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第82話 竹取戦線①
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天上界で不倫の罪により、地球に島流しにされたかぐや姫。
生体改変装置により幼女体型に戻された彼女は、着陸後、竹の筒型宇宙船のなかで気を失っていた。
そこに現れたのは、地元では絶倫爺との異名を誇る竹取の翁である。
「ひひひ、わし好みの幼女発見。思う存分調教してやろうぞ」
竹取の翁に拉致されたかぐや姫は、座敷牢に入れられ、老人に凌辱の限りを尽くされた。
3か月も経つと、生体改変装置の影響は薄れ、かぐや姫は元のような絶世の美女へと急成長した。
ある日、いつものように夜這いをかけてきた爺を必殺の回し蹴りで昏倒させると、着の身着のままの姿で、座敷牢を抜け出した。
「なんとしてでも天上界に帰らねば」
それには、宇宙船を直す技師が必要だ。
そんな凄腕の技師が存在するとすれば、やはり京だろう。
幸か不幸か、かぐや姫が監禁せ活を送っていた翁の屋敷は、奈良の吉野に位置していた。
京まで徒歩で行けぬこともない。
昼間は杉林に身を隠し、夜を徹して歩き、もう少しで京都というところまで来た時である。
「もしやそなたは、天上界の姫ではあるまいか」
突然声をかけられ、かぐや姫は文字通り一寸ばかり宙に飛び上がった。
生体改変装置により幼女体型に戻された彼女は、着陸後、竹の筒型宇宙船のなかで気を失っていた。
そこに現れたのは、地元では絶倫爺との異名を誇る竹取の翁である。
「ひひひ、わし好みの幼女発見。思う存分調教してやろうぞ」
竹取の翁に拉致されたかぐや姫は、座敷牢に入れられ、老人に凌辱の限りを尽くされた。
3か月も経つと、生体改変装置の影響は薄れ、かぐや姫は元のような絶世の美女へと急成長した。
ある日、いつものように夜這いをかけてきた爺を必殺の回し蹴りで昏倒させると、着の身着のままの姿で、座敷牢を抜け出した。
「なんとしてでも天上界に帰らねば」
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