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#340 蕩ける美熟女たち⑤

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 仁美のヴァギナの中はひどく複雑な構造をしていた。
 琴子の舌は何重もの肉襞に絡みつかれ、逆に吸われる始末だった。
 琴子は負けじと舐め続けた。
 鼻柱で陰核を圧迫しながら、せいいっぱい舌を伸ばして膣の前庭部をまさぐった。
 自分も女であるがゆえ、そこにGスポットがあることを知っているからである。
 伸ばした舌の先がザラザラした部分に触れた。
 ここだわ!
 心の中で琴子は快哉を叫んだ。
 オナニーの時、琴子が人差し指を第二関節まで突っ込んで触るのは、ここである。
 この部位に触れると気が遠くなるほどの快感が生まれ、それこそ下半身が痺れてしまうほどなのだ。
「ああっ! そこよっ! そこっ!」
 仁美の反応は琴子の予想通りだった。
 上目遣いに見上げると、平らな下腹部の向こうに、飛び出た双つの乳房をつかみ、喘ぎまくる仁美の顏が見えた。
 長い黒髪を振り乱し、顏を真っ赤に上気させて悶える仁美は、これまで以上に美しかった。
 マンションの隣人として初めて出会った時の仁美は、少し生活疲れの見える地味めの女だった。
 それがひとたび全裸になって性の供宴に身を浸すと、突如として淫乱極まりない美魔女に変貌するのである。
「いいわーっ! いいーっ! いっちゃううっ!」
 ガクンガクンと腰を前後にシェイクさせ、琴子の顏に秘部を押しつけながら仁美が叫ぶ。
 肉襞の間からあふれ出す肉汁のような体液で、琴子の口腔内はもうぐちょぐちょだ。
 仁美の分泌する生温かい液体は濃厚な牝の匂いがして、鼻の奥まで吸い込むとその生臭さに頭がくらくらした。
 どうやら一度エクスタシーに達してしまったらしく、ぐにゃりと身体の力を抜くと仁美は琴子の前に坐り込んだ。
「ごめんなさいね、先に逝っちゃって。だって琴子さん、クンニ、抜群にお上手なんですもの」
 はにかむように微笑んで琴子の顔を覗き込む。
「でも、心配しないで。今度こそ、琴子さんの番。次はこのわたくしめが、すぐに逝かせて差し上げますから」
 
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