そんなお口で舐められたら💛

第3話 ずっとあなたとしたかった

#153 不機嫌な下僕⑯

「じゃあ、取り急ぎ、お食事ね」

　恥じらいを目元に浮かべ、紗彩が言った。

　和服の襟元からのぞく白い肌が、やけになまめかしい。

「シャワーを浴びたら、ふたりとも、食堂に来てちょうだい。あ、みいは、杏里ちゃんの衣装、用意するのを忘れずにね」

「はあい」

　腰をくねくねさせながら紗彩が部屋を出ていくと、みいがこにこしながら杏里に抱きついてきた。

「よかったですね。今度は紗彩さまも入れての3人プレイですよ。ご主人おふたりを同時にお相手するの、みい、初めてです。なんだかとってもどきどきしちゃいます！」


　子宮を元に戻すのは、意外と簡単だった。

　指で膣口を広げ、別の指でゆっくり押し込んでいくと、かなり入ったところで軽い手ごたえがあり、それでも押すのを続けると、ある地点で抵抗がなくなり、そこから先はつるんと自動的に奥の間隙にはまりこんでくれたのだ。

　ほっと吐息をついて、みいに続き、バスルームに入った。
　
　シャワーで互いの乳房や陰部にお湯を当て合い、しばしたわむれた後、脱衣所で身体を拭いた。
　
　バスタオルは新品のふかふかのやつで、火照った身体にひどく心地よかった。

「これが朝食用の衣装です」

　杏里が身体を拭き終えるのを待って、みいが脱衣かごから薄い絹のような布を取り上げた。

　広げてみると、エプロンだった。

　ただし、向こう側の景色がほとんどそのまま見えるほど、スケスケである。

「なあに、これ？　エプロンみたいに見えるけど？」

　杏里が訊くと、

「そうです。エプロンです」

　みいが、真顔でうなずいた。

「これを裸の上につけて食事をするのが、紗彩さまのおうちのマナーなのです」

「え？　ひょっとして、それってうわさの裸エプロンってやつ？」

「はい。世間ではそう呼ばれているようですね」

　みいにならって、さっそくつけてみた。
　
　丸く張った乳房も、ピンクの乳輪も、まだ勃起している乳首も、みんな透けてしまっている。

「これじゃ、つけてる意味、ないかも」

　杏里が言うと、みいがかぶりを振った。

「それがそうでもないのです。この薄布一枚で、女性の身体はより神秘的に見えるのです。特に紗彩さまは…」

　そこまで言って、ぽっと頬を染めるみい。

　その表情の意味するものに、杏里は一瞬、すっぱい嫉妬を覚えた。

　そして、思った。

　もしかして、これからの3P。

　みいをめぐっての、私と紗彩さんの戦いになるのかも…。