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#280 快楽のサーカス②

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 仁美の許しが出ると、さっそくふたりの巨女たちが作業にかかった。
 それぞれ、乳房だけで吊り下げられた琴子の両側に陣取ると、琴子の脚を180度こじ開け、よく締まった足首に結束バンドを装着したのだ。
 身軽なほうのダダ子がマシンに登り、バンドの留め具に通した細紐の端を天井から下がった動滑車に取りつける。
 そして、チエミのほうへ手を伸ばすと、
「いいよ。そっちも貸して」
 チエミが差し出すもう一方の端を、同じように別の動滑車にくぐらせた。
 天井に取りつけられたレールといい、そこから下がったおびただしい数の動滑車といい、どうやらこのトレーニングジム、普段からトレーニング以外の用途にも頻繁に使われているらしい。
 準備が整うと、チエミとダダ子が元のように両側に立ち、動滑車から垂れた二対の紐を操作し始めた。
 紐はそれぞれ、一本は乳房のつけ根、もう一本は足首に続いている。
 新たに足首に荷重がかかるようになったおかげで、乳房が千切れるような痛みは半減した。
 が、両脚がぎりぎりと持ち上げられていくうちに、琴子の躰の自重で、電マを生やした股倉が下がり始めた。
 言ってみれば、両脚が万歳するように斜めに上がり、股間を頂点としたVの字を形づくり始めたのである。
 その剥き出しになった陰部からは、恥丘を真っ二つに割って太い電動マッサージ器が突き出ている。
「下ろすよ、せーの!」
 チエミとダダ子が声を掛け合い、細紐の長さを調節する。
 緊縛された琴子の裸体ががくんと下がったとたんだった。
 電マの取っ手の部分がトレーニングマシンのシートに当たり、シリコンゴムの先端が琴子の中でずぶりと深度を増した。
「きゅうんっ!」
 ボルチオに電動マッサージ器が減り込み、琴子はガクンガクンと烈しく身体を震わせた。
 その反動でゴムのように乳房が伸び、その先端から突き出た薔薇色の乳首を汗で光らせる。
 ブゥゥーン、ブゥゥーン! 
 小刻みに振動する丸いゴムが、子宮の口をこじ開けようとしている。
「だ、だめえ! い、いっちゃううっ!」
 髪をふり乱し、泣き叫ぶ琴子。
 ほどよく脂の乗った豊満な女体は汗にまみれ、濃厚な牝フェロモンを毛穴という毛穴から噴き出している。
「そろそろ上げるよ! 一発で逝かせちゃったら、面白くないからね!」
 悶え狂う琴子のアクメ顔を食い入るように間近に見ながら、仁美が工事現場の監督のように指示を出す。
 

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