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ACT12 腸詰帝国潜入作戦
#12 リコ③
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「ハルったら、ひどすぎます。今まで仲良く暮らしてきたのに、淫者の石のことがわかったとたん、いきなりアリアのこと、殺すだなんて」
腰にしがみつき、さめざめと泣き出すアリアを抱きしめ、リコはその背中をやさしくさすってやった。
「まあ、それもある意味、しょうがないだろ。ハルはもともと宇宙刑事で、そのなんとかの石ってのを捜しにはるばる地球までやってきたんだから。別におまえのことが憎くて言ってるんじゃない。だから、ここはビュンビュン丸の言う通り、腸詰帝国の基地に潜入して、おまえの身体からそいつを取り出す技術を捜すしかないだろう」
「はあ、でも、もしダメだったら…?」
「その時はその時だ。うちがハルと直談判してやるよ」
と言いつつも、正直、リコにはハルを説き伏せる自信はない。
あの女宇宙刑事、外見からは想像もつかないほどのドSなのだ。
下手にたてをつくと、リコの身に災いが降りかかることは、まず間違いないだろう。
「わあ、うれしい! さすがリコさま!」
アリアの腕に力がこもる。
頬をぐいぐい押しつけてきた。
「好きです、大好き」
アリアのストレートな愛情表現に辟易して、リコは話題を変えることにした。
「それはそれとしてだ。さっきのはなんだ? おまえはブラックアリアンとか言ってたが。その石とやらで、本当に変身できるようになったというわけか?」
「はい」
アリアの表情に明るさが戻った。
「見てください」
学ランの前をはだけると、歳の割に豊かな胸のふくらみが現れた。
ノーブラなのだ。
アリアはその乳首の部分を指さしている。
「ほら、ここ。リコさまのとそっくりでしょ」
そんなことを言って、自慢げに胸を張った。
「マジかよ」
ミルクの匂いのしそうな真っ白なアリアの胸に顔を近づけて、リコはうなった。
アリアの言う通りだった。
アリアの乳首は、右が黒、左が白に塗り分けられている。
その周りの乳輪にダイヤルのように目盛が刻まれているところも、リコと同じである。
「これを回すと変身できるってことがわかりました。目盛が倍率を表してるのも、リコさまと同じです。リコさまの変身シーンを何度も見てるので、アリア、すぐわかっちゃいました」
「驚いたな」
『むう。信じられません』
驚いたのはリコだけではないらしく、リコの前頭葉でイオがぼそりとつぶやくのが聞こえてきた。
『これは、リコ、あなたの変身システムとよく似ています。淫者の石が、あの時偶然近くに居たあなたの変身システムをコピーしたのか、あるいはジラフとエウロパ超古代文明にもともと何か隠された関連性があるのか、そのどちらかだと思いますが…』
「やってみましょうか?」
イオの説明に気を取られていると、目をキラキラ輝かせて、アリアが言った。
「アリア、いいこと思いついちゃいました。ここでもう一度、変身し合っこしませんか? これからともに戦うためにも、ブラックアリアンとMILKYの共通点を探っておいたほうがいいと思うのです。アリア自身、もう少し変身後の能力を確かめておきたいですし」
止める暇もなかった。
すっくと立ち上がり、ぱっと学ランを脱ぎ捨てると、アリアが裸の胸に手をやった。
びっくりしたのは、アリアが学ランの下に何もつけていないことだった。
ブラだけでなく、ショーツの類いも穿いていない。
背が低く、華奢な割に適度に脂肪の乗ったその体は、アンバランスな分、ある意味成人女性のそれより淫猥だ。
「アリア、行きます」
アリアの指が、ギリっと右の乳首を回した。
そして、変身が始まった。
腰にしがみつき、さめざめと泣き出すアリアを抱きしめ、リコはその背中をやさしくさすってやった。
「まあ、それもある意味、しょうがないだろ。ハルはもともと宇宙刑事で、そのなんとかの石ってのを捜しにはるばる地球までやってきたんだから。別におまえのことが憎くて言ってるんじゃない。だから、ここはビュンビュン丸の言う通り、腸詰帝国の基地に潜入して、おまえの身体からそいつを取り出す技術を捜すしかないだろう」
「はあ、でも、もしダメだったら…?」
「その時はその時だ。うちがハルと直談判してやるよ」
と言いつつも、正直、リコにはハルを説き伏せる自信はない。
あの女宇宙刑事、外見からは想像もつかないほどのドSなのだ。
下手にたてをつくと、リコの身に災いが降りかかることは、まず間違いないだろう。
「わあ、うれしい! さすがリコさま!」
アリアの腕に力がこもる。
頬をぐいぐい押しつけてきた。
「好きです、大好き」
アリアのストレートな愛情表現に辟易して、リコは話題を変えることにした。
「それはそれとしてだ。さっきのはなんだ? おまえはブラックアリアンとか言ってたが。その石とやらで、本当に変身できるようになったというわけか?」
「はい」
アリアの表情に明るさが戻った。
「見てください」
学ランの前をはだけると、歳の割に豊かな胸のふくらみが現れた。
ノーブラなのだ。
アリアはその乳首の部分を指さしている。
「ほら、ここ。リコさまのとそっくりでしょ」
そんなことを言って、自慢げに胸を張った。
「マジかよ」
ミルクの匂いのしそうな真っ白なアリアの胸に顔を近づけて、リコはうなった。
アリアの言う通りだった。
アリアの乳首は、右が黒、左が白に塗り分けられている。
その周りの乳輪にダイヤルのように目盛が刻まれているところも、リコと同じである。
「これを回すと変身できるってことがわかりました。目盛が倍率を表してるのも、リコさまと同じです。リコさまの変身シーンを何度も見てるので、アリア、すぐわかっちゃいました」
「驚いたな」
『むう。信じられません』
驚いたのはリコだけではないらしく、リコの前頭葉でイオがぼそりとつぶやくのが聞こえてきた。
『これは、リコ、あなたの変身システムとよく似ています。淫者の石が、あの時偶然近くに居たあなたの変身システムをコピーしたのか、あるいはジラフとエウロパ超古代文明にもともと何か隠された関連性があるのか、そのどちらかだと思いますが…』
「やってみましょうか?」
イオの説明に気を取られていると、目をキラキラ輝かせて、アリアが言った。
「アリア、いいこと思いついちゃいました。ここでもう一度、変身し合っこしませんか? これからともに戦うためにも、ブラックアリアンとMILKYの共通点を探っておいたほうがいいと思うのです。アリア自身、もう少し変身後の能力を確かめておきたいですし」
止める暇もなかった。
すっくと立ち上がり、ぱっと学ランを脱ぎ捨てると、アリアが裸の胸に手をやった。
びっくりしたのは、アリアが学ランの下に何もつけていないことだった。
ブラだけでなく、ショーツの類いも穿いていない。
背が低く、華奢な割に適度に脂肪の乗ったその体は、アンバランスな分、ある意味成人女性のそれより淫猥だ。
「アリア、行きます」
アリアの指が、ギリっと右の乳首を回した。
そして、変身が始まった。
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