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平凡男娼と傷ついた男
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ニーアは花街で春を売っている。ニーアは美人でもなんでもない。頬にはそばかすが散っていて、特徴らしい特徴はそれくらいの平凡な顔立ちをしている。身体つきは貧相に痩せていて、売れっ子とは程遠い。
ニーアは貧しい農村で生まれた。口減らしの為に、八つの時に娼館に売られた。下働きとして働いて、十八になると客をとり始めた。ニーアの客は、ろくに金もない、ただ性欲処理がしたいだけの男ばかりだ。ニーアは不細工ではないが美しくもないので、値段が安い。だから、一晩で何人も相手することが多い。春を売り始めて、そろそろ五年になる。じわじわと客が減り始めてきた。
美しくもないニーアは、若さが無くなれば、娼館を訪れる客に見向きもされなくなる。ニーアよりも若い男娼は次から次へと現れる。娼館から出ていくことはできない。まだ年季が明けていないし、ニーアの親が受け取っただけの金を稼げていない。もし、逃げたとしても、捕まってなぶり殺しにされるだけだ。
ニーアは今夜も客を求めて、娼館の前で客引きをした。
夏の一際暑い夜。ニーアは暑さに辟易しながら、客になりそうな道行く男達を物色していた。今日は五人の男に声をかけたが、誰もニーアを買ってくれなかった。一人も客をとれないと、娼館の主人から折檻される。ここ一年くらい、折檻される回数がぐっと増えた。痛いのは嫌だ。男に抱かれるのも本当は嫌だ。だが、ニーアは此処でしか生きていけない。
ニーアはゆるい笑みを浮かべて、近くを歩く無精髭が小汚い中年の男に声をかけた。
「ねぇ。遊んでいかないかい?」
小汚い中年の男が立ち止まり、じろじろとニーアを見てきた。
ニーアも男をじっと観察した。ボサボサのだらしなく伸びた黒髪に疲れた色を浮かべている濃い緑色の瞳、多分、小汚い無精髭を剃れば、そこそこ男前な顔立ちをしていると思う。草臥れた服を着ている男は、多分四十前後だろう。
男がボソッと呟いた。
「俺に声をかけたのか」
「そうだよ」
「……奇特な男だな」
「え? そう?」
「……一晩いくらだ」
「え? 一晩買ってくれるの? 一晩なら五千ペート」
「ふぅん」
中年の男が近寄ってきて、ズボンのポケットから財布を取り出し、ぽんと五千ペートをニーアに手渡した。
「え、あ、ありがとう……部屋に案内するよ」
「あぁ」
ニーアを一晩買った中年の男は、その夜、指一本もニーアに触れず、ただ、粗末な寝台の上で、ニーアの太腿を枕に寝ただけだった。
それから、三日と開けずに中年の男が来るようになった。男は必ず一晩ニーアを買い、何もせずにニーアの太腿を枕に寝るだけだ。
中年の男は、ゼロと名乗った。
ゼロが頻繁に一晩買ってくれるので、ニーアは娼館の主人から折檻されることが無くなった。食事を抜かれることも減ったし、ゼロは何もしないから、辛い身体の負担がなくなった。
夏が終わり、秋がきた。秋になっても、ゼロは毎日のようにニーアを買いに来た。
涼しくなってきたある日のこと。
ニーアは、自分の太腿を枕にうとうとしている小汚いゼロの頭をやんわり撫でながら、ゼロに問いかけた。
「ゼロの旦那。何で、旦那は俺を買ってくれるんだい?」
「……お前の側にいるとよく眠れる」
「もしかして……なんだっけ? あ、不眠症ってやつ?」
「まぁ、そんなもんだ」
「お医者さんは?」
「薬を飲んでも意味がない。俺には薬が効かない。そういう訓練を受けている」
「訓練」
「俺は軍人だった。今は情けない負け犬だがな。先の戦で多くのものを失った。……残ったのは金だけだ。これでも、優れた指揮官だと言われていた。ずっと信じていた友に裏切られるまでは」
「何をされたの?」
「つまらんことよ。戦が我が国の勝利で終わった後で、やってもいない罪をなすりつけられた。俺は無罪を主張した。だが、誰も信じてはくれなかった。最終的に無罪だとされたが、軍にいることが嫌になって辞めた。生命を預けあった戦友達は、誰も俺のことを信じてくれなかった。そのことに失望した。死のうと思った。だが、死ねなかった。俺は俺が思っていたよりもずっと臆病者だったらしい」
「……ゼロの旦那」
「……つまらん話をした。寝る」
「おやすみ。旦那。いい夢を」
ニーアはゼロの頭をやんわりと撫でながら、幼い頃に母が歌ってくれていた歌を歌った。
母が歌ってくれたのは、ニーアが本当に幼い頃だったので、記憶が朧げだから、殆ど適当な歌だが、歌なんてこれしか知らない。小さな声で歌い始めると、ゼロが穏やかな寝息を立て始めた。眠れない程深く傷ついているゼロが、せめて夢の中では安らかであってほしい。
ニーアはその日、一晩中歌っていた。
冬がきた。寒さが辛く、死人がでやすい季節だ。ニーアは外套も羽織らずに、薄着のまま、客引きをしていた。昨日は、珍しくゼロが来なかった。ここ暫く、ずっとゼロに買われていたので、久しぶりに他の客をなんとか捕まえて、男の欲の捌け口にされた。乱暴な客の相手をした身体は今も痛むが、今日も客をとらないと、今度は娼館の主人に折檻される。ニーアが何人もの男に声をかけ、冷たく無視されていると、すっかり耳に馴染んでいる低い声で名前を呼ばれた。
声がした方を見れば、こざっぱりとした風貌の男前な中年の男が立っていた。ニーアはきょとんと目を丸くした。
「ゼロの旦那?」
「あぁ。お前を身請けする」
「え?」
「商売を始めることにした。手伝ってくれ」
「え、え、でも、俺は読み書きも計算もできないよ」
「それは俺が教える」
「……なんで、俺なの?」
「……お前の目は、俺が知る誰よりも優しい」
「俺は優しくなんてない」
「俺はそう感じる」
「旦那……」
ニーアは少し困ったが、同時に嬉しかった。ゼロと、男娼と客ではない関係になれる。ニーアは、ずっと触れてこないゼロに、淡い想いを抱いていた。優しいのはニーアではない。ゼロの方だ。
自分に商売の手伝いができるか分からないが、ニーアは少しだけ迷って、思い切って頷いた。
ゼロが初めて笑った。
それから、ニーアは身請けされて、ゼロの商売の手伝いを始めた。ゼロは、実家が貿易商人らしく、異国のものを扱う店をやっている。ゼロは商才もあるみたいで、店は年々大きくなっていった。
ニーアは、ゼロと一緒に暮らし、毎晩、ゼロから読み書き計算を習い、昼間は店の掃除や雑用をしている。
夜。今日の勉強が終わると、ニーアは寝台の上でゼロに抱きしめられた。身請けされても、ゼロはニーアに触れてこない。きっと、男の手垢だらけの汚い男娼上がりには触れたくないのだろう。ニーアはそう思って、自分からはゼロに触れないでいた。本当は、ゼロに触れてほしい。でも、それはいけないことだ。
ニーアは、ゼロにねだられて、今夜も下手くそで適当な歌を歌った。うとうとし始めたゼロが、ニーアを抱きしめたまま、ボソッと呟いた。
「お前を抱けたらいいのに」
「……え?」
「俺は不能だ。それに、お前よりもずっと年上だ。本来なら、俺なんかがお前を独占すべきではないのだろう」
「……ゼロの旦那。俺は、俺はゼロの旦那が好きだよ」
「……そうか」
「信じなくてもいいよ。俺が勝手に好きなだけだから。ゼロの旦那。旦那は、俺が知る中では、一番優しい。優しいから傷ついたんだ」
「単に俺が間抜けだっただけだ」
「ゼロの旦那。我儘言ってもいい?」
「なんだ」
「……キス、して。キスだけはしたことがないんだ」
「……そうか」
ゼロが、ニーアの唇に触れるだけのキスをした。初めてのキスは、どこまでも優しかった。
ニーアがゼロの頬を優しく撫でると、至近距離で、ゼロが泣きそうに顔を歪めた。
「俺なんかがお前を愛することを許してくれ」
「『俺なんか』なんて言わないでよ。ゼロの旦那はすごいよ。何でもできる。すごく優しくて、格好いい」
「…………」
「ゼロの旦那。ずっと側にいてもいい?」
「側にいてくれ。俺が死ぬその瞬間まで」
「うん」
「どうか、ずっと笑っていてくれ。お前の笑顔が好きなんだ」
「……笑って見送るよ」
ニーアは、いつものゆるい笑みを浮かべた。ゼロの目が嬉しそうに細まり、再び、触れるだけのキスをしてくれた。嬉しくて、胸の奥がぽかぽかしてくる。
ニーアは、ゼロと目を合わせて、胸の中に広がる幸せに微笑んだ。
ゼロを見送る時、ニーアはいつも通りゆるく笑っていた。
ゼロは、ニーアの太腿を枕に、穏やかな顔で逝った。ニーアは、ゆるい笑みを浮かべながら、ぽとっと涙を零した。
「俺がそっちに行くまで待っててよ。ゼロの旦那」
ニーアは、何度も何度も、冷たくなったゼロの頭をやんわりと撫でた。
(おしまい)
ニーアは貧しい農村で生まれた。口減らしの為に、八つの時に娼館に売られた。下働きとして働いて、十八になると客をとり始めた。ニーアの客は、ろくに金もない、ただ性欲処理がしたいだけの男ばかりだ。ニーアは不細工ではないが美しくもないので、値段が安い。だから、一晩で何人も相手することが多い。春を売り始めて、そろそろ五年になる。じわじわと客が減り始めてきた。
美しくもないニーアは、若さが無くなれば、娼館を訪れる客に見向きもされなくなる。ニーアよりも若い男娼は次から次へと現れる。娼館から出ていくことはできない。まだ年季が明けていないし、ニーアの親が受け取っただけの金を稼げていない。もし、逃げたとしても、捕まってなぶり殺しにされるだけだ。
ニーアは今夜も客を求めて、娼館の前で客引きをした。
夏の一際暑い夜。ニーアは暑さに辟易しながら、客になりそうな道行く男達を物色していた。今日は五人の男に声をかけたが、誰もニーアを買ってくれなかった。一人も客をとれないと、娼館の主人から折檻される。ここ一年くらい、折檻される回数がぐっと増えた。痛いのは嫌だ。男に抱かれるのも本当は嫌だ。だが、ニーアは此処でしか生きていけない。
ニーアはゆるい笑みを浮かべて、近くを歩く無精髭が小汚い中年の男に声をかけた。
「ねぇ。遊んでいかないかい?」
小汚い中年の男が立ち止まり、じろじろとニーアを見てきた。
ニーアも男をじっと観察した。ボサボサのだらしなく伸びた黒髪に疲れた色を浮かべている濃い緑色の瞳、多分、小汚い無精髭を剃れば、そこそこ男前な顔立ちをしていると思う。草臥れた服を着ている男は、多分四十前後だろう。
男がボソッと呟いた。
「俺に声をかけたのか」
「そうだよ」
「……奇特な男だな」
「え? そう?」
「……一晩いくらだ」
「え? 一晩買ってくれるの? 一晩なら五千ペート」
「ふぅん」
中年の男が近寄ってきて、ズボンのポケットから財布を取り出し、ぽんと五千ペートをニーアに手渡した。
「え、あ、ありがとう……部屋に案内するよ」
「あぁ」
ニーアを一晩買った中年の男は、その夜、指一本もニーアに触れず、ただ、粗末な寝台の上で、ニーアの太腿を枕に寝ただけだった。
それから、三日と開けずに中年の男が来るようになった。男は必ず一晩ニーアを買い、何もせずにニーアの太腿を枕に寝るだけだ。
中年の男は、ゼロと名乗った。
ゼロが頻繁に一晩買ってくれるので、ニーアは娼館の主人から折檻されることが無くなった。食事を抜かれることも減ったし、ゼロは何もしないから、辛い身体の負担がなくなった。
夏が終わり、秋がきた。秋になっても、ゼロは毎日のようにニーアを買いに来た。
涼しくなってきたある日のこと。
ニーアは、自分の太腿を枕にうとうとしている小汚いゼロの頭をやんわり撫でながら、ゼロに問いかけた。
「ゼロの旦那。何で、旦那は俺を買ってくれるんだい?」
「……お前の側にいるとよく眠れる」
「もしかして……なんだっけ? あ、不眠症ってやつ?」
「まぁ、そんなもんだ」
「お医者さんは?」
「薬を飲んでも意味がない。俺には薬が効かない。そういう訓練を受けている」
「訓練」
「俺は軍人だった。今は情けない負け犬だがな。先の戦で多くのものを失った。……残ったのは金だけだ。これでも、優れた指揮官だと言われていた。ずっと信じていた友に裏切られるまでは」
「何をされたの?」
「つまらんことよ。戦が我が国の勝利で終わった後で、やってもいない罪をなすりつけられた。俺は無罪を主張した。だが、誰も信じてはくれなかった。最終的に無罪だとされたが、軍にいることが嫌になって辞めた。生命を預けあった戦友達は、誰も俺のことを信じてくれなかった。そのことに失望した。死のうと思った。だが、死ねなかった。俺は俺が思っていたよりもずっと臆病者だったらしい」
「……ゼロの旦那」
「……つまらん話をした。寝る」
「おやすみ。旦那。いい夢を」
ニーアはゼロの頭をやんわりと撫でながら、幼い頃に母が歌ってくれていた歌を歌った。
母が歌ってくれたのは、ニーアが本当に幼い頃だったので、記憶が朧げだから、殆ど適当な歌だが、歌なんてこれしか知らない。小さな声で歌い始めると、ゼロが穏やかな寝息を立て始めた。眠れない程深く傷ついているゼロが、せめて夢の中では安らかであってほしい。
ニーアはその日、一晩中歌っていた。
冬がきた。寒さが辛く、死人がでやすい季節だ。ニーアは外套も羽織らずに、薄着のまま、客引きをしていた。昨日は、珍しくゼロが来なかった。ここ暫く、ずっとゼロに買われていたので、久しぶりに他の客をなんとか捕まえて、男の欲の捌け口にされた。乱暴な客の相手をした身体は今も痛むが、今日も客をとらないと、今度は娼館の主人に折檻される。ニーアが何人もの男に声をかけ、冷たく無視されていると、すっかり耳に馴染んでいる低い声で名前を呼ばれた。
声がした方を見れば、こざっぱりとした風貌の男前な中年の男が立っていた。ニーアはきょとんと目を丸くした。
「ゼロの旦那?」
「あぁ。お前を身請けする」
「え?」
「商売を始めることにした。手伝ってくれ」
「え、え、でも、俺は読み書きも計算もできないよ」
「それは俺が教える」
「……なんで、俺なの?」
「……お前の目は、俺が知る誰よりも優しい」
「俺は優しくなんてない」
「俺はそう感じる」
「旦那……」
ニーアは少し困ったが、同時に嬉しかった。ゼロと、男娼と客ではない関係になれる。ニーアは、ずっと触れてこないゼロに、淡い想いを抱いていた。優しいのはニーアではない。ゼロの方だ。
自分に商売の手伝いができるか分からないが、ニーアは少しだけ迷って、思い切って頷いた。
ゼロが初めて笑った。
それから、ニーアは身請けされて、ゼロの商売の手伝いを始めた。ゼロは、実家が貿易商人らしく、異国のものを扱う店をやっている。ゼロは商才もあるみたいで、店は年々大きくなっていった。
ニーアは、ゼロと一緒に暮らし、毎晩、ゼロから読み書き計算を習い、昼間は店の掃除や雑用をしている。
夜。今日の勉強が終わると、ニーアは寝台の上でゼロに抱きしめられた。身請けされても、ゼロはニーアに触れてこない。きっと、男の手垢だらけの汚い男娼上がりには触れたくないのだろう。ニーアはそう思って、自分からはゼロに触れないでいた。本当は、ゼロに触れてほしい。でも、それはいけないことだ。
ニーアは、ゼロにねだられて、今夜も下手くそで適当な歌を歌った。うとうとし始めたゼロが、ニーアを抱きしめたまま、ボソッと呟いた。
「お前を抱けたらいいのに」
「……え?」
「俺は不能だ。それに、お前よりもずっと年上だ。本来なら、俺なんかがお前を独占すべきではないのだろう」
「……ゼロの旦那。俺は、俺はゼロの旦那が好きだよ」
「……そうか」
「信じなくてもいいよ。俺が勝手に好きなだけだから。ゼロの旦那。旦那は、俺が知る中では、一番優しい。優しいから傷ついたんだ」
「単に俺が間抜けだっただけだ」
「ゼロの旦那。我儘言ってもいい?」
「なんだ」
「……キス、して。キスだけはしたことがないんだ」
「……そうか」
ゼロが、ニーアの唇に触れるだけのキスをした。初めてのキスは、どこまでも優しかった。
ニーアがゼロの頬を優しく撫でると、至近距離で、ゼロが泣きそうに顔を歪めた。
「俺なんかがお前を愛することを許してくれ」
「『俺なんか』なんて言わないでよ。ゼロの旦那はすごいよ。何でもできる。すごく優しくて、格好いい」
「…………」
「ゼロの旦那。ずっと側にいてもいい?」
「側にいてくれ。俺が死ぬその瞬間まで」
「うん」
「どうか、ずっと笑っていてくれ。お前の笑顔が好きなんだ」
「……笑って見送るよ」
ニーアは、いつものゆるい笑みを浮かべた。ゼロの目が嬉しそうに細まり、再び、触れるだけのキスをしてくれた。嬉しくて、胸の奥がぽかぽかしてくる。
ニーアは、ゼロと目を合わせて、胸の中に広がる幸せに微笑んだ。
ゼロを見送る時、ニーアはいつも通りゆるく笑っていた。
ゼロは、ニーアの太腿を枕に、穏やかな顔で逝った。ニーアは、ゆるい笑みを浮かべながら、ぽとっと涙を零した。
「俺がそっちに行くまで待っててよ。ゼロの旦那」
ニーアは、何度も何度も、冷たくなったゼロの頭をやんわりと撫でた。
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本当に嬉しいです!!
辛い境遇にあった二人が出会って、最後は寄り添って生きていけたので、これも一つの幸せの形かなぁと思います。とても辛いことがあったからこそ、何でもない日常が幸せだったりするのかなぁと。
笑顔で見送る側は本当にしんどいのですが、見送られる側は多分すごく幸せですし、「笑顔で見送ってやれた」と、見送る側も後悔がないのではないかと思います。
お読み下さり、本当にありがとうございました!!
毎回泣かされます
今回も素敵なお話でした
感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!
嬉し過ぎるお言葉をくださり、本当に本当にありがとうございますーー!!(泣)
看取りBL増えないかなぁと願いを込めつつ、楽しく執筆いたしました!
お楽しみいただけたのでしたら、幸いであります!!
お読み下さり、本当にありがとうございました!!