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第3章 美少女監禁

#15 蕩ける肉②

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 それこそが、私の望んだ答えだった。
「いいんだね?」
 念を押すと、
「お願い、します」
 杏里が強くうなずいた。
 ハサミを手に取り、まず杏里の水着を切った。
 細い布に分解した水着を取り去って、杏里を生まれたままの姿に戻す。
 それから、テーブルの上の円盤状の器具を取り上げた。
 吸盤の中央に小さなローターがついた、乳首専用の責め具である。
 それを杏里のふたつの乳房にかぶせ、ローターが乳首に当たるよう位置を調節し、ぴったりと貼りつける。
 杏里の膣の中には、私が先ほど仕込んだピンクのローターがまだ入ったままだ。
 電源ボックスは杏里の右の太腿に貼りつけてある。
 さっき切っておいたスイッチを入れ直すと、ひと呼吸遅らせて、胸のローターのスイッチもONにする。
「きゃあああっ!」
 3点を同時責めされ、杏里が反り返った。
 背中に回した両手と両足で身体を持ち上げ、カゴみたいな格好になる杏里。
 私はその折り畳んだ足の間に移動すると、テーブルからバイブレーターを取り上げた。
 先の細い、アナル責め専用のバイブである。
 だが、今はアナルに使うつもりはなかった。
 使うのは別の部位。
 今、杏里が最も敏感になっている部分だ。
 壁のコンセントにコードを差し込み、スイッチを入れる。
 手に規則正しい振動が伝わってくる。
 見ると、バイブの先端が生き物のように首を振り始めていた。
 持ち上がった杏里の股間を下からのぞき込む。
 肉の亀裂から白い液体がにじみ出ていた。
 襞をめくって、クリトリスをむき出しにする。
 根元をリングに絞めつけられたクリトリスは、びっくりするほど長く、大きくなっていた。
  私が狙ったのは、その裏側の部分だった。
 男性器で一番敏感なのは、亀頭の表面ではない。
 実はその裏側。
 亀頭と海綿体をつなぐ、筋の通るあたりである。
 女性の場合も同じだった。
 クリトリスの裏側。
 肥大したクリを持つ私の経験上、実のところ、そこが最も感じる部位なのだ。
 突き立った真珠をこねるようにしてバイブを押し当てると、
「あう、ああ、ふう、ああんっ」
 思った通り、杏里の嬌声が止まらなくなった。
「いい…杏里、そこ…すごく、気持ち、いい…」
 これでいい。
 枕を使って、バイブをつっかえ棒の要領でその位置に固定する。
 気をよくした私は、複雑な肉の層状構造をかきわけて、尿道を探り当てた。
 ひくひく蠢動するその肉色の口に、髪から抜いたヘアピンを突き立てたとたん、
「きゃんっ!」
 杏里が子犬のような声を上げて、全身をぶるっと震わせた。
「だめえ!」
 信じられないといったふうに、目を見開いている。
 そこがまた可愛い。
 そろそろ仕上げと行こうか。
 私は半ば開いた杏里の口を無理やりこじ開けると、指先で唾液に濡れた舌を引きずり出した。
 目をいっぱいに開いている杏里の鼻先で、その先端を洗濯ばさみではさんでやった。
「はぐうっ」
 快感と痛みで杏里が悶絶する。
 あとは一歩下がって観察するだけだ。
 杏里は今や限界まで反り返っていた。
 それでも足らぬとでもいうかのように、不自由な両手両足と頭を支点に体をぐんぐん持ち上げていく。
 私はベッドの上から、胸のローターの電池ボックスを拾い上げた。
「イきなさい」
 目盛の強度を”強”に合わせた時、それが起こった。
「ああああああああっ!」
 永遠に続くかのような長い悲鳴があたりの空気を引き裂いた。
 そして杏里の身体がベッドの上で大きくバウンドしたかと思うと、次の瞬間、股間から大量の液体を噴き出したのだ。
 完全に白眼を剥き、崩れるようにベッドに横倒しになる杏里。
 口からあふれる唾液と、膣から吹き出す愛液がシーツをぐっしょり濡らしていく。
 私はほっと満足の吐息をついた。
 そして、思った。
 終わった…。
 これでやっと、心置きなく、杏里を抱けるのだ…。
 
 

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