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#79 夜這いの誘惑⑤
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実際に躰の中に受け入れてみると、和夫のペニスは予想以上に逞しかった。
夫のものとは、まず、硬さが違った。
ビールを飲んでから行為に及ぶことが多いせいか、正一のペニスはたいていの場合、硬度が不足していた。
ひどい時には中折れしてしまい、硬さを失ったペニスを琴子が口と手でフィニッシュまで導いてやらねば逝かない時もあるほどなのだ。
その点、若いだけあって、さすがに和夫のペニスは元気だった。
琴子の体内で鋼のような硬さを保ったまま大きく反り返り、確実に膣の前庭部を亀頭で突いてきた。
和夫が荒々しく腰を前後させるたびに亀頭がGスポットをこすり上げ、琴子はつい、甘い声で喘いでいた。
あわてて口の中に左手の指を突っ込み、喘ぎを封印する。
はあはあはあ・・・。
和夫は獣のように激しく息を切らしている。
琴子の胸に伸ばした手が、乳房を揉みしだく。
実の息子の性器を咥え込んでいるという罪悪感。
しかも、その息子が、不気味な仮面を身につけているという事実。
更にはすぐ隣のベッドでは夫が眠っており、いつ目を覚ますかもしれないというスリル。
いや、そのどれよりも、夫の目の前で実の息子に犯されているという凄まじい背徳感が琴子を燃え立たせた。
和夫の腰に肉づきのいい太腿を絡め、尻を浮かせて快楽を貪った。
痩せているのに意外に筋肉質な和夫の背中に両腕を回し、骨も折れよとばかりに抱きしめる。
「あああ、イキそう」
琴子にがんじがらめに抱きすくめられ、和夫が少女のようなか細い声でうめいた。
早過ぎる。
まだ挿入してから5分と経っていないのに。
一瞬、そんな不満が脳裏をかすめたが、すぐに潮時かもしれないと思い返した。
いい加減終わらせないと、正一が目を覚ましてしまう。
いったんそう決心すると、琴子は俄然、大胆になった。
自分から腰をグラインドさせ、膣の中のペニスをもみくちゃにする。
のけぞった和夫の胸板に手をやり、アンズの実そっくりの乳首をつまみ上げた。
「あんっ! かあさん、で、出ちゃう!」
和夫がすすり泣くような声を立てると同時に、琴子の中でペニスが突如として倍ほどの太さに膨れ上がった。
脈動を感じたその刹那、根元を握って一気に引き抜いた。
ベッドの上に腹ばいになり、手のひらの中でのたうつペニスを口に頬張った。
どびゅっと先が震え、体温と同じ温度の青臭い液体が、琴子の口の中いっぱいに広がった。
どくんどくんと脈打つペニスを突き立てたまま、和夫が仰向けにシーツの上に倒れ込む。
和夫の精液と琴子自身の愛液にまみれたペニスは、非常灯のオレンジの灯を浴びて、オイルを塗りたくったかのようにてらてら光っている。
苦みのある精液を一滴残らず飲み干すと、琴子はその濡れそぼったペニスを根元まで丹念にねぶってやった。
「気が済んだ?」
作業を終えると、琴子は覆い被さるようにして、和夫の白いデスマスクを上からのぞき込んだ。
「気が済んだなら、もう行きなさい。とうさんが目を覚まさないうちに」
「うん」
マスクのふたつの穴から潤んだ瞳で琴子を見上げて、意外と素直に和夫がうなずいた。
そして、喉に絡んだような声で、こう続けた。
「好きだよ、かあさん・・・だから、これからも、してくれるよね?」
夫のものとは、まず、硬さが違った。
ビールを飲んでから行為に及ぶことが多いせいか、正一のペニスはたいていの場合、硬度が不足していた。
ひどい時には中折れしてしまい、硬さを失ったペニスを琴子が口と手でフィニッシュまで導いてやらねば逝かない時もあるほどなのだ。
その点、若いだけあって、さすがに和夫のペニスは元気だった。
琴子の体内で鋼のような硬さを保ったまま大きく反り返り、確実に膣の前庭部を亀頭で突いてきた。
和夫が荒々しく腰を前後させるたびに亀頭がGスポットをこすり上げ、琴子はつい、甘い声で喘いでいた。
あわてて口の中に左手の指を突っ込み、喘ぎを封印する。
はあはあはあ・・・。
和夫は獣のように激しく息を切らしている。
琴子の胸に伸ばした手が、乳房を揉みしだく。
実の息子の性器を咥え込んでいるという罪悪感。
しかも、その息子が、不気味な仮面を身につけているという事実。
更にはすぐ隣のベッドでは夫が眠っており、いつ目を覚ますかもしれないというスリル。
いや、そのどれよりも、夫の目の前で実の息子に犯されているという凄まじい背徳感が琴子を燃え立たせた。
和夫の腰に肉づきのいい太腿を絡め、尻を浮かせて快楽を貪った。
痩せているのに意外に筋肉質な和夫の背中に両腕を回し、骨も折れよとばかりに抱きしめる。
「あああ、イキそう」
琴子にがんじがらめに抱きすくめられ、和夫が少女のようなか細い声でうめいた。
早過ぎる。
まだ挿入してから5分と経っていないのに。
一瞬、そんな不満が脳裏をかすめたが、すぐに潮時かもしれないと思い返した。
いい加減終わらせないと、正一が目を覚ましてしまう。
いったんそう決心すると、琴子は俄然、大胆になった。
自分から腰をグラインドさせ、膣の中のペニスをもみくちゃにする。
のけぞった和夫の胸板に手をやり、アンズの実そっくりの乳首をつまみ上げた。
「あんっ! かあさん、で、出ちゃう!」
和夫がすすり泣くような声を立てると同時に、琴子の中でペニスが突如として倍ほどの太さに膨れ上がった。
脈動を感じたその刹那、根元を握って一気に引き抜いた。
ベッドの上に腹ばいになり、手のひらの中でのたうつペニスを口に頬張った。
どびゅっと先が震え、体温と同じ温度の青臭い液体が、琴子の口の中いっぱいに広がった。
どくんどくんと脈打つペニスを突き立てたまま、和夫が仰向けにシーツの上に倒れ込む。
和夫の精液と琴子自身の愛液にまみれたペニスは、非常灯のオレンジの灯を浴びて、オイルを塗りたくったかのようにてらてら光っている。
苦みのある精液を一滴残らず飲み干すと、琴子はその濡れそぼったペニスを根元まで丹念にねぶってやった。
「気が済んだ?」
作業を終えると、琴子は覆い被さるようにして、和夫の白いデスマスクを上からのぞき込んだ。
「気が済んだなら、もう行きなさい。とうさんが目を覚まさないうちに」
「うん」
マスクのふたつの穴から潤んだ瞳で琴子を見上げて、意外と素直に和夫がうなずいた。
そして、喉に絡んだような声で、こう続けた。
「好きだよ、かあさん・・・だから、これからも、してくれるよね?」
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