87 / 385
#85 二重奴隷⑥
しおりを挟む
仁美が用意してきたのは、白いニットのタンクトップと、極端に短いタイトミニだった。
仁美のお古という割には、保存状態がよく、新品といってもおかしくない。
ただ、問題は、そのデザインである。
「20代の頃、中学校の教師をしてた時、よくこれを着てたの。生徒たちの視線がとっても気持ちよくって・・・」
仁美が元教師だったというのも驚きだったが、この格好で教壇に立つ度胸に琴子は仰天した。
タンクトップは素材が肌にフィットするニットであるだけに、ブラをつけていないと否が応でも乳首の突起が目立ってしまう。
スカートに至っては股下すれすれで、座ったが最後、パンティのVゾーンが丸出しになってしまうほどなのだ。
「こ、この格好で、外出しろと?」
ノーブラの上からタンクトップを着込み、発達した下半身にタイトミニを穿いた琴子は、別人のようにふしだらに見える。
しかも、膣の中には、仁美が埋め込んだあのローターを装着したままなのだ。
「私より肉感的な分、とってもお似合いよ」
一歩下がって琴子のファッションを品定めしながら、感心したように仁美が言った。
「でも私、もう若くないし・・・タンクトップはまだしも、さすがにミニスカートなんて・・・」
この歳でこんなファッションで街を歩いて、笑われはしないだろうか。
そんな恐怖心が先に立つ。
20代の頃ですら、ここまで短いスカートは穿いたことがないっていうのに・・・。
「そんなにご自分を卑下しちゃだめですよ。琴子さん、顏も若々しいし、肌の艶もいいし、とてもアラフォーには見えません。そのすらりとした脚も素敵だわ。細すぎもせず太すぎもせず、まさに殿方の理想ではありませんか」
「そんなこと・・・」
スカートの裾をいくら下に引っ張っても無駄だった。
これでは足を前後に動かすだけで、下着が見えてしまうに違いない。
「うそだと思うなら、試してみましょうか。あなたの魅力がどれほどのものなのか」
意味ありげな微笑みを口元に浮かべて、仁美が言った。
「試すって・・・それ、どういうこと?」
不安に駆られ、琴子は訊き返した。
無線ランのローターのリモコンは、仁美が持っている。
衆人環視の場であれのスイッチを入れられたらー。
それを想像するだけで、身体の芯がまた疼く。
「移動は、タクシーではなく、地下鉄を使います。あなたの姿を、なるべく多くの人に見てもらえるように」
手のひらの上でリモコンを転がしながら、仁美が続けた。
「ご自分が周囲に年甲斐もなくと嫌悪されるのか、素敵なビッチだと称賛されるのかー。ふふっ、とっても楽しみだと思いません?」
仁美のお古という割には、保存状態がよく、新品といってもおかしくない。
ただ、問題は、そのデザインである。
「20代の頃、中学校の教師をしてた時、よくこれを着てたの。生徒たちの視線がとっても気持ちよくって・・・」
仁美が元教師だったというのも驚きだったが、この格好で教壇に立つ度胸に琴子は仰天した。
タンクトップは素材が肌にフィットするニットであるだけに、ブラをつけていないと否が応でも乳首の突起が目立ってしまう。
スカートに至っては股下すれすれで、座ったが最後、パンティのVゾーンが丸出しになってしまうほどなのだ。
「こ、この格好で、外出しろと?」
ノーブラの上からタンクトップを着込み、発達した下半身にタイトミニを穿いた琴子は、別人のようにふしだらに見える。
しかも、膣の中には、仁美が埋め込んだあのローターを装着したままなのだ。
「私より肉感的な分、とってもお似合いよ」
一歩下がって琴子のファッションを品定めしながら、感心したように仁美が言った。
「でも私、もう若くないし・・・タンクトップはまだしも、さすがにミニスカートなんて・・・」
この歳でこんなファッションで街を歩いて、笑われはしないだろうか。
そんな恐怖心が先に立つ。
20代の頃ですら、ここまで短いスカートは穿いたことがないっていうのに・・・。
「そんなにご自分を卑下しちゃだめですよ。琴子さん、顏も若々しいし、肌の艶もいいし、とてもアラフォーには見えません。そのすらりとした脚も素敵だわ。細すぎもせず太すぎもせず、まさに殿方の理想ではありませんか」
「そんなこと・・・」
スカートの裾をいくら下に引っ張っても無駄だった。
これでは足を前後に動かすだけで、下着が見えてしまうに違いない。
「うそだと思うなら、試してみましょうか。あなたの魅力がどれほどのものなのか」
意味ありげな微笑みを口元に浮かべて、仁美が言った。
「試すって・・・それ、どういうこと?」
不安に駆られ、琴子は訊き返した。
無線ランのローターのリモコンは、仁美が持っている。
衆人環視の場であれのスイッチを入れられたらー。
それを想像するだけで、身体の芯がまた疼く。
「移動は、タクシーではなく、地下鉄を使います。あなたの姿を、なるべく多くの人に見てもらえるように」
手のひらの上でリモコンを転がしながら、仁美が続けた。
「ご自分が周囲に年甲斐もなくと嫌悪されるのか、素敵なビッチだと称賛されるのかー。ふふっ、とっても楽しみだと思いません?」
0
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる