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第4話 転生! 凌辱学園

#84 傷心のエロ女教師⑨

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「あれ? もう、逝っちゃったんですか?」

 杏里の豊満な乳房を両手の掌ですくい上げ、親指の先で乳首をこね回しながら、呆れたように美和が言った。

「う、うん…」

 杏里は肩で息をして、洋式便器の便座に座り込んだままだ。

「しょうがないなあ…まだお楽しみはこれからだったのに」

 美和は心底から残念そうな表情だ。

 が、なにげなく向けた視線が杏里の股間で止まると、

 ん?

 と言いたげに細い眉を吊り上げた。

「あら? ところで笹原先生、そのお股の間からのぞいてる白いもの、それ、なんですかあ?」

「え?」

 そのひと言に、杏里はハッと我に返った。

 いけない!

 美和に子宮を見られたりしたら、それこそ元の世界の時と同じ目に…。

「な、なんでもないわ」

 急いで子宮を指先で膣口の中に押し返す。

 ずっと奥まで押し込むと、すぽっと何かに嵌まる感触がして、もう外にはみ出てこなくなった。

「怪しいですね」

 美和が目を光らせて、杏里のむっちりした白い太腿と太腿の間をのぞきこもうとした。

「ひょっとして、今のが先生のオナニーの秘密なんじゃないですか?」

 図星だった。

 今になって、杏里も思う。

 異世界転移したあの日の朝、美和がこのトイレで聞いたという杏里のアクメ声。

 あれはおそらく、子宮オナニーによるものだったのだ。

 向こうの世界でみいと紗彩に子宮を弄られ、逝った瞬間に転移が起こったのだとしたら…。

 転移直後で意識がはっきりする前に、その余韻で無自覚に子宮オナニーに耽ってしまった可能性は十分にある。

「変なこと言わないで」

 杏里は便座から腰を上げると、のろのろとパンティを引き上げた。

 お尻のサイズまで大きくなっているらしく、上まで上げても割れ目の半分までしか隠れない。

 美和の手から乳房を取り戻し、ずり下げていたブラを上げて毬のようなふたつの肉球を中に押し込んだ。

 胸の隆起が大きすぎ、ブラウスのボタンは上の二つが留まらない。

「もう行きましょ。いつまでもこんなところに居たら、誰かに見つかった時、怪しく思われるもの」

「美和は別にかまわないんですけどね」

 杏里のルージュを唇につけたまま、意味ありげににたりと笑う美和。

「でも、今回はここまでとします。いずれ、またお近づきになれる機会が来ると思いますから。ふふっ、今度は鬼龍院先生も仲間に入れて、3人でプレイするってのはどうですか?」

「馬鹿なこと言わないで」

 顔がカッと赤くなるのがわかり、杏里は急いで個室を飛び出した。

 そんなことは、許されない。

 小走りに廊下を急ぎながら、思った。

 美衣の存在を知ってしまった以上、私はこれ以上、身体を汚すわけにはいかないのだ。

 この世界の美衣は、杏里の知っているペットロイドのみいとは違う。

 正真正銘の人間の少女で、しかも極めつけの清純派なのである。

 あの美衣に気に入られるためには、よほど節制した生活を送らないと…。

 だから、本当は、こんな時に子宮オナニーなんてするべきではなかったのだ。

 どうせするなら、美衣の心をつかみ、身体の関係になった後、彼女を相手にでないと、意味がない。

 ほうほうの体で職員室にたどりつくと、ひとりだけ残っていた那智が事務机から顏を上げて杏里を見た。

「笹原先生、聞いたわ。女子レスリング部の顧問のこと。悪いこといわないから、断ったほうがいいと思うけど」

 立ち上がるなり、真顔でそう言った。

「え? ど、どうしてですか?」

 反射的に訊き返す杏里。

 断れるものなら、自分だってそうしたい。

 でも、那智自らがそんな忠告をしてくるなんて…。

 なんだかすごく嫌な予感がする。

「あの部はね、部員こそ少ないものの、全員筋金入りのレズビアンなの。しかも、乱交プレイが大好きときてるから、みんな、身が持たなくて…。これまで何人の顧問の先生が、その毒牙にかかって退職に追い込まれたことか」

 深刻そうに太い眉をひそめ、那智が深いため息をついた。



 

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