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第97話 悪ふざけもほどほどに
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授業中、暇だったので、シャープの先っぽで、前の席の女子の背中を刺してやった。
とたんに、
「痛てえな! 何すんだゴラアッ!」
薄いブラウスの生地いっぱいに浮かび上がった夥しい数の眼玉が、一斉に僕を睨んで叫んだ。
「ご、ごめん」
僕は土下座して詫びた。
忘れてた。
彼女は”妖怪百目”だったのだ。
とたんに、
「痛てえな! 何すんだゴラアッ!」
薄いブラウスの生地いっぱいに浮かび上がった夥しい数の眼玉が、一斉に僕を睨んで叫んだ。
「ご、ごめん」
僕は土下座して詫びた。
忘れてた。
彼女は”妖怪百目”だったのだ。
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