上 下
376 / 475
第4話 転生! 凌辱学園

#38 恥辱まみれの歓迎会⑯

しおりを挟む
 バスが旅館に着いた時には、杏里はすでに意識を半分なくしかけていた。

 狭い座席にシートベルトで縛りつけられたまま、全身の穴という穴を那智にまさぐられ、その執拗な愛撫に何度も何度もイカされてしまったからである。

 部屋は那智とふたりの相部屋だった。

「うふふふっ、やっとふたりきりになれたわね」

 畳の床にくずれ落ちた杏里に、なおも那智が襲いかかろうとする。

 ジャージを脱ぎ捨て、自らも裸になろうとした時だった。

「鬼龍院先生、校長先生がお呼びです。なんでも、宴会の出し物のことで、打ち合わせをしたいとかで」

 若手教師のひとりが、ドア越しに廊下からそう声をかけてきた。

「ちっ! いいところだったのに!」

 いまいましげに舌打ちして、出ていく那智。

 助かった…。

 杏里はのろのろと身を起こした。

 今のうちに、シャワーを浴びたい。

 切にそう思った。

 身体じゅうが那智の唾液と自分の汗、そしてなによりあふれ出た愛液でべとべとなのだ。

 ノーブラ・ノーパンはあきらめるしかなさそうだった。

 ブラウスから乳首が透けて見えようと、この際仕方がない。

 もう、隠すすべがないのだから。

 ならばせめて、体を清潔にしておかなければ…。

 幸い、和室にもかかわらず、部屋には簡易なユニットバスが付属していた。

 生理中で大浴場に入れない女性客を慮ってのことだろう。

 杏里は安堵の吐息をつくと、那智が戻る前に済ませようと急いで浴室に入り、全裸になった。
 
 バスルームの鏡に自身のヌードを映しながら、シャワーの蛇口をひねる。

 予想はしていたが、大人杏里の肉体は高校生杏里の時より更にボリューミーに成長し、胸も尻もひと回りは大きくなっているようだ。

 にもかかわらず、腰はきゅっとかっこよくくびれ、手足も適度に脂が乗ってはいるものの、決して醜いほどの太さではない。

 なにより危険だと思うのは、身体が成熟しきっているのに、顔はまだ童顔のままだという事実である。

 杏里は少々丸顔で、男好きのする垂れ目をしている。

 高校生の時と違い、黒髪を長く伸ばしているからぱっと見は歳相応に見えるが、よく観察してみると、顔立ち自体は元の世界の高校生杏里と変わっていない。
 
 なんせ中身が子どものままなので、その精神年齢が顔に出ているのかも知れなかった。

 熱湯をつやつやの柔肌に吹きつけていく。

 お湯の球が数珠繋がりになり、深い胸の谷間から平らな腹、そしてつるんとした無毛の陰部へと流れていった。

 お湯が汗ばんだ肌に、気持ちいい。

 それに、私の身体、なんて素敵なの…。

 鏡を眺めているだけで、欲情してきた。

 片足を上げ、指を股間の秘裂の狭間に突っこんで内部をさらし、鏡に映してみる。

 サーモンピンクの肉が脈動しているのが、はっきり見えた。

 媚薬入りバンドエイドと那智の愛撫のせいで、クリトリスが信じられないほど肥大してしまっている。

 人差し指の腹で皮の剥けた先端に触れると、なんともいえぬ恍惚感がさざ波となって全身に広がった。

 いけない…。

 杏里はゆるゆるとかぶりを振った。

 こんなところでオナニーして、うっかり子宮を出してしまったら…。

 そんなところを那智に見つかったら、それこそ身の破滅だ。

 未練がましく手を引っ込めた時、廊下のほうからまた声がした。

「笹原先生、宴会の準備が整いました。今すぐ大広間に来てください」

 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

処理中です...