのオナホをのせ、反対側の手に使用済みの張り型を2本掴んでナイルは静かに部屋から出た。もうとっくに日付は変わっている。ディリオも疲れているのだし寝ているだろうから、会うこともないだろう。
……と思っていたのだが。
「あ、小隊長」
ディリオと風呂場の真ん前で鉢合わせした。ディリオの手には3つのオナホが握られていた。……お前、早速したのかよ……。
人のことは言えないナイルだが、思わず呆れて半眼になった。
「小隊長もお楽しみですかー?結構エグいの使ってますね」
「お前デリカシーって言葉知ってる?」
ディリオがナイルの張り型を持った片手をチラッと見て笑った。
「聞かなくても分かるが。何してんだ、お前」
「使い終わったオナホ洗おうと思って」
「きたねぇもん持ち歩いてんじゃねぇぞ」
「ケツに入れてたもん持ち歩いてる人に言われたくないですよ」
「デリカシー」
「はははっ。大丈夫ですよ。精液はちゃんとティッシュにくるんで捨てましたし」
「……あっそ」
「小隊長、ケツも洗うんでしょ?風呂場どうぞ。俺、洗面台で洗うんで」
「……お前がオナホ洗ってる横で風呂に入れと?」
「もう日付変わってるし、明日っていうか今日も仕事でしょ。さっさと済ませて寝ましょうよ。あ、流石に張り型とか風呂場に干さないでくださいよ。ちゃんと部屋で干してくださいね」
「…………分かった」
何を言っても無駄な気がする。さっさと済ませて寝ないと昼間がキツい。ナイルは溜め息を吐きつつ、風呂場に入った。風呂場と洗面台がある脱衣場の間の扉を閉めて、床にオナホと張り型を置き、シャツの袖を捲ってから、温めのシャワーで丁寧に精液やローションを落としていく。丸めていたバスタオルもざっと洗って絞った。下着も脱いで尻回りをしっかりシャワーで洗い、ふと気づく。……新しい替えの下着を持ってくるの忘れた。馬鹿である。抜けているにも程がある。独り暮らしなら躊躇なく全裸で風呂場から普通に出ていくが、今はディリオと2人暮らしだし、ていうか今も脱衣場にディリオがいる。水音がしてるから普通にまだ使用済みのオナホを洗っている。詰んだ。
ナイルは低く唸りながら悩み、結局、絞ったバスタオルでざっと身体の水気を拭き取ると、下着をつけずにシャツだけの姿で風呂場を出た。シャツは少し裾が長めで、太腿の上3分の1くらいまで覆っているから多分ぺニスも尻も見えない。見えない筈である。ちなみに尻を洗った時は裾を顎で押さえて捲り上げていた。なので濡れていない。
風呂場の扉を開けると、まだディリオが洗面台の前に立っていた。淡い赤色のオナホを洗いながら、ディリオがナイルを見た。
「あ、早かったですね。小隊長が使ったその黄色のやつ、新作でしょ?俺にも同じのが届いてるんですけど、まだ使ってないんですよね。どうでした?」
……なんでこいつはこうも恥ずかし気もなく聞いてくるんだ?
ナイルは思わず顔がひきつった。誤魔化すようにやけに洗う時間が長いディリオの手元を見た。
「……お前、まだ洗ってたのかよ」
「んー。中の襞っつーか溝みたいなところに入った精液もきっちり洗い流さないと気持ち悪くないですか?」
「……あっそ」
「この赤いやつ、小隊長のにも入ってたんでしょ?今日は使わなかった感じですか?これ、めちゃくちゃよかったですよ。かなりオススメ」
「……あ、そう」
「ローターも試してみたんですけど、割といいですよ。ちんこの先っぽに押しつけたら中々のもんでした」
「……へぇー」
「桃色のボトルのローション使いました?」
「……使ったけど」
「あれ、匂いがかなりキツくないですか?匂い自体は悪くないんですけど」
「あー、まぁ、少しな」
「俺、匂いがキツすぎて微妙に萎えちゃったんで、ほぼ使ってないんですよ。小隊長、平気なら使います?」
「あー、うん。もらう」
「りょーかいでーす。明日にでも渡しますね」
「……あぁ」
「よし。おわりー。じゃあ、おやすみなさい」
「……おやすみ」
洗い終わったオナホをタオルで拭いたディリオが普通に脱衣場から出ていった。
ナイルも脱衣場に置いてあるタオルで下半身を拭き直し、オナホと張り型も拭いて、脱衣場から部屋に戻った。
箱に片付ける前に完全に乾かす為、サイドテーブルにオナホと張り型を置いた。朝に箱に片付ければいい。
ナイルは新しい下着をのろのろと穿き、寝間着のズボンも穿いて、ベッドに上がって、もぞもぞと布団に潜り込んだ。
何かもう気にしたら負けだ。寝よう。
ナイルは目を閉じて、いつもより短い眠りについた。
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