18 / 48
#17 あずみ、これみよがしに僕に巨乳を見せつける④
しおりを挟む
「こ、断る」
あずみに聞こえるように、僕は大声で答えた。
「朝からそんなことされたんじゃ、きょう一日力が出ない。それにそんなに切羽詰まってるわけでもないんでね」
後半はもちろん強がりだった。
あんなフェロモンの塊のような妹と同居していて、切羽詰まらないほうがおかしいのだ。
健康な男子なら、草食系だろうと肉食系だろうと、あずみの前では蛇に睨まれた蛙同然だ。
股間の高ぶりが収まるのを待ってダイニングキッチンに戻ると、あずみはトースト片手にノートPCを開いているところだった。
スケスケのキャミソールは本当に目の毒で、自慢の巨乳の形はおろか、ピンクの乳輪と乳首までが透けている。
「お、おまえ、ブラジャーぐらい…」
言いかけた僕を、あずみがぴしゃりと遮った。
「いいの、窮屈だから。それより、サンセット興業って、ここから近そうだよ。早く行ってみようよ」
サンセット興業というのは、究極少女隊が所属する事務所の名前である。
きのうあずみがスマホで調べていたのを、僕は思い出した。
ならば、佐々木の妹がオーディションを受けたというのもそこだろう。
「いいけど、頼むから外に出る時はブラジャーを…」
言いつのる僕を、あずみが悪戯っぽい眼で下からねめつけた。
「お兄ちゃん、なんかあずみのおっぱいにこだわるよね。やっぱり本当は触りたいんじゃない?」
「いやいやいやいや、それはない」
僕は改めて大袈裟にかぶりを振って否定した。
「俺、まだ死にたくないからさ。特に世界を巻き添えなんてまっぴらだし」
「世界? 死ぬ? たかがおっぱいで、大げさだなあ。なんか変だよ、お兄ちゃん、もしかして、あずみに何か隠してない?」
ゆらりと椅子から腰を上げると、たわわな果実みたいな乳房を揺らしながら、ゆっくりとあずみが近づいてきた。
あずみに聞こえるように、僕は大声で答えた。
「朝からそんなことされたんじゃ、きょう一日力が出ない。それにそんなに切羽詰まってるわけでもないんでね」
後半はもちろん強がりだった。
あんなフェロモンの塊のような妹と同居していて、切羽詰まらないほうがおかしいのだ。
健康な男子なら、草食系だろうと肉食系だろうと、あずみの前では蛇に睨まれた蛙同然だ。
股間の高ぶりが収まるのを待ってダイニングキッチンに戻ると、あずみはトースト片手にノートPCを開いているところだった。
スケスケのキャミソールは本当に目の毒で、自慢の巨乳の形はおろか、ピンクの乳輪と乳首までが透けている。
「お、おまえ、ブラジャーぐらい…」
言いかけた僕を、あずみがぴしゃりと遮った。
「いいの、窮屈だから。それより、サンセット興業って、ここから近そうだよ。早く行ってみようよ」
サンセット興業というのは、究極少女隊が所属する事務所の名前である。
きのうあずみがスマホで調べていたのを、僕は思い出した。
ならば、佐々木の妹がオーディションを受けたというのもそこだろう。
「いいけど、頼むから外に出る時はブラジャーを…」
言いつのる僕を、あずみが悪戯っぽい眼で下からねめつけた。
「お兄ちゃん、なんかあずみのおっぱいにこだわるよね。やっぱり本当は触りたいんじゃない?」
「いやいやいやいや、それはない」
僕は改めて大袈裟にかぶりを振って否定した。
「俺、まだ死にたくないからさ。特に世界を巻き添えなんてまっぴらだし」
「世界? 死ぬ? たかがおっぱいで、大げさだなあ。なんか変だよ、お兄ちゃん、もしかして、あずみに何か隠してない?」
ゆらりと椅子から腰を上げると、たわわな果実みたいな乳房を揺らしながら、ゆっくりとあずみが近づいてきた。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
裏名古屋オメガドライブ
戸影絵麻
ホラー
僕は名古屋在住の大学生。夏休みのある日のこと、久しぶりに名古屋駅周辺に出てきた僕は、堀川の川べりでランドセルを背負った赤瀬川ひずみなる不思議な少女に出会う。ところが、煙草のポイ捨てが災いして、僕らは名古屋を揺るがす驚天動地の大事件に巻き込まれてしまうのだが…。
なぜか毎年、住みたくない都市ナンバーワンに挙げられ、知名度のあるのは名古屋めしだけという、埼玉よりも虐げられている名古屋市を舞台にしたご当地ホラーSFです。
皆さんは呪われました
禰津エソラ
ホラー
あなたは呪いたい相手はいますか?
お勧めの呪いがありますよ。
効果は絶大です。
ぜひ、試してみてください……
その呪いの因果は果てしなく絡みつく。呪いは誰のものになるのか。
最後に残るのは誰だ……
川の向こう側
砂月ちゃん
ホラー
僕の通学路は大きな川沿いにある。
これは毎朝、川を挟んで自転車ですれ違う彼女と僕の話し……
締め切り5分前にギリギリ投稿(笑)
なろうでも投稿しています。
【完結】にするのを忘れてました。
また何か思いついたら、書こうかと思います。
とりあえず【完結】で!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
絶対絶命女子!
戸影絵麻
ホラー
それは、ほんのささいな出来事から始まった。
建設現場から発掘された謎の遺跡。増え始めた光る眼の蛞蝓。
そして、のどかな田園都市を、生ける屍たちが侵食する…。
これは、ゾンビたちに立ち向かった、4人の勇気ある乙女たちの物語である。
機織姫
ワルシャワ
ホラー
栃木県日光市にある鬼怒沼にある伝説にこんな話がありました。そこで、とある美しい姫が現れてカタンコトンと音を鳴らす。声をかけるとその姫は一変し沼の中へ誘うという恐ろしい話。一人の少年もまた誘われそうになり、どうにか命からがら助かったというが。その話はもはや忘れ去られてしまうほど時を超えた現代で起きた怖いお話。はじまりはじまり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる