157 / 385
#155 痴女の罠③
しおりを挟む
悪知恵が回るいというのは、こういうことを指すのだろう。
仁美の考えた拘束方法は、ごく簡単なものだった。
ブランコの台の部分を持ち上げ、鎖をたるませる。
そうしておいて、脚を広げた琴子の膝の上あたりに、鎖を一周絡ませる。
ただそれだけで、琴子は大きく開脚した姿勢で、ブランコの鎖と鎖の間にはりつけにされてしまったのだ。
ちょうど、幼児が母親に助けられて小用をたす時のような姿勢である。
ブランコは街路灯のすぐ近くにあるため、まばゆいばかりの照明が琴子の開き切った股間を照らしている。
さっきまで和夫の勃起ペニスを奥深く咥え込んでいたそこは、すっかり陰唇がめくれあがり、穴が露わになってしまっていた。
しかも、何時間もペニスや指で擦られたせいで、周囲は赤く爛れ、中身は血を吹くほど充血してしまっている。
中でも恥ずかしいのは、陰部全体が愛液でキラキラ輝いていることだった。
穴の奥底でいまだにローターが作動しているため、ペニスを抜かれても快感が轢かず、愛液の分泌が止まらないのだ。
小型のローターは、今やすっかり膣の奥にめり込み、子宮をじかに刺激するようになっている。
その快感たるや相当なもので、何もされていないのに、琴子は時折あられもない喘ぎ声を漏らさずにはいられないのだった。
ブランコの鎖で拘束された裸女をひと目見ようと、観客たちは前へ前へと押し寄せてきていた。
最初は遠慮がちに遠目から様子をうかがっていただけの者も、今は琴子の前にしゃがみ込み、熱心に濡れ光る性器をのぞきこんでいるほどだ。
マンションの窓から見ていた者も下りてきたらしく、野次馬は元の何倍にも増えている。
中には顔見知りの住人もいるようで、その舐めるような視線に琴子は激しい興奮を覚えずにはいられなかった。
「さあ、そろそろ行きましょうか」
鎖の巻き具合をいじって琴子の高さを調節していた仁美が、すっくと背を伸ばして、宣言するように言った。
街灯の灯の中に、痩せぎすな身体に不似合いに豊かな仁美の乳房と臀部が幻想的に浮かび上がった。
「和夫君は前からヴァギナを、正一は後ろからアナルをそれぞれ責めて。正一のは細すぎるけど、アナルニはちょうどいいサイズだと思うわ。その間、わたくしは、心を込めて、琴子さんのほかの性感帯を愛撫して差し上げます。時間制限はなし。彼女が失神するまでということで。ふたりとも、わかったかしら?」
突き詰めた表情で、和夫と正一がうなずいた。
ふたりとも、周囲の視線など、眼中にないらしかった。
性技で仁美に認められたい。
その一念に憑りつかれてしまっているような、そんな必死さが琴子にもひしひしと伝わってくる。
和夫が前に、正一が後ろに立った。
琴子の股間と尻の高さは、ちょうどふたりの腰の位置に調節されている。
一歩踏み出せば、それぞれの勃起ペニスが琴子の前後の穴にすっぽり収まる位置である。
琴子は顔を上げた。
街路灯が、和夫のケロイドだらけの異相を不気味に闇に浮かび上がらせている。
私、また、あんな化け物に犯されるんだわ…。
それも、衆人環視の中で…。
その、オナニーの時に夢想するような異常極まりないシチュエーションが、琴子の背徳感を呼び覚ます。
「いいわ…。かあさんを、あなたたちのアレで、めちゃくちゃにして…」
舌で濡れた唇を舐め、その端から透明な涎を垂らしながら、息子と夫に甘えるような声で琴子はささやいた。
仁美の考えた拘束方法は、ごく簡単なものだった。
ブランコの台の部分を持ち上げ、鎖をたるませる。
そうしておいて、脚を広げた琴子の膝の上あたりに、鎖を一周絡ませる。
ただそれだけで、琴子は大きく開脚した姿勢で、ブランコの鎖と鎖の間にはりつけにされてしまったのだ。
ちょうど、幼児が母親に助けられて小用をたす時のような姿勢である。
ブランコは街路灯のすぐ近くにあるため、まばゆいばかりの照明が琴子の開き切った股間を照らしている。
さっきまで和夫の勃起ペニスを奥深く咥え込んでいたそこは、すっかり陰唇がめくれあがり、穴が露わになってしまっていた。
しかも、何時間もペニスや指で擦られたせいで、周囲は赤く爛れ、中身は血を吹くほど充血してしまっている。
中でも恥ずかしいのは、陰部全体が愛液でキラキラ輝いていることだった。
穴の奥底でいまだにローターが作動しているため、ペニスを抜かれても快感が轢かず、愛液の分泌が止まらないのだ。
小型のローターは、今やすっかり膣の奥にめり込み、子宮をじかに刺激するようになっている。
その快感たるや相当なもので、何もされていないのに、琴子は時折あられもない喘ぎ声を漏らさずにはいられないのだった。
ブランコの鎖で拘束された裸女をひと目見ようと、観客たちは前へ前へと押し寄せてきていた。
最初は遠慮がちに遠目から様子をうかがっていただけの者も、今は琴子の前にしゃがみ込み、熱心に濡れ光る性器をのぞきこんでいるほどだ。
マンションの窓から見ていた者も下りてきたらしく、野次馬は元の何倍にも増えている。
中には顔見知りの住人もいるようで、その舐めるような視線に琴子は激しい興奮を覚えずにはいられなかった。
「さあ、そろそろ行きましょうか」
鎖の巻き具合をいじって琴子の高さを調節していた仁美が、すっくと背を伸ばして、宣言するように言った。
街灯の灯の中に、痩せぎすな身体に不似合いに豊かな仁美の乳房と臀部が幻想的に浮かび上がった。
「和夫君は前からヴァギナを、正一は後ろからアナルをそれぞれ責めて。正一のは細すぎるけど、アナルニはちょうどいいサイズだと思うわ。その間、わたくしは、心を込めて、琴子さんのほかの性感帯を愛撫して差し上げます。時間制限はなし。彼女が失神するまでということで。ふたりとも、わかったかしら?」
突き詰めた表情で、和夫と正一がうなずいた。
ふたりとも、周囲の視線など、眼中にないらしかった。
性技で仁美に認められたい。
その一念に憑りつかれてしまっているような、そんな必死さが琴子にもひしひしと伝わってくる。
和夫が前に、正一が後ろに立った。
琴子の股間と尻の高さは、ちょうどふたりの腰の位置に調節されている。
一歩踏み出せば、それぞれの勃起ペニスが琴子の前後の穴にすっぽり収まる位置である。
琴子は顔を上げた。
街路灯が、和夫のケロイドだらけの異相を不気味に闇に浮かび上がらせている。
私、また、あんな化け物に犯されるんだわ…。
それも、衆人環視の中で…。
その、オナニーの時に夢想するような異常極まりないシチュエーションが、琴子の背徳感を呼び覚ます。
「いいわ…。かあさんを、あなたたちのアレで、めちゃくちゃにして…」
舌で濡れた唇を舐め、その端から透明な涎を垂らしながら、息子と夫に甘えるような声で琴子はささやいた。
0
お気に入りに追加
147
あなたにおすすめの小説



ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる