破滅招来乙女リコ 【アダルト】

戸影絵麻

文字の大きさ
上 下
112 / 230
ACT10 淫靡な特訓

#9 アリア①

しおりを挟む
 ひゃはっ、すごーい!
 初めて見るプロレスに、アリアは興奮していた。
 何より、リコの苦しむ表情がいい。
 ハルに卍固めを決められ、眉間に縦じわを寄せて苦痛に耐えるその美しい横顔。
 その後、恥ずかし固めででんぐり返しにされ、マットに頬を埋めてあえぐさま。
 もちろん、身体のほうもこの上なくエロチックだ。
 汗に濡れて光る肌。
 三角ビキニからこぼれかけ、毬のように弾む胸。
 突き出したTバックの尻などは、あまりの卑猥さについ手を伸ばしたくなるほどだった。
 だからアリアは、実況するのも忘れてリコの痴態に見入ってしまっていた。
 かろうじて職務を思い出し、カウントは取ったものの、これではいけないと反省する。
 もっと場を盛り上げて、ふたりを応援せねば。
 それにしても、”お仕置きタイム”がまた過激だった。
 そのあまりの刺激の強さに、アリアはまたしてもなぶられるリコの姿にまじまじと見入ってしまった。
 ロボットの腕のような金属製のマニピュレーターが、リコの左右の乳房を指の代わりに生えたバイブレーターでもみくちゃにしている。
 激しく喘ぎながら股を広げるリコの”中心”に、ハルが人造ペニスをつっこんでクチュクチュ音をさせて出し入れしている。
 それは先が二股に分かれているせいで、枝のほうはどうやらリコの陰核を攻めているようだ。
 見ているうちに、たまらなくなってきた。
 学ランのポケットに手を突っ込むと、あの謎のローターが熱を帯び、かすかに振動し始めているのがわかった。
 無意識のうちに取り出し、襟元から服の下に入れ、ブラの上から乳首に当ててみた。
「はふんっ」
 突き抜ける快感に、ついはしたない鼻声が漏れてしまう。
 ローターで己の乳首を愛撫しながら、アリアの眼はあられもなく凌辱され続けるリコに釘付けだ。
「もっと…もっと…」
 リコがもだえ、懇願する。
 ハルを見つめるその眼は情欲にしっとりと潤っていて、とてもセクシーだった。
 ちりちりと嫉妬の焔が胸を焼く。
 んもう! リコさまのばかあっ!
 また、そんな眼でハルを見つめたりして…。
 空いたほうの手でスカートをたくし上げ、恐る恐るショーツに触ると、悲しいかな、もうべとべとに濡れている。
 盛り上がったふくらみのあわいの筋に指を入れ、ゆっくりと上下にさすってみた。
 コリコリした真珠の粒のような突起が、隙間から顔を出している。
 ああ、アリアのクリちゃんが、こんなに…。
「何してるんだ?」
 ふいに頭の上から声が降ってきて、アリアは2,3センチ、椅子から飛び上がった。
 あわててローターをほかの玩具の間に紛れ込ませると、話しかけてきたハルに向かってにっこり微笑んだ。
「な、なんでもないですよ。リコさま、とっても気持ちよさそうだなと思って、ちょっち感心してただけですぅ」



 
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】

絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。 下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。 ※全話オリジナル作品です。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...