5 / 70
1章 始まりの街
4話 出会い
しおりを挟む
翌日の朝早く
俺は街中をコソコソと慎重に進んでいた。
どうやら朝はあの化け物も眠っているのか、遭遇していない。
俺が今向かっているのは市の図書館だ。
田舎の図書館にしてはかなり大きく沢山の文献がある。
俺が求めるものもあるだろうと考え向かっているのだ。
ふぅー、特に危険もなく無事到着だ。
だが、まだ緊張を解くわけにはいかない。
館内にも外と同様に酷い状態の死体があるが、奴らは居ないようだ。
一応、周囲と図書館内を詮索し、敵がいない事を確認した。
では、探すとしよう
えーと、スポーツ?関連はと
……あった
「最強の柔術」
「空手の奥義」
「初心者の剣道」
結構あるな…だが俺が求めるのはスポーツ格闘技ではなくて
棚を隅々まで探していると、棚の一番下でひっそりとその本は置かれていた。
「最強への道 」
少し言葉に惹かれてページをめくって見ると、案外丁寧なイラスト付きの鍛錬方法、ナイフ術などが書かれていた。
よし、これだ!これにしよう!直感的にバシッと来た。
後は適当に必要と思った本をリュックに詰め込み、図書館を後にした。
途中でホームセンターによって包丁やナイフをゲットし、展示場の家に帰った。
途中、奴らに見つかりそうになったが、何とか逃げることに成功した。
家に帰った俺は早速本を開いて見る!
「最強への道」
STEP1 基礎体力
えーとどうやら最初はひたすらに基本体力を鍛えるらしい。
"腕立て 20回
腹筋 20回
背筋 20回
スクワット 20回"
あれ?案外簡単そう、と思ったが下まで読む事で納得する。
"以上を50セット。
これ以上やれば死ぬと思うまで行う。
想像しろ…やり遂げ無ければ、爪を剥がれて全身をノコギリで切り刻まれる地獄を味わうという事を
ちなみにこの程度最強への道のりにおいてはウォーミングアップにもならない"
想像しただけで恐ろしい
だが生き残るためには、やるしかないのだ。
俺は目を閉じて、決心を固める。
すぅーーはぁーー
弱ければ死ぬ
甘えは捨てろ
生き残るためには道は一つだろ
よし!
"このヤバそうな本を信じて、最後までやり切る。"
この変わり切った世界での俺の方針が定まった。
俺は街中をコソコソと慎重に進んでいた。
どうやら朝はあの化け物も眠っているのか、遭遇していない。
俺が今向かっているのは市の図書館だ。
田舎の図書館にしてはかなり大きく沢山の文献がある。
俺が求めるものもあるだろうと考え向かっているのだ。
ふぅー、特に危険もなく無事到着だ。
だが、まだ緊張を解くわけにはいかない。
館内にも外と同様に酷い状態の死体があるが、奴らは居ないようだ。
一応、周囲と図書館内を詮索し、敵がいない事を確認した。
では、探すとしよう
えーと、スポーツ?関連はと
……あった
「最強の柔術」
「空手の奥義」
「初心者の剣道」
結構あるな…だが俺が求めるのはスポーツ格闘技ではなくて
棚を隅々まで探していると、棚の一番下でひっそりとその本は置かれていた。
「最強への道 」
少し言葉に惹かれてページをめくって見ると、案外丁寧なイラスト付きの鍛錬方法、ナイフ術などが書かれていた。
よし、これだ!これにしよう!直感的にバシッと来た。
後は適当に必要と思った本をリュックに詰め込み、図書館を後にした。
途中でホームセンターによって包丁やナイフをゲットし、展示場の家に帰った。
途中、奴らに見つかりそうになったが、何とか逃げることに成功した。
家に帰った俺は早速本を開いて見る!
「最強への道」
STEP1 基礎体力
えーとどうやら最初はひたすらに基本体力を鍛えるらしい。
"腕立て 20回
腹筋 20回
背筋 20回
スクワット 20回"
あれ?案外簡単そう、と思ったが下まで読む事で納得する。
"以上を50セット。
これ以上やれば死ぬと思うまで行う。
想像しろ…やり遂げ無ければ、爪を剥がれて全身をノコギリで切り刻まれる地獄を味わうという事を
ちなみにこの程度最強への道のりにおいてはウォーミングアップにもならない"
想像しただけで恐ろしい
だが生き残るためには、やるしかないのだ。
俺は目を閉じて、決心を固める。
すぅーーはぁーー
弱ければ死ぬ
甘えは捨てろ
生き残るためには道は一つだろ
よし!
"このヤバそうな本を信じて、最後までやり切る。"
この変わり切った世界での俺の方針が定まった。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる