177 / 230
ACT12 腸詰帝国潜入作戦
#34 リコ⑭
しおりを挟む
「言われなくてもわかってるって! だからってどうすればいいんだよ!」
無理やり180度開脚させられた股の中心部を、明らかに触手の1本が狙っている。
その向こうで大ダコが残った目を欲情にぎらつかせ、オウムのくちばしに似た口をパクパクさせていた。
せめて両手が自由なら、必殺技のおっぱいビームでこんなタコ、瞬殺できるのだが、いかんせん両手首にも触手が巻きついていて、とても乳首まで指を持っていくことができないのだ。
『なんとかその触手を引きちぎるのです。VOL.2のパワーでは難しいかもしれませんが、そこをなんとか』
イオは簡単に言うけれど、タコ怪獣の腕力は半端ない強さだった。
「くぬううううううっ!」
思いっきり力をこめても数センチ伸びるだけで、事態の解決にはほど遠い。
その間にもくねりながら伸びてきた触手がリコのレオタードのVゾーンに到達し、くっきり刻まれた割れ目をゆっくり上下になぞり始めた。
「こ、こら、や、やめろ」
時ならぬ快感に襲われ、ぶるっと身震いするリコ。
ハルに凌辱されかけた名残りなのか、局部がひどく敏感になってしまっている。
相手は不気味なタコ怪獣の触手だというのに、うちはいったい何を…?
今この瞬間も、ハルはプールサイドのデッキチェアに寝そべって、タコに犯されるリコをおかずにして、悠々とオナニーに耽っているに違いない。
いけない。
このままではますますハルを喜ばせてしまう。
だってレオタードのあの部分が、なんかぬるぬるして、色が変わって…。
「あふん」
リコの喉が鳴り、甘い吐息が吐き出された。
レオタードの縁をめくり、ついに触手の先が中に侵入してきたせいだ。
くちゅくちゅといやらしい音を立て、生肉の間を冷たい触手が這いまわる。
リコは無意識のうちに自分から腰を突き出していた。
も、もう…だめ…。
好きにして…。
半ば投げやりな気分でそう思った時である。
「リコさまあ! おまたせしましたあ!」
大タコの頭のはるか上から、黒い影が降ってくるのが眼に入った。
白いレースに縁どられた黒いフレアミニを翻し、ピンクのパンティ晒して石礫のようにアリアが落ちてくる。
いや、あのゴスロリ調メイド服アーマーは、正確に言えばブラックアリアンのものに違いない。
アリアンは、両手に杖のようなものを持っている。
戦士というより、魔法少女みたいないで立ちだ。
タコの真上にさしかかると、アリアンが杖を振り上げて叫んだ。
「くらえ! メテオシュート!」
「な、なにい?」
あんぐりと口を開いたリコの眼に、
杖とともに突き出されたアリアンの両手のひらー。
その中心に燃え盛る火球が膨れ上がる光景が、CG合成のようにありありと焼きついた。
無理やり180度開脚させられた股の中心部を、明らかに触手の1本が狙っている。
その向こうで大ダコが残った目を欲情にぎらつかせ、オウムのくちばしに似た口をパクパクさせていた。
せめて両手が自由なら、必殺技のおっぱいビームでこんなタコ、瞬殺できるのだが、いかんせん両手首にも触手が巻きついていて、とても乳首まで指を持っていくことができないのだ。
『なんとかその触手を引きちぎるのです。VOL.2のパワーでは難しいかもしれませんが、そこをなんとか』
イオは簡単に言うけれど、タコ怪獣の腕力は半端ない強さだった。
「くぬううううううっ!」
思いっきり力をこめても数センチ伸びるだけで、事態の解決にはほど遠い。
その間にもくねりながら伸びてきた触手がリコのレオタードのVゾーンに到達し、くっきり刻まれた割れ目をゆっくり上下になぞり始めた。
「こ、こら、や、やめろ」
時ならぬ快感に襲われ、ぶるっと身震いするリコ。
ハルに凌辱されかけた名残りなのか、局部がひどく敏感になってしまっている。
相手は不気味なタコ怪獣の触手だというのに、うちはいったい何を…?
今この瞬間も、ハルはプールサイドのデッキチェアに寝そべって、タコに犯されるリコをおかずにして、悠々とオナニーに耽っているに違いない。
いけない。
このままではますますハルを喜ばせてしまう。
だってレオタードのあの部分が、なんかぬるぬるして、色が変わって…。
「あふん」
リコの喉が鳴り、甘い吐息が吐き出された。
レオタードの縁をめくり、ついに触手の先が中に侵入してきたせいだ。
くちゅくちゅといやらしい音を立て、生肉の間を冷たい触手が這いまわる。
リコは無意識のうちに自分から腰を突き出していた。
も、もう…だめ…。
好きにして…。
半ば投げやりな気分でそう思った時である。
「リコさまあ! おまたせしましたあ!」
大タコの頭のはるか上から、黒い影が降ってくるのが眼に入った。
白いレースに縁どられた黒いフレアミニを翻し、ピンクのパンティ晒して石礫のようにアリアが落ちてくる。
いや、あのゴスロリ調メイド服アーマーは、正確に言えばブラックアリアンのものに違いない。
アリアンは、両手に杖のようなものを持っている。
戦士というより、魔法少女みたいないで立ちだ。
タコの真上にさしかかると、アリアンが杖を振り上げて叫んだ。
「くらえ! メテオシュート!」
「な、なにい?」
あんぐりと口を開いたリコの眼に、
杖とともに突き出されたアリアンの両手のひらー。
その中心に燃え盛る火球が膨れ上がる光景が、CG合成のようにありありと焼きついた。
0
お気に入りに追加
182
あなたにおすすめの小説
Last Recrudescence
睡眠者
現代文学
1998年、核兵器への対処法が発明された以来、その故に起こった第三次世界大戦は既に5年も渡った。庶民から大富豪まで、素人か玄人であっても誰もが皆苦しめている中、各国が戦争進行に。平和を自分の手で掴めて届けようとする理想家である村山誠志郎は、辿り着くためのチャンスを得たり失ったりその後、ある事件の仮面をつけた「奇跡」に訪れられた。同時に災厄も生まれ、その以来化け物達と怪獣達が人類を強襲し始めた。それに対して、誠志郎を含めて、「英雄」達が生れて人々を守っている。犠牲が急増しているその惨劇の戦いは人間に「災慝(さいとく)」と呼ばれている。
8分間のパピリオ
横田コネクタ
SF
人間の血管内に寄生する謎の有機構造体”ソレウス構造体”により、人類はその尊厳を脅かされていた。
蒲生里大学「ソレウス・キラー操縦研究会」のメンバーは、20マイクロメートルのマイクロマシーンを操りソレウス構造体を倒すことに青春を捧げるーー。
というSFです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
銀河文芸部伝説~UFOに攫われてアンドロメダに連れて行かれたら寝ている間に銀河最強になっていました~
まきノ助
SF
高校の文芸部が夏キャンプ中にUFOに攫われてアンドロメダ星雲の大宇宙帝国に連れて行かれてしまうが、そこは魔物が支配する星と成っていた。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる