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後編

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アイシャは生まれて初めてのキスに、ビックリして目を見開いた。ディーゼルが唇を触れ合わせたまま、クックッと低く笑い、またちゅくっと優しくアイシャの下唇を吸った。唇に触れているディーゼルの唇は意外な程柔らかくて、すごくドキドキする。


「アイシャ。舌を出してごらん」

「ふぁい」


アイシャが言われた通りにおずおずと舌を伸ばすと、ぬるりと熱いディーゼルの舌がアイシャの舌に絡まった。アイシャは目を白黒させながらも、舌にぬるぬると絡みつくディーゼルの舌の感触が気持ちよくて、目を細めた。下腹部が熱くて堪らない。ゆるく朝勃ちしていたペニスに、どんどん血液が移動していって、完全に勃起してしまう。下腹部に当たるディーゼルの硬いペニスの感触も酷く興奮を煽ってくる。
このままディーゼルに抱かれるのだろうか。それはそれでアリな気がしてきた。それくらい、ディーゼルの舌は優しくて気持ちがいい。
ディーゼルの舌がアイシャの舌を舐めながら、アイシャの口内に入ってきた。ディーゼルの舌が歯列をなぞり、歯の裏側を擽って、上顎をねっとりと舐めてくる。上顎をチロチロと舌先で擽られると、腰のあたりがゾワゾワして、堪らなく気持ちがいい。

ディーゼルが舌を引き抜き、唇を離して、身体を起こした。ディーゼルが着ていた小洒落たシャツを脱ぎ始めたので、アイシャも起き上がり、おずおずと草臥れたシャツを脱いだ。ディーゼルが思い切りよくズボンもパンツも脱ぎ捨てたので、アイシャもズボンやパンツを脱ぐ。

アイシャのペニスは仮性包茎で、普段は殆ど亀頭が皮に覆われている。勃起している今は、自然と皮が剥け、早くも先走りを滲ませている亀頭が半分くらい顔を出していた。
ディーゼルの身体は筋肉質で逞しく、まるで野生の獣のような美しさがあった。男性美をとことん突き詰めたら、ディーゼルのようになるのではないかと思う程、裸になったディーゼルは美しかった。
何気なくディーゼルのペニスを見れば、竿が太くて長く、皮もズル剥けで、大きめの亀頭がなんとも格好いい。大人のペニスって感じで、なんだか羨ましくなってしまう。
アイシャが自分の普通サイズの皮被りペニスが恥ずかしくて思わず両手で隠すと、ディーゼルが楽しそうに笑いながら、アイシャの細い腰を両手で掴み、胡座をかいた自分の膝の上にアイシャを座らせた。

ディーゼルがアイシャの顔を見上げて、ゆるく広角を上げた。


「アイシャ。キスしてくれよ」

「は、はいっ」


アイシャはおずおずとディーゼルに顔を近づけ、ディーゼルの真似をするように、ディーゼルの唇をやんわりと吸った。ディーゼルの舌が誘うようにアイシャの唇を舐めたので、アイシャは少しだけ開いたディーゼルの唇の隙間から、ディーゼルの口内に舌を差し込んだ。ディーゼルの真似をして、ぎこちなく舌を動かし、歯の裏を舐めたり、上顎に舌を這わせる。尻に硬くて熱いディーゼルのペニスが当たっている。
ぎこちなく舌を動かしていると、ディーゼルがアイシャの舌を舐め回すように舌を絡めてきた。ぬるぬると舌を絡め合うと、気持ちよくて、それだけで先走りがどっと溢れてしまう。
息が苦しくなって、はぁはぁと荒い息を吐きながら唇を離すと、ディーゼルが楽しそうに笑って、すりっと鼻先をアイシャの鼻先に擦りつけた。


「キスをする時は鼻で息をするんだ」

「はい」


アイシャはもっとディーゼルとキスがしたくて、おずおずとディーゼルの唇を舐めた。ディーゼルがクックッと笑いながら、アイシャの舌を咥え、優しく吸いながら、大きなゴツい手でアイシャのうなじをするりと撫でた。腰がぞわっとする微かな快感に、アイシャが熱い息を吐くと、ディーゼルの瞳が獲物を狙う獣のような色を浮かべ、アイシャの身体をゆっくりとベッドに押し倒した。

ディーゼルの舌が肌を這い、ディーゼルのゴツい手が優しく肌を撫で回してくる。触れるか触れないかの絶妙な力加減で脇腹や腰を撫で回されると、それだけで気持ちがいい。
大きな身体にのしかかられているが、全然怖くない。相手がディーゼルだからだろうか。触れている唇も舌も手も優しくて、気持ちよくて堪らない。

ディーゼルの舌がアイシャの淡いピンク色の乳首に触れた。ちょこんと小さな乳首の先端をチロチロと擽るように舐められ、乳首全体を転がすようにされて、ちゅくっと優しく吸われた。最初のうちは、ただ擽ったいだけだったのに、じわじわと気持ちよくなり始め、アイシャは熱い息を吐きながら、身体をくねらせた。

両方の乳首を口と指で可愛がられると、ディーゼルの舌がどんどん下へと向かっていった。なだらかな下腹部に優しく吸いつかれ、薄めの陰毛を指先でじょりじょり撫でられる。
先走りをだらだら垂らしているアイシャのペニスの裏筋を、ディーゼルの舌がねっとりと這い、優しくペニスの皮を指で更に剥かれ、完全に剥き出しになった赤い亀頭をパクンと咥えられる。ディーゼルの熱い口内とぬるぬると円を描くように動く舌の感触が気持ちよ過ぎて、射精感が一気に高まってしまう。
じゅるるるっとペニスを吸われながら、ゆっくりと深くペニスを飲み込まれていったら、もう駄目だった。


「あっ、あっ、も、でるぅっ!」

「んっ」


アイシャは仰け反るように枕に後頭部を押しつけて、ビクビクッと身体を震わせながら、ディーゼルの口内に精液をぶち撒けた。射精しているペニスを更に優しく吸われると、気持ちよくて堪らない。

射精しても、アイシャのペニスは萎えなかった。ディーゼルが一度アイシャのペニスから口を離して、口を大きく開けた。ディーゼルの赤い舌の上に、白いアイシャの精液が見えた。ディーゼルが口を閉じ、楽しそうに口を閉じて、見せつけるようにゴクンとアイシャの精液を飲みこんだ。
アイシャが驚いて目を見開くと、ディーゼルが悪戯っ子のような顔で舌なめずりをして、アイシャのペニスをキレイにするように、ペロペロと竿を舐め、また優しくペニスの皮を剥いて、亀頭と皮の付け根の隙間を丁寧に舐め始めた。射精したばかりで敏感になっているペニスには、少し強過ぎる刺激に、アイシャは声を上げて身体をくねらせた。

唐突に、ディーゼルがアイシャの股間に伏せていた身体を起こし、四つん這いで移動して、アイシャの枕元、ベッドのヘッドボードにある小さな引き出しから、小さな瓶を取り出した。
ディーゼルが荒い息を吐くアイシャの頬に優しくキスをして、耳朶をねっとりと舐めてから、耳元で楽しそうに囁いた。


「俺も気持ちよくしてくれよ」

「は、はい。あの、どうすれば?」

「俺の尻、舐められるか?」

「……舐めます」

「ふはっ!いい子だ」


何気なく見れば、ディーゼルの目が爛々と光っている。
アイシャが抱かれるのではないだろうか。抱く側の尻を舐めるのは普通の事なのだろうかと、興奮でふわふわする頭の片隅で疑問に思っていると、アイシャはディーゼルに促されて起き上がった。

アイシャに尻を向けるようにして、ディーゼルが四つん這いになり、上体を伏せて、両手でムッキリとした大きな尻の肉を掴み、両手で尻肉を広げた。
ちょこっと周りに毛が生えているアナルが丸見えになる。ディーゼルのアナルは黒みがかった濃い赤色で、ぷっくりと微かに膨れていて、ひくひくと収縮していた。排泄をする穴なのに、何故だか酷くいやらしい。
アイシャは思わずごくっと生唾を飲み込み、ディーゼルに近づいて、間近でディーゼルのアナルをガン見した。


「浄化魔術はかけてある。舐めても大丈夫だ」

「はい」


アイシャはおずおずと舌を伸ばし、ツンッと舌先でディーゼルのアナルを突いた。舌にひくひくっと動くアナルの感触が伝わってくる。アイシャはべろりと周りの毛ごとディーゼルのアナルを舐め、アナルの皺を伸ばすように、丁寧にアナルの皺の隙間をなぞり始めた。


「はっ、あぁっ、いいぞっ、上手だ」

「ふんふんっ!」

「は、ははっ!気持ちいい。もっと舐めてくれ」

「んっ!」


ディーゼルに褒めてもらえると俄然やる気が出てくる。アイシャは丁寧に丁寧にディーゼルのアナルを舐めまくった。
ディーゼルの自分の尻肉を掴む手に力が入っているのが、なんとなく分かる。時折、ディーゼルの腰がくねるように震える。ちゃんとディーゼルを気持ちよくできているようで、とても嬉しい。
アイシャはじわじわ綻んできたアナルの中に舌先を突っ込んだ。舌先がキツく締めつけられる。舌を抜き差ししながら、アナルの中と外を舐めまくっていると、ディーゼルに声をかけられた。


「アイシャ。そろそろいい」

「ん。はい」


本当はもっとディーゼルのアナルを舐めていたかったが、アイシャは大人しくディーゼルのアナルから口を離した。

ディーゼルに再び押し倒されて、ディーゼルが何度もアイシャの唇にキスをしてから、身体を起こした。
アイシャの貧相な身体に跨ったディーゼルが小さな瓶を蓋を外し、とろりとした液体を自分の掌に垂らした。アイシャの手にもとろりとした液体を垂らして、アイシャのほっそりとした荒れた手を握って、ぬるぬるの液体塗れにした。

ディーゼルの手に導かれて、ディーゼルの熱いアナルに指先が触れる。そのまま、ディーゼルの指が添えられた状態で、アイシャはディーゼルのアナルに指を挿れた。指がアナルの入り口でキツく締めつけられたかと思えば、熱くて柔らかいものに指が包まれていく。
ディーゼルがぶるっと身体を震わせ、楽しそうに口角を上げた。
ディーゼルの指に導かれるままに指を深く挿れると、指の腹に痼のようなものが触れた。


「は、ははっ!アイシャ。ここが俺の前立腺。気持ちいいところ」

「ぜんりつせん」

「ここを弄ってくれよ」

「はい。えっと、こう……ですか?」

「~~っ、あぁっ、そうだ。上手いぞ。いい子だ」


ディーゼルの太い指が添えられた状態で、ディーゼルの前立腺とやらを指の腹ですりすりと擦ると、アナルの入り口がきゅっと締まり、ディーゼルが気持ちよさそうな声を上げた。
アイシャは興奮し過ぎて、頭の中が沸騰しそうだった。指の腹ですりすりすりすりとディーゼルの前立腺を擦り、トントントントンッと優しく前立腺を指で叩く。ディーゼルの息遣いがどんどん荒いものになっていき、時折、唸るように低く喘いでいる。
ディーゼルのペニスを見れば、下腹部にくっきそうな勢いで勃起していて、大きめの亀頭が先走りで濡れていた。
アイシャはごくっと唾を飲み込んで、前立腺を擦りながら、ディーゼルのアナルに指を抜き差しし始めた。
ディーゼルが身体をくねらせて低く喘ぎ、アイシャの手首を掴んだ。


「もう我慢できねぇ。アイシャ。指を抜いてくれ」

「は、はい」


アイシャは一緒に入っていたディーゼルの指と共に、ずるぅっとディーゼルの熱いアナルから指を引き抜いた。
ディーゼルがビンッと勃起しているアイシャのペニスを撫で回して、ぬるぬるの液体を擦りつけると、アイシャのペニスを片手で支え、アイシャのペニスの先っぽを熱くひくつく自分のアナルに押し当てた。そのまま、ディーゼルがゆっくりと腰を下ろしていくと、どんどんディーゼルのアナルにアイシャのペニスが飲み込まれていく。キツいアナルの入り口で自然と半分被っていた皮を剥かれ、敏感な亀頭が熱くてぬるぬるした柔らかいものに包まれていく。気持ちよくて、気持ちよくて、本当に堪らない。

アイシャのペニスを根元近くまでアナルで飲み込んだディーゼルが、震える息を吐き、両手を後ろ手について、膝を立てて足を大きく広げた。ディーゼルが身体ごと上下に動き、アナルでアイシャのペニスを扱き始めた。


「あっ、あっ、副団長様っ!」

「はぁ、はぁ、気持ちいいか?アイシャ」

「き、きもちいいですぅ」

「ははっ!もっとよくしてやるよ」


ディーゼルが楽しそうに笑って、深くペニスを飲み込んで腰を回して、アイシャのペニスを腸壁で揉みこむようにしたり、アイシャのペニスの竿を小刻みに素早くアナルで扱いたりし始めた。
アイシャは我慢ができなくなって、仰向けに寝転がったまま、腰を上下に振り始めた。


「おっ!?あっ!あっ!は、ははっ!いいぞ!アイシャ!あぁっ!堪んねぇ!」

「はっ、はっ、あ、あ、あーーっ、も、出ちゃうっ!出ちゃう!」

「ははっ!いい子だ!ほらほら。俺の中に出せっ!」 

「あ、あ、も、むりっ、むりっ、あ、あーーーー!」


アイシャは本能が赴くままに、めちゃくちゃに腰を振りまくって、ペニスをキツく締めつけ、優しく、いやらしく包み込んでくれるディーゼルのアナルの中に、精液をぶち撒けた。気持ちよ過ぎて、目の裏がチカチカする。

射精を終えて、はぁー、はぁー、と荒い息を吐くアイシャに、ディーゼルがアナルでアイシャのペニスを咥え込んだまま覆いかぶさり、何度もアイシャの唇にキスをした。誘われるがままに、ぬるぬると舌を絡めると、きゅっと射精して敏感になっているペニスをアナルの入り口で締めつけられる。アイシャは興奮して、手を伸ばして、ディーゼルのムッキリした大きな尻を両手で掴み、早くも回復した勃起ペニスをディーゼルのアナルに抜き差しし始めた。
確か、ディーゼルの前立腺は腹側にあった。そこをペニスで擦るように意識しながら腰を振ると、ディーゼルが気持ちよさそうに顔を歪め、大きく喘いだ。


「あぁっ!いいっ!上手だ!アイシャ!もっとっ!もっとだ!」

「はっはっはっはっ、あぁっ!副団長様っ!」

「あーーーーっ!くっそ!堪んねぇ!」


ディーゼルがアイシャに覆い被さっていた身体を起こし、自分でペニスを激しく扱き始めた。アイシャのペニスが更にキツくアナルで締めつけられる。アイシャは無我夢中で腰を振りまくり、天井を見上げるように仰け反って、吠えるような声を上げて勢いよく射精したディーゼルのアナルの中に、また精液を吐き出した。びゅるるるるるっと勢いよく飛んできたディーゼルの熱い精液が、アイシャの胸元にまでかかる。

ディーゼルが荒い息を吐きながら、ゆるゆると自分のペニスを扱いて大量の精液を出し切ると、アイシャに覆いかぶさり、アイシャの口内に舌を突っ込んで、めちゃくちゃにアイシャの口内を舐め回した。
間近にあるディーゼルの緑色の瞳が、熱を持ってギラギラと輝いている。
唇を触れ合わせたまま、ディーゼルがクックッと低く笑い、囁いた。


「まだできるだろう?」

「は、はい」

「ははっ!いい子だ。アイシャ」


ディーゼルが楽しそうに笑って、アイシャの唇をいやらしく舐めながら、アイシャの頭を優しく撫でた。

アイシャは我を忘れて、無我夢中でディーゼルの熱と快感に溺れた。





-----
はっとアイシャが気がつくと、アイシャはディーゼルに抱っこされて、温かい湯船に浸かっていた。何回射精したか覚えていない。身体が疲れていて、温かいお湯と背中にピッタリとくっついているディーゼルの逞しい身体の感触がとても心地いい。

アイシャが起きたのに気がついたのか、アイシャの腹に回っていたディーゼルの腕が離れ、アイシャの手をやんわりと握った。ちゅくっとうなじにキスをされて、顔だけで振り返れば、ディーゼルが優しく微笑んだ。


「起きたか。悪いな。アイシャが可愛くて、ちょっとヤリ過ぎた」

「あ、あの……」

「ん?」

「なんで、その、俺と、その、えっと……なんでこんなに俺によくしてくれるんですか?」

「いつでも頑張ってるアイシャが可愛くて堪らないからだな。ちゃんと成人まで待った俺を褒めてくれ」

「えらいです?」

「ははっ!アイシャ」

「はい」

「恋人になって、俺と一緒に暮らさないか?」

「ふぇっ!?」

「もうお前を手放したくない。近くにいて欲しい。お前の家庭事情は知っているが、お前が欲しくて堪らない」


もしかして、今アイシャはディーゼルに口説かれているのだろうか。それも熱烈に。
アイシャはあわあわしながらも、嬉しくて堪らなかった。家のことを考えたら、今、アイシャが家を出るのは、あまりよくないことだと思う。でも、ディーゼルの気持ちも嬉しくて堪らない。
アイシャはぐるぐる悩んだ後、口を開いた。


「あの……」

「うん」

「ふ、不束者ですが、えっと、よろしくお願いします」

「ははっ!アイシャ!ありがとう」


むぎゅっとディーゼルに後ろから抱きしめられた。アイシャは照れくさくて、ヘラッと笑った。
ディーゼルの手がなだらかなアイシャの下腹部をするりと撫で、薄い陰毛を指先でじょりじょり撫でて、今は萎えているアイシャのペニスをふにふにと揉み始めた。あんなに射精したのに、アイシャのペニスはまた元気になっていく。


「ふ、副団長様っ!」

「名前で呼べ。嬉しいから、また欲しくなった。いいだろう?」

「は、はいっ!」

「名前を呼んでくれ。アイシャ」

「……ディーゼル……さん」

「ははっ!『さん』はいらない」

「ディ、ディーゼル。その、あの」

「ん?」

「あ、当たってます……」

「アイシャが恋人になってくれたんだ。そりゃ元気にもなる。アイシャ。こことベッド、どっちがいい?」

「……ベッドで」

「了解」


アイシャはディーゼルに抱きかかえられたまま、ざばぁっと温かいお湯から出た。
ディーゼルが器用にアイシャの身体を横抱きにして、そのまま歩き出した。
歩きながら、何度も頬や唇にキスをされる。アイシャも逞しいディーゼルの太い首に両腕を絡めて、何度もディーゼルの唇に吸いついた。

寝室に着くと、ディーゼルが優しくアイシャの身体をベッドに下ろし、自分もころんと寝転がって、自分の膝裏を持って、足を大きく広げ、腰を浮かせた。
ディーゼルの大きな勃起したペニスもずっしりとした陰嚢も周りにちょこっと周りに毛が生えているアナルも丸見えである。
ディーゼルのアナルは既に期待するかのように、ひくひくと大きく収縮していた。

アイシャはベッドに転がっていた小さな瓶のぬるぬるの液体を掌に垂らすと、ゆるく勃起している自分のペニスに塗り込めるように軽く自分のペニスを扱いた。あんなに何回も出したのに、アイシャのペニスはすぐにガチガチに勃起した。
ディーゼルに抱きついて、ディーゼルの唇を吸ってから、ディーゼルの盛り上がった胸筋に顔を埋める。硬いのかと思えば、ディーゼルの胸筋は意外な程柔らかかった。ふにふにとディーゼルの胸筋を揉みしだき、淡い茶褐色の乳首に吸いつけば、ディーゼルが熱い息を吐いた。


「あぁ……そこも気持ちいい。もっと舐めて吸ってくれ」

「ん!」

「あぁっ、そうだ!上手だ!いい子だな。アイシャ」


ディーゼルに褒められると嬉しくて堪らなくなる。アイシャはディーゼルの両方の乳首を交互に舐めて吸いながら、片手で自分の勃起したペニスを掴んで、ひくつく熱いディーゼルのアナルにペニスの先っぽを押しつけて、ゆっくりとディーゼルのアナルの中にペニスを押し込め始めた。
ディーゼルが笑いながら喘いだ。


「あぁっ!アイシャ!もっと俺を愛してくれ!」

「ディーゼル!」

「あぁっ!?あぁ!あっ!あぁぁぁっ!いいっ!いいっ!乳首もっ!あっはぁ!最高だ!アイシャ!」


アイシャはディーゼルの腹側をペニスで擦るように意識しながら、速く小刻みに腰を振りまくり、ディーゼルのちょこんとした乳首を吸いまくった。じゅうっと乳輪ごと乳首を吸うと、ディーゼルのアナルがきゅっとキツく締まった。
あまりの気持ちよさに唸りながら、アイシャは必死で腰を振りまくり、膝裏から手を離したディーゼルに頭を抱きしめられるようにして、ディーゼルとほぼ同時に、またディーゼルの中に射精した。

はぁ、はぁ、と荒い息を吐きながら、ぐったりと逞しいディーゼルの身体に身体を預ける。すっごく気持ちよかったが、すっごく疲れた。セックスってすごい。

ディーゼルが機嫌よく笑いながら、アイシャの癖毛を優しく撫で回し、アイシャのおでこにキスをした。


「風呂に入ってから晩飯を一緒に食おう。何が食いたい?肉?魚?」

「お肉食べたいです」

「じゃあ、ステーキにしよう。ちょうどいい肉がある」

「ありがとうございます。あの、俺も一緒に作ってもいいですか?」

「ははっ!勿論。一緒に作ろう」


ディーゼルが嬉しそうにはにかんで笑った。問答無用で格好いい人なのに、なんだか今の笑顔はちょっと可愛い。アイシャは胸がキュンとして、ディーゼルの唇に触れるだけのキスをした。

振りまくった腰が怠くて思うように動けないアイシャを横抱きに抱っこして、ディーゼルが軽やかな足取りで風呂場へと向かった。
ディーゼルに身体を洗ってもらい、先に湯船に浸かりながら、ディーゼルが身体を洗うところを眺める。
ディーゼルが自分の尻の谷間に手をやり、指で掻き出すような動きをした。よくよく見れば、ディーゼルの手に白い液体がついている。間違いなくアイシャの精液だ。アイシャはぶわっと顔が熱くなり、ついでにペニスもぴょこんと元気になってしまった。
アイシャは元気になってしまったペニスを両手で押さえて、もじもじしながら、身体を洗うディーゼルに声をかけた。


「あの、ディーゼル」

「んー?」

「えっと、あの、また勃っちゃった」


ディーゼルがアイシャを見てキョトンとした顔をした後、にやぁと笑った。


「俺の口と尻、どっちに出したい?」

「……お尻がいいです」

「ははっ!いいぞ。アイシャは絶倫か?それとも若いからかな?」

「分かんないです」

「ふふっ。ベッドまで行くのも面倒だ。ここでしよう。おいで」

「は、はいっ!」


ディーゼルに手招きされて、アイシャはざばぁっとお湯から出た。
ディーゼルがその場で四つん這いになり、片手でむにぃっと自分の尻肉を広げた。ディーゼルのぷっくりとしたひくひくしているアナルが丸見えになる。
アイシャは鼻息荒く、ディーゼルのいやらしいアナルにペニスを突っ込んで、めちゃくちゃに腰を振りまくった。




------
風呂場ではしゃぎまくって、今度こそ完全に燃え尽きたアイシャは、ディーゼルに抱っこされて、居間のソファーに寝かされた。今着ているのは、ディーゼルのシャツだけである。ディーゼルは体格がよく、アイシャは小柄だからか、ディーゼルのシャツはだぼだぼに大きくて、尻まですっぽり隠れる。

ディーゼルに優しくキスをされて、そのままソファーの上でうとうとしていると、ディーゼルに優しく起こされた。
のろのろと起き上がって室内用のスリッパを履いて、テーブルの所に行けば、美味しそうな匂いがするステーキやスープが並べてあった。ステーキは分厚くて、こんなにいっぱいのお肉を食べられるだなんて、生まれて初めてかもしれない。

椅子に座って、ディーゼルと一緒に食べ始める。分厚いステーキは、口に含むと、じゅわぁっと美味しい肉汁が溢れてきて、ステーキにかかっていたソースと絡み合って、ビックリする程美味しい。
アイシャがもぐもぐしながら目を輝かせると、ディーゼルが嬉しそうに微笑んだ。


「口に合うか?」

「ものすごく美味しいです!」

「それはよかった。沢山食べろよ」

「はいっ!」


野菜がたっぷり入ったスープもすごく美味しくて、アイシャはお腹いっぱいになるまで、ガッツリ食べた。

ディーゼルが今夜から一緒に過ごしたいと言ったので、服を着替えてから、一緒にアイシャの家に向かった。
アイシャの両親に、ディーゼルと恋人になったことと、一緒に暮らすことを報告すると、アイシャの両親は腰を抜かす勢いで驚いていた。
アイシャは少ない私物を手早くまとめ、ディーゼルと一緒に家を出た。ディーゼルの家で一緒に暮らすが、騎士団の雑用係は続けるし、給料は全部実家に渡すことにした。ディーゼルがそう提案してくれたので、アイシャは喜んで頷いた。
人手が減って、両親は少し大変になるだろうが、食い扶持は減るし、すぐ下の弟や妹も、もう下の子の世話や家の手伝いができる歳なので、多分大丈夫だろう。

アイシャはそれからも、騎士団の雑用係として一生懸命働いた。翌年には、本当に雑用係が2人も増えて、少しだけ仕事が楽になった。
ディーゼルが仕事が忙しい時以外は、いつもディーゼルと一緒に2人の家に帰り、お喋りをしながら、一緒に夕食を作って、一緒に食べている。
お風呂も一緒だし、寝るのも一緒だ。数日おきにセックスを楽しんで、寄り添って眠っている。

2人で暮らし始めて、あっという間に30年近くが経った。アイシャは日々、ディーゼルに甘やかされながら、ディーゼルの為に自分ができることを精一杯頑張った。
ディーゼルが騎士団を退職すると、アイシャも雑用係を辞め、2人で田舎の小さな町に引っ越した。
小さな畑を耕して、鶏と牛を飼い、穏やかに暮らしている。最初の数年は2人とも慣れないことばかりで大変だったが、それでも楽しい毎日だった。

夜。アイシャは、随分と皺が増えたディーゼルと手を繋いでベッドに横になっていた。ディーゼルの横顔を見れば、どれだけ歳をとっても、問答無用で格好いい。何十年も一緒にいるのに、未だにアイシャの胸はディーゼルを見ているだけでときめく。
ディーゼルがこちらを向いて、アイシャの唇に優しくキスをした。


「おやすみ。アイシャ」

「おやすみなさい。ディーゼル」


穏やかで優しい夜は、静かに過ぎていった。


(おしまい)


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感想 2

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みんなの感想(2件)

鈴
2023.03.15

アイシャがとても不憫だったのでディーゼルが包み込むように愛してくれてすごく嬉しくなりました。スパダリ受け、ハマりそうです!

丸井まー(旧:まー)
2023.03.17 丸井まー(旧:まー)

感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!

嬉し過ぎるお言葉をくださり、全力でありがとうございますーー!!
ウェルカム!スパダリ受けワールド!!
全力でハグ待機をしてお待ちしております!!
スパダリ受けも大変美味しいと思い、非常に楽しく執筆いたしました。
お楽しみいただけたのでしたら、何よりも嬉しいです!

お読み下さり、本当にありがとうございました!!

解除
鹿の子🦌
2023.03.13 鹿の子🦌
ネタバレ含む
丸井まー(旧:まー)
2023.03.15 丸井まー(旧:まー)

感想をありがとうございますっ!!
本当に嬉しいです!!

とても丁寧に読んでいただけて、本当に嬉しいですー!(泣)
全力で!ありがとうございますっ!!
家を出たかったけど、全部を放り投げて家を出ることはできなかったが故に、金銭的援助は続ける、みたいな感じに落ち着きました。
家族って難しいですよね。愛してるけど、同時に同じくらい憎らしかったりして、長子だから更に重荷に感じたりすることもあって。
スパダリの愛で色んな苦労を報われちゃえー!と思いながら書きました。
頑張る子には素敵なご褒美が待っていてほしいです。

お読み下さり、本当にありがとうございました!!

解除

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