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#241 最終決戦⑤
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エックス攻撃ならぬ、セックス攻撃・・・。
私は寡聞にして、その『サインはV』なるスポ根ドラマは見ていない。
平成生まれだから、当然といえば当然である。
しかし、このくだらぬダジャレはいったいなんだろう?
そもそもこの女神、何歳なのか。
まあ、いやしくも女神たる者、永遠の命を有しているわけだから、すべての時間軸のテレビドラマを把握していても不思議はないのかもしれないけれど…。
「さあ、どうします? やるのですか、やらないのですか?」
せかすように、女神が言った。
ワイドスクリーンの画面では、2匹の魔王がセーラー服姿の弐号機に襲いかかっている。
初子よりこちらのほうがウブでくみしやすいとでも思ったのか、スカートめくり、乳揉みなど、やりたい放題だ。
「仕方ないわ。やってみる」
私はしぶしぶうなずいた。
このままでは弐号機=ソフィアの貞操が危ない。
避妊せずに強姦されて、魔王の仔でも孕まされたら目も当てられない。
「よくぞ決意してくれました」
女神が言った。
「翔子、あなたは私の見込んだ通りのヒーロー女子です。この世界に召喚した甲斐がありました」
「い、いえ、それほどでも」
「とにかく、これが最後の戦いです。あのツイン魔王を倒せば、あなたは元の世界に戻れる。その希望を胸に、がんばって」
「元の世界・・・」
私は一瞬、ぼうっとなった。
もちろん、あっちの世界には、移動の際に2度ほど訪れてはいる。
でも、それはあくまでもJR沿線に限られていて、”帰る”というのにはほど遠いものだったのだ。
冴えない美大の陰キャだった私・・・。
平凡な家庭で、平凡な両親に、平凡に愛されて育ち、年齢=彼氏いない歴のパッとしない人生を生きてきた。
あの世界に、戻れるんだ…。
「よおし。そうと決まったら、今の話、ソフィアにも伝えて。私がなんとか魔王たちを引きつけておくから、セックス攻撃の準備に入るようにって」
「了解です。翔子」
コクピットから女神の気配が消えると、私は画面に集中した。
ここはエロ魔法連発で、やつらの狼藉を止めるのだ。
「行けえい! アビリティ・連続エロ魔法!」
弐号機を今まさに手籠めにしようとしているふたりの魔王に向かって、私は爆乳を突き出した。
下から手のひらで乳房を支え、ぐにゅぐにゅ揉みしだきながら、魔法を詠唱する。
「発動! エア・フェラチオ!」
「発動! エア・パイずり!」
「発動! アナル・バイブ!」
「発動! エクスタシー・ハリケーン!」
「発動! ぬるぬるローション!」
詠唱しながら、よくもこんなくだらない魔法ばかり覚えたものだと感心した。
けど、ネーミングセンスは最悪だけど、エロ魔法の効果は絶大だった。
目に見えない淫魔に憑依されたように、魔王たちが騒ぎ出したのだ。
赤く充血した二対の眼がこっちを見た。
弐号機はセーラー服とスカートをびりびりに破かれ、肌もあらわに地面に倒れている。
その横に流した二本の脚の、むき出しの白い太腿が悩ましい。
エロ魔法の効果が切れたのか、魔王たちが活気づいた。
両腕を頭上に上げ、五本の指を鉤型に曲げて、両側からじわじわと近づいてくる。
腰をかがめてジャンプの体勢をとると、私は叫んだ。
「今よ! ソフィア、セックス攻撃よ!」
私は寡聞にして、その『サインはV』なるスポ根ドラマは見ていない。
平成生まれだから、当然といえば当然である。
しかし、このくだらぬダジャレはいったいなんだろう?
そもそもこの女神、何歳なのか。
まあ、いやしくも女神たる者、永遠の命を有しているわけだから、すべての時間軸のテレビドラマを把握していても不思議はないのかもしれないけれど…。
「さあ、どうします? やるのですか、やらないのですか?」
せかすように、女神が言った。
ワイドスクリーンの画面では、2匹の魔王がセーラー服姿の弐号機に襲いかかっている。
初子よりこちらのほうがウブでくみしやすいとでも思ったのか、スカートめくり、乳揉みなど、やりたい放題だ。
「仕方ないわ。やってみる」
私はしぶしぶうなずいた。
このままでは弐号機=ソフィアの貞操が危ない。
避妊せずに強姦されて、魔王の仔でも孕まされたら目も当てられない。
「よくぞ決意してくれました」
女神が言った。
「翔子、あなたは私の見込んだ通りのヒーロー女子です。この世界に召喚した甲斐がありました」
「い、いえ、それほどでも」
「とにかく、これが最後の戦いです。あのツイン魔王を倒せば、あなたは元の世界に戻れる。その希望を胸に、がんばって」
「元の世界・・・」
私は一瞬、ぼうっとなった。
もちろん、あっちの世界には、移動の際に2度ほど訪れてはいる。
でも、それはあくまでもJR沿線に限られていて、”帰る”というのにはほど遠いものだったのだ。
冴えない美大の陰キャだった私・・・。
平凡な家庭で、平凡な両親に、平凡に愛されて育ち、年齢=彼氏いない歴のパッとしない人生を生きてきた。
あの世界に、戻れるんだ…。
「よおし。そうと決まったら、今の話、ソフィアにも伝えて。私がなんとか魔王たちを引きつけておくから、セックス攻撃の準備に入るようにって」
「了解です。翔子」
コクピットから女神の気配が消えると、私は画面に集中した。
ここはエロ魔法連発で、やつらの狼藉を止めるのだ。
「行けえい! アビリティ・連続エロ魔法!」
弐号機を今まさに手籠めにしようとしているふたりの魔王に向かって、私は爆乳を突き出した。
下から手のひらで乳房を支え、ぐにゅぐにゅ揉みしだきながら、魔法を詠唱する。
「発動! エア・フェラチオ!」
「発動! エア・パイずり!」
「発動! アナル・バイブ!」
「発動! エクスタシー・ハリケーン!」
「発動! ぬるぬるローション!」
詠唱しながら、よくもこんなくだらない魔法ばかり覚えたものだと感心した。
けど、ネーミングセンスは最悪だけど、エロ魔法の効果は絶大だった。
目に見えない淫魔に憑依されたように、魔王たちが騒ぎ出したのだ。
赤く充血した二対の眼がこっちを見た。
弐号機はセーラー服とスカートをびりびりに破かれ、肌もあらわに地面に倒れている。
その横に流した二本の脚の、むき出しの白い太腿が悩ましい。
エロ魔法の効果が切れたのか、魔王たちが活気づいた。
両腕を頭上に上げ、五本の指を鉤型に曲げて、両側からじわじわと近づいてくる。
腰をかがめてジャンプの体勢をとると、私は叫んだ。
「今よ! ソフィア、セックス攻撃よ!」
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