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27:朝のひと悶着
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ロルフが目覚めて目を開けると、ガルバーンと目が合った。ギンッと開けられたガルバーンの三白眼が、微妙に血走っている。もしかして、寝ていないのだろうか。
ロルフは、しぱしぱする目で瞬きをしながら、昨夜のことを思い出した。昨夜は、触りっこをして、ガルバーンにキスをされて、その後、もう一回触りっこをして、スッキリしたので、そのままガルバーンに抱きしめられて寝た。初めてやった触りっこは、とても気持ちがよかった。意外な程、ガルバーンのペニスに触れることに抵抗が無く、ガルバーンに触ってもらって、すごく気持ちよかっただけだった。
ロルフはもぞもぞと身動ぎして、ガルバーンの唇に自分の唇をむにっとくっつけた。瞬間、ガルバーンが、ずざぁっと勢いよく後ろに下がり、どすんっとベッドから落ちた。ロルフは驚いて、慌てて飛び起き、ベッドの下を覗きこんだ。
「ガル。大丈夫ですか?」
「……も、問題無い」
「ガル」
「……なんだ」
「昨日は気持ちよかったですね」
ロルフが、へらっと笑って言うと、ガルバーンが何故か床にガツンと頭突きした。ものすごく痛そうな音がしたので、ロルフは慌ててベッドから下りて、ガルバーンのすぐ側にしゃがんだ。
「ガル。おでこ見せてください。すごい音がしましたよ」
「も、問題無い……」
「いいから見せる!」
「あ、あぁ……」
ガルバーンがのろのろと顔を上げて、こちらを見た。額に擦り傷ができていて、微かに血が滲んでいる。これは、たんこぶになるかもしれない。ガルバーンの顔が真っ赤に染まっている。もしや、熱でも出たのだろうか。
ロルフが心配して、ガルバーンの頬を触ると、ガルバーンの頬はかなり熱かった。
「ガル! お爺ちゃん先生の所に行きますよ! 熱があるかも!」
「大丈夫だ! 問題無い!」
「問題大ありですよ! 絶対に熱出てますって! おでこの怪我も診てもらわなきゃ!」
「大丈夫だ! 本当に大丈夫だ!」
「大丈夫じゃないです! 僕、ミーナに乗ってお爺ちゃん先生呼んできます!」
「ロルフ!」
「はいっ!」
「こっ、これはだな……なんだ。あれだ。その……」
「なんです?」
「……はっ、恥ずかしいからで……」
「はい?」
ガルバーンが目を泳がせながら言った言葉に、ロルフは目をぱちくりさせた。恥ずかしいと、どうしてベッドから落ちて床に頭突きすることになるのだろうか。あと、熱もあるっぽいのに。
ロルフは、首を傾げて、とりあえず床に座っているガルバーンの手を引いて、立たせ、ベッドに座らせた。ガルバーンの手も熱い。やはり、熱があるのではないだろうか。
ロルフは、とりあえず急いで薬箱を取りに行って、傷薬の軟膏をガルバーンの額に塗った。やはり、ガルバーンの額が熱い。頬に触れれば、本当に熱を持っている。昨日、寒い中、下半身丸出しで触りっこをしたから、風邪を引いてしまったのだろうか。
旅に出るなら、旅の最中には1人でトイレで処理することもできないし、いっそ2人でやった方がいいんじゃないかなー? と思い立って、昨日、早速やってみたのだが、ガルバーンは嫌だったのだろうか。いやでも、恥ずかしいだけなのなら、嫌ではなかったのか。
ロルフは、薬がついた指を手拭いで拭って、ガルバーンの頬を両手で包み込んだ。
「本当に風邪じゃないんですか? 熱いですよ」
「……風邪ではない。俺は風邪なんぞ引いたことがない」
「でも……」
「ほっ、本当に平気だ」
「本当の本当に?」
「あぁ」
「んーー。じゃあ、念の為、今日は休んでてください。夜まで熱っぽかったら、明日はお爺ちゃん先生の所に行きましょう」
「問題無い。一緒に働く」
「駄目です。今日は大人しく寝ててください!」
「む……本当に平気だ」
「だーめーでーす。ほら。横になって。お布団掛けますから」
「……分かった」
ガルバーンが真っ赤な顔で、渋々感満載でベッドに横になった。ガルバーンに掛け布団をかけてやると、ロルフはガルバーンの唇に、むにっと唇を押しつけた。特に意味はない。なんとなく、したかっただけだ。
ガルバーンがピシッと固まる気配がしたが、ロルフは気にせず、布団の上からガルバーンの胸元を優しくぽんぽんと軽く叩いた。
「朝ご飯ができたら、呼びますね。大人しく寝ててください」
「あ、あぁ」
「触りっこのやり方を考えた方がいいですねー」
「まっ! またするのか!?」
「え? だって、気持ちよかったですし。春には旅に出ますし。慣れておかないと! 今はちょっと恥ずかしいけど、そのうち慣れますよね!」
「……そうかもな……」
ガルバーンが、何故か遠い目をした。
ロルフは、ガルバーンの胸元を再び優しくぽんぽんしてから、着替えて、部屋を出た。急いで水汲みをして、朝食を作らねば。風邪かもしれないので、やはり消化のいい滋養のあるものがいいだろう。夜までにガルバーンの熱っぽさが無くならなかったら、意地でも明日はお爺ちゃん先生を呼んでくるつもりだ。
ロルフは、バタバタと急いで動き始めた。
ーーーーーー
ガルバーンは、布団の中で、大きな溜め息を吐いた。まだ顔が熱い。昨夜は、結局寝られなかった。昨夜のことを思い出して、ガルバーンは、思わず布団の中でゴロゴロ転げまわった。
ロルフに衝動的にキスをして、それから、もう一回、触りっこをした。ロルフの手が気持ちよくて、気持ちよさそうな顔をするロルフに何故か酷く興奮して、いっそ鼻血でも出るんじゃないかと思った。
さっきも、ロルフにキスをされた。それも二回も。自分で床に打ちつけた額がじんじんと痛むが、それどころじゃない。
今更になって、恥ずかしさとかなんか色々込み上げてきて、奇声を発して転げまわりたい気分である。
ガルバーンは、気が済むまで無言で布団の中でゴロゴロゴロゴロすると、大きく深呼吸をした。まだ熱い頬を両手で押さえて、何度も深呼吸をする。
この熱を冷まさないと、ロルフが心配する。いっそ水でも浴びたいところだが、ロルフに止められるのが目に見えている。
今朝のロルフは、いつも通りだった。普通に、『気持ちよかった』と笑っていた。こんなに意識してしまうガルバーンがおかしいのだろうか。だが、ペニスを触りあって射精して、キスまでしたのに、普段通りって、逆にどうなんだ。ガルバーンだけが、妙に意識して、恥ずかしがっている気がする。なんとも釈然としない。
ガルバーンは、大きな溜め息を吐くと、目を閉じた。が、すぐに目を開けた。目を閉じると、昨夜の気持ちよさそうにとろんとした表情をしていたロルフの顔が、頭に思い浮かんでしまう。これは本当にどうしたものか。顔の熱が中々下がらない。
ガルバーンは、ロルフが朝食に呼びに来るまで、1人悶々としていた。
やっと落ち着いてきた頃に、ロルフが部屋に入ってきた。ロルフの顔を見るなり、また、ぼっと顔が熱くなる。ロルフが心配そうな顔をして、ベッドに駆け寄ってきた。
「ガル。やっぱり熱があるんじゃないですか?」
「……熱はない」
「えー。でも、ほっぺたが熱いですよ」
「……ほ、本当に大丈夫だ」
ロルフの温かい手が、ガルバーンの頬に触れた。心臓がドッドッドッドッと忙しなく動いている。
ガルバーンが起き上がり、ベッドから下りると、ロルフが手を握ってきた。いつもなら、落ち着く手の感触なのに、今は、心臓が高鳴って仕方がない。一体これはなんだ。
ガルバーンは、ロルフと手を繋いだまま、階下に向かいながら、ドッドッドッドッと激しく脈打つ胸を片手で押さえた。
ロルフは、しぱしぱする目で瞬きをしながら、昨夜のことを思い出した。昨夜は、触りっこをして、ガルバーンにキスをされて、その後、もう一回触りっこをして、スッキリしたので、そのままガルバーンに抱きしめられて寝た。初めてやった触りっこは、とても気持ちがよかった。意外な程、ガルバーンのペニスに触れることに抵抗が無く、ガルバーンに触ってもらって、すごく気持ちよかっただけだった。
ロルフはもぞもぞと身動ぎして、ガルバーンの唇に自分の唇をむにっとくっつけた。瞬間、ガルバーンが、ずざぁっと勢いよく後ろに下がり、どすんっとベッドから落ちた。ロルフは驚いて、慌てて飛び起き、ベッドの下を覗きこんだ。
「ガル。大丈夫ですか?」
「……も、問題無い」
「ガル」
「……なんだ」
「昨日は気持ちよかったですね」
ロルフが、へらっと笑って言うと、ガルバーンが何故か床にガツンと頭突きした。ものすごく痛そうな音がしたので、ロルフは慌ててベッドから下りて、ガルバーンのすぐ側にしゃがんだ。
「ガル。おでこ見せてください。すごい音がしましたよ」
「も、問題無い……」
「いいから見せる!」
「あ、あぁ……」
ガルバーンがのろのろと顔を上げて、こちらを見た。額に擦り傷ができていて、微かに血が滲んでいる。これは、たんこぶになるかもしれない。ガルバーンの顔が真っ赤に染まっている。もしや、熱でも出たのだろうか。
ロルフが心配して、ガルバーンの頬を触ると、ガルバーンの頬はかなり熱かった。
「ガル! お爺ちゃん先生の所に行きますよ! 熱があるかも!」
「大丈夫だ! 問題無い!」
「問題大ありですよ! 絶対に熱出てますって! おでこの怪我も診てもらわなきゃ!」
「大丈夫だ! 本当に大丈夫だ!」
「大丈夫じゃないです! 僕、ミーナに乗ってお爺ちゃん先生呼んできます!」
「ロルフ!」
「はいっ!」
「こっ、これはだな……なんだ。あれだ。その……」
「なんです?」
「……はっ、恥ずかしいからで……」
「はい?」
ガルバーンが目を泳がせながら言った言葉に、ロルフは目をぱちくりさせた。恥ずかしいと、どうしてベッドから落ちて床に頭突きすることになるのだろうか。あと、熱もあるっぽいのに。
ロルフは、首を傾げて、とりあえず床に座っているガルバーンの手を引いて、立たせ、ベッドに座らせた。ガルバーンの手も熱い。やはり、熱があるのではないだろうか。
ロルフは、とりあえず急いで薬箱を取りに行って、傷薬の軟膏をガルバーンの額に塗った。やはり、ガルバーンの額が熱い。頬に触れれば、本当に熱を持っている。昨日、寒い中、下半身丸出しで触りっこをしたから、風邪を引いてしまったのだろうか。
旅に出るなら、旅の最中には1人でトイレで処理することもできないし、いっそ2人でやった方がいいんじゃないかなー? と思い立って、昨日、早速やってみたのだが、ガルバーンは嫌だったのだろうか。いやでも、恥ずかしいだけなのなら、嫌ではなかったのか。
ロルフは、薬がついた指を手拭いで拭って、ガルバーンの頬を両手で包み込んだ。
「本当に風邪じゃないんですか? 熱いですよ」
「……風邪ではない。俺は風邪なんぞ引いたことがない」
「でも……」
「ほっ、本当に平気だ」
「本当の本当に?」
「あぁ」
「んーー。じゃあ、念の為、今日は休んでてください。夜まで熱っぽかったら、明日はお爺ちゃん先生の所に行きましょう」
「問題無い。一緒に働く」
「駄目です。今日は大人しく寝ててください!」
「む……本当に平気だ」
「だーめーでーす。ほら。横になって。お布団掛けますから」
「……分かった」
ガルバーンが真っ赤な顔で、渋々感満載でベッドに横になった。ガルバーンに掛け布団をかけてやると、ロルフはガルバーンの唇に、むにっと唇を押しつけた。特に意味はない。なんとなく、したかっただけだ。
ガルバーンがピシッと固まる気配がしたが、ロルフは気にせず、布団の上からガルバーンの胸元を優しくぽんぽんと軽く叩いた。
「朝ご飯ができたら、呼びますね。大人しく寝ててください」
「あ、あぁ」
「触りっこのやり方を考えた方がいいですねー」
「まっ! またするのか!?」
「え? だって、気持ちよかったですし。春には旅に出ますし。慣れておかないと! 今はちょっと恥ずかしいけど、そのうち慣れますよね!」
「……そうかもな……」
ガルバーンが、何故か遠い目をした。
ロルフは、ガルバーンの胸元を再び優しくぽんぽんしてから、着替えて、部屋を出た。急いで水汲みをして、朝食を作らねば。風邪かもしれないので、やはり消化のいい滋養のあるものがいいだろう。夜までにガルバーンの熱っぽさが無くならなかったら、意地でも明日はお爺ちゃん先生を呼んでくるつもりだ。
ロルフは、バタバタと急いで動き始めた。
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ガルバーンは、布団の中で、大きな溜め息を吐いた。まだ顔が熱い。昨夜は、結局寝られなかった。昨夜のことを思い出して、ガルバーンは、思わず布団の中でゴロゴロ転げまわった。
ロルフに衝動的にキスをして、それから、もう一回、触りっこをした。ロルフの手が気持ちよくて、気持ちよさそうな顔をするロルフに何故か酷く興奮して、いっそ鼻血でも出るんじゃないかと思った。
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ガルバーンは、気が済むまで無言で布団の中でゴロゴロゴロゴロすると、大きく深呼吸をした。まだ熱い頬を両手で押さえて、何度も深呼吸をする。
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今朝のロルフは、いつも通りだった。普通に、『気持ちよかった』と笑っていた。こんなに意識してしまうガルバーンがおかしいのだろうか。だが、ペニスを触りあって射精して、キスまでしたのに、普段通りって、逆にどうなんだ。ガルバーンだけが、妙に意識して、恥ずかしがっている気がする。なんとも釈然としない。
ガルバーンは、大きな溜め息を吐くと、目を閉じた。が、すぐに目を開けた。目を閉じると、昨夜の気持ちよさそうにとろんとした表情をしていたロルフの顔が、頭に思い浮かんでしまう。これは本当にどうしたものか。顔の熱が中々下がらない。
ガルバーンは、ロルフが朝食に呼びに来るまで、1人悶々としていた。
やっと落ち着いてきた頃に、ロルフが部屋に入ってきた。ロルフの顔を見るなり、また、ぼっと顔が熱くなる。ロルフが心配そうな顔をして、ベッドに駆け寄ってきた。
「ガル。やっぱり熱があるんじゃないですか?」
「……熱はない」
「えー。でも、ほっぺたが熱いですよ」
「……ほ、本当に大丈夫だ」
ロルフの温かい手が、ガルバーンの頬に触れた。心臓がドッドッドッドッと忙しなく動いている。
ガルバーンが起き上がり、ベッドから下りると、ロルフが手を握ってきた。いつもなら、落ち着く手の感触なのに、今は、心臓が高鳴って仕方がない。一体これはなんだ。
ガルバーンは、ロルフと手を繋いだまま、階下に向かいながら、ドッドッドッドッと激しく脈打つ胸を片手で押さえた。
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