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2:ペーターの実家へ
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ペーターは馬車に揺られながら、窓の外を眺めていた。騎士団を本当に辞めて、隊長ことシグルドの領地に向かっている最中である。シグルドは辺境伯家の次男で、家はシグルドの兄が跡を継いでいるらしい。国の東にある領地まで約半年の旅である。同じ馬車の中にいるシグルドはずっと不機嫌な空気を発していて、馬車の中の空気が重い。少しでも気を紛らわせようと馬車の外の景色を見ているが、いい加減辛くなってきた。
ペーターは、おずおずとシグルドに話しかけた。
「あのー、隊長」
「もう隊長じゃねぇ」
「あ、はい。すいません。なんとお呼びすればいいですか?」
「普通に名前で呼べ」
「えーと、じゃあ、シグルドさんで。シグルドさんは何歳なんですか?」
「35」
「わぁ。僕より15も上だぁ。……泣きたい……」
「俺の方が泣きてぇわ。へっぽこ。折角隊長にまでなったのによぉ。隣国との関係は良好だし、領地に帰ってもすることがねぇ」
「あのー、僕、できたら働きたいんですけど」
「仕事があればいいな。へっぽこ魔法使い」
「ぐふぅ。た、確かに僕はへっぽこですけど! 実家に仕送りしたいから働きたいんです!」
「仕送り?」
「僕の実家、ぶっちゃけ貧乏子だくさんなので。一番下の弟はまだ5歳です」
「何人兄弟なんだ」
「10人です。僕は四男で、5番目の子供ですね。実家は農業やってます」
「多いな。確か、タラトロン領の出身だったな。途中だし、お前の両親に結婚の挨拶をしに寄るぞ」
「マジっすか。えー! おっさんをお嫁さんって親に紹介するんですかー!?」
「誰がおっさんだ。ぶん殴るぞ。クソガキ」
「暴力反対っ!」
「仕事なぁ。……うちの領地じゃ、騎士団用の馬を育ててる。あと、羊毛の生産も盛んだ。多分、そこらへんの仕事を任されるようになるだろうから、お前も手伝え。働きに応じた給料をやるぞ」
「働けるならなんでもやります! あ、魔法は使います?」
「使わねぇ。つーか、へっぽこ魔法使いに魔法を使わせるかよ。無駄に怪我人が出る」
「酷いっ! これでもちょっとは上達してきてますぅ」
「怪我が日常茶飯事の鍛えまくってる騎士達相手ならともかく、今度から一緒に仕事をするのは一般人だ。怪我なんかさせられるかよ」
「うっ。それはそうですけど……あっ! 治癒院のお手伝いとか!」
「お前の治癒魔法、くっそいてぇから却下」
「うえぇぇぇぇ! これでも魔法使いなんですから魔法使いたいですよぉ」
「却下だ。書類仕事の手伝いと馬や羊の世話をしてろ」
「うぅぅ……僕! 諦めませんっ! なんか魔法使いらしいことをしてみせます!」
「あっそ。……そろそろ次の町に着くな。町に着いたら、とりあえず飯食うぞ」
「あ、はい。シグルドさん。ちょっとした素朴な疑問なんですけど」
「あ?」
「辺境伯って、すごく偉いお貴族様なんですよね? なのになんでシグルドさんは庶民もビックリな粗野っぷりなんです?」
「ぶん殴るぞ。クソガキ」
「ほらぁ! そういうところっ! お貴族様って未だに信じられないんですよぉ!」
「うるせぇなぁ。一応貴族教育は受けてるから、ちゃんと取り繕おうと思えば取り繕える。完全実力主義の騎士団に長くいればこうなるんだよ」
「えー。そういうもんなんですかー?」
「細かいことを気にすんじゃねぇよ。おら。町に着いたぞ。飯だ。飯」
「はぁい。お腹空きましたー」
ペーターは地味に痛む尻を擦りながら馬車から降りた。町の庶民的な定食屋でがつがつと食事をするシグルドは、どう見てもお貴族様には見えない。ペーターも素朴だけど美味しい食事をもりもり食べながら、本当にシグルドはお貴族様なのだろうかと首を傾げた。
馬車に揺られること四か月。ペーターの故郷であるタラトロン領に着いた。ペーターの実家は、タラトロン領の端っこの方の田舎の村にある。代々農業を営んでおり、子だくさんの家系である。
ペーターの故郷の村に着くと、真っ直ぐに実家へと向かった。昼を少しだけ過ぎた時間だったから、嫁いだ姉以外は皆家に居た。突然帰ってきたペーターに驚いていた父が、シグルドを見て困惑した顔をした。
「ペーター。おかえり。その、そっちの人はどちら様だ?」
「ただいま。父ちゃん。えーと、その、僕、この人のお婿さんになります」
「は?」
「シグルド・グランフォルンツと申します。これでも一応『神様の愛』でして。色々あって、ご子息と結婚することになりました」
「「「……えぇぇぇぇぇぇぇ!!」」」
いっぱいいる家族全員が叫んだ。ペーターの母が何故か目をキラキラと輝かせながら、ペーターに近寄ってきて、ペーターの肩をバンバン叩いた。
「やったじゃない! ペーター! 結婚相手がこんなに早く見つかるなんて! アンタってぽやぽやしてるから、最悪一生独り身のままなんじゃないかと思ってたわ!」
「母ちゃん酷いっ! ぽやぽやなんてしてないよぉ!」
「してるわよ。えーと、シグルドさん? うちの子、ぽやぽやしてるし頼りないけど、人一倍優しい子だから、どうぞ末永くよろしくお願いしますね。歳の差があるけど、まぁ細かいことは気にしない方向で! お茶を淹れるわ! 今朝焼いた焼き菓子もあるから、まずは自己紹介からね! 父ちゃん! 今日の仕事はとりあえず中断! ペーターとシグルドさんの結婚のお祝いをしなきゃ!」
「あ、うん。あー、ペーター。結婚したらどこに住むんだ? 騎士団は続けるのか?」
「えっと、騎士団は辞めました……シグルドさんの領地に行って、そこで暮らす予定。あっ! 仕事はなんかするから、仕送りは心配しないで!」
「いや。仕送りは別にいらんぞ。子供ができるかもしれないし、ちゃんと自分達のために貯金しなさい」
「でも、ちび助達がいるし」
「うちのことは俺達がなんとかする。確かに仕送りはありがたかったが、嫁さんをもらったんなら、自分の家族を最優先にするのが筋ってもんだ」
「……じゃあ、貯金しながら余裕がある範囲内で仕送りする」
「だからいらねぇっての。ほらほら。それより、いつまで立ってるんだ。まずは座れ。あーと、シグルドさんも、粗末な家ですが、寛いでください。母ちゃん、二人分のお茶を淹れてくれよ」
「はいよ。ちょっと待っててね!」
ペーターはシグルドと並んで椅子に座った。すぐに興味津々な末っ子が膝に乗ってくる。末っ子と会うのは実は初めてだ。15歳で国立魔法学園に入学してから実家には帰っておらず、手紙のやり取りだけをしていた。幼児らしくぷくぷくした温かい身体を抱っこして頭を撫でてやると、末っ子がにへーっと嬉しそうに笑った。我が弟ながら可愛い。
母がお茶と焼き菓子を持ってきてくれた。母特製の焼き菓子は胡桃が入っていて、素朴だがすごく美味しい。久しぶりに食べる母の味に、なんだかほっとした。
家族達から質問責めされているシグルドを横に、ペーターは暢気に焼き菓子を食べながら、末っ子とお喋りをした。
賑やか過ぎる夕食を終えると、ペーターはシグルドと一緒に実家を出て、村唯一の宿屋に向かった。ペーターの実家は、人数が多いわりにそこまで大きくない。寝る部屋がないので、宿屋に泊まることになった。
宿屋の部屋に入ると、ちょっと疲れた様子のシグルドがどさっとベッドに腰かけた。
「お前の家族は賑やかで、人がいいな」
「まぁ、人数多いんで。疲れたんじゃないですか? 賑やか過ぎて」
「多少はな。だが、悪くない。仕送りは連名でするぞ」
「あ、はい。いいんですか?」
「あぁ。お前の家族は気に入った」
「ありがとうございます?」
「予定通り3日だけの滞在でいいのか? 中々里帰りができなくなるぞ」
「国立魔法学園に行った時から、多分もう帰れないかもーって思ってたので大丈夫です。実家に寄ってくれてありがとうございました。王都とも西の領地とも距離があるから、家族とは二度と会うことがないって思ってたんで、皆の顔が見れて、本当にすごく嬉しかったです」
「そうか。確かに騎士団勤めのままだったら、ここまで来るのは中々難しいな。が、もう騎士団は辞めた。それなりに自由がある仕事をすることになる。里帰りしたければ好きにしろ。その時は俺も一緒にここに来よう」
「えっ!? いいんですか!?」
「構わん。……温かくていい家族だ」
「えっと、ありがとうございます」
ペーターは、ぺこっとシグルドに頭を下げた。もしかしたら、シグルドって意外と優しいのかも? と思いながら、ペーターは寝間着に着替えてベッドに上がり、布団に潜り込んだ。すぐに隣のベッドからシグルドの豪快な鼾が聞こえてくる。ペーターは、もう二度と会うことがないと思っていた家族の笑顔を頭に思い浮かべて、ちょっとだけ泣いた。
ペーターは、おずおずとシグルドに話しかけた。
「あのー、隊長」
「もう隊長じゃねぇ」
「あ、はい。すいません。なんとお呼びすればいいですか?」
「普通に名前で呼べ」
「えーと、じゃあ、シグルドさんで。シグルドさんは何歳なんですか?」
「35」
「わぁ。僕より15も上だぁ。……泣きたい……」
「俺の方が泣きてぇわ。へっぽこ。折角隊長にまでなったのによぉ。隣国との関係は良好だし、領地に帰ってもすることがねぇ」
「あのー、僕、できたら働きたいんですけど」
「仕事があればいいな。へっぽこ魔法使い」
「ぐふぅ。た、確かに僕はへっぽこですけど! 実家に仕送りしたいから働きたいんです!」
「仕送り?」
「僕の実家、ぶっちゃけ貧乏子だくさんなので。一番下の弟はまだ5歳です」
「何人兄弟なんだ」
「10人です。僕は四男で、5番目の子供ですね。実家は農業やってます」
「多いな。確か、タラトロン領の出身だったな。途中だし、お前の両親に結婚の挨拶をしに寄るぞ」
「マジっすか。えー! おっさんをお嫁さんって親に紹介するんですかー!?」
「誰がおっさんだ。ぶん殴るぞ。クソガキ」
「暴力反対っ!」
「仕事なぁ。……うちの領地じゃ、騎士団用の馬を育ててる。あと、羊毛の生産も盛んだ。多分、そこらへんの仕事を任されるようになるだろうから、お前も手伝え。働きに応じた給料をやるぞ」
「働けるならなんでもやります! あ、魔法は使います?」
「使わねぇ。つーか、へっぽこ魔法使いに魔法を使わせるかよ。無駄に怪我人が出る」
「酷いっ! これでもちょっとは上達してきてますぅ」
「怪我が日常茶飯事の鍛えまくってる騎士達相手ならともかく、今度から一緒に仕事をするのは一般人だ。怪我なんかさせられるかよ」
「うっ。それはそうですけど……あっ! 治癒院のお手伝いとか!」
「お前の治癒魔法、くっそいてぇから却下」
「うえぇぇぇぇ! これでも魔法使いなんですから魔法使いたいですよぉ」
「却下だ。書類仕事の手伝いと馬や羊の世話をしてろ」
「うぅぅ……僕! 諦めませんっ! なんか魔法使いらしいことをしてみせます!」
「あっそ。……そろそろ次の町に着くな。町に着いたら、とりあえず飯食うぞ」
「あ、はい。シグルドさん。ちょっとした素朴な疑問なんですけど」
「あ?」
「辺境伯って、すごく偉いお貴族様なんですよね? なのになんでシグルドさんは庶民もビックリな粗野っぷりなんです?」
「ぶん殴るぞ。クソガキ」
「ほらぁ! そういうところっ! お貴族様って未だに信じられないんですよぉ!」
「うるせぇなぁ。一応貴族教育は受けてるから、ちゃんと取り繕おうと思えば取り繕える。完全実力主義の騎士団に長くいればこうなるんだよ」
「えー。そういうもんなんですかー?」
「細かいことを気にすんじゃねぇよ。おら。町に着いたぞ。飯だ。飯」
「はぁい。お腹空きましたー」
ペーターは地味に痛む尻を擦りながら馬車から降りた。町の庶民的な定食屋でがつがつと食事をするシグルドは、どう見てもお貴族様には見えない。ペーターも素朴だけど美味しい食事をもりもり食べながら、本当にシグルドはお貴族様なのだろうかと首を傾げた。
馬車に揺られること四か月。ペーターの故郷であるタラトロン領に着いた。ペーターの実家は、タラトロン領の端っこの方の田舎の村にある。代々農業を営んでおり、子だくさんの家系である。
ペーターの故郷の村に着くと、真っ直ぐに実家へと向かった。昼を少しだけ過ぎた時間だったから、嫁いだ姉以外は皆家に居た。突然帰ってきたペーターに驚いていた父が、シグルドを見て困惑した顔をした。
「ペーター。おかえり。その、そっちの人はどちら様だ?」
「ただいま。父ちゃん。えーと、その、僕、この人のお婿さんになります」
「は?」
「シグルド・グランフォルンツと申します。これでも一応『神様の愛』でして。色々あって、ご子息と結婚することになりました」
「「「……えぇぇぇぇぇぇぇ!!」」」
いっぱいいる家族全員が叫んだ。ペーターの母が何故か目をキラキラと輝かせながら、ペーターに近寄ってきて、ペーターの肩をバンバン叩いた。
「やったじゃない! ペーター! 結婚相手がこんなに早く見つかるなんて! アンタってぽやぽやしてるから、最悪一生独り身のままなんじゃないかと思ってたわ!」
「母ちゃん酷いっ! ぽやぽやなんてしてないよぉ!」
「してるわよ。えーと、シグルドさん? うちの子、ぽやぽやしてるし頼りないけど、人一倍優しい子だから、どうぞ末永くよろしくお願いしますね。歳の差があるけど、まぁ細かいことは気にしない方向で! お茶を淹れるわ! 今朝焼いた焼き菓子もあるから、まずは自己紹介からね! 父ちゃん! 今日の仕事はとりあえず中断! ペーターとシグルドさんの結婚のお祝いをしなきゃ!」
「あ、うん。あー、ペーター。結婚したらどこに住むんだ? 騎士団は続けるのか?」
「えっと、騎士団は辞めました……シグルドさんの領地に行って、そこで暮らす予定。あっ! 仕事はなんかするから、仕送りは心配しないで!」
「いや。仕送りは別にいらんぞ。子供ができるかもしれないし、ちゃんと自分達のために貯金しなさい」
「でも、ちび助達がいるし」
「うちのことは俺達がなんとかする。確かに仕送りはありがたかったが、嫁さんをもらったんなら、自分の家族を最優先にするのが筋ってもんだ」
「……じゃあ、貯金しながら余裕がある範囲内で仕送りする」
「だからいらねぇっての。ほらほら。それより、いつまで立ってるんだ。まずは座れ。あーと、シグルドさんも、粗末な家ですが、寛いでください。母ちゃん、二人分のお茶を淹れてくれよ」
「はいよ。ちょっと待っててね!」
ペーターはシグルドと並んで椅子に座った。すぐに興味津々な末っ子が膝に乗ってくる。末っ子と会うのは実は初めてだ。15歳で国立魔法学園に入学してから実家には帰っておらず、手紙のやり取りだけをしていた。幼児らしくぷくぷくした温かい身体を抱っこして頭を撫でてやると、末っ子がにへーっと嬉しそうに笑った。我が弟ながら可愛い。
母がお茶と焼き菓子を持ってきてくれた。母特製の焼き菓子は胡桃が入っていて、素朴だがすごく美味しい。久しぶりに食べる母の味に、なんだかほっとした。
家族達から質問責めされているシグルドを横に、ペーターは暢気に焼き菓子を食べながら、末っ子とお喋りをした。
賑やか過ぎる夕食を終えると、ペーターはシグルドと一緒に実家を出て、村唯一の宿屋に向かった。ペーターの実家は、人数が多いわりにそこまで大きくない。寝る部屋がないので、宿屋に泊まることになった。
宿屋の部屋に入ると、ちょっと疲れた様子のシグルドがどさっとベッドに腰かけた。
「お前の家族は賑やかで、人がいいな」
「まぁ、人数多いんで。疲れたんじゃないですか? 賑やか過ぎて」
「多少はな。だが、悪くない。仕送りは連名でするぞ」
「あ、はい。いいんですか?」
「あぁ。お前の家族は気に入った」
「ありがとうございます?」
「予定通り3日だけの滞在でいいのか? 中々里帰りができなくなるぞ」
「国立魔法学園に行った時から、多分もう帰れないかもーって思ってたので大丈夫です。実家に寄ってくれてありがとうございました。王都とも西の領地とも距離があるから、家族とは二度と会うことがないって思ってたんで、皆の顔が見れて、本当にすごく嬉しかったです」
「そうか。確かに騎士団勤めのままだったら、ここまで来るのは中々難しいな。が、もう騎士団は辞めた。それなりに自由がある仕事をすることになる。里帰りしたければ好きにしろ。その時は俺も一緒にここに来よう」
「えっ!? いいんですか!?」
「構わん。……温かくていい家族だ」
「えっと、ありがとうございます」
ペーターは、ぺこっとシグルドに頭を下げた。もしかしたら、シグルドって意外と優しいのかも? と思いながら、ペーターは寝間着に着替えてベッドに上がり、布団に潜り込んだ。すぐに隣のベッドからシグルドの豪快な鼾が聞こえてくる。ペーターは、もう二度と会うことがないと思っていた家族の笑顔を頭に思い浮かべて、ちょっとだけ泣いた。
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