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19:ドルーガ再来
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季節は穏やかに過ぎ、初夏になった。
初夏になっても、ガルバーンは、毎晩ロルフと寝ている。ロルフは、小柄という程ではないが、ガルバーンが大柄なので、腕にすっぽりおさまる。ロルフの体温や匂いが心地よくて、一緒に寝ることにすっかり慣れてしまい、冬を過ぎても、一緒に寝ている。最近は、少し暑くなってきたが、今更、ロルフと別に寝るなんて考えられない。それくらい、馴染みきっている。
ガルバーンが、ロルフと一緒に作った朝食をもりもり食べていると、玄関の呼び鈴が鳴った。まだ、日が昇った頃である。こんな朝早くに一体誰なのか。ガルバーンは、ロルフと顔を見合わせて、椅子から立ち上がって玄関に向かうロルフを見送った。
ガルバーンが、マイペースに美味しい焼き立てパンをもっもっと食べていると、ロルフと一緒に、ドルーガが現れた。
ガルバーンの顔を見るなり、ドルーガが、ビシッとガルバーンを指差した。
「ガル! この野郎! お前、なんつー手紙を寄越しやがるんだ!!」
「……手紙? そんなもの出したか?」
「忘れてんのかよ!? ロルフ殿!」
「あっ、はいっ!」
「朝食が終わったら、ちょっと、このお馬鹿ちんを借りてもいいかな?」
「あ、はい。ど、どうぞ? あ、朝ご飯は如何ですか?」
「ありがたくいただきます」
「す、すぐに用意してきますね!」
「ありがとう」
ドルーガも朝食を食べるとなると、それは即ち、ガルバーンのお代わりが無くなるという事である。少し残念だが、わざわざ王都から来たドルーガに、自慢のロルフの料理を食べてほしい気もするので、別に構わない。
ガルバーンは、向かい側のロルフの朝食を自分の隣に移した。
椅子に座ったドルーガが、据わった目をして、ガルバーンを見た。
「お前……後で覚えてろよ」
「何がだ」
「本当に忘れてやがるのかよ!!」
一体、何の話なのか、皆目見当もつかない。ガルバーンが首を傾げていると、ロルフがドルーガの分の朝食を運んできた。ドルーガがお礼を言ってから、朝食を食べ始めた。
「やー。美味いなぁ。疲れた身体に沁みる美味さ。ロルフ殿は本当に料理上手だ」
「あ、ありがとうございます。ガルが手伝ってくれたので……」
「後片付けを任せてしまって申し訳ないが、早急にガルに話さなければいけない事があるので、この後、すぐにガルをお借りする」
「あ、はい……あの……もしかして、王様が何か……?」
「ん? いやいや。違うから。陛下は最近大人しいから大丈夫だよ。末姫様の結婚も決まったしね」
「あ、よかったぁ」
「めちゃくちゃ熱々夫婦になってたって報告しといたから、まぁ問題は無いよ」
「は、はぁ……ありがとうございます?」
ドルーガが、ロルフににこやかに笑いかけた。ロルフは、ちょっと萎縮してる。前に、ドルーガが来た時に聞いたら、ドルーガが美形過ぎて、なんかビビってしまうらしい。ガルバーンには、よく分からない感覚だが、ロルフは気が弱いところもあるので、そういうものかと納得した覚えがある。
朝食をキレイに食べ終えると、ロルフに後片付けを任せて、ガルバーンは、ドルーガと一緒に外に出た。家の玄関先には、荷物を括り付けた馬がいた。
「内緒話ができる場所は? 話の内容が内容だから、誰かに聞かれると気まずい」
「それなら、森が確実だ。この時間帯なら誰も来ない」
「よし! 森に行くぞ!」
「あぁ。で、何の話だ」
「森に着いてからだ! このお馬鹿ちん!」
何故か、ドルーガがぷりぷりしている。本当に何の話なのか。ガルバーンは、不思議に思って首を傾げながら、馬を連れて、のしのしと森へと歩いていくドルーガと一緒に、森へと向かった。
森の中の倒木に腰を下ろすと、ドルーガが、馬に括り付けていた荷物から、一枚の紙を取り出して、ぐいっとガルバーンに見せてきた。そこには、ガルバーンの字で、『男同士のセックスの仕方を教えろ。必要なものも送れ』と書いてあった。こんなもの、いつ書いたのか。ガルバーンは眉間に皺を寄せて、自分の記憶を探った。
「あ」
「思い出したか」
「思い出した」
「そいつは何より。お前ねぇ。お前からの初めての手紙がこれってどうよ?」
「あー……すまん?」
「ロルフ殿とそっちの意味でも仲良くなったのは別に構わんが、これ、検閲されるんだぞ? まぁ、そのお陰で、陛下も諦めがついたようではあるが」
「なら問題無い」
「で? 何がどうして、こんな手紙を送ってきたんだ? 本当にロルフ殿とそういう意味でも仲良くなったのか?」
「いや。キスもしていない」
「してねぇのかよ!? なら、何で本当にいきなりこんな手紙を送ってきやがった!?」
ガルバーンは、とりあえず思い出した諸々を、ドルーガに話して聞かせた。話を聞き終えたドルーガが、頭を抱えた。
「この村には純真無垢な男しかいないのか!?」
「俺も同じ事を思った」
「事情は分かった。物が物だから、他人に任せるのもどうかと思って、俺が色々持ってきた。男同士のセックスの指南書もある。念の為、熟読しとけ。セックスに必要な浄化棒やローションもしこたま持ってきた」
「浄化棒。ローション」
「男同士のセックスの必需品だ。指南書に詳しいことは書いてあるし、浄化棒にも詳しい使い方がついている。しっかり読み込んでおけよ。今は、肉欲無しの好意かもしれんが、毎晩一緒に寝てるなら、いつどう転がってもおかしくないんだからな。まだ若い男同士だから、尚更」
「分かった。助かる」
「ローションだけは、2ヶ月に一度、この村に届くように手配しておいた。馬だけでの旅では、持ってこれる量が、たかが知れてるからな」
「ありがとう。使うか分からんが」
「いっそのこと使え」
「……使うとなると、俺の尻に使う羽目になるんだが」
「構わんだろ。愛しのロルフ殿の為に、サクッと尻を貸してやれ」
「軽く言うな」
「まぁ、2人のペースがあるからな。そこは自然となるようになるだろ。次の手紙は、もう少しまともな事を書いてくれよな」
「分かった。金が貯まればの話だが、来年あたりに、俺の故郷に里帰りする。途中で王都にも寄る」
「おっ。じゃあ、その時は俺の家に泊まれよ。嫁さんと子供に会わせたい」
「子供が生まれたのか」
「もう2歳になるよ」
「おめでとう。何か、祝いになるものを贈りたい」
「ガルがなんてまともな事を……っ! ロルフ殿に感謝だな」
「おい。流石に失礼だぞ。戦友の子供が生まれたんだ。祝いくらい、普通にする」
「ははっ! 冗談だ。ありがとう。気持ちだけでも十分嬉しい」
「男の子か? 女の子か?」
「息子だ」
「ならば、小刀を贈ろう。俺の故郷では、男が生まれたら、親が小刀を作る。お守りみたいなものだが、ちゃんと実用できる代物だ。刃は鍛冶屋に頼むが、鞘と柄は俺が作る」
「ははっ! ありがとな。楽しみにしてるよ。さて、話も終わったし、そろそろ戻るか」
「あぁ…………これを何処に隠そう……」
「寝室にしれっと隠しておけよ。ベッドの下とか」
「そうする」
ドルーガが倒木から立ち上がって、自分の尻を軽くパンパン叩いたので、ガルバーンも倒木から立ち上がった。
馬に括り付けていた荷物の中から、ずっしりと重い皮袋を受け取る。荷物が軽くなったからか、馬がどこか嬉しそうに、ぶるるるっと鳴いた。
「部屋が空いてるから、今回は家に泊まるといい。ロルフも駄目とは言わないだろう。多分」
「ありがたい。じゃあ、そうさせてもらうかね。土産に、上物の蒸留酒を持ってきたんだ。久しぶりに飲もうぜ」
「あぁ」
ガルバーンは、ドルーガと一緒に家に戻った。
ドルーガから受け取った諸々は、まだロルフには秘密にしておく。まだ、キスもしていないのだ。もしかしたら、いつか出番がくるかもしれないが、それは今じゃない。
ガルバーンは、ドルーガの近況を聞きながら、ロルフが待つ家に帰った。
初夏になっても、ガルバーンは、毎晩ロルフと寝ている。ロルフは、小柄という程ではないが、ガルバーンが大柄なので、腕にすっぽりおさまる。ロルフの体温や匂いが心地よくて、一緒に寝ることにすっかり慣れてしまい、冬を過ぎても、一緒に寝ている。最近は、少し暑くなってきたが、今更、ロルフと別に寝るなんて考えられない。それくらい、馴染みきっている。
ガルバーンが、ロルフと一緒に作った朝食をもりもり食べていると、玄関の呼び鈴が鳴った。まだ、日が昇った頃である。こんな朝早くに一体誰なのか。ガルバーンは、ロルフと顔を見合わせて、椅子から立ち上がって玄関に向かうロルフを見送った。
ガルバーンが、マイペースに美味しい焼き立てパンをもっもっと食べていると、ロルフと一緒に、ドルーガが現れた。
ガルバーンの顔を見るなり、ドルーガが、ビシッとガルバーンを指差した。
「ガル! この野郎! お前、なんつー手紙を寄越しやがるんだ!!」
「……手紙? そんなもの出したか?」
「忘れてんのかよ!? ロルフ殿!」
「あっ、はいっ!」
「朝食が終わったら、ちょっと、このお馬鹿ちんを借りてもいいかな?」
「あ、はい。ど、どうぞ? あ、朝ご飯は如何ですか?」
「ありがたくいただきます」
「す、すぐに用意してきますね!」
「ありがとう」
ドルーガも朝食を食べるとなると、それは即ち、ガルバーンのお代わりが無くなるという事である。少し残念だが、わざわざ王都から来たドルーガに、自慢のロルフの料理を食べてほしい気もするので、別に構わない。
ガルバーンは、向かい側のロルフの朝食を自分の隣に移した。
椅子に座ったドルーガが、据わった目をして、ガルバーンを見た。
「お前……後で覚えてろよ」
「何がだ」
「本当に忘れてやがるのかよ!!」
一体、何の話なのか、皆目見当もつかない。ガルバーンが首を傾げていると、ロルフがドルーガの分の朝食を運んできた。ドルーガがお礼を言ってから、朝食を食べ始めた。
「やー。美味いなぁ。疲れた身体に沁みる美味さ。ロルフ殿は本当に料理上手だ」
「あ、ありがとうございます。ガルが手伝ってくれたので……」
「後片付けを任せてしまって申し訳ないが、早急にガルに話さなければいけない事があるので、この後、すぐにガルをお借りする」
「あ、はい……あの……もしかして、王様が何か……?」
「ん? いやいや。違うから。陛下は最近大人しいから大丈夫だよ。末姫様の結婚も決まったしね」
「あ、よかったぁ」
「めちゃくちゃ熱々夫婦になってたって報告しといたから、まぁ問題は無いよ」
「は、はぁ……ありがとうございます?」
ドルーガが、ロルフににこやかに笑いかけた。ロルフは、ちょっと萎縮してる。前に、ドルーガが来た時に聞いたら、ドルーガが美形過ぎて、なんかビビってしまうらしい。ガルバーンには、よく分からない感覚だが、ロルフは気が弱いところもあるので、そういうものかと納得した覚えがある。
朝食をキレイに食べ終えると、ロルフに後片付けを任せて、ガルバーンは、ドルーガと一緒に外に出た。家の玄関先には、荷物を括り付けた馬がいた。
「内緒話ができる場所は? 話の内容が内容だから、誰かに聞かれると気まずい」
「それなら、森が確実だ。この時間帯なら誰も来ない」
「よし! 森に行くぞ!」
「あぁ。で、何の話だ」
「森に着いてからだ! このお馬鹿ちん!」
何故か、ドルーガがぷりぷりしている。本当に何の話なのか。ガルバーンは、不思議に思って首を傾げながら、馬を連れて、のしのしと森へと歩いていくドルーガと一緒に、森へと向かった。
森の中の倒木に腰を下ろすと、ドルーガが、馬に括り付けていた荷物から、一枚の紙を取り出して、ぐいっとガルバーンに見せてきた。そこには、ガルバーンの字で、『男同士のセックスの仕方を教えろ。必要なものも送れ』と書いてあった。こんなもの、いつ書いたのか。ガルバーンは眉間に皺を寄せて、自分の記憶を探った。
「あ」
「思い出したか」
「思い出した」
「そいつは何より。お前ねぇ。お前からの初めての手紙がこれってどうよ?」
「あー……すまん?」
「ロルフ殿とそっちの意味でも仲良くなったのは別に構わんが、これ、検閲されるんだぞ? まぁ、そのお陰で、陛下も諦めがついたようではあるが」
「なら問題無い」
「で? 何がどうして、こんな手紙を送ってきたんだ? 本当にロルフ殿とそういう意味でも仲良くなったのか?」
「いや。キスもしていない」
「してねぇのかよ!? なら、何で本当にいきなりこんな手紙を送ってきやがった!?」
ガルバーンは、とりあえず思い出した諸々を、ドルーガに話して聞かせた。話を聞き終えたドルーガが、頭を抱えた。
「この村には純真無垢な男しかいないのか!?」
「俺も同じ事を思った」
「事情は分かった。物が物だから、他人に任せるのもどうかと思って、俺が色々持ってきた。男同士のセックスの指南書もある。念の為、熟読しとけ。セックスに必要な浄化棒やローションもしこたま持ってきた」
「浄化棒。ローション」
「男同士のセックスの必需品だ。指南書に詳しいことは書いてあるし、浄化棒にも詳しい使い方がついている。しっかり読み込んでおけよ。今は、肉欲無しの好意かもしれんが、毎晩一緒に寝てるなら、いつどう転がってもおかしくないんだからな。まだ若い男同士だから、尚更」
「分かった。助かる」
「ローションだけは、2ヶ月に一度、この村に届くように手配しておいた。馬だけでの旅では、持ってこれる量が、たかが知れてるからな」
「ありがとう。使うか分からんが」
「いっそのこと使え」
「……使うとなると、俺の尻に使う羽目になるんだが」
「構わんだろ。愛しのロルフ殿の為に、サクッと尻を貸してやれ」
「軽く言うな」
「まぁ、2人のペースがあるからな。そこは自然となるようになるだろ。次の手紙は、もう少しまともな事を書いてくれよな」
「分かった。金が貯まればの話だが、来年あたりに、俺の故郷に里帰りする。途中で王都にも寄る」
「おっ。じゃあ、その時は俺の家に泊まれよ。嫁さんと子供に会わせたい」
「子供が生まれたのか」
「もう2歳になるよ」
「おめでとう。何か、祝いになるものを贈りたい」
「ガルがなんてまともな事を……っ! ロルフ殿に感謝だな」
「おい。流石に失礼だぞ。戦友の子供が生まれたんだ。祝いくらい、普通にする」
「ははっ! 冗談だ。ありがとう。気持ちだけでも十分嬉しい」
「男の子か? 女の子か?」
「息子だ」
「ならば、小刀を贈ろう。俺の故郷では、男が生まれたら、親が小刀を作る。お守りみたいなものだが、ちゃんと実用できる代物だ。刃は鍛冶屋に頼むが、鞘と柄は俺が作る」
「ははっ! ありがとな。楽しみにしてるよ。さて、話も終わったし、そろそろ戻るか」
「あぁ…………これを何処に隠そう……」
「寝室にしれっと隠しておけよ。ベッドの下とか」
「そうする」
ドルーガが倒木から立ち上がって、自分の尻を軽くパンパン叩いたので、ガルバーンも倒木から立ち上がった。
馬に括り付けていた荷物の中から、ずっしりと重い皮袋を受け取る。荷物が軽くなったからか、馬がどこか嬉しそうに、ぶるるるっと鳴いた。
「部屋が空いてるから、今回は家に泊まるといい。ロルフも駄目とは言わないだろう。多分」
「ありがたい。じゃあ、そうさせてもらうかね。土産に、上物の蒸留酒を持ってきたんだ。久しぶりに飲もうぜ」
「あぁ」
ガルバーンは、ドルーガと一緒に家に戻った。
ドルーガから受け取った諸々は、まだロルフには秘密にしておく。まだ、キスもしていないのだ。もしかしたら、いつか出番がくるかもしれないが、それは今じゃない。
ガルバーンは、ドルーガの近況を聞きながら、ロルフが待つ家に帰った。
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