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#374 家畜遊戯⑦

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「え?」
 固まる和夫。
 そのケロイドだらけの顔が更に醜く引きつっている。
「気持ちよくなりたいのなら、その前に、パパを犯すの。バックからね」
「そ、そんな…」
 怯む息子を前に、先に動いたのは、父親の修一のほうだった。
 床に腹ばいになると、おもむろに四肢を伸ばして犬の姿勢をとり、
「いいから、やれ」
 かすれた声でそう命じたのである。
 下腹の出たちんちくりんの修一の裸体は、短い四肢と相まって無様なことこのうえない。
 美熟女仁美との逢瀬で目が肥えている琴子にとって、もはや修一の裸体など、目にしたくもない代物だ。
 しかしその分、この惨めな二人の男をより一層どん底へ突き落すという行為へのドキドキ感もなかなかのもの。
 これまで私の尊厳をいいように踏みにじってきたこの二人に、本当の主人が誰かを身をもってわからせてやる。
 いつのまにやら琴子はそんな使命感にも似た決意を抱いている。
「その鏡台の引き出しにあるオイル、使ってもいいわよ」
 夫婦の寝室にはかつて修一が琴子に対して使用したアダルトグッズがあちこちに隠されている。
 潤滑剤もそのひとつで、琴子はよく夫の手で膣だけでなくアナルにもそのゼリー状の液体を塗り込まれたものだった。
「これだね」
 和夫がチューブからオイルをひねり出し、自分のペニスに塗り始めた。
「自分のだけじゃなく、ちゃんとパパの穴にも塗り込むのよ。でないと括約筋が裂けちゃうわ」
「ああ、たのむ」
「こ、こう?」
 和夫が修一の尻肉を割り、肛門を指先でこね出すと、
「あふ、く、くううう…」
 修一が満更でもなさそうな様子で、悶え始めた。
 腹の下になったペニスは痛々しいほど反り返り、濡れた亀頭の先を今にも臍の穴にくっつけんばかりの勢いだ。
「そのぐらいでいいわ。さあ、やって」
 琴子はふたりの脇に立つと、手始めにコリコリに勃起した和夫の乳首を指で挟んでクイクイ愛撫した。
「アアアンッ」
 たちまちはしたない声を漏らす息子。
 メキッ。
 股間のペニスが軋むような音を上げて急角度でそそり立つ。
「ここだ」
 四つん這いになった修一は、顔を床につけると肩で身体を支えながら尻を高く掲げ、後ろに伸ばした両手を使い、自ら尻肉を左右に割った。
 沁みだらけの汚い尻肉の間から、谷間の底に穿たれた赤茶色の穴が覗く。
 フジツボかアリ地獄の巣みたいなその穴は、中心から四方八方に細かい皺を放射状に伸ばしている。
 その穴を、修一が自分で、和夫が挿入しやすいように左右に引っ張り、横長に拡張したのである。
 穴の縁はオイルでぎらつき、サーモンピンクの中身もすでに準備万端、グチョグチョに濡れそぼっている。
「手伝ってあげる」
 琴子は急角度で天井を指している和夫のペニスの首根っこをつまむと、ぎゅうっと押し下げ、先端を穴に当てた。
「パパの腰をつかんで、ぐいっと腰を突き出すの」
「こ、こう?」
 和夫が身体を反りかえらせるとペンシル型の勃起ペニスの先っぽが濡れた穴に突き刺さり、括約筋を巻き込みながらゆっくりと修一の直腸内を侵攻し始めた。


 
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