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第259話 異変
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あたし、どうしていいかわかりません。
ただ、すごくやばいってのだけ、わかってる。
もう、なにが何だか…。
そもそもの始まりは、1時間目。
教室に、ヤスオとケンジが遅れて入ってきた。
で、なにげに見たら、すごく変なわけ。
なんかふたりとも真っ黒な体してさ、口がこう、まん丸に開いたままで、針みたいな歯がぎっしり生えてんの。
ヤツメウナギって知ってる?
そう、たまに水族館に居るあのきもいやつ。
なんかあれそっくりでさ。
でも、教室のみんなは、そのイヘンに誰も気づいてないみたいで。
モチロン、せんせーも。
あたしひとりびっくりして眺めてたら、そのうちヤスオとケンジもそれに気づいたらしくって、じろっとこっち見てさ、
ーミタナー
って声に出さずにいうわけよ。
んもう、これだけでめっちゃこわいじゃん!
んでもって二人はせんせーに怒られながら自分の席に座ったんだけど、それがあたしの列の後ろでさ、それから授業終わるまではずっとはりのむしろ? あの気分。
で、とにかくおっかなくてたまらないんでさ、休み時間にあたし保健室に逃げ込んで、そこに隠れてた。
生理痛がひどくてとかてきとーなこと言って昼まで寝てたら、お昼休みに親友のユカが来てくれて、
「どうしたの?」
って言うから事情話したの。
そしたらさ、
「ふーん。それって、こんな顔?」
振り向いたユカの顔、なんと、あのヤツメウナギになってて…。
「ぎゃーっ!」
もうあたしパニクちゃって家に飛んで帰ってさ、今これ書いてるんだけど、あ、ママ?
ちょっと待って。
ママがお仕事から帰ってきたみたい。
ん?
ママ、どうしたの? その顔。
なんか口がまん丸になって、歯が…。
ちょ、ちょっと、マジ?
うわ、こ、こっち、こ、来ないでよ!
痛!
か、嚙みつかないで!
ただ、すごくやばいってのだけ、わかってる。
もう、なにが何だか…。
そもそもの始まりは、1時間目。
教室に、ヤスオとケンジが遅れて入ってきた。
で、なにげに見たら、すごく変なわけ。
なんかふたりとも真っ黒な体してさ、口がこう、まん丸に開いたままで、針みたいな歯がぎっしり生えてんの。
ヤツメウナギって知ってる?
そう、たまに水族館に居るあのきもいやつ。
なんかあれそっくりでさ。
でも、教室のみんなは、そのイヘンに誰も気づいてないみたいで。
モチロン、せんせーも。
あたしひとりびっくりして眺めてたら、そのうちヤスオとケンジもそれに気づいたらしくって、じろっとこっち見てさ、
ーミタナー
って声に出さずにいうわけよ。
んもう、これだけでめっちゃこわいじゃん!
んでもって二人はせんせーに怒られながら自分の席に座ったんだけど、それがあたしの列の後ろでさ、それから授業終わるまではずっとはりのむしろ? あの気分。
で、とにかくおっかなくてたまらないんでさ、休み時間にあたし保健室に逃げ込んで、そこに隠れてた。
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って言うから事情話したの。
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「ふーん。それって、こんな顔?」
振り向いたユカの顔、なんと、あのヤツメウナギになってて…。
「ぎゃーっ!」
もうあたしパニクちゃって家に飛んで帰ってさ、今これ書いてるんだけど、あ、ママ?
ちょっと待って。
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ん?
ママ、どうしたの? その顔。
なんか口がまん丸になって、歯が…。
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うわ、こ、こっち、こ、来ないでよ!
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か、嚙みつかないで!
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