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#142 むむむ… ~シャーロック劇場版 バスカヴィル家の犬~
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2019年に地上波で放映されていた『シャーロック』の劇場版。
ディーン・フジオカがシャーロック・ホームズ役の誉獅子雄、岩田剛典がワトスン役の若宮を演じています。
あらすじはこんなふう。
瀬戸内海の離島の名家・蓮壁家の長女・紅(新木優子)が何者かに誘拐され、当主の千鶴男(西村まさ彦)は
犯人の要求通り、1千万円を廃坑の近くにある蓮壁家の墓に運ぶ。
しかし犯人は身代金を引き取りに現れず、千鶴男不在の間になぜか娘・紅は意識朦朧の状態で帰宅。
事件の展開が腑に落ちない千鶴男は事件についてリモートで若宮(岩田剛典)に相談する。
ところが、リモートでの会話の最中、千鶴男が急死。
誉獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮は真相を探るために離島へ向かうが、千鶴男の死因が狂犬病だと知る。
実はこの島には、古くから黒犬の呪いに関する伝説があったのだ…。
ここから先はネタバレになりますので、見に行く予定の方は読まないでください。
ドラマ版からして、原作とは似ても似つかない作風だったので、ミステリとしての期待は薄かったのですがー。
いやしかし、これほどとは。
原作との共通点は”魔犬”の呪いが出てくるところだけ。
とにかく、ツッコミどころ満載の展開に、呆れるやら笑うやら。
途中から、広末涼子をメインとした報われない夫婦の不憫な物語に変わり、そこはそこそこ泣ける場面などもあったのですけど、いやでも、そんなことでふたりも人を殺すか? 少し考えれば別の道があるってわかるじゃん、ていうか、紅は子どもの頃虐げられていたにしては大人になった現在何不自由なく生活しすぎなのでは?
それにそもそもこの島、離島なのになぜ警察署からキャバレーから商店街までそろってる?
ひょっとしてここは淡路島?
とかさまざまな疑問が頭の中で渦巻いているうちにラストで突然地震が起こり、イケメン二人以外は全員死亡。
おいおい。
ただ、ディーン・フジオカはカッコいいです。テレビドラマ『パンドラの果実』の真面目な警視役よりこっちのほうが断然似合っています。
ですので、ファンの方は必見だと思います。
ただし、行くなら、ミステリだと思って観ないことですね。
ディーン・フジオカがシャーロック・ホームズ役の誉獅子雄、岩田剛典がワトスン役の若宮を演じています。
あらすじはこんなふう。
瀬戸内海の離島の名家・蓮壁家の長女・紅(新木優子)が何者かに誘拐され、当主の千鶴男(西村まさ彦)は
犯人の要求通り、1千万円を廃坑の近くにある蓮壁家の墓に運ぶ。
しかし犯人は身代金を引き取りに現れず、千鶴男不在の間になぜか娘・紅は意識朦朧の状態で帰宅。
事件の展開が腑に落ちない千鶴男は事件についてリモートで若宮(岩田剛典)に相談する。
ところが、リモートでの会話の最中、千鶴男が急死。
誉獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮は真相を探るために離島へ向かうが、千鶴男の死因が狂犬病だと知る。
実はこの島には、古くから黒犬の呪いに関する伝説があったのだ…。
ここから先はネタバレになりますので、見に行く予定の方は読まないでください。
ドラマ版からして、原作とは似ても似つかない作風だったので、ミステリとしての期待は薄かったのですがー。
いやしかし、これほどとは。
原作との共通点は”魔犬”の呪いが出てくるところだけ。
とにかく、ツッコミどころ満載の展開に、呆れるやら笑うやら。
途中から、広末涼子をメインとした報われない夫婦の不憫な物語に変わり、そこはそこそこ泣ける場面などもあったのですけど、いやでも、そんなことでふたりも人を殺すか? 少し考えれば別の道があるってわかるじゃん、ていうか、紅は子どもの頃虐げられていたにしては大人になった現在何不自由なく生活しすぎなのでは?
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ただ、ディーン・フジオカはカッコいいです。テレビドラマ『パンドラの果実』の真面目な警視役よりこっちのほうが断然似合っています。
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