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第一部
その350 勇者と共に
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「あの! ミケ! あぷっ! ミケラ! ドさん!」
「はーい、この後もう三十回の【津波】ですよー。エメリーさーん、頑張って泳ぎましょうねー」
「ごぽぽぽぽ……」
◇◆◇ ◆◇◆
「右、左、右! はい、左腕いただき!」
「ま、参りました!」
「大丈夫です、私は参ってませんから」
「ひっ、あ、あの……そうじゃないですっ!」
◇◆◇ ◆◇◆
「どうです? サブロウにソックリでしょ?」
「な、何でその姿になる必要があるんですか!?」
「安心してください。死にません」
「嫌ですぅうううう」
◇◆◇ ◆◇◆
虚ろな表情を見せるエメリーの瞳に光はない。
何を見ているのかもわからない焦点の定まらない瞳。
無意識に動く口から漏れる謎の呪文。
「ミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」
鬼教官と化している俺には、彼女が一体何を言っているのか皆目見当もつかないが、これだけは断言出来る。
エメリーの瞳に、エメリーの心に巣食うサブロウの恐怖は……最早ないと。
エメリーにはこの三日、とことん殺しの術を叩き込んだ。
ラジーンに学び躊躇う事なく俺が実践し、エメリーに打ち込む。
闇ギルドの技術を流用し、闇ギルドの術を解く……とも言い切れない。
何故ならこれは恐怖の上書き。幾度となく叩き込んだ殺しは恐怖を引き連れ、纏い、飼いならす。やがて己の一部となったソレは、弱点から武器へと変化を遂げる。
「ではもう一度」
「やぁああああああっ!」
打ち込んで来るエメリーの攻撃をかわし、俺が反撃に移る。
狙いはエメリーの二つの眼球。眼前に迫る恐怖を見据え、目を閉じなくなったエメリーはニヤリと笑ってそれをかわす。そう、紙一重に。
かわしながら反転したエメリーが、そのまま反撃へ。
そしてその反撃を受け流した俺は、更に反転して反撃へ。
反転、反撃、反転、反撃――幾度も繰り返される流れるような舞は、土煙をあげさせ、渦を巻き、小さな竜巻を作り出す。やがて交差する二人の腕と剣がカチンとぶつかると、それは一陣の風と共に消え去った。
「ん~……いいんじゃないですか?」
「ほ、本当ですかっ!?」
ぱあっと顔に光を灯すエメリー。
エメリーの思い切りの良さが向上し、体術も剣術も錬度を上げた。
恐怖を従え、より練達したエメリーの実力は最早SSと言っても差し支えないだろう。と言っても、やはりオベイルと比べるのは酷だな。オベイルがピンで、エメリーはキリといったところか。
だが聖騎士学校に通えば、それが覆るかもしれないな。
たった三日でここまで実力が向上するのは、エメリーの努力と才能のおかげだろう。
ここいらで剣聖レミリアの様子も見たいところだが、そこはジェイルに任せるか。
◇◆◇ ◆◇◆
「ミックミックー!」
手を振りながら駆けて来るのは快活元気なナタリーちゃん。
何やら手に握っている様子。ん? あれはもしかして……?
「おー、もしかしてジャガイモ?」
ミナジリ共和国がミナジリ村だった頃から栽培していたジャガイモ。
国民全てを賄う事など出来はしないが、取れ高もよく、土地にも合う。様々な料理にも使え、多少の保存もきく。色んな栽培を試していたのだが、ナタリーの顔を見るにかなりの自信作のようだ。
「うん! いい感じのが出来たから見せたくて!」
「へぇ~凄いなこの皮、まるで黄金みたいだな」
「味もすっごいんだからっ!」
えっへんと胸を張るエメリー。
確かにこれ程の出来であれば味も気になるところだ。
俺はその場で魔法を使い、ふかし芋を作った。
それをナタリーと半分に分け、香り豊かな白湯気に目を光らせながら、口を尖らせる。
息を吹きかけ、柔らかくなった皮ごとそれを頬張る。
直後俺は悟りの境地を見た。
「…………人は何故争いを起こすのだろう?」
俗に言う賢者タイムが俺に訪れ、俺の中の時間がゆるやかな風と共に戻ってくる。
「うんまっ! 何だこれ、めっちゃ濃厚じゃん!」
齧りついた瞬間に広がるほのかな甘みと舌ざわりの良い食感。
鼻腔を通り抜ける香りは次の咀嚼を促す。
これは、リスみたいに頬を膨らませたドヤ顔ナタリーのおかげ。
「一体何をどうしたらこんな美味いジャガイモが出来るんだよ?」
現代地球でも食べた事のないような極上のジャガイモ。
その製法が気にならない訳がない。
俺がそう聞くと、ナタリーは後ろ手を組み、地面をちょんちょんと蹴りながら中空を見た。
「え~~、どうしよっかな~?」
……今ならナタリーの頬をつねっても許されるのではなかろうか?
まぁ、百兆憶万倍になって返ってくるからしないけど。
「ナタリー様! 是非この下種で卑猥で破廉恥な私めに教えてくだせぇ!」
「自分を蔑み過ぎじゃないかな?」
「なにとぞ!」
「も~う、しょうがないな~」
もったいぶるナタリーはとても可愛い。
将来は素敵な……いやいや、ここで言葉を着飾ってもしょうがない。
将来はイイ女になる事間違いなしだろう。
「まずね、水は聖水を使ったの」
「ん?」
「それでね、余った聖薬草を光魔法とか使って枯れ葉にして、堆肥にしたの」
「んん?」
「で、出来上がり!」
聖水と聖薬草で作ったジャガイモだと……?
無邪気に笑うナタリーが思い出したように言う。
「そうそう、まだ品種名決めてないの。ミック、何かある?」
コトンと小首を傾げるナタリー。
俺は自分の中から脊髄反射レベルで出て来たソレを、否定する事が出来なかった。
「【罪と罰】」
こうして、ミナジリ共和国の名産物――悪魔のジャガイモこと【罪と罰】が完成したのだった。
「はーい、この後もう三十回の【津波】ですよー。エメリーさーん、頑張って泳ぎましょうねー」
「ごぽぽぽぽ……」
◇◆◇ ◆◇◆
「右、左、右! はい、左腕いただき!」
「ま、参りました!」
「大丈夫です、私は参ってませんから」
「ひっ、あ、あの……そうじゃないですっ!」
◇◆◇ ◆◇◆
「どうです? サブロウにソックリでしょ?」
「な、何でその姿になる必要があるんですか!?」
「安心してください。死にません」
「嫌ですぅうううう」
◇◆◇ ◆◇◆
虚ろな表情を見せるエメリーの瞳に光はない。
何を見ているのかもわからない焦点の定まらない瞳。
無意識に動く口から漏れる謎の呪文。
「ミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖いミケラルドさん怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」
鬼教官と化している俺には、彼女が一体何を言っているのか皆目見当もつかないが、これだけは断言出来る。
エメリーの瞳に、エメリーの心に巣食うサブロウの恐怖は……最早ないと。
エメリーにはこの三日、とことん殺しの術を叩き込んだ。
ラジーンに学び躊躇う事なく俺が実践し、エメリーに打ち込む。
闇ギルドの技術を流用し、闇ギルドの術を解く……とも言い切れない。
何故ならこれは恐怖の上書き。幾度となく叩き込んだ殺しは恐怖を引き連れ、纏い、飼いならす。やがて己の一部となったソレは、弱点から武器へと変化を遂げる。
「ではもう一度」
「やぁああああああっ!」
打ち込んで来るエメリーの攻撃をかわし、俺が反撃に移る。
狙いはエメリーの二つの眼球。眼前に迫る恐怖を見据え、目を閉じなくなったエメリーはニヤリと笑ってそれをかわす。そう、紙一重に。
かわしながら反転したエメリーが、そのまま反撃へ。
そしてその反撃を受け流した俺は、更に反転して反撃へ。
反転、反撃、反転、反撃――幾度も繰り返される流れるような舞は、土煙をあげさせ、渦を巻き、小さな竜巻を作り出す。やがて交差する二人の腕と剣がカチンとぶつかると、それは一陣の風と共に消え去った。
「ん~……いいんじゃないですか?」
「ほ、本当ですかっ!?」
ぱあっと顔に光を灯すエメリー。
エメリーの思い切りの良さが向上し、体術も剣術も錬度を上げた。
恐怖を従え、より練達したエメリーの実力は最早SSと言っても差し支えないだろう。と言っても、やはりオベイルと比べるのは酷だな。オベイルがピンで、エメリーはキリといったところか。
だが聖騎士学校に通えば、それが覆るかもしれないな。
たった三日でここまで実力が向上するのは、エメリーの努力と才能のおかげだろう。
ここいらで剣聖レミリアの様子も見たいところだが、そこはジェイルに任せるか。
◇◆◇ ◆◇◆
「ミックミックー!」
手を振りながら駆けて来るのは快活元気なナタリーちゃん。
何やら手に握っている様子。ん? あれはもしかして……?
「おー、もしかしてジャガイモ?」
ミナジリ共和国がミナジリ村だった頃から栽培していたジャガイモ。
国民全てを賄う事など出来はしないが、取れ高もよく、土地にも合う。様々な料理にも使え、多少の保存もきく。色んな栽培を試していたのだが、ナタリーの顔を見るにかなりの自信作のようだ。
「うん! いい感じのが出来たから見せたくて!」
「へぇ~凄いなこの皮、まるで黄金みたいだな」
「味もすっごいんだからっ!」
えっへんと胸を張るエメリー。
確かにこれ程の出来であれば味も気になるところだ。
俺はその場で魔法を使い、ふかし芋を作った。
それをナタリーと半分に分け、香り豊かな白湯気に目を光らせながら、口を尖らせる。
息を吹きかけ、柔らかくなった皮ごとそれを頬張る。
直後俺は悟りの境地を見た。
「…………人は何故争いを起こすのだろう?」
俗に言う賢者タイムが俺に訪れ、俺の中の時間がゆるやかな風と共に戻ってくる。
「うんまっ! 何だこれ、めっちゃ濃厚じゃん!」
齧りついた瞬間に広がるほのかな甘みと舌ざわりの良い食感。
鼻腔を通り抜ける香りは次の咀嚼を促す。
これは、リスみたいに頬を膨らませたドヤ顔ナタリーのおかげ。
「一体何をどうしたらこんな美味いジャガイモが出来るんだよ?」
現代地球でも食べた事のないような極上のジャガイモ。
その製法が気にならない訳がない。
俺がそう聞くと、ナタリーは後ろ手を組み、地面をちょんちょんと蹴りながら中空を見た。
「え~~、どうしよっかな~?」
……今ならナタリーの頬をつねっても許されるのではなかろうか?
まぁ、百兆憶万倍になって返ってくるからしないけど。
「ナタリー様! 是非この下種で卑猥で破廉恥な私めに教えてくだせぇ!」
「自分を蔑み過ぎじゃないかな?」
「なにとぞ!」
「も~う、しょうがないな~」
もったいぶるナタリーはとても可愛い。
将来は素敵な……いやいや、ここで言葉を着飾ってもしょうがない。
将来はイイ女になる事間違いなしだろう。
「まずね、水は聖水を使ったの」
「ん?」
「それでね、余った聖薬草を光魔法とか使って枯れ葉にして、堆肥にしたの」
「んん?」
「で、出来上がり!」
聖水と聖薬草で作ったジャガイモだと……?
無邪気に笑うナタリーが思い出したように言う。
「そうそう、まだ品種名決めてないの。ミック、何かある?」
コトンと小首を傾げるナタリー。
俺は自分の中から脊髄反射レベルで出て来たソレを、否定する事が出来なかった。
「【罪と罰】」
こうして、ミナジリ共和国の名産物――悪魔のジャガイモこと【罪と罰】が完成したのだった。
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