10 / 53
10:クリスという男
しおりを挟む
クリス・カーターは幼少の頃より、何故か存在感が薄かった。
人から、あれ?いたの?と言われることは日常茶飯事で、店に行っても声をかけるまで気づかれないことは常である。
兄弟が多かったこともあり、親に忘れられることもよくあった。小学校に上がる前、家族旅行に行く時に忘れられ、家に一人で置いていかれたので、隣町の祖母の家まで歩いて行ったエピソードは今では鉄板ネタと化している。
産みの親の母にさえ、存在を気づかれないことが多々あったが、祖母だけはいつだってクリスの存在に気づいてくれた。
自然と祖母の側にいることが多くなり、編み物をする祖母の側で、亡くなった祖父が残した民俗学の様々な本を読むのが日課であった。見知らぬ土地の見知らぬ文化に憧れを抱いた。
家は農家で裕福ではなく、兄弟も多く、親は存在感の薄い息子を高等学校に行かせるつもりはまるでなかったが、唯一の理解者であった祖母がお金を出してくれて、奨学金制度も利用して王都の高等学校に進学することができた。
王都の高等学校での出会いがクリスにとって転機となった。
高等学校に入学しても、存在感の薄さから中々友人ができないでいた。友人をつくろうにも、そもそも気づいてもらえないのである。クリスから話しかけてみても、次に会った時に忘れられていたりして、中々うまく友人をつくれないでいた。
そんなある日、講義の一環で2人組で調べものをしなければならなくなった。当然、クリスに声をかける者はいない。どうしたものかと思っていると、1人の女生徒に声をかけられた。祖母以外で先に声をかけられたのは初めてであった。驚いているうちに一緒に講義の課題をすることが決まっていた。それが後に親友とも呼べる存在になるケーシャ・サンガレアとの出会いであった。
ケーシャは土の神子の娘である。
クリスもケーシャの噂は耳にしたことがあったが、話すのは初めてであった。
ケーシャは地味な眼鏡とお下げ髪の一見目立たない、クリスと同じ存在感の薄い印象だった。実際は人目を惹き付ける美人であったが、無駄に目立つのを避けるためにわざと地味な格好をし、わざわざ気配を消していた。
どうして自分に声をかけたのかと聞くと、存在感が薄すぎて逆に目立ってたから、と驚く答えが返ってきた。
ケーシャとは馬があったのだろう。課題を終えた後も、親しく話す間柄になった。ケーシャは卒業後は高等学校の更に上、研究院に進むつもりであった。クリスも同じように進みたかったが、如何せん金銭的な問題があった。
悩んでいると、サンガレア領の奨学金制度をケーシャに薦められた。曰く、卒業後、サンガレア領の学校施設で一定年数働けば返済額が減額されると。
高等学校3年の春に最愛の祖母を亡くしたこともあって、クリスは故郷を捨て、サンガレアに移住することを決意した。
それからは必死だった。ひたすら勉学と研究に励んだ。サンガレアで求められる教員としての水準は高い。そこに到達するまで脇目もふらずに、がむしゃらに頑張った。大変だったが、ケーシャという親友がいた。キツイ思いもしつつ、それ以上に充実して楽しい日々であった。
サンガレア中央小学校に無事就職して数年後。上司の勧めで見合いをすることになった。
見合いの相手は美しい女性だった。
一目惚れであった。
サンガレアは公務員の給与や福利厚生が良い。クリス自身も、存在感が薄い為あまり気づかれないが、そこそこ見目がいい。
見合いはトントン拍子に進み、結婚して子供が2人できた。
幸せだと思っていた。妻にねだられて少々無理をして家を買った。空いてる時間は全て家族の為に使っていた。育児にも積極的に参加し、妻のことも大切にしていた。
しかし、幸せの形は一瞬で崩れ去った。
ある日家に帰ると、クリスの私物が玄関先に置いてあった。訝しく思いながら家の中に入ると、妻に離婚届を渡された。子供は2人とも本当の父親は違う男だと言われる。
この世界は男女比が平等ではない。6:4で男の方が多い。その為、複婚や同性婚が認められている。
クリスは妻に惚れ込んでいた。他に男がいるのならば、複婚でも構わないと伝えたが、ダメだった。居るも居ないも分からず気味が悪いと言われた。
そのまま離婚届の書類とわずかな私物を持たされ、家から追い出された。クリスが所持していた研究用の書籍や民俗調査地で仕入れた様々な物は全て処分されていた。
ショック過ぎて何も考えられず、フラフラと交流のある後輩でケーシャの弟トゥーリャの元を訪ねた。事情を話すと、暫くトゥーリャの家に泊めてくれて、茫然としているクリスに代わり、トゥーリャが新しい家の手配や請求されていた法外な額の慰謝料の撤廃、勝手に変更されていた家の権利の復権など全てのことをしてくれた。たとえ違う男の子供だとしても、産まれてから数年間、実の子と思って育ててきた子供達に関しては、本当に愛しているので養育費だけは払うことにした。
家を購入するときに銀行から借りた返済せねばならないお金と養育費を捻出する為に家を売った。
処分された物は諦めざるを得なかった。
失意のドン底にいた時、救いになったのは、ケーシャの年の離れた弟ニーファの存在だった。
ニーファはクリスが初めて担任をした生徒の一人である。領主家の子息であるが、街の子供達と一緒に小学校に入学した。ケーシャを通じて彼女の家族とも親しくしていた為、担任を任されることになった。ニーファは可愛らしい子供でいつだって真っ直ぐな瞳でクリスを見た。
クリスは子供達に存在を気づいてもらえるように腰に鈴をつけるようにしていた。しかし、それがなくても、姉同様、ニーファもクリスの存在にいつだって気づいてくれていた。
離婚したのは彼が卒業した後だったが、ある日、民俗学に興味があるから教えて欲しいと請われ、以来休日などに会ってニーファに持てる知識を教える日々が始まった。
ニーファは頭のいい子であった。そしてなにより素直で真っ直ぐな子だった。
クリスのことを真っ直ぐに慕い、教えることをみるみる吸収し、成長していくニーファ姿に、うちひしがれていた心が少しずつ元の形に戻っていった。
ニーファが王都の高等学校に行っても交流は続き、彼がサンガレア中央小学校の教員になった時は誰よりも喜んだ。
もはや我が子の様に愛していると言っても過言ではない。
ニーファは兎に角美しい。
彼に恋する男も女も絶えなかった。クリスは心配でならなかった。ニーファが不埒な輩に狙われたり騙し討ちのような目に合わないかと。
クリスはマーサが昔言っていた『せこむ』とやらになる決意をした。自分の手が届く所にいるうちはニーファを守ると。
ニーファにはいつか最高の伴侶を得て、幸せになってもらいたい。その為には何だってする覚悟だ。
そのニーファが精霊の子を宿した。
父親はクリスだという。困惑する思いはあったが、それ以上に安堵した。相手が自分で良かったと。これが他の男だったら、必要だからと無理に身体の関係を迫られていたに違いない。
ニーファは以前一緒に酒を飲んでいる時に童貞だと言っていた。初めてはニーファが心底惚れた相手とがいい。
性行為はできないし、する気も更々ないが、それ以外のできることは全てやるとクリスは決意をした。
ーーーーーー
マーサと共に新居となる家を目指して街中を歩く。ニーファはお留守番だ。本人は行きたがったが、危険であると判断して置いてきた。
どこか見覚えのある通りを歩く。
雑談しながら歩いていたが、段々クリスの口数は減っていった。
此処だと言われた家は、嘗てクリスが別れた家族と暮らし、結果として売り払った家であった。
「マーサ様。……此処ですか?」
「そう。私もこないだ知ったばかりなんだけどね」
「……何故……」
「貴方が離婚した時、リチャードにたまたま情報が入ってきて、先んじて手を回していたそうよ。貴方が処分されていたと思っている私物も、全部ではないかもしれないけど集めて保管してあるんですって。本当はすぐに返そうと思ったらしいけど、タイミングじゃなさそうだったから今までとっておいたそうよ」
「どうして……」
「リチャード、貴方のこと気に入っているのよ。ケーシャの友達ってこともあるけど、単純に貴方のことを好ましく思ってるみたい。勿論、私もだけど」
何と表現したらいいのかも分からない様々な感情が溢れかえり、言葉にならなかった。グッと唇を噛み締める。
ただ、一言しか言えなかった。
「……ありがとうございます……」
マーサが俯くクリスの肩を軽く叩いた。
「貴方は確かに1度捨てられたけど、貴方のこと、大切に思ってる人は沢山いるのよ」
「……はい」
涙が零れないようにするので、精一杯だった。
人から、あれ?いたの?と言われることは日常茶飯事で、店に行っても声をかけるまで気づかれないことは常である。
兄弟が多かったこともあり、親に忘れられることもよくあった。小学校に上がる前、家族旅行に行く時に忘れられ、家に一人で置いていかれたので、隣町の祖母の家まで歩いて行ったエピソードは今では鉄板ネタと化している。
産みの親の母にさえ、存在を気づかれないことが多々あったが、祖母だけはいつだってクリスの存在に気づいてくれた。
自然と祖母の側にいることが多くなり、編み物をする祖母の側で、亡くなった祖父が残した民俗学の様々な本を読むのが日課であった。見知らぬ土地の見知らぬ文化に憧れを抱いた。
家は農家で裕福ではなく、兄弟も多く、親は存在感の薄い息子を高等学校に行かせるつもりはまるでなかったが、唯一の理解者であった祖母がお金を出してくれて、奨学金制度も利用して王都の高等学校に進学することができた。
王都の高等学校での出会いがクリスにとって転機となった。
高等学校に入学しても、存在感の薄さから中々友人ができないでいた。友人をつくろうにも、そもそも気づいてもらえないのである。クリスから話しかけてみても、次に会った時に忘れられていたりして、中々うまく友人をつくれないでいた。
そんなある日、講義の一環で2人組で調べものをしなければならなくなった。当然、クリスに声をかける者はいない。どうしたものかと思っていると、1人の女生徒に声をかけられた。祖母以外で先に声をかけられたのは初めてであった。驚いているうちに一緒に講義の課題をすることが決まっていた。それが後に親友とも呼べる存在になるケーシャ・サンガレアとの出会いであった。
ケーシャは土の神子の娘である。
クリスもケーシャの噂は耳にしたことがあったが、話すのは初めてであった。
ケーシャは地味な眼鏡とお下げ髪の一見目立たない、クリスと同じ存在感の薄い印象だった。実際は人目を惹き付ける美人であったが、無駄に目立つのを避けるためにわざと地味な格好をし、わざわざ気配を消していた。
どうして自分に声をかけたのかと聞くと、存在感が薄すぎて逆に目立ってたから、と驚く答えが返ってきた。
ケーシャとは馬があったのだろう。課題を終えた後も、親しく話す間柄になった。ケーシャは卒業後は高等学校の更に上、研究院に進むつもりであった。クリスも同じように進みたかったが、如何せん金銭的な問題があった。
悩んでいると、サンガレア領の奨学金制度をケーシャに薦められた。曰く、卒業後、サンガレア領の学校施設で一定年数働けば返済額が減額されると。
高等学校3年の春に最愛の祖母を亡くしたこともあって、クリスは故郷を捨て、サンガレアに移住することを決意した。
それからは必死だった。ひたすら勉学と研究に励んだ。サンガレアで求められる教員としての水準は高い。そこに到達するまで脇目もふらずに、がむしゃらに頑張った。大変だったが、ケーシャという親友がいた。キツイ思いもしつつ、それ以上に充実して楽しい日々であった。
サンガレア中央小学校に無事就職して数年後。上司の勧めで見合いをすることになった。
見合いの相手は美しい女性だった。
一目惚れであった。
サンガレアは公務員の給与や福利厚生が良い。クリス自身も、存在感が薄い為あまり気づかれないが、そこそこ見目がいい。
見合いはトントン拍子に進み、結婚して子供が2人できた。
幸せだと思っていた。妻にねだられて少々無理をして家を買った。空いてる時間は全て家族の為に使っていた。育児にも積極的に参加し、妻のことも大切にしていた。
しかし、幸せの形は一瞬で崩れ去った。
ある日家に帰ると、クリスの私物が玄関先に置いてあった。訝しく思いながら家の中に入ると、妻に離婚届を渡された。子供は2人とも本当の父親は違う男だと言われる。
この世界は男女比が平等ではない。6:4で男の方が多い。その為、複婚や同性婚が認められている。
クリスは妻に惚れ込んでいた。他に男がいるのならば、複婚でも構わないと伝えたが、ダメだった。居るも居ないも分からず気味が悪いと言われた。
そのまま離婚届の書類とわずかな私物を持たされ、家から追い出された。クリスが所持していた研究用の書籍や民俗調査地で仕入れた様々な物は全て処分されていた。
ショック過ぎて何も考えられず、フラフラと交流のある後輩でケーシャの弟トゥーリャの元を訪ねた。事情を話すと、暫くトゥーリャの家に泊めてくれて、茫然としているクリスに代わり、トゥーリャが新しい家の手配や請求されていた法外な額の慰謝料の撤廃、勝手に変更されていた家の権利の復権など全てのことをしてくれた。たとえ違う男の子供だとしても、産まれてから数年間、実の子と思って育ててきた子供達に関しては、本当に愛しているので養育費だけは払うことにした。
家を購入するときに銀行から借りた返済せねばならないお金と養育費を捻出する為に家を売った。
処分された物は諦めざるを得なかった。
失意のドン底にいた時、救いになったのは、ケーシャの年の離れた弟ニーファの存在だった。
ニーファはクリスが初めて担任をした生徒の一人である。領主家の子息であるが、街の子供達と一緒に小学校に入学した。ケーシャを通じて彼女の家族とも親しくしていた為、担任を任されることになった。ニーファは可愛らしい子供でいつだって真っ直ぐな瞳でクリスを見た。
クリスは子供達に存在を気づいてもらえるように腰に鈴をつけるようにしていた。しかし、それがなくても、姉同様、ニーファもクリスの存在にいつだって気づいてくれていた。
離婚したのは彼が卒業した後だったが、ある日、民俗学に興味があるから教えて欲しいと請われ、以来休日などに会ってニーファに持てる知識を教える日々が始まった。
ニーファは頭のいい子であった。そしてなにより素直で真っ直ぐな子だった。
クリスのことを真っ直ぐに慕い、教えることをみるみる吸収し、成長していくニーファ姿に、うちひしがれていた心が少しずつ元の形に戻っていった。
ニーファが王都の高等学校に行っても交流は続き、彼がサンガレア中央小学校の教員になった時は誰よりも喜んだ。
もはや我が子の様に愛していると言っても過言ではない。
ニーファは兎に角美しい。
彼に恋する男も女も絶えなかった。クリスは心配でならなかった。ニーファが不埒な輩に狙われたり騙し討ちのような目に合わないかと。
クリスはマーサが昔言っていた『せこむ』とやらになる決意をした。自分の手が届く所にいるうちはニーファを守ると。
ニーファにはいつか最高の伴侶を得て、幸せになってもらいたい。その為には何だってする覚悟だ。
そのニーファが精霊の子を宿した。
父親はクリスだという。困惑する思いはあったが、それ以上に安堵した。相手が自分で良かったと。これが他の男だったら、必要だからと無理に身体の関係を迫られていたに違いない。
ニーファは以前一緒に酒を飲んでいる時に童貞だと言っていた。初めてはニーファが心底惚れた相手とがいい。
性行為はできないし、する気も更々ないが、それ以外のできることは全てやるとクリスは決意をした。
ーーーーーー
マーサと共に新居となる家を目指して街中を歩く。ニーファはお留守番だ。本人は行きたがったが、危険であると判断して置いてきた。
どこか見覚えのある通りを歩く。
雑談しながら歩いていたが、段々クリスの口数は減っていった。
此処だと言われた家は、嘗てクリスが別れた家族と暮らし、結果として売り払った家であった。
「マーサ様。……此処ですか?」
「そう。私もこないだ知ったばかりなんだけどね」
「……何故……」
「貴方が離婚した時、リチャードにたまたま情報が入ってきて、先んじて手を回していたそうよ。貴方が処分されていたと思っている私物も、全部ではないかもしれないけど集めて保管してあるんですって。本当はすぐに返そうと思ったらしいけど、タイミングじゃなさそうだったから今までとっておいたそうよ」
「どうして……」
「リチャード、貴方のこと気に入っているのよ。ケーシャの友達ってこともあるけど、単純に貴方のことを好ましく思ってるみたい。勿論、私もだけど」
何と表現したらいいのかも分からない様々な感情が溢れかえり、言葉にならなかった。グッと唇を噛み締める。
ただ、一言しか言えなかった。
「……ありがとうございます……」
マーサが俯くクリスの肩を軽く叩いた。
「貴方は確かに1度捨てられたけど、貴方のこと、大切に思ってる人は沢山いるのよ」
「……はい」
涙が零れないようにするので、精一杯だった。
11
お気に入りに追加
312
あなたにおすすめの小説
【完結】マジで滅びるんで、俺の為に怒らないで下さい
白井のわ
BL
人外✕人間(人外攻め)体格差有り、人外溺愛もの、基本受け視点です。
村長一家に奴隷扱いされていた受けが、村の為に生贄に捧げられたのをきっかけに、双子の龍の神様に見初められ結婚するお話です。
攻めの二人はひたすら受けを可愛がり、受けは二人の為に立派なお嫁さんになろうと奮闘します。全編全年齢、少し受けが可哀想な描写がありますが基本的にはほのぼのイチャイチャしています。
【完結】A市男性誘拐監禁事件
若目
BL
1月某日19時頃、18歳の男性が行方不明になった。
男性は自宅から1.5㎞離れた場所に住む40歳の会社員の男に誘拐、監禁されていたのだ。
しかし、おかしな点が多々あった。
男性は逃げる機会はあったのに、まるで逃げなかったばかりか、犯人と買い物に行ったり犯人の食事を作るなどして徹底的に尽くし、逮捕時には減刑を求めた。
男性は犯人と共に過ごすうち、犯人に同情、共感するようになっていたのだ。
しかし、それは男性に限ったことでなかった…
誘拐犯×被害者のラブストーリーです。
性描写、性的な描写には※つけてます
作品内の描写には犯罪行為を推奨、賛美する意図はございません。
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
王道☆伝播事情
ちゅっ太郎
BL
二次元美少女アイドルオタクの中田寿(なかた ことほぐ)は男子校全寮制の学園に入学することになった。
匂いを嗅ぎつけた腐男子であるイトコから謎である「王道学園偵察報告」と称して檄レアフィギュアをエサに任された。
入学して1年間は平穏な学園生活だったのでヤル気は薄れていたが、2年になって転校生がやって来てイトコの妄想する状態が起こってしまった!
それにより明るみになっていなかった親衛隊の登場で「推しではないがビィオラたんに似てまいか!?」とコーフンする二次元美少女アイドルオタクに火がついてしまって…。
☆この話は連載中の腐男子★恋愛事情と並行してますが、内容的にはつながりはありませんので単品でも読めます。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる