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#63 仮面の企み⑦
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性欲を取るか、倫理を取るかー。
まさに究極の選択だった。
躰が目の前にそそり立つ若く逞しい勃起ペニスを渇望していることは、まぎれもない事実である。
硬く熱いもので空虚を埋めたい。
その衝動でじっとしていられないほどだ。
琴子の膣の中は淫らな汁であふれ返っている。
膣の周囲の括約筋は、突起物を求めてまるで独立した生き物のようにひくついている。
陰核はといえば、先端を亀頭でこすられただけで昇天してしまいかねないほど、赤く肥大してしまっている。
が、どうしても、気が乗らなかった。
これが見ず知らずの男相手だったなら、琴子は間違いなく熟れた性器にその一物を受け容れたに違いなかった。
が、和夫は、生理的に駄目なのだ。
実の息子だからというよりもー。
なによりも、マスクが気持ち悪すぎた。
近くに来られると、まるでフランケンシュタインの怪物でも目の当たりにしたような気分になってしまうのだ。
「ごめんなさい・・・やっぱり、無理」
顔を背けると、琴子は正直に思いの丈を口にした。
「私たち親子だし、それに・・・かあさん、まだその顔に慣れていなくって」
顔のことに触れられて、和夫は一瞬、身を強張らせたようだった。
全身にみなぎる怒気が如実に空気を伝わってきて、琴子は思わず首をすくめていた。
「ごめんね、その代わり、きょうはお口と手でしてあげる」
和夫が口を開く前に、和子は目の前のバラ色に輝く肉棒を両手で握りしめた。
剥き出しの亀頭に唇をかぶせると、強く吸いながら、舌で表面をぞろりと舐め回す。
たちまち尿道口から苦い汁が滲み出し、琴子の味蕾を刺激する。
「し、仕方がないね・・・」
大きく息を吸いこんで、ゆっくり吐き出すとともに、和夫が言った。
「でも、そんなことを言ってられるのも、今のうちだぜ。あんたは俺の性奴隷なんだ。そのことを忘れるな。俺は、いつでも、どこでも、その気になったらあんたを抱かせてもらう。たとえそれが、親父の目の前でもな」
まさに究極の選択だった。
躰が目の前にそそり立つ若く逞しい勃起ペニスを渇望していることは、まぎれもない事実である。
硬く熱いもので空虚を埋めたい。
その衝動でじっとしていられないほどだ。
琴子の膣の中は淫らな汁であふれ返っている。
膣の周囲の括約筋は、突起物を求めてまるで独立した生き物のようにひくついている。
陰核はといえば、先端を亀頭でこすられただけで昇天してしまいかねないほど、赤く肥大してしまっている。
が、どうしても、気が乗らなかった。
これが見ず知らずの男相手だったなら、琴子は間違いなく熟れた性器にその一物を受け容れたに違いなかった。
が、和夫は、生理的に駄目なのだ。
実の息子だからというよりもー。
なによりも、マスクが気持ち悪すぎた。
近くに来られると、まるでフランケンシュタインの怪物でも目の当たりにしたような気分になってしまうのだ。
「ごめんなさい・・・やっぱり、無理」
顔を背けると、琴子は正直に思いの丈を口にした。
「私たち親子だし、それに・・・かあさん、まだその顔に慣れていなくって」
顔のことに触れられて、和夫は一瞬、身を強張らせたようだった。
全身にみなぎる怒気が如実に空気を伝わってきて、琴子は思わず首をすくめていた。
「ごめんね、その代わり、きょうはお口と手でしてあげる」
和夫が口を開く前に、和子は目の前のバラ色に輝く肉棒を両手で握りしめた。
剥き出しの亀頭に唇をかぶせると、強く吸いながら、舌で表面をぞろりと舐め回す。
たちまち尿道口から苦い汁が滲み出し、琴子の味蕾を刺激する。
「し、仕方がないね・・・」
大きく息を吸いこんで、ゆっくり吐き出すとともに、和夫が言った。
「でも、そんなことを言ってられるのも、今のうちだぜ。あんたは俺の性奴隷なんだ。そのことを忘れるな。俺は、いつでも、どこでも、その気になったらあんたを抱かせてもらう。たとえそれが、親父の目の前でもな」
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