1 / 15
1:DEAD OR MARRIAGE
しおりを挟む
ペーターは目の前の巨漢からそっと目を逸らした。次の瞬間、頭のてっぺんに重い拳が振ってきた。
「いぎゃんっ!」
「こんのぉ……へっぽこ魔法使いがぁ! てめぇ何度言やぁ分かる! み・か・た・に! 火球を打つなっ!!」
「いっ……たいですっ! 隊長!」
「おぉん? 反省の色が見えねぇなぁ? クソガキ」
「は、反省してますぅ! そ、それにっ! 今日は半分しか味方に当たらなかったし……」
「半分も当たってんじゃんねぇか!! このへっぽこ魔法使いがぁ!!」
「いぎゃんっ! あ、頭が変形するぅ……」
「お前。帰還したら訓練場100周な」
「なんでぇ!?」
「味方にばっか火球を当てまくってっからだよ! ちったぁ反省しろ! このへっぽこ!!」
「……はい……」
目の前の厳つい巨漢は、ペーターが所属する騎士団の隊長である。黒髪黒目で、顎髭が渋い顔が怖いおっさんである。身体つきは筋骨隆々で、獰猛に笑いながら身の丈程もある大剣をぶん回して魔獣を殲滅するヤバいおっさんだ。間違いなく戦闘狂だと思っている。
ペーターは、国立魔法学園を卒業して2年しか経っていない新人魔法使いだ。攻撃魔法と治癒魔法の適性があるから、騎士団に入団した。とはいえ、隊長も言っていたが、ペーターは学生時代から自他共に認めるへっぽこ魔法使いである。魔法を打てば何故か味方に当たり、治癒魔法をかければ傷は治るが激痛を伴うらしい。普通は、狙った方向に魔法が飛んでいくし、治癒魔法に痛みは伴わない。学生時代にお世話になっていた恩師からは、国立魔法学園を無事に卒業して、騎士団に入団できたのが奇跡だと言われた。
隊長のごっつい拳で何度も拳骨されたペーターは、半泣きになりながら、何故かうっかり火球を当てちゃった味方の騎士達に謝りがてら治療をしに行った。謝罪は受け入れてもらえたが、治療は頑として断られた。治癒魔法が得意な先輩がいるので、その人にやってもらうと。『もうそろそろ俺達に攻撃しないようになろうな』と、面倒見がいい騎士の先輩から言われてしまった。個人的に、毎日訓練場で練習しているのに、この体たらくである。自分には魔法の才能が欠片もないんじゃないかと、最近落ち込み気味だ。
とはいえ、強くて格好いい魔法使いになることが小さな頃からの夢だったし、騎士団の給料はいい。実家に仕送りがしたいので、騎士団を辞めるつもりはない。もっともっと頑張って魔法の精度を上げれば、きっとそのうち味方に魔法が当たらなくなる筈である。
ペーターは、とりあえず帰還したら訓練場100周をなんとか頑張らなくてはいけない。魔法使いに筋力はいらないと思うのだが、騎士団所属だと体力はいる。
ペーターが所属している騎士団は、魔獣狩りが専門の騎士団で、国の西側にある大きな領地を拠点に、西側の国境の近くにある『魔の森』と呼ばれる森から出てくる魔獣を討伐する仕事をしている。体力自慢の騎士達と行動するので、魔法使いでもそれなりに体力が必要になってくる。
ペーターは魔獣との戦闘で疲れた身体で野営の準備をして、狭い天幕の中で薄い毛布に包まり、浅い眠りに落ちた。
20日後。拠点にしている領地の一番大きな街に着いた。ずっと馬で移動していたので、尻が地味に痛い。もう2年は馬に乗っているのだが、ペーターが痩せぎすで尻の肉付きが薄いからか、未だに長時間馬に乗ると尻が痛くなる。
ペーターが尻を擦りながら愛馬を馬小屋に入れていると、隊長がのっしのっしと歩いてきた。内心、『うげぇ』と思ったが、できるだけ顔には出さないようにする。
「ペーター。報告書と反省文50枚の前に訓練場100周してこい」
「えぇぇぇぇ! 帰ってきたばっかじゃないですかぁ! ていうか、反省文50枚は多いですよぉ!」
「ガタガタ抜かすな。へっぽこ魔法使い。いいからとっとと走ってこいっ!」
「……はぁい」
ペーターは走る前からぐったりしつつも、たらたらしていたら隊長から拳骨をされるので、小走りで訓練場に向かった。
無駄に広い訓練場を100周なんとか走り終わる頃には、完全に日が暮れていた。疲れ過ぎて足がガクガクする。ぜぇ、ぜぇ、と掠れた息を吐きながら、ペーターはまずは風呂に入りに向かった。
騎士団の寮には、馬鹿デカい共用風呂がある。ペーターはふらふらしながら寮の自室に戻り、着替えを取ってから風呂場に向かった。
広い脱衣所には誰もおらず、『貸し切りだー!』とちょっと嬉しくなって、いそいそと汗だくの服を脱ぎ、風呂場のドアを開ければ、真正面に逞しい胸毛ふさふさの胸筋が見えた。なんとなく下腹部の方を見れば、臍から陰毛に繋がっている毛で分かりにくいが、下腹部にピンク色の花の形の痣があった。ペーターは、恐る恐る顔を上げた。
そこには、鬼の形相の隊長がいた。
「見たか? 見たよな?」
「ぼっ、僕は何も見てませんっ! 隊長が『神様の愛』な筈がないですもんねっ!」
「見てんじゃねぇか。選べ」
「え? 何を?」
「今すぐに死ぬか、今すぐに俺と結婚するか」
「なにその究極の選択っ!? どっちもやだぁ!!」
「よし。じゃあ、死ね。殉職扱いにしておいてやる」
「死ぬのは嫌ぁぁぁぁっ! 結婚っ!! 結婚しますっ!」
「言ったからな? 男に二言はないよなぁ? ペーター」
「は、はい……」
ペーターが事態が飲みこめないまま頷くと、隊長がガシガシと髪を短く刈っている頭を掻き、大きな溜め息を吐いた。
「あーー。くっそ。15年以上隠しきれてたのに、まさかへっぽこ魔法使いに見つかるたぁ、俺も運がねぇ」
「あ、あのー……本当に『神様の愛』なんですか?」
「不本意ながら。普段は特殊な魔法で証の痣を隠してるが、月のものの時だけは痣が現れちまうんだよ」
「はぁ……左様で。って、月のものなら早く着替えて温めないと! お腹痛くないですか!?」
「あ? まぁ。多少は」
「急いで服を着てくださいっ! お腹と腰は冷やしちゃダメなんですよ!!」
「お、おう?」
ペーターは隊長を急かして、服を着させた。風呂場の床にちょこっと血が落ちていたので、お湯で流して証拠隠滅する。ペーターは持参していたローブを服を着た隊長の腹回りにぐるぐる巻きつけると、ふぅと息を吐いた。
『神様の愛』とは、両性具有の者のことを指す。所謂、ふたなりというやつだ。五千人に一人の割合で生まれてくる。ペーターの従兄弟も『神様の愛』だった。『神様の愛』は、必ず下腹部に花びらの形をした痣があるから、生まれた瞬間に分かる。ペーターには歳が近い姉がいて、姉は月のものが重い方だったから、一応、痛みが軽くなったりする方法を知っていた。
「やー。隊長が怒ってたのって、月のものでイライラしてたからだったんですね」
「ちげぇわ。ド阿呆。おーまーえーはー! 味方に攻撃すんのをいい加減なんとかしやがれ! このへっぽこ!」
「酷いっ! これでもマシになってきましたぁ!」
「その話は後でしっかり反省文に書いてもらうぞ」
「うげぇ」
「『うげぇ』じゃねぇ。このへっぽこ魔法使い。話を戻すぞ」
「え? どこに?」
「俺とお前の結婚だ。騎士団に入団する時に、反対する兄上から条件を出された」
「条件?」
「『神様の愛』だとバレたら騎士団を辞めて、その相手と結婚して領地に帰る」
「マジっすか」
「俺としては、お前をしれっとぶっ殺して証拠隠滅したい」
「それは嫌ぁぁぁぁ!! 命だけはお助けをぉぉぉぉ!!」
「ちっ。そういうわけにもいかねぇから、お前と結婚するしかねぇ」
「マジっすかー」
「おい。反省文を書いたら辞表も書け。お前を俺の領地に連れていく」
「反省文は書くのっ!? 辞めるのにっ!? ていうか、辞めたくないんですけどぉ!」
「うるせぇ。間の悪い自分を恨め。こんちくしょー。俺だって騎士団を辞めたくねぇ。が、兄上と誓約を交わしちまってるから、どうしようもねぇ。はぁー。俺の旦那がへっぽこ魔法使いのクソガキとか……あんまりだ」
「僕だって髭面のおっさんは嫌なんですけど! ものすごく嫌なんですけど!?」
「ぎゃーぎゃーうるせぇ。とっとと風呂に入ってこい。そんで反省文と辞表を書いてこい。明日の朝一で提出だ」
「……はぁい。あのー、ちなみに、全力で結婚を拒否ったら、どうなります?」
「明日にはお前の死体がどっかに埋まってるな」
「謹んで結婚させていただきますっ!」
ペーターは、あまりにもあんまりな事態に涙目になった。髭面の顔が怖い筋骨隆々な巨漢のおっさんがペーターの花嫁である。泣きたいを通り越して、なんかもう吐きたい。でも、死にたくはない。
ペーターは貸し切り状態の広い風呂場で、自分の間の悪さと不運を呪った。
「いぎゃんっ!」
「こんのぉ……へっぽこ魔法使いがぁ! てめぇ何度言やぁ分かる! み・か・た・に! 火球を打つなっ!!」
「いっ……たいですっ! 隊長!」
「おぉん? 反省の色が見えねぇなぁ? クソガキ」
「は、反省してますぅ! そ、それにっ! 今日は半分しか味方に当たらなかったし……」
「半分も当たってんじゃんねぇか!! このへっぽこ魔法使いがぁ!!」
「いぎゃんっ! あ、頭が変形するぅ……」
「お前。帰還したら訓練場100周な」
「なんでぇ!?」
「味方にばっか火球を当てまくってっからだよ! ちったぁ反省しろ! このへっぽこ!!」
「……はい……」
目の前の厳つい巨漢は、ペーターが所属する騎士団の隊長である。黒髪黒目で、顎髭が渋い顔が怖いおっさんである。身体つきは筋骨隆々で、獰猛に笑いながら身の丈程もある大剣をぶん回して魔獣を殲滅するヤバいおっさんだ。間違いなく戦闘狂だと思っている。
ペーターは、国立魔法学園を卒業して2年しか経っていない新人魔法使いだ。攻撃魔法と治癒魔法の適性があるから、騎士団に入団した。とはいえ、隊長も言っていたが、ペーターは学生時代から自他共に認めるへっぽこ魔法使いである。魔法を打てば何故か味方に当たり、治癒魔法をかければ傷は治るが激痛を伴うらしい。普通は、狙った方向に魔法が飛んでいくし、治癒魔法に痛みは伴わない。学生時代にお世話になっていた恩師からは、国立魔法学園を無事に卒業して、騎士団に入団できたのが奇跡だと言われた。
隊長のごっつい拳で何度も拳骨されたペーターは、半泣きになりながら、何故かうっかり火球を当てちゃった味方の騎士達に謝りがてら治療をしに行った。謝罪は受け入れてもらえたが、治療は頑として断られた。治癒魔法が得意な先輩がいるので、その人にやってもらうと。『もうそろそろ俺達に攻撃しないようになろうな』と、面倒見がいい騎士の先輩から言われてしまった。個人的に、毎日訓練場で練習しているのに、この体たらくである。自分には魔法の才能が欠片もないんじゃないかと、最近落ち込み気味だ。
とはいえ、強くて格好いい魔法使いになることが小さな頃からの夢だったし、騎士団の給料はいい。実家に仕送りがしたいので、騎士団を辞めるつもりはない。もっともっと頑張って魔法の精度を上げれば、きっとそのうち味方に魔法が当たらなくなる筈である。
ペーターは、とりあえず帰還したら訓練場100周をなんとか頑張らなくてはいけない。魔法使いに筋力はいらないと思うのだが、騎士団所属だと体力はいる。
ペーターが所属している騎士団は、魔獣狩りが専門の騎士団で、国の西側にある大きな領地を拠点に、西側の国境の近くにある『魔の森』と呼ばれる森から出てくる魔獣を討伐する仕事をしている。体力自慢の騎士達と行動するので、魔法使いでもそれなりに体力が必要になってくる。
ペーターは魔獣との戦闘で疲れた身体で野営の準備をして、狭い天幕の中で薄い毛布に包まり、浅い眠りに落ちた。
20日後。拠点にしている領地の一番大きな街に着いた。ずっと馬で移動していたので、尻が地味に痛い。もう2年は馬に乗っているのだが、ペーターが痩せぎすで尻の肉付きが薄いからか、未だに長時間馬に乗ると尻が痛くなる。
ペーターが尻を擦りながら愛馬を馬小屋に入れていると、隊長がのっしのっしと歩いてきた。内心、『うげぇ』と思ったが、できるだけ顔には出さないようにする。
「ペーター。報告書と反省文50枚の前に訓練場100周してこい」
「えぇぇぇぇ! 帰ってきたばっかじゃないですかぁ! ていうか、反省文50枚は多いですよぉ!」
「ガタガタ抜かすな。へっぽこ魔法使い。いいからとっとと走ってこいっ!」
「……はぁい」
ペーターは走る前からぐったりしつつも、たらたらしていたら隊長から拳骨をされるので、小走りで訓練場に向かった。
無駄に広い訓練場を100周なんとか走り終わる頃には、完全に日が暮れていた。疲れ過ぎて足がガクガクする。ぜぇ、ぜぇ、と掠れた息を吐きながら、ペーターはまずは風呂に入りに向かった。
騎士団の寮には、馬鹿デカい共用風呂がある。ペーターはふらふらしながら寮の自室に戻り、着替えを取ってから風呂場に向かった。
広い脱衣所には誰もおらず、『貸し切りだー!』とちょっと嬉しくなって、いそいそと汗だくの服を脱ぎ、風呂場のドアを開ければ、真正面に逞しい胸毛ふさふさの胸筋が見えた。なんとなく下腹部の方を見れば、臍から陰毛に繋がっている毛で分かりにくいが、下腹部にピンク色の花の形の痣があった。ペーターは、恐る恐る顔を上げた。
そこには、鬼の形相の隊長がいた。
「見たか? 見たよな?」
「ぼっ、僕は何も見てませんっ! 隊長が『神様の愛』な筈がないですもんねっ!」
「見てんじゃねぇか。選べ」
「え? 何を?」
「今すぐに死ぬか、今すぐに俺と結婚するか」
「なにその究極の選択っ!? どっちもやだぁ!!」
「よし。じゃあ、死ね。殉職扱いにしておいてやる」
「死ぬのは嫌ぁぁぁぁっ! 結婚っ!! 結婚しますっ!」
「言ったからな? 男に二言はないよなぁ? ペーター」
「は、はい……」
ペーターが事態が飲みこめないまま頷くと、隊長がガシガシと髪を短く刈っている頭を掻き、大きな溜め息を吐いた。
「あーー。くっそ。15年以上隠しきれてたのに、まさかへっぽこ魔法使いに見つかるたぁ、俺も運がねぇ」
「あ、あのー……本当に『神様の愛』なんですか?」
「不本意ながら。普段は特殊な魔法で証の痣を隠してるが、月のものの時だけは痣が現れちまうんだよ」
「はぁ……左様で。って、月のものなら早く着替えて温めないと! お腹痛くないですか!?」
「あ? まぁ。多少は」
「急いで服を着てくださいっ! お腹と腰は冷やしちゃダメなんですよ!!」
「お、おう?」
ペーターは隊長を急かして、服を着させた。風呂場の床にちょこっと血が落ちていたので、お湯で流して証拠隠滅する。ペーターは持参していたローブを服を着た隊長の腹回りにぐるぐる巻きつけると、ふぅと息を吐いた。
『神様の愛』とは、両性具有の者のことを指す。所謂、ふたなりというやつだ。五千人に一人の割合で生まれてくる。ペーターの従兄弟も『神様の愛』だった。『神様の愛』は、必ず下腹部に花びらの形をした痣があるから、生まれた瞬間に分かる。ペーターには歳が近い姉がいて、姉は月のものが重い方だったから、一応、痛みが軽くなったりする方法を知っていた。
「やー。隊長が怒ってたのって、月のものでイライラしてたからだったんですね」
「ちげぇわ。ド阿呆。おーまーえーはー! 味方に攻撃すんのをいい加減なんとかしやがれ! このへっぽこ!」
「酷いっ! これでもマシになってきましたぁ!」
「その話は後でしっかり反省文に書いてもらうぞ」
「うげぇ」
「『うげぇ』じゃねぇ。このへっぽこ魔法使い。話を戻すぞ」
「え? どこに?」
「俺とお前の結婚だ。騎士団に入団する時に、反対する兄上から条件を出された」
「条件?」
「『神様の愛』だとバレたら騎士団を辞めて、その相手と結婚して領地に帰る」
「マジっすか」
「俺としては、お前をしれっとぶっ殺して証拠隠滅したい」
「それは嫌ぁぁぁぁ!! 命だけはお助けをぉぉぉぉ!!」
「ちっ。そういうわけにもいかねぇから、お前と結婚するしかねぇ」
「マジっすかー」
「おい。反省文を書いたら辞表も書け。お前を俺の領地に連れていく」
「反省文は書くのっ!? 辞めるのにっ!? ていうか、辞めたくないんですけどぉ!」
「うるせぇ。間の悪い自分を恨め。こんちくしょー。俺だって騎士団を辞めたくねぇ。が、兄上と誓約を交わしちまってるから、どうしようもねぇ。はぁー。俺の旦那がへっぽこ魔法使いのクソガキとか……あんまりだ」
「僕だって髭面のおっさんは嫌なんですけど! ものすごく嫌なんですけど!?」
「ぎゃーぎゃーうるせぇ。とっとと風呂に入ってこい。そんで反省文と辞表を書いてこい。明日の朝一で提出だ」
「……はぁい。あのー、ちなみに、全力で結婚を拒否ったら、どうなります?」
「明日にはお前の死体がどっかに埋まってるな」
「謹んで結婚させていただきますっ!」
ペーターは、あまりにもあんまりな事態に涙目になった。髭面の顔が怖い筋骨隆々な巨漢のおっさんがペーターの花嫁である。泣きたいを通り越して、なんかもう吐きたい。でも、死にたくはない。
ペーターは貸し切り状態の広い風呂場で、自分の間の悪さと不運を呪った。
140
お気に入りに追加
96
あなたにおすすめの小説
皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
冴えないおじさんが雌になっちゃうお話。
丸井まー(旧:まー)
BL
馴染みの居酒屋で冴えないおじさんが雌オチしちゃうお話。
イケメン青年×オッサン。
リクエストをくださった棗様に捧げます!
【リクエスト】冴えないおじさんリーマンの雌オチ。
楽しいリクエストをありがとうございました!
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
スパダリ男は子猫を愛でる
丸井まー(旧:まー)
BL
騎士団で雑用係をしているアイシャは、とある休日、男も惚れる程格好いいと噂の副団長ディーゼルに声をかけられた。
アイシャとディーゼルのちょっとしたお話。
苦労性可愛い攻め✕スパダリ男前受け。
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
悪役令嬢の兄、閨の講義をする。
猫宮乾
BL
ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。
転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる
塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった!
特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる