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ACT2 拷問
#3 ハル②
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リコは、女なら誰もがうらやむほどの完璧な肉体の持ち主だった。
それは異星人であるハルにしても、例外ではなかった。
銀河帝国の美醜の基準は、この地球上のそれとほとんど変わらない。
おそらくそれは、この星の住民自体、遠い昔、帝国の圧政を逃れて流れ着いた漂泊の民の末裔であるからに違いなかった。
その意味で、今、ハルは激しく嫉妬していた。
己の任務を忘れるほど、リコのボディに敵愾心を刺激されてしまっていた。
『セラフィ、悪いけど、ここからはしばらくコネクト、切らせてもらう』
頭の中で、ハルはAIの相棒に一方的にそう告げた。
『あちゃー、そらあきまへんやろ』
セラフィが呆れたように言う。
『あくまでこれは尋問で、ハルの趣味でやるもんやおまへんで』
『黙って従え。おまえが見てると思うと集中できない』
『やれやれ、何に集中するつもりなんだか』
ブレスレットの側面を指でなぞり、接続をOFFにした。
さあ、これで思う存分いたぶれる。
ハルは蛇のように目を細めて、改めて目の前の女を見た。
長い髪のよく似合う彫りの深い整った顔立ちは、銀河帝国の基準からいっても、間違いなく美女の部類に入るだろう。
だが、おそらくまだ十代後半ではないか、とハルは当たりをつけている。
一見大人びて見えるが、顎のあたりのラインはまだ幾分あどけなさを残しているからだ。
それにしても、この体つきときたら…。
釣り鐘型に突き出した乳房は、ほとんど芸術品といっていいほどの美しさ。
そしてなめらかな下腹、きゅんと締まったウェスト、張り出した尻、むっちりした太腿から続く長くしなやかな脚…。
何よりも目を引くのは、盛り上がった豊満な乳房の頂で震えるふたつの乳首である。
右がゴールド。
左がシルバー。
ボディペイントの一種なのか、非常灯の光を反射してメタリックに光っている。
更に言えば、両方の乳輪にダイヤルのような目盛が刻まれているのも、奇妙にエキセントリックな眺めである。
「あたしに触るな」
ハルの意図を察したのか、鋭い口調でリコが叫んだ。
が、そんなことで怯むハルではない。
ここではどっちが優位に立っているのか、しっかりとその身体に教え込んでやる。
両手を伸ばし、親指と人差し指で、ふたつ同時に乳首をつまんだ。
「や、やめろ」
リコの顔色が変わった。
「そ、そこは、だ、ダメだ」
「何がダメなんだ?」
容赦なく、力を籠めた。
こよりをよじるように、右に左にじわじわとひねってやる。
「くう…」
リコがのけぞった。
あらわになった白い喉が、ぴくぴくと波打っている。
指の間で、乳首が見る間に硬くなってくるのがわかった。
限界までひっぱり、放す。
それを何度も繰り返す。
乳頭を人差し指ではじき、残りの指で乳房を根元から鷲掴みにしてやった。
つんつんと指で乳首を弾きながら、ゆっくりと乳房全体を揉みしだく。
リコの息がだんだんと荒くなる。
こめかみに汗が吹き出し、ほつれ毛がなまかしく頬に貼りついている。
右手で乳房を攻めながら、水着の紐を左手でつかむ。
この特殊な水着は、その実、Yの字型をしたただの紐だ。
へそのあたりで一本に合流したそれは、股間をくぐってTバックのように尻の割れ目に食い込んでいる。
ハルが握ったのは、その体の中心線を通る一本になった部分だった。
ぐいっと力任せに上へ引いてやる。
「あうっ」
リコの声が、喘ぎに変わった。
紐が、尻だけでなく、恥丘の間に食い込んだ証拠である。
乳房を弄りながら、水着を引っ張って陰部を刺激する。
そのコンボをしばらく繰り返すと、リコの表情に変化が生じ始めた。
「や、やめ、ろ」
口ではそう言いながら、瞳は潤み、唇がうっすらと開き始めている。
「どうした? 湿ってるぞ」
水着のクロスの部分を指でなぞって、ハルは笑った。
そこにはすでに黒い染みができていて、見ている間にもじわじわとその面積を広げていくようだ。
「拷問されながら、感じているのか?」
ハルの声に、リコが頬を赤くした。
「馬鹿な…そんなはず、ないだろ…ああっ」
返事も聞かず、勃起しきった乳首をひねり上げるハル。
リコがびくんと身をのけぞらし、自ら腰を突き出した。
水着の隙間から、とろりとした汁が滲み出てきている。
「もっと欲しいか?」
いたぶるように、ハルは訊いた。
「我慢しなくてもいい。ここには私とおまえしかいない。どうせなら、もっと素直になったらどうだ。悪いようにはしない。欲しいならほしいと、自分の口で言ってみろ」
それは異星人であるハルにしても、例外ではなかった。
銀河帝国の美醜の基準は、この地球上のそれとほとんど変わらない。
おそらくそれは、この星の住民自体、遠い昔、帝国の圧政を逃れて流れ着いた漂泊の民の末裔であるからに違いなかった。
その意味で、今、ハルは激しく嫉妬していた。
己の任務を忘れるほど、リコのボディに敵愾心を刺激されてしまっていた。
『セラフィ、悪いけど、ここからはしばらくコネクト、切らせてもらう』
頭の中で、ハルはAIの相棒に一方的にそう告げた。
『あちゃー、そらあきまへんやろ』
セラフィが呆れたように言う。
『あくまでこれは尋問で、ハルの趣味でやるもんやおまへんで』
『黙って従え。おまえが見てると思うと集中できない』
『やれやれ、何に集中するつもりなんだか』
ブレスレットの側面を指でなぞり、接続をOFFにした。
さあ、これで思う存分いたぶれる。
ハルは蛇のように目を細めて、改めて目の前の女を見た。
長い髪のよく似合う彫りの深い整った顔立ちは、銀河帝国の基準からいっても、間違いなく美女の部類に入るだろう。
だが、おそらくまだ十代後半ではないか、とハルは当たりをつけている。
一見大人びて見えるが、顎のあたりのラインはまだ幾分あどけなさを残しているからだ。
それにしても、この体つきときたら…。
釣り鐘型に突き出した乳房は、ほとんど芸術品といっていいほどの美しさ。
そしてなめらかな下腹、きゅんと締まったウェスト、張り出した尻、むっちりした太腿から続く長くしなやかな脚…。
何よりも目を引くのは、盛り上がった豊満な乳房の頂で震えるふたつの乳首である。
右がゴールド。
左がシルバー。
ボディペイントの一種なのか、非常灯の光を反射してメタリックに光っている。
更に言えば、両方の乳輪にダイヤルのような目盛が刻まれているのも、奇妙にエキセントリックな眺めである。
「あたしに触るな」
ハルの意図を察したのか、鋭い口調でリコが叫んだ。
が、そんなことで怯むハルではない。
ここではどっちが優位に立っているのか、しっかりとその身体に教え込んでやる。
両手を伸ばし、親指と人差し指で、ふたつ同時に乳首をつまんだ。
「や、やめろ」
リコの顔色が変わった。
「そ、そこは、だ、ダメだ」
「何がダメなんだ?」
容赦なく、力を籠めた。
こよりをよじるように、右に左にじわじわとひねってやる。
「くう…」
リコがのけぞった。
あらわになった白い喉が、ぴくぴくと波打っている。
指の間で、乳首が見る間に硬くなってくるのがわかった。
限界までひっぱり、放す。
それを何度も繰り返す。
乳頭を人差し指ではじき、残りの指で乳房を根元から鷲掴みにしてやった。
つんつんと指で乳首を弾きながら、ゆっくりと乳房全体を揉みしだく。
リコの息がだんだんと荒くなる。
こめかみに汗が吹き出し、ほつれ毛がなまかしく頬に貼りついている。
右手で乳房を攻めながら、水着の紐を左手でつかむ。
この特殊な水着は、その実、Yの字型をしたただの紐だ。
へそのあたりで一本に合流したそれは、股間をくぐってTバックのように尻の割れ目に食い込んでいる。
ハルが握ったのは、その体の中心線を通る一本になった部分だった。
ぐいっと力任せに上へ引いてやる。
「あうっ」
リコの声が、喘ぎに変わった。
紐が、尻だけでなく、恥丘の間に食い込んだ証拠である。
乳房を弄りながら、水着を引っ張って陰部を刺激する。
そのコンボをしばらく繰り返すと、リコの表情に変化が生じ始めた。
「や、やめ、ろ」
口ではそう言いながら、瞳は潤み、唇がうっすらと開き始めている。
「どうした? 湿ってるぞ」
水着のクロスの部分を指でなぞって、ハルは笑った。
そこにはすでに黒い染みができていて、見ている間にもじわじわとその面積を広げていくようだ。
「拷問されながら、感じているのか?」
ハルの声に、リコが頬を赤くした。
「馬鹿な…そんなはず、ないだろ…ああっ」
返事も聞かず、勃起しきった乳首をひねり上げるハル。
リコがびくんと身をのけぞらし、自ら腰を突き出した。
水着の隙間から、とろりとした汁が滲み出てきている。
「もっと欲しいか?」
いたぶるように、ハルは訊いた。
「我慢しなくてもいい。ここには私とおまえしかいない。どうせなら、もっと素直になったらどうだ。悪いようにはしない。欲しいならほしいと、自分の口で言ってみろ」
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