破滅招来乙女リコ 【アダルト】

ACT5 ヴァルプルギスの夜

#7 アリア④

　ふと、指先がスカートのポケットの中のあの物体に触れた。
　どうしてそうしようと思ったのか、アリア自身にもわからない。
　気がつくと、アリアはスカートをたくし上げ、ピンクのパンティの中にそれを忍ばせていた。
　指で押し込むと、それがすとんと落ちて、局部と布地の間にはさまった。
　アリアのそこは、すでに度重なる興奮のせいで、襞という襞が充血し、めくれあがってしまっている。
　そこに、細かく振動する熱い球体がはさまったから、もうたまらない。
　あんあんあんあんっ！
　大声を上げそうになり、アリアはとっさに指を口の中に突っ込んだ。
　あえぎを抑えるための本能的な動作だったが、これがまた逆効果だった。
　口の中に異物をつっこまれたような感覚に、アリアの後頭部あたりで白熱電球がショートした。
　はふはふはふぅ。
　べろべろと自分の指を舐め始めるアリア。
　さながら好きな男のペニスをフェラするようなその舌遣い。
　アリアの身体の芯で、何かどす黒いものが頭をもたげようとしていた。
　本人すら知らぬ、原初の衝動が、そのいたいけな少女の肉体を淫らな何者かに変えようとでもするかのように…。
　ベッドでは、ハルがリコの尻を抱え上げ、あの凶器の先端で尻のあわいの濡れそぼる肉丘をなぞっている。
　挿入するとみせかけて、陰唇と陰核だけを刺激する方法で、リコを狂わせようとしているのだ。
「お願い…入れて」
　リコがすすり泣くような声で言う。
「お願い、じらさないで…早く、いかせて…」
　あの強く凛々しいリコからは想像もつかない性奴隷のような声に、アリアの頭も狂い始めている。
　ブラウスのボタンの間から指を突っ込み、ブラの隙間から乳首を引きずり出し、強く爪を立てた。
　はうううう。
　腰ががくがく動いた。
　股間では、アリアの生まれたての赤子の肌のような大陰唇が、二枚貝の外套膜のように蠢いて、物体を包み込もうとしている。
　アリアはすでにぺたんと床に尻をつけ、脚を大きく開いてオナニーに没頭してしまっていた。
　そこに、またリコの声。
「言います、言いますから、いかせて。でないと、リコ、もう、おかしくなっちゃうぅ…！」