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第186話 僕の妹飼育日記⑨
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妹のそばにできるだけ近寄ると、僕は心の中で愛撫の手順を反芻した。
まずは胸からだ。
いきなり粗暴な行為に及んでは元も子もない。
徐々に昂らせていき、最後には自分の口から求めさせる。
これが女体を攻略する基本というべきものなのだ。
両方の手のひらを下に向け、そっと妹の胸に置く。
軽く揉むように5本の指を動かすと、
「くすぐったい」
顔をしかめて身じろぎした。
「いいか。気持ちよくなってきたら、声を出すんだぞ」
噛んで含めるように言い、おもむろに乳房を撫で回し始めた。
ふもとの部分からゆっくりと撫でさすっていって、乳首だけ残し、またふもとに戻る。
乳房にぴたっと貼りついてその形をそっくりそのままトレースしたスクール水着は、適度に湿っていて、手のひらにしっとりと吸いつくようだ。
マシュマロみたいに柔らかい乳房を何度も何度も揉みほぐしていると、妹の表情にかすかな変化が表れてきた。
くすぐったがっているのではなく、何かに耐えるように眉根をぎゅっと寄せている。
「どうした?」
故意に乳首だけを愛撫の対象からはずし、執拗に乳房をこねまわしまがら、僕はたずねた。
薄い布を通して、妹の乳首は驚くほど硬く勃起してきている。
そろそろ潮時だろうか。
そう思った時、目を閉じたまま、妹がすねたような口調でつぶやいた。
「お兄ちゃんの、いじわる…」
僕を見上げる妹の黒目勝ちな目には、心なしか怒りに似た感情がたぎっているようだ。
いつまでじらせば気が済むの?
おそらくそう口に出したくてたまらないのだろう。
が、ここで焦ってはならなかった。
せっかくのチャンスなのである。
心ゆくまで楽しまなくては、もったいないというものだ。
僕は横目で庭を見た。
真夏の陽光を浴びて、生い茂った雑草の群れが燃えんばかりに輝いている。
時間はまだたっぷりある。
両親は、昨年結婚した姉の新居に出かけていて、きょうは帰りが遅いはずだった。
「待ってろ」
愛撫を中断すると、僕は腰を浮かせ、立ち上がった。
どうせ楽しむなら、小道具を使うというのもありだろう。
姉のことを思い出した時、ぴんと来た。
そうだ。
姉の部屋は、まだ彼女が住んでいた時のままになっている。
あそこなら、色々面白いものがあるはずだ。
いぶかしげに僕を追う妹の視線を背中に感じながら、広間を横切った。
右手のふすまを開くと、そこが姉の部屋だった。
化粧台から日焼け止めローションの瓶を取り、箪笥の引き出しを漁ってみる。
中には何も入っていなかったが、一番下の引き出しだけが二重底になっていた。
ベニヤ合板の底板をずらすと、あった。
思わず口元に笑みが浮かんできた。
たぶん、ネット通販で取り寄せたのだろう。
結婚したから不要になり、ここに忘れていったに違いない。
導線のついたプラスチックのローター。
そして、おそろしくリアルに男根をかたどったバイブレータ。
姉が夜な夜な自分を慰めるのに使っていただろう、アダルトグッズである。
これを、何も知らない妹に…・
想像するだけで、膝が震えてきた。
長い一日になりそうだ。
得物を固く握りしめたまま、ふと僕は、そんなことを思った。
まずは胸からだ。
いきなり粗暴な行為に及んでは元も子もない。
徐々に昂らせていき、最後には自分の口から求めさせる。
これが女体を攻略する基本というべきものなのだ。
両方の手のひらを下に向け、そっと妹の胸に置く。
軽く揉むように5本の指を動かすと、
「くすぐったい」
顔をしかめて身じろぎした。
「いいか。気持ちよくなってきたら、声を出すんだぞ」
噛んで含めるように言い、おもむろに乳房を撫で回し始めた。
ふもとの部分からゆっくりと撫でさすっていって、乳首だけ残し、またふもとに戻る。
乳房にぴたっと貼りついてその形をそっくりそのままトレースしたスクール水着は、適度に湿っていて、手のひらにしっとりと吸いつくようだ。
マシュマロみたいに柔らかい乳房を何度も何度も揉みほぐしていると、妹の表情にかすかな変化が表れてきた。
くすぐったがっているのではなく、何かに耐えるように眉根をぎゅっと寄せている。
「どうした?」
故意に乳首だけを愛撫の対象からはずし、執拗に乳房をこねまわしまがら、僕はたずねた。
薄い布を通して、妹の乳首は驚くほど硬く勃起してきている。
そろそろ潮時だろうか。
そう思った時、目を閉じたまま、妹がすねたような口調でつぶやいた。
「お兄ちゃんの、いじわる…」
僕を見上げる妹の黒目勝ちな目には、心なしか怒りに似た感情がたぎっているようだ。
いつまでじらせば気が済むの?
おそらくそう口に出したくてたまらないのだろう。
が、ここで焦ってはならなかった。
せっかくのチャンスなのである。
心ゆくまで楽しまなくては、もったいないというものだ。
僕は横目で庭を見た。
真夏の陽光を浴びて、生い茂った雑草の群れが燃えんばかりに輝いている。
時間はまだたっぷりある。
両親は、昨年結婚した姉の新居に出かけていて、きょうは帰りが遅いはずだった。
「待ってろ」
愛撫を中断すると、僕は腰を浮かせ、立ち上がった。
どうせ楽しむなら、小道具を使うというのもありだろう。
姉のことを思い出した時、ぴんと来た。
そうだ。
姉の部屋は、まだ彼女が住んでいた時のままになっている。
あそこなら、色々面白いものがあるはずだ。
いぶかしげに僕を追う妹の視線を背中に感じながら、広間を横切った。
右手のふすまを開くと、そこが姉の部屋だった。
化粧台から日焼け止めローションの瓶を取り、箪笥の引き出しを漁ってみる。
中には何も入っていなかったが、一番下の引き出しだけが二重底になっていた。
ベニヤ合板の底板をずらすと、あった。
思わず口元に笑みが浮かんできた。
たぶん、ネット通販で取り寄せたのだろう。
結婚したから不要になり、ここに忘れていったに違いない。
導線のついたプラスチックのローター。
そして、おそろしくリアルに男根をかたどったバイブレータ。
姉が夜な夜な自分を慰めるのに使っていただろう、アダルトグッズである。
これを、何も知らない妹に…・
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