破滅招来乙女リコ 【アダルト】

ACT12 腸詰帝国潜入作戦

#5 アリア⑤

　始めのうちこそぎこちなかったビュンビュン丸の愛撫だったが、時間が経つにつれ動きが滑らかになってきた。
　ビュンビュン丸は、今、アリアの後ろに回り、腋の下から手を入れて、両の乳房をゆっくりと揉んでいる。
　リズミカルに乳房のつけ根を揉まれながら時折指先で乳首を触られると、もういけなかった。
「ああ、ああ、ああ」
　アリアは途切れ途切れに喘ぎ声を漏らし、身もだえするように上体をくねらせた。
　身体がインフルエンザに罹った時のように火照ってくるのがわかった。
　股の中心が洪水を起こしたようにぬるぬるする。
　他人の愛撫がこんなにも気持ちいいなんて…。
　アリアは新たな発見をした気分である。
　オナニーとの違いは、なによりもまず、相手の動きが予想できないことだ。
　微妙にタイミングを外されると、それだけでじれったさが増し、疼きを倍加させるのである。
「あん、いいよお、ビュンビュン丸う」
　アリアは甘い声を発し、股を広げにかかった。
　もう、いい頃かな。
　内腿に指を滑らせながら、思った。
　指先につまんでいるのは、例のローター、いや、淫者の石である。
　すでにもう一方の手はパンティのへりをめくり上げ、ぷっくりと盛り上がった秘所を空気に晒している。
　ビュンビュン丸の愛撫のおかげで、二枚の唇は今や放心したように間を広げ、だらだらとよだれならぬ愛液を溢れさせている。
　いつのまにか、アリアの指先で、石が振動し始めていた。
　おそるおそる、その石で、濡れそぼるスリットをそうっと撫で上げてみた。
「あふう！」
　あまりの快感に、のけぞるアリア。
「だ、大丈夫かい？」
　ビュンビュン丸が心配そうな声を出す。
「う、うん、平気…。もっと、続けて」
　ビュンビュン丸の股間のイチモツは、石膏のように硬直して、アリアの腰のくぼみに押しつけられている。
　アリアの乳を愛撫しながらそれを柔らかい肌にこすりつけ、ビュンビュン丸自身もこっそり快感を貪っているようだ。
　そんなことを考えながら、アリアはらせんを描くようにして”、石”で秘部の内壁をなぞっている。
　その石が、膣の入口に触れた時だった。
　括約筋が収縮し、内側の唇が二枚貝の外套膜のように突然広がったかと思うと、自らつるりと石を飲み込んだ。
「はあああっ！」
　異物の侵入する感覚に、ぴくんと腰を浮かせるアリア。
　あとは、一気だった。
　滝をさかのぼる鯉のように、石が体内にもぐりこんでくるのがわかった。
「あうっ、くっ、はあっ」
　アリアがうめいたのはほかでもない。
　石が大きくなっていく。
　蜜壺を押し広げるようにして、どんどんかさを増していく。
「わっ、な、なんだ？」
　ビュンビュン丸が叫んだ。
　アリアの股間が、まばゆいばかりの光を発し始めたのだ。
「あん、あん、あん、あんあんあんあんあんあんっ！」
　がくがくと、壊れた人形のようにアリアの全身が痙攣する。
　そうして、変身が始まった。