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50:まだまだ足りない

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 ロルフは、ベッドに手をついて立っているガルバーンの尻に下腹部を強く打ちつけながら、久しぶりの快感と興奮に、喘ぐように熱い溜め息を吐いた。下腹部をガルバーンの尻に打ちつける度に、ガルバーンのムッキリむっちりした尻肉がぶるんぶるんと揺れる。両手でガルバーンの尻肉を掴み、アナル周りの尻肉を大きく広げて、ゆっくりと先っぽギリギリまでペニスを引き抜けば、泡立った精液がアナルの周りの毛にまとわりついているのがよく見える。酷くいやらしい光景に、ペニスが更に硬くなる。

 アナル周りの尻肉を広げたまま、ゆっくりとペニスを深く押し込み、ゆっくりと引き抜いていけば、アナルの縁が赤く捲れるのが見えた。ロルフは、熱くて柔らかい腸壁の感触、キツい活躍筋の締めつけと、酷く興奮する光景に、高まる射精感を堪えるのがキツくなってきた。
 ガルバーンの太い腰を掴み、腹側をペニスで擦るよう意識しながら、パァンと強く下腹部をガルバーンの尻に打ちつける。


「あ゛ぁっ!!」


 ガルバーンの裏返った声にも、酷く興奮して堪らない。このまま、またガルバーンの中に射精したい気もするが、ガルバーンとキスをしたい。ロルフは、何度か強く下腹部をガルバーンの尻に打ちつけると、ゆっくりとガルバーンの熱いアナルからペニスを引き抜いた。

 荒い息を吐きながら、ガルバーンの尻肉を両手で広げれば、微かに口を開けたままのガルバーンのアナルがひくひくとひくつき、中から、こぽぉっとロルフの精液が溢れ出てきた。アナル周りの毛にまとわりついている精液ごと、垂れてきた自分の精液を指で掬ってガルバーンのアナルの中に戻す。そんな事をしても実がなる訳ではないが、なんとなく、興奮する。

 ロルフは、深く突っ込んだ2本の指で、ガルバーンのぷっくりと痼のようになっている前立腺を挟み、くにくにと前立腺を弄った。ガルバーンが吠えるような声を上げながら、ビクンビクンッと腰を震わせた。
 ずるぅっと指を引き抜き、ガルバーンに声をかけて、ベッドに仰向けになってもらう。ガルバーンは、何も言わなくても、自分から膝裏を持って、足を大きく広げてくれた。

 立ったまま、ガルバーンのアナルに再びペニスを押し込む。ロルフは小刻みにガルバーンの前立腺をペニスで突き上げながら、噛みつくような勢いで、ガルバーンの涎が垂れている唇に吸いついた。ガルバーンが、ロルフの首に太い両腕を絡め、両足をロルフの腰に絡めてきた。縋りついてくるガルバーンが可愛くて、ぎゅんっと胸が高鳴って、ロルフはめちゃくちゃにガルバーンの舌を舐め回しながら、速く激しく腰を振りまくった。

 間近に見えるガルバーンの鋭い三白眼の穏やかな色合いの緑色の瞳が、今はとろんと蕩けた色をしている。ロルフは無我夢中で腰を振りまくり、ガツンッと強くガルバーンの前立腺を突き上げて、そのまま精液をぶち撒けた。
 ゆるゆると腰を振って、精液を出し切っていると、ガルバーンが、きゅっとアナルで、射精しているロルフのペニスを締めつけてきた。射精して敏感になっているペニスを更に締めつけられて、思わず喘いでしまう。

 お互いに、数日髭を剃っていないので、無精髭が生えている。ガルバーンの熱い頬に頬擦りをすれば、チクチクと髭が当たって、少し擽ったい。
 ロルフが、ちゅっ、ちゅっ、とガルバーンの顔中に何度もキスをしていると、ガルバーンがロルフの頬を大きな両手で包み込んで、優しく唇にキスをしてくれた。


「ロルフ。まだ足りない」

「うん。僕も」
 
「次は俺が動く」


 ロルフはガルバーンの唇にキスをしてから、ゆっくりと腰を引いて、ガルバーンの熱いアナルの中からペニスを引き抜いた。
 もう何回射精したのか、覚えていない。でも、まだまだ全然足りない。もっとガルバーンの熱を感じて、一緒に気持ちよくなりたい。
 ロルフは、ベッドに上がり、仰向けに寝転がった。

 ガルバーンが、ロルフの身体を跨いで、唇にキスをしてくれた後、汗びっしょりのロルフの身体を舐め始めた。ガルバーンの熱い舌の感触が気持ちよくて、またじわじわと下腹部に熱が溜まり始める。ガルバーンに、ゆるく勃起したペニスを舐められたら、ロルフのペニスはまたガチガチに硬くなった。

 ガルバーンが、ロルフのペニスの竿を握り、ロルフの股間を跨いで、熱いアナルにロルフのペニスの先っぽを押しつけ、ゆっくりと腰を下ろした。キツい活躍筋で、ペニスの皮が完全に剥かれて、剥き出しの敏感な亀頭が、熱くて柔らかいぬるついた腸壁に包まれる。気持ちよくて、ロルフは思わず喘いだ。竿にぴったりくっつく腸壁の感触が堪らなく気持ちがいい。

 ガルバーンが、後ろ手に両手をつき、膝を立てて、足を大きく広げた。ガルバーンの太くて長い勃起したペニスの尿道口から、とろーっと精液混じりの半透明な先走りが溢れ出るのが見えた。ロルフのペニスを根元近くまでアナルで飲み込んだガルバーンが、ゆっくりと腰を回し、腸壁でロルフのペニスを揉みこむかのように、腰をくねらせつつ、身体ごと上下に動き始めた。気持ちよくて、本当に堪らない。ぶらんぶらんと、ガルバーンの大きなペニスが揺れ、ぺちぺちとロルフの下腹部に当たる。ガルバーンが天井を見上げるように仰け反りながら、大きく喘いでいる。気持ちよくて、興奮して、ガルバーンが可愛くて、最高過ぎる。
 ロルフは、ガルバーンの太い足首を掴み、膝を立てて、ガルバーンの動きに合わせて、腰を突き上げ始めた。


「お゛ぅっ! あ゛ぁっ! ん゛ぅっ! あ゛ーーっ! くそっ、いいっ! は、あ゛っ、あ゛ーーっ!」

「は、は、は、ガル、ガル、かわいいっ」

「ん゛ぉっ! あ゛ぁっ! あ゛っ! い、いぐっ! お゛っ、お゛っ、あ゛ーーーーーーっ!!」


 ガルバーンのぶらんぶらんと揺れる大きなペニスから、勢いなく精液が溢れ出た。ロルフが、射精しているガルバーンの前立腺を更に激しく突き上げると、ガルバーンが天井を見上げて、大きく吠えた。
 ガルバーンの足首から手を離し、腰を突き上げながら、ガルバーンの胸毛に埋もれた乳首を両手で摘んで、くりくりしながら優しく引っ張ると、ガルバーンが裏返った声を上げて、きゅっとキツくアナルでロルフのペニスを締めつけてきた。ロルフは、ガルバーンの乳首を弄りながら、めちゃくちゃに腰を突き上げまくった。ベッドがギシギシと軋む音と、ガルバーンの吠えるような喘ぎ声が大きく響いている。

 ガルバーンの前立腺をひたすら突き上げまくっていると、ガルバーンが悲鳴じみた声を上げながら、ぶらんぶらんと揺れる大きなペニスから、ぷしゃぁぁぁと透明な液体を飛ばした。おしっこの匂いはしない。よく分からないが、ビクンビクンッと身体を震わせるガルバーンのアナルの締めつけが気持ちよ過ぎて、ロルフはまた、ガルバーンの腹の中に精液を吐き出した。

 はぁー、はぁー、と2人分の荒い息遣いが部屋に響いている。ガルバーンがゆっくりと腰を上げ、萎えたロルフのペニスをアナルからの引き抜いた。ガルバーンが、どさっとロルフのすぐ隣に俯せに寝転がった。
 ガルバーンが、何故か枕を手に取り、自分の頭を隠した。


「ガル?」

「……漏らした」

「え? おしっこの匂いしませんよ?」

「……でも、出た」

「えー? ……あっ! あれじゃないですか!? えーと、えーと、『だんしょくしなんしょ』に載ってた……なんだっけ……あっ! 『しお』! 『しお』じゃないですか!? 気持ちいいと出ちゃうっていう」

「おぉう……」

「ガル。気持ちよかったですか?」

「…………ん」

「じゃあ、なんの問題も無いですね! 少し休んだら、お風呂に入りましょうか」

「ん」


 ガルバーンが、頭を隠していた枕をのけて、ころんと寝返りをうち、ロルフの身体をぎゅっと抱きしめてくれた。ちゅむちゅむと、ガルバーンに顔中にキスをされる。ロルフは嬉しくて、だらしなく笑った。


「ガル」

「ん?」

「大好きです」

「俺もだ」

「えへ。えへへへへへ」


 ロルフは、ガルバーンの大きな身体にしがみついて、ガルバーンの唇に触れるだけのキスをした。

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