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33:に、ぜんぎ

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 ガルバーンが、恥ずかしい体勢から仰向けに寝転がると、ロルフが、ガルバーンの身体を跨いだ。ロルフのペニスを見てみれば、まだロルフのペニスは萎えたままだった。浄化棒は、痛くはなかったが、自分の一番恥ずかしいところを見られていることが、とにかく恥ずかしくて、いっそ暴れだしたいくらいだった。まだ、セックスは始まったばかりである。最後まで、自分の羞恥心と心臓が保つか分からない。風呂に入っている時から、心臓がずっと、ドッドッドッドッと激しく高鳴っている。

 ロルフがガルバーンに覆いかぶさって、唇を優しく吸ってきた。ガルバーンも同じようにロルフの下唇を吸うと、ロルフの優しそうな垂れ目が、嬉しそうに細くなった。ロルフが何度もガルバーンの唇を吸って、べろーっとガルバーンの下唇を舐めてきた。ガルバーンもおずおずと舌を伸ばして、ロルフの舌に舌を擦りつけるようにして絡めた。ぬるりぬるりと舌を絡め合うと、それだけでじんわり気持ちがよくて、じわじわと下腹部に熱が溜まり始める。ガルバーンは、ロルフの頬を両手で包み込んで、夢中で舌を絡めて、お互いの口内を舐め合った。

 完全に息が上がるまで、長いキスをした。ガルバーンのペニスは、もう勃起してしまった。ロルフがキスをしながら、熱くて硬いペニスをガルバーンの下腹部に擦りつけてきた。ロルフも勃起してくれて、なんだかぶわっと嬉しさと興奮が湧き上がってくる。

 ロルフがガルバーンの熱い頬にキスをしてから、ガルバーンの耳に舌を這わせた。耳の形をなぞるように、ロルフの熱い舌が這うだけで、腰のあたりがぞわぞわして、気持ちがいい。ロルフが、ガルバーンの耳を舐め回しながら、ガルバーンの胸毛もさもさの胸筋を撫で回し始めた。ふにふにと力が入っていない胸筋を優しく揉まれる。
 ロルフの熱い舌が耳から離れ、首筋へと移動していった。急所を舐められているのに、全然嫌じゃない。むしろ、酷く興奮する。ガルバーンが、はっ、はっ、と熱い息を吐いていると、ロルフがちゅくっとガルバーンの首筋を優しく吸った。ゾクッとする微かな快感に、思わず溜め息が出てしまう。首筋の太い血管をなぞるようにロルフの舌が動いて、喉仏もやんわりと舐められた。

 ロルフが、目だけでガルバーンを見上げながら、胸毛に埋もれたガルバーンの乳首に舌を這わせた。ガルバーンの存在感が薄い乳首を舐められると、気持ちがいいというより、擽ったい。チロチロと乳首を舐められて、どうにも擽ったくて、ガルバーンが堪らず、クックッと低く喉で笑った。


「ガル。気持ちよくないですか?」

「擽ったい」

「むぅ。『だんしょくしなんしょ』には、気持ちよくなるように慣らさなきゃいけないって書いてたし、回数を重ねたら、気持ちよくなるのかな?」

「さぁ?」

「他のところも舐めます!」

「あ、あぁ」


 ロルフがやる気満々といった様子で、本当にガルバーンの身体の色んなところを舐め始めた。数え切れないくらい身体にある傷痕を舌でなぞられると、ぞくぞくぞわぞわして気持ちがいい。腹毛と陰毛が繋がっている下腹部や、内腿も、ねっとり舐められて、何度も優しく吸いつかれた。じわじわ気持ちよくて、酷く興奮する。

 ロルフの舌が、ガルバーンのずっしりとした陰嚢まで舐め始めた。より直接的な快感に、思わず腰をくねらせてしまう。ガルバーンが、変な声がもれそうになるのを堪えていると、ロルフがペニスの竿と陰嚢の境目から、ねろーっと裏筋を舐め上げた。気持ちよくて、どっと先走りが溢れてしまう。ガルバーンは、変な声が出ないように、強く下唇を噛んだ。ロルフの熱い舌がペニス全体を這い回り、先走りが溢れ出ている敏感な亀頭まで舐め回された。ロルフに、パクンと亀頭を口に含まれて、ガルバーンは、興奮が最骨頂に達して、我慢できずに、ロルフの口内に精液をぶち撒けた。ロルフが驚いたように目を見開きながらも、射精しているペニスの亀頭をちゅーちゅー吸ってくる。気持ちがいいなんてものじゃない。ガルバーンは、内腿をビクビクと震わせながら、強く頭の下の枕を握りしめ、変な声がもれないように、更に強く下唇を噛んだ。じわぁっと口内に血の味が広がるが、それすらも興奮材料にしかならない。

 射精を終えたガルバーンのペニスから、ロルフが口を離して、ちょっと困ったような顔をしてから、ごくんとガルバーンの精液を飲み下した。


「精液って飲みにくいんですねー。ガル。もう一回四つん這いになってください」

「……あ、あぁ」


 ガルバーンは、荒い息を吐きながら、のろのろと再び四つん這いになった。すぐにロルフのゴツくて温かい手が尻に触れて、尻肉を大きく広げられる。アナルに外気が直接触れて、ロルフにアナルを見られていることが分かってしまい、ガルバーンは、熱くて堪らない顔を枕に埋めた。

 ぬるぅっと、アナルの表面に熱くてぬるついたものが這った。ロルフにアナルを舐められた。恥ずかし過ぎて、でも、ぞわぞわっとする微かな快感があって、ガルバーンは枕を両手でぎゅっと掴んだ。ぬるりぬるりとアナルの表面を舐められたかと思えば、アナルの皺を伸ばすかのように、丁寧にチロチロとアナルを舐められる。腰のあたりがぞわぞわして、射精したばかりのペニスがまた勃起してしまう。恥ずかしくて、気持ちよくて、もう訳が分からない。
 ロルフの舌が、ガルバーンのアナルを抉じ開けるようにして、アナルの中にまで入ってきた。痛みはない。ただ、気持ちがいい。それが恥ずかしくて堪らない。ガルバーンは、変な声がもれないように、枕に噛みついた。

 アナルの中も外も舐め回していたロルフの舌が離れると、ガルバーンは、ほっと息を吐いた。いっそ、これで終わりにしてほしいくらい、心臓がドッドッドッドッと激しく高鳴っている。
 ガルバーンのアナルに、ぬるりとしたロルフの指が触れた。ガルバーンは、思わずビクッと身体を震わせた。ロルフの指が、ローションを馴染ませるかのように、指の腹で、優しくくるくるとアナルの表面を撫で回し、ゆっくりと、ロルフの指がアナルの中に入ってきた。痛みはないが異物感はある。内臓を直接指で擦られる感覚が、少し怖くて、少し気持ちがいい。でも、恥ずかしい。ロルフの指が、優しくガルバーンの中を撫でながら、探るような動きをしている。ガルバーンは、ぐっと枕に強く噛みついて、できるだけ、力が入りそうなアナルから力を抜こうとした。

 ロルフの指がある一点に触れた瞬間、強烈過ぎる刺激がガルバーンを襲った。勝手に腰がビクビクッと震えて、ロルフの指をアナルで締めつけてしまう。


「あ、ここかなぁ。えーと、ぜんりつせん。ガル。ここ、気持ちいいですか?」


 無邪気に聞かないで欲しい。恥ずかしくて答えたくないが、ガルバーンは、噛みついていた枕から口を離し、ボソッと呟いた。


「そこ、きもちいい」

「あ、やっぱり、ここが『ぜんりつせん』なんですね。いっぱい弄りますねー」

「は? あ゛っ!? ふっ、う゛っ、う゛ーーっ!!」


 ロルフの指が、前立腺とやらを、すりすりと優しく擦り、トントンと優しく叩いてきた。脳みそが痺れるような強烈な快感に、堪らず声がもれてしまい、ガルバーンは、慌てて枕を噛んだ。刺激が強過ぎて、少し辛いが、それ以上に気持ちがいい。こんな快感、知らない。

 ガルバーンは、アナルの中を動き回るロルフを指をアナルで締めつけながら、腰を震わせ、必死で枕に噛みついて、思わず出てしまう喘ぎ声を枕で押し殺した。


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