気まぐれシネマレビュー

戸影絵麻

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#118【レストルーム】~好きな映画って?~

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『映画秘宝』の最新刊が『平成ガメラ三部作特集』だったので、書店でつい立ち読みしてしまいました。

 あれから『ハリウッド版ゴジラ』『パシフィックリム』など、最新技術を駆使し、莫大なお金をかけた怪獣映画がいくつもつくられたにも関わらず、この『平成ガメラ三部作』こそ、いまだに怪獣映画の最高峰である、という論調には思わず納得。

第一作の『大怪獣空中戦』、第二作の『レギオン襲来』、そしてラストを飾る『邪神覚醒』、どれも何回見てもエキサイトしますから。

 当たり前のことかもしれませんが、いわゆるどうしようもなくツボにはまった映画というのは、何度見ても飽きない映画のことだと思います。

 最近も、以前このコラムで紹介させていただいた『テラビシアに架ける橋』と『愛のむきだし』を、性懲りもなくまた見直してしまいました。

『テラビシア』では、出てくるだけで画面がパッと明るくなるアナソフィア・ロブにまた驚嘆、『愛のむきだし』では、その惜しみないパンチラの嵐と爆発するリピドーに圧倒され、つくづく「いいなあ」と再認識した次第。

 なんか、平成中盤からこの令和にかけて、SNS上を支配するある種の正しさ、潔癖さへの忖度なのか、映画もドラマも漫画も小説もみんな、平板で安全志向の強いものばかりになっている気がします。『鬼滅』のアニメの第二クールが『遊郭編』というだけで問題視されるなんとも息苦しい社会というか…。

 東京オリンピックで外国人がたくさん来ても恥ずかしくないようにと撤去されてしまったコンビニのエロ雑誌も可哀想だし、そのくせ教育現場では教師の子供に対する性的不祥事が日常茶飯事と化していたり…。

 まったく、今の世の中、何か歯車が狂ってませんかね。

 
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