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第6部 淫蕩のナルシス
#11 信じられるもの
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「でも・・・死体を生きかえらせるなんて、現代の医学では不可能じゃない?」
両腕で肩のあたりをこすりながら、杏里はいった。
夢に出てきた最初の会話。
羊水のような液体に浮かんだ不完全な自分の姿。
確かにそれらは由羅の説明に合致している。
しかし、常識で考えれば、そんなこと、できるはずがないのだ。
ホラー映画のフランケンシュタインやゾンビでもあるまいし・・・。
が、意外にも杏里の言葉を否定したのは、由羅ではなく、重人のほうだった。
「いや、方法は、ないこともない」
重人は敷布団を畳み、それを背にして足を伸ばしている。
修学旅行の朝の小学生みたいだった。
「君たちの夢にも出てきたと思うけど、中の人、ミトコンドリアとか、提供者とか、いってただろ?」
「そういえば・・・」
杏里は人差し指を顎の先に当て、視線を宙に固定すると、夢の記憶を呼び起こそうとした。
「私のときは、β型がなんとかって・・・」
「僕はγ型だ」
「うちはα。おそらく、提供者というのは、外来種のことだろう」
由羅がむっつりした顔でいった。
「そう。つまり、僕らを蘇生させたのは、人類の医学ではなく、外来種のミトコンドリアだってこと」
「そんな・・・」
杏里は呆気に取られ、まじまじと重人のあどけない顔を見返した。
「あいつらは、うちらの体に増殖させた外来種のミトコンドリアを大量にぶち込んで、それでこんな怪物に仕立て上げたってわけさ」
横から由羅が怒った声でいう。
「怪物はひどいな」
重人が苦笑する。
由羅が重人をじろりと睨む。
「重人はまだいいさ。ただ催眠能力持ってるだけだから。でも、うちと杏里は人間から見たら、完全に化け物だろ?」
「あのさ・・・」
わけがわからなくなってきて、杏里はおずおずと口を挟んだ。
「そもそも、そのミトコンドリアって、何なの? 理科で習ったっけ?」
「ミトコンドリアってのはね、細胞の中にある小器官のひとつで、主にATPってエネルギーをつくる役割を果たしてるんだ。で、おもしろいのは、このミトコンドリアってのが、細胞とは別に自分だけのDNAを備えているってこと。だから、もともとは別種の生物だったんじゃないかといわれてるんだ。地球上の生物が進化の過程で、別の生物を細胞内に取り込んだ名残りじゃないかってね」
オタクっぽい雰囲気をそのままに、重人は物知りだった。
「きっと外来種のミトコンドリアは種類も色々あって、すごく高性能なんじゃないかな。だから、新鮮な死体なら、らくらく蘇らせてしまうことができる」
「じゃ・・・私たちと外来種って、同類ってこと?」
杏里は暗い声で訊いた。
そう思いたくなかったが、ここまで聞けばそうとしか考えられなかった。
倒すべき敵が、自分たちの同類で、しかも命の恩人・・・?
もしそれが事実なら、いったい、どうしたらいいのだろう?
「実は、まだ誰にもいってないんだけどさ」
ふいに由羅が口を開いた。
「この前、杏里が拉致されたとき、うち、あの廃工場の近くで零に会ったんだ」
「え? 零に?」
黒野零。
断頭台で首を切り落とされ、死んだはずだった。
ところが死体は見つからず、小田切も、零はまだ生きているのではないかと示唆していた。
その黒野零が、本当に生きていたというのだろうか?
「さすがに首の座りが悪いらしくって、たいしてやり合わないうちに逃げちまったんだけど、そのときあいつがいってたんだ。『あたしたちは同類なのよ。知らなかったの?』って。その言葉の意味が、やっとわかったよ」
おそらくそのときから由羅は色々なことに疑問を抱き始めたのだろう。
だから重人を脅して”記憶のサルベージ”をさせることにしたのだ。
きのう一緒だったとき、いらいらしていたのはそのせいか、と杏里は思った。
「たぶんうちや重人には雄の外来種、杏里には雌の外来種のミトコンドリアが使われたんじゃないかと思う。だって、今まで倒した雄どもには、杏里みたいな回復能力はなかったからな。でも、零にはそれがあった。だから首を切り落とされても、生きていられたんだよ」
「あ」
杏里は小声でつぶやいた。
「アフリカ・・・希少上位種・・・夢の中の人たち、そんなこと、いってたような・・・」
「おそらくそれは、零以外の雌外来種ってことだろうね。そうか、僕らのなかでも杏里は特別製なんだ」
重人が感心したようにつぶやいた。
「そりゃそうだろう。内臓引きずり出されても、手足ちぎられても死なないんだから」
「やめて」
杏里は耳を塞いだ。
「人を化け物みたいにいわないで」
由羅が気まずそうに杏里から目をそらす。
「まあまあ、そんなとこで仲間割れしないでよ」
重人が割って入った。
「で、どうする? ここまで知った以上、立場を明確にしておく必要があると思うんだけど」
「立場って、何だそれ」
と由羅。
「つまりさ、僕らはどっちの側に立つべきかということ」
重人の言葉の重みに気づいて、杏里は耳から両手を放し、そろそろと顔を上げた。
「その心の持ち方次第で、僕らはおそらく、完全な外来種になることもできるんじゃないかな。そうして、上位種として、人類の上に立つ」
「重人・・・おまえ、マジでいってるのか?」
さすがの由羅も驚きで目を見張っている。
「マジも何も」
重人は意外にけろりとしていた。
「そういう可能性も充分考えられるってことさ」
「まあ、外来種も人間も、たいして変わりないけどな」
由羅がつぶやいた。
「うち、ほんとに優しい人間って、まだ会ったことないから」
「冬美さんがいるでしょ」
思わずそう口にして、杏里は後悔した。
トレーナーは、パトスやタナトスを道具としか見ていない。
小田切以上に冬美はその傾向が強い。
由羅も薄々それに気づいているだろう。
そう思ったのだ。
案の定、由羅の表情が険悪になった。
「その答えは杏里、おまえがいちばんよく知ってるだろ」
「冬美さんや小田切さんは置いといたほうがいいだろうね」
重人がため息混じりにいう。
「仕事がらみだから仕方ない面もあるだろうし」
重人のいう通りだった。
小田切は、杏里のことを『妹』といってくれた。
しかし、あれもどこまで本気かわからないのだ。
「杏里はどうなの? 今まで優しくしてくれた人間って、いたかい?」
重人の問いに、杏里は答えた。
「良子姉さん。前に家族だった・・・。もう、死んじゃったけど」
そうだ。
私には姉さんがいた。
いつも自分が盾になって、私を外界や父さんから守ってくれた、天使のような人・・・。
「じゃ、杏里は人間派かな。で、由羅が外来種派だね」
「待て」
由羅が不機嫌そうにいった。
「勝手に決めるな」
「だって君は人間に何の未練もないんだろ?」
「あのな、これだけ外来種を殺してきたうちが、今更やつらの仲間になれると思うか? ていうか、仲間にしてもらえるか?」
「無理だね」
重人はにべもない。
「だろ? だからうちは決めたんだ」
「へーえ」
重人がおもしろそうに由羅を見る。
「人間にも外来種にも認めてもらえない。それなのに、どうするっていうの?」
「タナトスを守る」
由羅が短くいった。
「外来種も人間も関係ない。すべての外敵から杏里を守る。それがこれからのうちの使命だ」
「なるほど」
重人がにっこり笑った。
「それはわかるよ。少なくとも、僕ら3人は仲間っていうか、兄弟みたいなものだもの」
「おまえにいわれてさ、気づいたんだよ。うちにやさしくしてくれたのは、人間でも外来種でもない、タナトスだけだったってことに」
そこまでいって初めて、由羅が杏里のほうを見た。
「ゆら・・・」
杏里はいった。
声がふるえるのがわかった。
やがて涙で視界が曇り、愛しい由羅の顔が揺らいで見えなくなった。
両腕で肩のあたりをこすりながら、杏里はいった。
夢に出てきた最初の会話。
羊水のような液体に浮かんだ不完全な自分の姿。
確かにそれらは由羅の説明に合致している。
しかし、常識で考えれば、そんなこと、できるはずがないのだ。
ホラー映画のフランケンシュタインやゾンビでもあるまいし・・・。
が、意外にも杏里の言葉を否定したのは、由羅ではなく、重人のほうだった。
「いや、方法は、ないこともない」
重人は敷布団を畳み、それを背にして足を伸ばしている。
修学旅行の朝の小学生みたいだった。
「君たちの夢にも出てきたと思うけど、中の人、ミトコンドリアとか、提供者とか、いってただろ?」
「そういえば・・・」
杏里は人差し指を顎の先に当て、視線を宙に固定すると、夢の記憶を呼び起こそうとした。
「私のときは、β型がなんとかって・・・」
「僕はγ型だ」
「うちはα。おそらく、提供者というのは、外来種のことだろう」
由羅がむっつりした顔でいった。
「そう。つまり、僕らを蘇生させたのは、人類の医学ではなく、外来種のミトコンドリアだってこと」
「そんな・・・」
杏里は呆気に取られ、まじまじと重人のあどけない顔を見返した。
「あいつらは、うちらの体に増殖させた外来種のミトコンドリアを大量にぶち込んで、それでこんな怪物に仕立て上げたってわけさ」
横から由羅が怒った声でいう。
「怪物はひどいな」
重人が苦笑する。
由羅が重人をじろりと睨む。
「重人はまだいいさ。ただ催眠能力持ってるだけだから。でも、うちと杏里は人間から見たら、完全に化け物だろ?」
「あのさ・・・」
わけがわからなくなってきて、杏里はおずおずと口を挟んだ。
「そもそも、そのミトコンドリアって、何なの? 理科で習ったっけ?」
「ミトコンドリアってのはね、細胞の中にある小器官のひとつで、主にATPってエネルギーをつくる役割を果たしてるんだ。で、おもしろいのは、このミトコンドリアってのが、細胞とは別に自分だけのDNAを備えているってこと。だから、もともとは別種の生物だったんじゃないかといわれてるんだ。地球上の生物が進化の過程で、別の生物を細胞内に取り込んだ名残りじゃないかってね」
オタクっぽい雰囲気をそのままに、重人は物知りだった。
「きっと外来種のミトコンドリアは種類も色々あって、すごく高性能なんじゃないかな。だから、新鮮な死体なら、らくらく蘇らせてしまうことができる」
「じゃ・・・私たちと外来種って、同類ってこと?」
杏里は暗い声で訊いた。
そう思いたくなかったが、ここまで聞けばそうとしか考えられなかった。
倒すべき敵が、自分たちの同類で、しかも命の恩人・・・?
もしそれが事実なら、いったい、どうしたらいいのだろう?
「実は、まだ誰にもいってないんだけどさ」
ふいに由羅が口を開いた。
「この前、杏里が拉致されたとき、うち、あの廃工場の近くで零に会ったんだ」
「え? 零に?」
黒野零。
断頭台で首を切り落とされ、死んだはずだった。
ところが死体は見つからず、小田切も、零はまだ生きているのではないかと示唆していた。
その黒野零が、本当に生きていたというのだろうか?
「さすがに首の座りが悪いらしくって、たいしてやり合わないうちに逃げちまったんだけど、そのときあいつがいってたんだ。『あたしたちは同類なのよ。知らなかったの?』って。その言葉の意味が、やっとわかったよ」
おそらくそのときから由羅は色々なことに疑問を抱き始めたのだろう。
だから重人を脅して”記憶のサルベージ”をさせることにしたのだ。
きのう一緒だったとき、いらいらしていたのはそのせいか、と杏里は思った。
「たぶんうちや重人には雄の外来種、杏里には雌の外来種のミトコンドリアが使われたんじゃないかと思う。だって、今まで倒した雄どもには、杏里みたいな回復能力はなかったからな。でも、零にはそれがあった。だから首を切り落とされても、生きていられたんだよ」
「あ」
杏里は小声でつぶやいた。
「アフリカ・・・希少上位種・・・夢の中の人たち、そんなこと、いってたような・・・」
「おそらくそれは、零以外の雌外来種ってことだろうね。そうか、僕らのなかでも杏里は特別製なんだ」
重人が感心したようにつぶやいた。
「そりゃそうだろう。内臓引きずり出されても、手足ちぎられても死なないんだから」
「やめて」
杏里は耳を塞いだ。
「人を化け物みたいにいわないで」
由羅が気まずそうに杏里から目をそらす。
「まあまあ、そんなとこで仲間割れしないでよ」
重人が割って入った。
「で、どうする? ここまで知った以上、立場を明確にしておく必要があると思うんだけど」
「立場って、何だそれ」
と由羅。
「つまりさ、僕らはどっちの側に立つべきかということ」
重人の言葉の重みに気づいて、杏里は耳から両手を放し、そろそろと顔を上げた。
「その心の持ち方次第で、僕らはおそらく、完全な外来種になることもできるんじゃないかな。そうして、上位種として、人類の上に立つ」
「重人・・・おまえ、マジでいってるのか?」
さすがの由羅も驚きで目を見張っている。
「マジも何も」
重人は意外にけろりとしていた。
「そういう可能性も充分考えられるってことさ」
「まあ、外来種も人間も、たいして変わりないけどな」
由羅がつぶやいた。
「うち、ほんとに優しい人間って、まだ会ったことないから」
「冬美さんがいるでしょ」
思わずそう口にして、杏里は後悔した。
トレーナーは、パトスやタナトスを道具としか見ていない。
小田切以上に冬美はその傾向が強い。
由羅も薄々それに気づいているだろう。
そう思ったのだ。
案の定、由羅の表情が険悪になった。
「その答えは杏里、おまえがいちばんよく知ってるだろ」
「冬美さんや小田切さんは置いといたほうがいいだろうね」
重人がため息混じりにいう。
「仕事がらみだから仕方ない面もあるだろうし」
重人のいう通りだった。
小田切は、杏里のことを『妹』といってくれた。
しかし、あれもどこまで本気かわからないのだ。
「杏里はどうなの? 今まで優しくしてくれた人間って、いたかい?」
重人の問いに、杏里は答えた。
「良子姉さん。前に家族だった・・・。もう、死んじゃったけど」
そうだ。
私には姉さんがいた。
いつも自分が盾になって、私を外界や父さんから守ってくれた、天使のような人・・・。
「じゃ、杏里は人間派かな。で、由羅が外来種派だね」
「待て」
由羅が不機嫌そうにいった。
「勝手に決めるな」
「だって君は人間に何の未練もないんだろ?」
「あのな、これだけ外来種を殺してきたうちが、今更やつらの仲間になれると思うか? ていうか、仲間にしてもらえるか?」
「無理だね」
重人はにべもない。
「だろ? だからうちは決めたんだ」
「へーえ」
重人がおもしろそうに由羅を見る。
「人間にも外来種にも認めてもらえない。それなのに、どうするっていうの?」
「タナトスを守る」
由羅が短くいった。
「外来種も人間も関係ない。すべての外敵から杏里を守る。それがこれからのうちの使命だ」
「なるほど」
重人がにっこり笑った。
「それはわかるよ。少なくとも、僕ら3人は仲間っていうか、兄弟みたいなものだもの」
「おまえにいわれてさ、気づいたんだよ。うちにやさしくしてくれたのは、人間でも外来種でもない、タナトスだけだったってことに」
そこまでいって初めて、由羅が杏里のほうを見た。
「ゆら・・・」
杏里はいった。
声がふるえるのがわかった。
やがて涙で視界が曇り、愛しい由羅の顔が揺らいで見えなくなった。
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