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#39 あずみ、自慢の美乳でヘタレ兄を翻弄する①

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 あずみが両手で乳房を下から捧げ持ち、僕の胸板に押しつけてきた。

 泡のせいで頂のあたりは隠れているが、底抜けに柔らかいものの中心に、何か硬い突起物があるのがわかる。

 乳首だ。

 あのピンク色の乳首が、早くも勃起しているのに違いない。

 あずみの乳房は芯のないマシュマロのごとく柔らかい。

 なにぶん面積が広いので、押しつけられると僕の胸の大半が隠れてしまうほどだ。

「どう? おにいちゃん、気持ちいい?」

 上目遣いに僕の表情をうかがいながら、上半身を円を描くように動かし、まろやかな乳房で圧迫する。

「ちょ、ちょ…」

 僕は金縛りにでも遭ったかのようにフリーズしてしまっていた。

 気持ちいいなんてもんじゃない。

 天にも昇る心地とはこのことだ。

 こんな感触、生まれて初めてだった。

 当然、股間のアレは隠しようもないほど硬く勃起してしまっている。

「これはなあに?」
 
 いたずらっぽい目つきで僕を見て、あずみが訊いた。

 あずみが泡だらけの右手を、大きく成長した僕の分身に沿え、軽く握っている。

「だ、だめだって」

 僕はあずみのとてつもなく甘美な身体を、なんとか自分の身体から引き剥がそうとした。

 これ以上はダメだ。

 理性が弾け飛び、僕は飢えた獣に堕してしまう。

 あずみが僕の太腿を股にはさみ、ゆっくりと腰を上下に動かし始めた。

 なんだか異様に熱いものが太腿の表面に押し当てられ、安曇野動きに合わせてぬるぬると肌の上を滑っていく。

「ああん…」

 あずみの可愛らしい口から、びっくりするほど甘い吐息が漏れた。

「お、おい、何してるんだ?」

 僕は焦った。

 まずい。

 あずみも感じ始めている。

 その証拠に、胸に当たるあずみの乳首は、今や石みたいに硬くなっている。

「あずみも、気持ちよくなってきちゃった…」

 輿の動きを加速させながら、あずみがささやいた。

 熱に浮かされたように潤んだ瞳が、なんともいえない妖しい光を宿している。

「一緒にシャワー浴びるだけって、言ったじゃないか」

 一応抗議の声を上げてはみたが、あずみの手のひらに握られた僕の分身はもう爆発寸前だ。

 少しでもしごかれたら、”中身”が出てしまうこと請け合いだった。

「だって…」

 あずみがすねたような口調でつぶやいた。

「やっとこうして、ひとつになれたんだもの」

「ま、まだなってないだろ?」

 やばい。

 こら、先っぽをそんなふうに自分の太腿に押し当てるんじゃない!

 そんなことされたら、大変なことに…。

「コースケの爆弾も除去したし、いっそのこと、ここでひとつになっちゃわない?」

 あずみがぎゅっと抱きついてきた。

 豊か過ぎる乳房が僕の胸板に押し当てられ、スライムのように変形する。

 コチコチの乳首が狙いすましたように僕の乳首に当たり、乳頭を押しつけてくる。

 あずみに握られた僕の分身は、一番敏感な先端を太腿に押し当てられ、すっかりぬるぬるになっている。

 そして僕の右の太腿をはさみこんだあずみの股の奥は、まるで溶鉱炉のようにドロドロに溶けていた。

「ダメだって」

「ダメじゃない!」

 言いかけた僕の口を、あずみの柔らかい唇がふさいできた。

「おにいちゃん、好き」

 あずみの唇が、餌をついばむ小鳥みたいにキスの雨を降らせてくる。

 やば…。

 僕は青ざめた。

 まさに拷問だった。

 そう、これは、快楽という名の拷問なのだ。

 このままでは、僕のリミッターが外れるのも時間の問題だった。

 どうしよう…。

 噴き上がる性衝動を辛うじて押さえ込みながら、僕は固く眼を閉じた。

 ええい、いっそのこと、ここであずみを抱いてしまおうか…。

 

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